-
エリア:
- 東北 > 岩手 > 二戸
-
テーマ:
- 歴史・文化・芸術
このたびの令和元年台風19号により被害に遭われた方々並びにご家族ご関係者様に対し、謹んでお見舞いを申し上げます。
青岩秋子です。
岩手県の県北にある二戸(にのへ)市は青森県、秋田県と接する県境の町。自然が豊かで新幹線の停車駅もあり、北東北の拠点の一つとなっています。
この二戸には日本一のものがあるんですよ〜☆
二戸駅からバスで約30分の二戸市浄法寺(じょうぼうじ)町にある『滴生舎(てきせいしゃ)』へおじゃましました。こちらではこの辺りで獲れる浄法寺漆を使った漆器を製造、展示、販売をしています。
掻き傷のある、漆の木が看板になっていますよ。
店内には様々な形の椀や皿、箸などが並んでいます。
ほとんどが赤と黒の単色で、模様のないものが多く、デザインがシンプルですね〜。
現在、国内で流通している漆はほとんどが外国産で、国産のものは全体の約3%。そのうちの70%がここ二戸市の浄法寺産なんですって!まさに日本一の漆産地なんです。
隣の工房で、漆塗りの作業の様子をガラス越しに見ることができました。
漆のサンプルや道具、浄法寺塗ができるまでの行程も展示してありましたよ。
浄法寺塗につながる漆器作りが始まったのは平安時代だとか。
地元の人たちが「御山」と呼ぶ古刹・天台寺の僧侶たちが漆器を作り、それが民衆に浸透したものということで、一般の人が日々の食事に使う器として受け継がれてきた工芸品です。
使うほどに手になじみ、ツヤが出てくるのも浄法寺塗の良さだそうです。
使ううちに欠けたり、傷がついたりすると修理、塗りなおしもしてもらえますよ。
漆器というと高価で美しいツヤや金箔で細工された模様が使っていくうちにくすんでしまうため特別な時に使うものというイメージでしたが、普段の食卓で使うことでツヤが出てだんだんと美しくなるという浄法寺塗を知って、目からウロコが落ちたようでした。(*^_^*)
希少な国産の漆で作られた浄法寺の漆器。シンプルさの中に日本の伝統工芸品の良さが感じられました。
まもなくこの浄法寺塗をはじめ全国の伝統的工芸品が大集合する、第36回 伝統的工芸品月間国民会議全国大会 KOUGEI EXPO IN IWATE が開催されます。
日時:11月3日(日祝)〜5日(火)10時〜17時(5日は〜16時)
会場:岩手産業文化センター アピオ(岩手県滝沢市)
期間中は盛岡駅・滝沢駅と会場を結ぶ無料シャトルバスが運行されますよ☆
伝統的工芸品月間国民会議全国大会は、経済産業省が伝統的工芸品に対する国民の理解とその一層の普及を目指し、昭和59年から毎年11月を伝統的工芸品月間と定めて全国各地で開催しているもので、今年は岩手県で開催されます。
岩手県からは浄法寺塗、秀衡塗(ひでひらぬり)、南部鉄器、岩谷堂箪笥などが出展します。
是非この機会に日本の伝統技術に触れて下さいね♪
詳しくはこちら ↓↓↓
「いわてのてっぺん Japanの郷にのへ」二戸市観光協会HP
http://ninohe-kanko.com/
「うるしの國 浄法寺」HP
http://urushi-joboji.com/
KOUGEI-EXPO 伝統的工芸品月間国民会議全国大会HP
http://kougei-expo.com/
青岩秋子です。
岩手県の県北にある二戸(にのへ)市は青森県、秋田県と接する県境の町。自然が豊かで新幹線の停車駅もあり、北東北の拠点の一つとなっています。
この二戸には日本一のものがあるんですよ〜☆
二戸駅からバスで約30分の二戸市浄法寺(じょうぼうじ)町にある『滴生舎(てきせいしゃ)』へおじゃましました。こちらではこの辺りで獲れる浄法寺漆を使った漆器を製造、展示、販売をしています。
掻き傷のある、漆の木が看板になっていますよ。
店内には様々な形の椀や皿、箸などが並んでいます。
ほとんどが赤と黒の単色で、模様のないものが多く、デザインがシンプルですね〜。
現在、国内で流通している漆はほとんどが外国産で、国産のものは全体の約3%。そのうちの70%がここ二戸市の浄法寺産なんですって!まさに日本一の漆産地なんです。
隣の工房で、漆塗りの作業の様子をガラス越しに見ることができました。
漆のサンプルや道具、浄法寺塗ができるまでの行程も展示してありましたよ。
浄法寺塗につながる漆器作りが始まったのは平安時代だとか。
地元の人たちが「御山」と呼ぶ古刹・天台寺の僧侶たちが漆器を作り、それが民衆に浸透したものということで、一般の人が日々の食事に使う器として受け継がれてきた工芸品です。
使うほどに手になじみ、ツヤが出てくるのも浄法寺塗の良さだそうです。
使ううちに欠けたり、傷がついたりすると修理、塗りなおしもしてもらえますよ。
漆器というと高価で美しいツヤや金箔で細工された模様が使っていくうちにくすんでしまうため特別な時に使うものというイメージでしたが、普段の食卓で使うことでツヤが出てだんだんと美しくなるという浄法寺塗を知って、目からウロコが落ちたようでした。(*^_^*)
希少な国産の漆で作られた浄法寺の漆器。シンプルさの中に日本の伝統工芸品の良さが感じられました。
まもなくこの浄法寺塗をはじめ全国の伝統的工芸品が大集合する、第36回 伝統的工芸品月間国民会議全国大会 KOUGEI EXPO IN IWATE が開催されます。
日時:11月3日(日祝)〜5日(火)10時〜17時(5日は〜16時)
会場:岩手産業文化センター アピオ(岩手県滝沢市)
期間中は盛岡駅・滝沢駅と会場を結ぶ無料シャトルバスが運行されますよ☆
伝統的工芸品月間国民会議全国大会は、経済産業省が伝統的工芸品に対する国民の理解とその一層の普及を目指し、昭和59年から毎年11月を伝統的工芸品月間と定めて全国各地で開催しているもので、今年は岩手県で開催されます。
岩手県からは浄法寺塗、秀衡塗(ひでひらぬり)、南部鉄器、岩谷堂箪笥などが出展します。
是非この機会に日本の伝統技術に触れて下さいね♪
詳しくはこちら ↓↓↓
「いわてのてっぺん Japanの郷にのへ」二戸市観光協会HP
http://ninohe-kanko.com/
「うるしの國 浄法寺」HP
http://urushi-joboji.com/
KOUGEI-EXPO 伝統的工芸品月間国民会議全国大会HP
http://kougei-expo.com/
- タグ:
- 二戸
- 浄法寺
- 滴生舎
- 漆器
- 漆