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チェコ・プラハ特派員ブログ

~PRAGUE LOCAL GUIDE~

ART SUVIVE BLOG
「クリエイティブに世界をサバイブする」をテーマに、チェコを中心としたヨーロッパのアートシーンや、アーティストサバイブ情報などを発信中
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アートサバイブログ
居住地:
ヨーロッパ>チェコ>プラハ
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アートメディア「アートサバイブログ」にて、チェコを中心としたヨーロッパのアートシーンや、アーティストサバイブ情報などを発信中です。
他にも、チェコを中心とした中欧・東欧で通訳やコーディネート等のお手伝いをしております。こちら以外にも様々なサポートを承っておりますので、気になることがございましたら、お気軽にメールにてお問合せください。

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【チェコ】クトナー・ホラを訪れて
エリア:
  • ヨーロッパ>チェコ>チェコその他の都市
テーマ:観光地 世界遺産 歴史・文化・芸術 
投稿日:2024/05/26 23:58
コメント(0)
プラハから電車で1時間ほど、チェコの中央ボヘミア地方に位置するクトナー・ホラ(Kutna Hora)に行ってきました。
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銀の街として栄えたこの街は、中世において最も重要なチェコの王都の1つでした。
現在では多くの観光客が訪れ、重要な都市保護地域はユネスコの世界文化遺産に登録されています。

少し不気味な納骨堂、巨大なステンドグラスが美しい教会、チェコ共和国2番目に大きなギャラリー。
見どころ満載なスポットと歴史をもつクトナー・ホラを紹介していきます。
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まず行っていただきたいのはセドレツ納骨堂です。クトナー・ホラ郊外のセドレツにある小さなセドレツ礼拝堂。一見見たらごく普通の教会ですが、こちらは骨の礼拝堂として知られています。
というのもこの中には約40,000人分の人骨が存在しています。

しかもその人骨で、シャンデリア、ピラミッド、十字架、紋章などの装飾は、他に類を見ないものとなっているでしょう。
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保存されているのはペストとフス戦争で犠牲になった方々の骨です。大量の人骨を目の当たりにした時は恐ろしくもありますが、神聖な土地とされたこの場所に、多くの方が埋葬されることを希望していたとこを考えると、また違う気持ちでこの教会を見ることができると思います。
内部の写真撮影はできないため、実際にその目でこの圧巻さを確かめていただきたいです。
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納骨堂の近くにあるレゴ博物館にてその概要が再現されていました。まさにこのように骨の祭壇やレリーフなどがありました。
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教会を囲む美しいお墓も見るべきポイントの一つです。

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【公式HP】
セドレツ納骨堂:https://www.sedlec.info/kostnice/
レゴ博物館:https://museumofbricks.cz/muzeum/kutna-hora

次に聖バルバラ教会です。
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ゴシック建築の代表作であり、クトナー・ホラのシンボル的存在です。

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1388年に建設が始まりましたが、完成までには500年以上がかかりました。
鉱山労働者の守護聖人である聖バルボラに捧げられ、その壮大なデザインと教会の壁を取り囲む大きな美しいステンドグラスが特徴です。
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天使たちが集う大きなパイプオルガンと

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2階から望む景色も美しく印象的です。

【公式HP】
聖バルバラ教会:https://chramsvatebarbory.cz/en/about-the-cathedral/

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そして中央ボヘミア地方ギャラリー、GASK(Galerie Středočeského Kraje)です。

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GASK は、20 世紀から 21 世紀の美術を中心としたギャラリーです。 2フロア3区画の敷地内では、さまざまな企画展が開催されるほか、コレクションの常設展示も行っています。
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訪れた際には、チェコアニメの巨匠として知られるヤンシュヴァイクマイエルと、同じくアーティストで彼の妻であるエヴァシュヴァイクマイエルの作品展が行われていました。
立体、絵画、映像など多岐にわたる作品がかなりのボリュームで展示されていました。

また1階スペースには多くの若手アーティストの作品も展示されており、アートの今を知りたい方にもおすすめのギャラリーです。
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【公式HP】
GASK:https://gask.art/#
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最後に、夜のクトナーホラも昼間とは違った雰囲気を楽しめました。

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いかがでしたでしょうか。
今回紹介した他にも美しい建造物や歴史的な場所もたくさんあります。チェコでの旅行を考えている方はプラハだけでなく、クトナー・ホラにも足を伸ばして楽しんでください。
タグ:
クトナー・ホラ チェコ プラハ GASK 納骨堂 

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ガラスビーズやボタンの街、ヤブロネッツ・ナド・ニソウ ガラス・ジュエリー博物館
エリア:
  • ヨーロッパ>チェコ>チェコその他の都市
テーマ:観光地 その他 歴史・文化・芸術 
投稿日:2024/04/14 21:27
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皆さんこんにちは。
今日は、プラハから100キロ離れたポーランドとに程近い、ガラスビーズやボタンの街、Jablonec nad Nisouの「ヤブロネッツ・ナド・ニソウ ガラス・ジュエリー博物館」に行ってきました。
ヤブロネッツ・ナド・ニソウは、日本でも知る人ぞ知る、「ガラスボタン」や「ガラスビーズ」の街として有名です。
街には、何軒ものビーズ屋やガラスジュエリーのお店が点在しています。
その中心にあるのが、「ガラス・ジュエリー博物館」です。
ウェブサイト:https://www.msb-jablonec.cz/

今日は知り合いのスロバキア人ガラス作家、Patrik Illoさんの展示をみに行きました。
https://www.msb-jablonec.cz/vystavy/pripravujeme-novou-vystavupatrik-illo-arterie


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この博物館(日本にとっては美術館にあたります)は、この街もしくは周辺の歴史的ガラス工芸作品を収集している博物館で、チェコで最もガラスジュエリーのコレクション数を誇る場所です。
私が訪れた時はなんと世界で最もコレクション数が多い、「ガラス製のクリスマスオーナメント」の展示もしていました。
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チェコではクリスマスになるとクリスマスツリーが全ての家族の家に飾られると言っても過言ではありません。そしてそのツリーにはいつも、ガラス製のオーナメントが飾られるのです。
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ヤブロネッツへは、プラハからバスでも電車でも2時間程で行くことができます。ぜひ日帰りでも簡単にいけますので皆さんも行ってみてください!
タグ:
ガラス ガラスボタン ガラスジュエリー ヤブロネッツ 

SAPA
プラハのベトナム、SAPAに行こう!
エリア:
  • ヨーロッパ>チェコ>プラハ
テーマ:買物・土産 観光地 グルメ 
投稿日:2023/04/06 04:51
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今日はプラハ4区にある、期待を越えるベトナムマーケット、SAPA(サパ)を紹介します。
SAPA
■サパとは
サパの名前はベトナムにある町の名前に由来していますが、チェコでSAPAと言えばチェコ人は誰でもが知っていると言っても過言ではない、「ベトナム人街、ベトナムマーケット」として知られています。
このマーケットは、一般人も買える食品売り場や、お寺、レストラン、その他美容室や小さな会社が沢山点在しているのですが、メインの仕事は「ヨーロッパで一番大きいベトナムB2B用の卸売市場」として頑張っています。ですので、チェコ周辺国からベトナム人が大きなバンの車を運転して、この市場で大量の食品や商品を車に積んでいる姿をよく目にします。
SAPA
■チェコのベトナム人
チェコ以外の他国では中国人が多いイメージを皆さん持っているかもしれません、しか旅行者以外でチェコにいるアジア人のほとんどはベトナム人なのです。
1000千万人のチェコの人口に対して、ベトナム人はなんと8万人もいます。ちなみにチェコのコンビニのほとんどはベトナム人が経営しており、その数2000件と言われています。
共産主義時代にベトナムも共産圏であったことから、ベトナム人へのチェコへの移住が比較的容易だったようで、現在はそのベトナム移民の第三世代がネイティブチェコベトナム人として活躍しています。
SAPA
■ベトナム人街SAPA
そんなサパには様々な魅力があります。
まずは「完全にベトナムへ来た」と感じられるところです。仕事をしている人とメインの顧客はベトナム人です。ローカルのチェコ人が外国人旅行者に見える程、プラハの中心地とは違いベトナム人しか見えません。
次に、店の作り、商品、食べ物、その空気の匂い全てがベトナムらしい、というところです。決して衛生的とは言えない店やレストランに身を置くと、「本当にアジアだ、、」という感覚に陥ってしまいます。
そしてプラハ中心地では食べられない最もローカルなベトナム料理、日本でも買えなそうなアジアン食材が購入できることです。サパには20〜30程の屋台食堂があります。一階の訪問でどこが美味しそうかを探すこともイベントの一つになるかもしれません。
食材市場では、ドイツなどから直送で運ばれてきただろう生きた魚や蟹などが売られていますし、見たこともない野菜や加工食品が売られていて、アジア人としてテンションが上がってしまいます。
SAPA
■マーケットの状況
英語やチェコ語が不慣れな方が多いのか、話すことにシャイな感じがしますが、ここにいるベトナム人の皆さんはとても優しい感じがします。私は何度もここに来ていますが、昔から全く変わることない盛況ぶりで、特に嫌な思いもしたことはありません。
車ではなくバスなどでここに行く人は、マーケット内がとても広いので、食事などの時間も含めてトータル2ー3時間くらい楽しめるかなと思います。

■まとめ
一般的には知られていないチェコにおけるベトナム文化。そのビジネスのメッカがここにはあります。ヨーロッパに来てベトナムに行く、そんな面白い状況を裏切ることない体験がここではできるはずです。バスなどを乗り継ぎ少し時間がかかりますが、是非ランチやアジアン食材の購入にはお勧めです。

ウェブサイト:https://www.sapa-praha.cz/

プラハティツェドカン
南ボヘミアの古都で感じる歴史
エリア:
  • ヨーロッパ>チェコ>チェコその他の都市
テーマ:観光地 街中・建物・景色 歴史・文化・芸術 
投稿日:2022/12/14 20:54
コメント(0)
プラハから南へ150キロ程南に離れた所に南ボヘミアの古都、プラハティツェはあります。
プラハティツェMAP
日本でもお馴染みのビール、バドワイザーの発祥地として知られるチェスケー ブジェヨヴィツェの西約 30km に位置しています。

朝森

シュマヴァの森、リビン山や ジヴニー川に囲まれる
自然豊かな「ボヘミアン フォレスト」の町です。

トーテム

約9世紀頃に集落が作られ、1381年にローマ王に即位したヴァーツラフ4世が輸入された塩を貯槽し販売する権利をプラハティツェに与えたことにより15世紀末から16世紀に栄え、現在は約11,000人の住民が住んでいます。町の中心地は中世的な古都があり、都記念碑の保護区として法律で保護されています。

朝城

市街地 では14世紀に建てられた聖大ヤコブ教会、1571 年に建てられたルネサンス様式の旧市庁舎、プラハティツェ博物館では中央ヨーロッパで最大の日時計を見ることができます。

昼の城

15 世紀からのフス戦争、ローゼンベルク家の支配、16世紀には皇帝ルドルフ 2 世、17世紀のエッゲンベルク家の所有となったりと、プラハティツェは常に政治的および経済的状況な狭間にあった町と言えるでしょう。

歴史的中心部は 17 世紀と 18 世紀の経済生活の停滞により、今も多くのルネサンス様式の建物が 1981 年以降、都市記念物保護区として保護されています。

夜の城

また、1918 年までこの町はオーストリアハンガリー帝国 の一部であり、第二次世界大戦が終わるまではナチス政権下にあった国でもありました。1945 年以降ロシアのお陰でドイツ人は追放され、それに代わり共産主義体制となりました。

戦車の道

共産主義時代ではオーストリアとドイツの国境沿いにあるこの町には、Tankovka(タンク通り)と言われる戦車専用のコンクリートの道が今も面影を残しています。

上空

当時の軍用倉庫なども現在では他の用途に使われ、現在町には共産主義時代の建築(パネラークと言われる集合住宅)とルネッサンス建築が共存しています。

建物


ビル

このような時代背景があるところですが、現在の町はとても静かで美しく、中心地には観光地や美味しいお店も立ち並んでいます。
今回、地元のガイドの方に案内してもらいながら、このまちでオススメなお店にも連れて行ってもらったので紹介したいと思います。

【ガイドさんオススメ!プラハティツェの美味しいお店】
お茶

■Cajovna U hrusky
世界中のお茶を集めた茶屋で、建物の地下を改装した店内は、迷路の様に奥深くまで店内が広がっています。

フンギ
■Pizzeria Primaveraはこの町一番のピザ屋という定評があり、私が選んだフンギピザ(きのこのピザ)もとても美味しかったです。


ワイン
■Pivovar Prachatice
この町唯一のビール醸造所であり、大人気の飲み屋としても常に人が沢山います。Prachaticeの冠ビールはクラシックな苦いチェコビールとは違い、柑橘系フレーバーのクラフトビールの様な、とても飲みやすいながら濃いビールを提供してくれます。その場で飲む生ビールももちろんお勧めですし、お持ち帰り用のビールも購入できます。

皆さんにも是非プラハやチェスキー・クルムロフ以外のチェコの素晴らしい町の歴史や景色を楽しんでもらえると嬉しいです。

Signal Festival
チェコの芸術の秋を彩るライトアートイベント、Signal Festivalに行ってみよう!
エリア:
  • ヨーロッパ>チェコ>プラハ
テーマ:観光地 お祭り・イベント 歴史・文化・芸術 
投稿日:2022/11/30 23:53
コメント(0)
毎年10月芸術の秋真っ盛りにチェコで最も大規模で多くの人が集まるアートイベント、Signal Festivalシグナルライトフェスティバルがプラハで行われます。
シグナルライトフェスティバルとは野外ライトアートイベントです。ライト、つまりLEDやプロジェクションマッピングなどでプラハの教会や広場、その他の公共スペースを光の世界に変えてくれるイベントです。六本木アートナイトのように夜をメインとして行われ、週末4日間だけのイベントであることから、アートファンから観光客まで以上なほどに人が出歩くプラハの夜となります。

開催場所

■フェスティバル会場
会場場所はプラハ1区を中心に、街の至る所でライとアップされています。
少し肌寒くなったプラハの夜をある目的を持って練り歩くのは皆好きなようで、この道に沿って普段はありえないほどの人たちが夜の散歩を楽しんでいます。こういう時こそ皆さんスリには合わないように気をつけてくださいね。
公式HP
今回は日本人は一人、過去の参加アーティストにも沢山日本人が活躍していることが伺えます。

作品1

■展示内容
展示は入場券が必要な場所とタダで見られる場所があります。今回私たちはタダで見られるとこだけを散策しました。街を歩いて作品を見ているだけでも数時間はかかります。

作品2

こちらは地図上2作品クラゲのような丸い球と布が舞っているます。

作品3

こちらは国民劇場横の広場にある3の作品。立方体の中で3mくらいのミラーボールにLEDライトが反射してそれをさらに他の鏡が反射し、立方体の中がライトの変化する光線ですごいことになっていました。

作品5

5のこちらも写真ではわかりにくいですが、CVUTというプラハにある建築工科大学の学生達の作品で、ロボットが人の動きを感知して動いたりライトを発したりするようです。ロボットなどのヒューマノイドの研究が行われる昨今、こういったテクノロジーの使い方、センスが何より大切であることを感じました。


■最後に
写真との実際の夜プラハとライトアートはとてもギャップがある程の違いです。
動画リンクもここに貼っておきますのでぜひご覧ください。
是非10月にプラハに来られた方はシグナルに立ち寄ってみてください!

PR
Signal Festival ※事前にチケットを予約すると待たなくて入れるようです。

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