岩手県の桜の名所教えます！〜県南編

南北に長い岩手県。
桜の種類や地域によって開花時期が違うため、約１ヶ月間に渡って県内各地で桜を楽しむことが出来ます。
そこで、今回から３回にわたって岩手県の桜の名所をご紹介します。
今回は県南編!


厳美渓（げんびけい）の桜：一関（いちのせき）市



厳美渓は岩手県一関市にある渓谷です。
栗駒山を水源とし，２キロにわたって巨大な岩が並ぶ厳美渓は，国の名勝及び天然記念物に指定されています。



厳美渓の名物といえば、「空飛ぶだんご」として知られるかっこうだんごです。
渓谷の休憩場から籠にお金を入れて木槌で注文の合図をすると、渓谷を挟んだ対岸のお店からロープを伝って、30秒程で団子とお茶が到着します。



現在、厳美渓の両岸には約50本ほどの桜の木があります。
これらの桜は藩主であった伊達政宗が自ら植えたと言われており、樹齢350年を越えると言われています。
政宗公の雅号である「貞山公」にちなんで「貞山桜（ていざんざくら）」と呼ばれています。

平泉の桜:平泉町



世界遺産・平泉には桜の名所が沢山あります。
平泉の真ん中を走る旧国道4号もその一つです。
約1.5kmに渡り続く桜並木は、満開の時期には“桜のトンネル”となり、幻想的な景色が広がります。



毛越寺（もうつうじ）から達谷窟毘沙門堂（たっこくのいわやびしゃもんどう）に向かう途中にあるエドヒガンザクラは樹齢350年程と言われており、平泉の天然記念物に指定されています。


国道397号線桜の回廊：奥州（おうしゅう）市



奥州市胆沢（いさわ）区の国道３９７号沿いの桜並木は約7ｋｍにわたり、「桜の回廊」として知られています。
ソメイヨシノや八重桜、紅山桜など約600本の桜が立ち並ぶ見事な景観は、多くの観光客の目を楽しませてくれます。



桜並木が道路を包み込むよう咲くため、まさに桜のトンネルとなります。
ドライブしながら楽しめる桜スポットとしても人気です。


◇いさわ水の郷さくらまつり◇
会期：2021年4月中旬（予定）
https://www.oshu-kankou.jp/event.html#anc2



北上展勝地：北上市



北上展勝地は「みちのく三大桜名所」の一つで、２０２１年に開園100周年を迎えます。



約２kmにわたって広がる桜並木をはじめ、約150種類、約1万本もの様々な桜が、4月中旬から5月中旬までの長い期間に渡って花を咲かせます。



さくらまつりの名物となっているのが鯉のぼり。
期間中、300匹の鯉のぼりが北上川を泳ぎます。
※令和3年度は感染症拡大防止の観点から、観光馬車および観光遊覧船、北上川渡し舟の運行を中止いたします。


◇北上展勝地さくらまつり◇
会期：2021年4月15日(木)〜5月5日(水・祝)（予定）
https://kitakami-kanko.jp/sakura/




お出かけの際は、必ず最新の情報を確認し、手洗い・消毒・マスク着用など感染症拡大予防をとっていただいた上で、楽しく過ごして下さい。

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