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エリア:
- ヨーロッパ > フランス > マルセイユ
- ヨーロッパ > フランス > カンヌ
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テーマ:
- 鉄道・乗り物
昨日、フィゲラスでダリ美術館を見た後、フィゲラスに泊まって、ゆっくりマルセイユに向かう事も考えたのだが、フィゲラスの駅のインフォメーションで、夜行列車のあると聞いて、宿代も一泊浮くし、「列車で寝てれば着くんだから」と、夜行でマルセイユへ向かう事にしたのだが、これが完全に裏目に出てしまった。
フィゲラスを昨夜9:30に出た列車は、フランス・スペイン国境のフランス側の街、セレブに30分程で到着。ここで列車を乗換え、マルセイユ行の夜行列車はセレブを24:00に出発。
車内は清潔で明るい。乗客もまばらだ。
これですっかり安心してしまった訳ではないが、バックパックを網棚に上げ、カメラ、ビデオといった壊れ物の機器が入ったショルダーバックを足の間に挟んで2つ並んだ座席の上に横たわると、いつの間にかぐっすりと熟睡してしまう。
早朝4時前、ハッと気が付くと、
「ん、ショルダーバックのチャックが開いている。」
まさか開けっ放しで寝てしまったのだろうか。
バックの中に手を入れてみると、ビデオがない!!
床に落ちてやしないかと、座席の下を探してみると、ビデオカメラを入れていたビニール袋だけが落ちている。
拾って見てみるとビニール袋は引き裂かれている。
「やられた!!」
オロオロしていると、手に皮の手袋をした中年男に引き連れられたいかにも怪しい少年の群れが、列車内を何度も往復している。
彼らは、車両の電灯のスイッチの場所を知っているらしく、彼らが通り掛かると突然車両内は真っ暗になってしまう。
「ヨーロッパの夜行列車や駅には窃盗団が出没するので気を付けるべし」
と言う様な事を、聞いたり読んだりした事がある。
アフリカをほぼ無傷で旅し終え、ヨーロッパに上陸し、油断やスキができていたのかも知れない。
だが、そんな事言っても後の祭り。
盗まれたビデオカメラの中に入っていたモロッコ以来撮影したビデオテープも消え去り、これからも動く映像は残せなくなってしまった。
悔やんでも悔やみきれない。
「どうして気づかなかったの?」
と、Junko。
「全然気づかなかったよ。」
と返すと、
「もしかしたら何か嗅がされでもしたんじゃない?」
「まさかそれはないとは思うけど・・・。」
体には何も無かった事、ビデオカメラ以外の荷物やカメラは無事だった事はかろうじて不幸中の幸いと言っていいだろう。
朝5時、到着したマルセイユの駅のポリスをたずねる。
ポリスレポートをもらい、
「帰国したら保険請求しよう。」
ビデオカメラ代のお金は返ってくるのだろうが、やり切れない思いをかみしめる。
マルセイユの旅行社で聞いたところ、マルセイユ発チュニジア・チュニス行の船が出るのは3日後の4月19日。
それ迄、フランス・コートダジュールいちのリゾート地でゆっくりして心の傷を癒そうとカンヌへ向かう。
「マルセイユなんて大嫌いだ!!」
やつらはプロです。ヨーロッパの夜行列車は気をつけましょう。
【食事】
朝:サンドイッチ、リンゴ
昼:シーフードマリネ、ライスサラダ、ポテトサラダ
夜:ツナサンド、クッキー
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 180pt(スペイン・ペセタ)
1US$ ≒ 6.5FF(フランス・フラン)
・マルセイユ→カンヌ(列車)2時間15分 1750FF
【宿】
(カンヌ)Hotel Chanteclair 180FF/W-1室
フィゲラスを昨夜9:30に出た列車は、フランス・スペイン国境のフランス側の街、セレブに30分程で到着。ここで列車を乗換え、マルセイユ行の夜行列車はセレブを24:00に出発。
車内は清潔で明るい。乗客もまばらだ。
これですっかり安心してしまった訳ではないが、バックパックを網棚に上げ、カメラ、ビデオといった壊れ物の機器が入ったショルダーバックを足の間に挟んで2つ並んだ座席の上に横たわると、いつの間にかぐっすりと熟睡してしまう。
早朝4時前、ハッと気が付くと、
「ん、ショルダーバックのチャックが開いている。」
まさか開けっ放しで寝てしまったのだろうか。
バックの中に手を入れてみると、ビデオがない!!
床に落ちてやしないかと、座席の下を探してみると、ビデオカメラを入れていたビニール袋だけが落ちている。
拾って見てみるとビニール袋は引き裂かれている。
「やられた!!」
オロオロしていると、手に皮の手袋をした中年男に引き連れられたいかにも怪しい少年の群れが、列車内を何度も往復している。
彼らは、車両の電灯のスイッチの場所を知っているらしく、彼らが通り掛かると突然車両内は真っ暗になってしまう。
「ヨーロッパの夜行列車や駅には窃盗団が出没するので気を付けるべし」
と言う様な事を、聞いたり読んだりした事がある。
アフリカをほぼ無傷で旅し終え、ヨーロッパに上陸し、油断やスキができていたのかも知れない。
だが、そんな事言っても後の祭り。
盗まれたビデオカメラの中に入っていたモロッコ以来撮影したビデオテープも消え去り、これからも動く映像は残せなくなってしまった。
悔やんでも悔やみきれない。
「どうして気づかなかったの?」
と、Junko。
「全然気づかなかったよ。」
と返すと、
「もしかしたら何か嗅がされでもしたんじゃない?」
「まさかそれはないとは思うけど・・・。」
体には何も無かった事、ビデオカメラ以外の荷物やカメラは無事だった事はかろうじて不幸中の幸いと言っていいだろう。
朝5時、到着したマルセイユの駅のポリスをたずねる。
ポリスレポートをもらい、
「帰国したら保険請求しよう。」
ビデオカメラ代のお金は返ってくるのだろうが、やり切れない思いをかみしめる。
マルセイユの旅行社で聞いたところ、マルセイユ発チュニジア・チュニス行の船が出るのは3日後の4月19日。
それ迄、フランス・コートダジュールいちのリゾート地でゆっくりして心の傷を癒そうとカンヌへ向かう。
「マルセイユなんて大嫌いだ!!」
やつらはプロです。ヨーロッパの夜行列車は気をつけましょう。
【食事】
朝:サンドイッチ、リンゴ
昼:シーフードマリネ、ライスサラダ、ポテトサラダ
夜:ツナサンド、クッキー
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 180pt(スペイン・ペセタ)
1US$ ≒ 6.5FF(フランス・フラン)
・マルセイユ→カンヌ(列車)2時間15分 1750FF
【宿】
(カンヌ)Hotel Chanteclair 180FF/W-1室