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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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チャガルチ市場 (韓国)釜山
エリア:
  • アジア>韓国>釜山(プサン)
テーマ:観光地 街中・建物・景色 
投稿日:2001/08/21 18:06
 昨日ここ釜山に入った我々。釜山港、チャガルチ市場、龍頭山公園と、今日はソウルに次ぐ韓国第二の都市、港町釜山観光の定番コースを歩いてまわる。

 釜山で何と言っても有名なのがチャガルチ市場。港町ならではの韓国最大級の魚市場だ。

 気だるい蒸し暑さの中、濃い潮の香りの中からこみ上げる魚市場独特の臭い。市場の外にはイスとテーブルが雑然と並べられ、脂ののったクジラ(イルカかもしれない)肉が積まれ、ランニング下着姿のおじさんがお酒のつまみにチビチビやっている。
 もっと観光化したところなのかと思っていたのだが、庶民的と言うか、それ以上にもっと濃い雰囲気が漂う市場のように感じた。 

 そんなチャガルチ市場だが、日本の観光客には人気の場所だそうだ。その独特の雰囲気が、都会の路地裏の飲み屋が好きなような日本人の観光客を魅きつけるのだろう。

 チャガルチ市場と並んで、日本人観光客に人気なのがお買物。
 繁華街には老若男女、日本人の姿が目立つ。

 キレイな人やオシャレな人も多いが、比較的大人しい格好の韓国女性。そんな韓国の釜山の繁華街をかっ歩する、ハデな日本人コギャルの姿も発見している。
 上げ底のサンダルを履く日本のコギャルの、ピチピチのミニスカートの腰元に、地元の人々の目線が集中している。

 こんなのが出没するとはもう日本は目の前な証拠だ。せまりくる現実の日本を思い知らされる。


【食事】

朝:なし
昼:ブルコギ
夜:揚げ餅

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)

【宿】(釜山)金剛(クムガン)旅人宿 13000W/W一室

景福宮  3
景福宮 (韓国)ソウル
エリア:
  • アジア>韓国>ソウル
テーマ:観光地 街中・建物・景色 
投稿日:2001/08/03 12:18
 ソウルには、いくつか李氏朝鮮王朝時代の大宮が残されており、どれもビルが並ぶ都心の中の、観光名所となっている。

景福宮  1景福宮  2

 その中でもっとも人気が高いのは、今日訪れた景福宮。

 いつのまにやら2001年も8月の夏休み時期とあって、日本人の団体ツアー客の姿が目立つ。

 ところが、せっかく入場料を払って入場したものの、目玉である韓国最大の木造建築物、勤正殿は修復工事中で、囲いに完全におおわれてしまって全く見る事ができない。

 そんな訳で仕方なく、そそくさと広い王宮内を見学し終えると、そのままソウルの繁華街をふらつく。

 今年は日本も暑いのだそうだが、ここお隣の韓国も、暑い。
 こんな時こそ、韓国料理で精を付けなくちゃ。

 …と、夜は熱々のチゲをつつく。

 韓国では、暑い時に熱い料理で汗をいっぱいかくのが、よろしいようで…。

【食事】

朝:パン
昼:カップメン
夜:テンジャンチゲ
【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)
景福宮 700w 本殿勤政殿が工事中につき、見れなかったのは残念だったが、入場料は安い。

【宿】(ソウル)東山旅館 15000W/W一室
景福宮  3

オドゥ山統一展望台から見た、北朝鮮  1
オドゥ山統一展望台から見た、北朝鮮 (韓国)ソウル
エリア:
  • アジア>韓国>ソウル
テーマ:観光地 
投稿日:2001/08/02 12:11
 7月30日入国してから昨日まで、ソウルの空はずっと雨模様だったのだが。今日は朝から青空だ。

 満を持して向かったのは、ソウル市街から列車とバスを乗継いで1時間半、北朝鮮を臨む、
 「オドゥ山統一展望台」だ。

 目の前の、さ程大きくはない川を挟んで向こう側は、北朝鮮だ。

オドゥ山統一展望台から見た、北朝鮮  1

 この展望台は、北朝鮮を見る為の施設。
 どんなぎょうぎょうしい所かと思ったら、建物は意外にもアカ抜けており、まるで景勝地のビューポイントのよう。
 子供を含め内外からの観光客で賑わっており、お土産屋も並んでいる。

 ピカピカに磨かれたパノラマのガラス張りの展望室は、韓国人用と外国人用とに別々に用意されている。

 外国人用の展望室に上がってくるのは、ほとんど日本人。
 天井から吊るされたディスプレイに流される日本語のビデオ解説を見ながら、すぐそこに拡がる眼下の北朝鮮の緑地を見渡す。

 韓国側は、よく整備されたアスファルトの道に車が行き交い、近代的な建物が並んでいる。
 一方、北朝鮮側は、緑の地に家もまばら、車の走る道路も見えない。

 そんな北朝鮮側に、ほんの数件見えるビルらしき建物も、韓国側の解説によると、それらはこの統一展望台が出来て間もなく建設されたもので、何でも北朝鮮側が住宅事情が良い近代国家である事をアピールする為に宣伝用にわざわざ作ったものだそうだ。

 こうして北朝鮮を実際に目の当たりにすると、韓国人にとって南北分断は本当に身近なことなのだなと実感させられる。
 38度線は、首都ソウルからでほんのもわずかな距離でしかないのだから。

 北朝鮮の側から、何か音楽が聞こえてくる。
 解説によると、以前は韓国を誹謗中傷する放送が流され、川べりには韓国側に向けられたそのような看板が立てられていたそうだが、ある時期を境にそれが民族の統一を願い、分裂、争いを否定する内容に変わったのだそうだ。

 ある時期とはもちろん、平壌で行われた南北両首脳会談だ。

 この首脳会談をきっかけに韓国、金首相はノーベル平和賞を授与された。
 ここオドゥ山統一展望台の建物ロビーの広間には、首脳会談の写真パネルが並び、南北両首脳が握手する写真が大きく飾られている。

オドゥ山統一展望台から見た、北朝鮮  2

 かつては南北分断の悲劇と対立の象徴である国境地帯を臨む、展望なき展望台だったのだろうが、今や雪解けムード一色、統一と平和への希望を臨む展望台だ。

 展望台を去る頃、今一度見渡す北朝鮮の大地を見る目が変わっていた。  


【食事】

朝:パン
昼:菓子パン
夜:石焼イカビビンパ、桃

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)
・オドゥ山統一展望台 (ここに来ないと始まらない!) 入場料2000W
(行)ソウル→金村 列車1時間 1400W  金村→オドゥ山統一展望台 バス 1時間15分 720w
(帰)オドゥ山→金村 バス30分 1250w(行と別ルートのバス。遠回りだが途中北朝鮮対岸わずか300m最短距離の国境を見れる)
   金村→ソウル バス 1時間15分 1200w

【宿】(ソウル)東山旅館 15000W/W一室

万里の長城と明の十三陵  1
万里の長城と明の十三陵 (中国)北京
エリア:
  • アジア>中国>北京(ペキン)
テーマ:観光地 世界遺産 
投稿日:2001/07/24 10:50
 早起きして、窓越しに早朝の北京の空を見上げる。
空全体がモヤッとしていて、何だかハッキリしない天気だ。

 北京に入って4日目、到着日こそ雨が降っていたが、この2日間は毎日同じ様な天気。夏の北京はかなり蒸し暑く、高い湿度のせいか、日の光はあっても、太陽と青空はモヤッた空気に隠れ、よく見えないのだ。
 今日も朝からモヤッているが、昨日までと同じで雨は降らないだろうと外に出る。

 本日のお目当てはズバリ「万里の長城」。

 長〜い万里の長城、観光客が訪れる事ができるポイントはいくつかある。その中でも人気を集める、八達領に行くことにする。

 八達領まで、北京の中心部から約70km。バスは朝7時に出発してしまうので、ゆっくりと空模様をうかがって、行くか行くまいか考えてる時間はないのだ。

 朝もやの中、晴れ上がる事をいのりながら、6時には宿を出て、市バスで北京中心街の前門へ。
 前門で乗客を待つ、八達領を廻る周遊バスは、既に沢山の人が乗り込んでいる。
 我々も、コースと料金、空席を確認して、周遊バスに乗込む。

 「大丈夫かな天気。」
運良く晴れれば、屋根伝いにはるか彼方まで龍のごとくうねり続く長城の姿を望めるはずだ。

 ところがこういう時に限って運悪く、長城・八達領に着いて、その階段を登る頃には、雨がちらつき始める。そしてさらに、長城の上を歩き出して間もなくすると、雨は本降りになってしまう。雨と雲にさえぎられてしまい、ほんの10mの先さえも、ほとんど見えない状態だ。

 Junkoと2人で、小さな折りたたみ傘の下で、降りしきる雨にむせぶ長城にたたずみ、雨に隠されたその勇壮な姿を想っていると、突然雨がやみ、雲が流れ、ほんの一瞬だけ視界が開けたのだ。
 その一瞬だけ、一帯が、流れる雲の切れ目に入った様だ。

 はるか彼方と言う訳にはいかなかったが、雲の奥のまで分け入りくねるその姿は、正に万里の長城の風格だ。
 長城上は、雨でも多くの観光客がひしめき合っており、我々の周囲では皆、今だとばかりカメラのシャッターを押している。

万里の長城と明の十三陵  1万里の長城と明の十三陵  2

 数秒後、再び雨と雲におおわれると、
 「そろそろ行こうか。」

 長城の上は思った以上にかなりの急こう配で、雨のせいで足元はかなり滑りやすくなっている。
 「危ない!!」
ダダンダン・・・おばさんが一人、そしておじさんが一人と、下り降りようと歩く我々の隣を、転んだ上に転げ落ちて行く。
 足元は固い石造り、頭でも打ったら大変だ。気を付けなければと、よちよち歩きで長城・八達領を後にする。

 皮肉な事に、我々の周遊バスが次の周遊地、明の十三陵(明の皇帝の墓群遺跡)の一つ、定陵に着く頃には、日が差し出し、せみの声が鳴り響いていた。

 何でも定陵の近くは桃の産地だとのことで、入口前には沢山の桃売りが出ている。
 「こうなりゃもうヤケ喰いだよ。」
 安い事をいい事に、両手に袋いっぱいに桃を仕入れ、北京中心街へと戻るバスの中でほおばる。
 食い気に逃げる所が、我々らしいと言うか、中国の旅らしいと言うか・・・。

 ともかく、総括すると、
 長城は雨で残念だった。
 定陵はまあまあ。
 そして、桃は旨かった☆☆☆


【食事】

朝:包子
昼:アンパン、桃
夜:アン入りおやき他

【トラベルメモ】

1$=8元(中国元)
・ 前門から万里の長城・八達領、定陵への一日周遊バス 50元一人
・ 入場料 八達領:46元 定陵:45元

シルクロードの砂丘・鳴沙山  2
シルクロードの砂丘・鳴沙山 (中国) 敦煌
エリア:
  • アジア>中国>敦煌(トンコウ)
テーマ:観光地 
投稿日:2001/07/18 11:18
 敦煌の街外れにある、こじんまりとした砂丘。もちろん我々が旅して来たアフリカのナミブ砂漠やサハラ砂漠の大砂丘には遠く及ばないが、シルクロード敦煌の地にある、その名も鳴沙山(ミーシャーシャン)。そこに、この名で、ある事自体に、他にはない価値がある。「月の砂漠」に歌われる情緒があふれる、シルクロードの砂漠だ。

シルクロードの砂丘・鳴沙山  1

 午後遅く、夕暮時を狙って、観光客を乗せたラクダの行列が行き交う鳴沙山にくり出す。

 夕日に染まる砂丘を見ようと、皆、砂丘を尾根づたいに登って、そのてっぺんで座り込んでいる。
 「よし、我々も!」

 その時、砂丘の裾野からすぐ脇を見ると、
 「ねえねえ、この斜面を登って行った方が近道なんじゃない?」
 サハラを越えて来た我々、鳴沙山をなめてしまったのだろうか。この判断は魔がさしてしまったと言って良い。

 砂丘の斜面は一歩踏み出す度に砂に足がスッポリ埋まり、斜面を崩れ流れ落ちる砂に足を取られる。しかも砂の斜面はふもとから見るよりずっと急で、その頂上ははるか上の方だ。

 息を切らせ、汗をしたたらせる。途中何度も砂の上に座り込み休みながら、砂丘のてっぺんを目指す。
 「やっぱり屋根づたいに歩いた方が良かったかな…。」
砂丘の屋根は砂がつまり、砂が流れない分、歩きやすいのだ。

 だからと言って、もうある程度登ってきてしまっている。それをチャラにしてまた下まで戻って、屋根の端から歩き始めるのはもったいない。

 砂丘のてっぺんに着いた頃には、もう足も腰もクタクタ、砂の上にへたり込む。

 せっかく必要以上に頑張って登って来たのに、いつの間にか空には雲が立ち込め、砂漠のサンセットを見れずじまい。
 そして辺りが暗くなり始めた頃、
 「もうそろそろ戻ろうか。」

 カラハリ砂漠では運転していたレンタカーが砂にスタックしたり、サハラでは砂漠を歩いて越えたりとアフリカではさんざん苦しめられた砂漠。ここ鳴沙山でもヘトヘトにさせられたが、そんな砂漠の砂丘も、この旅ではこれが見納め。

 何度も振り返りながら、その絶景とさよならをする。  

シルクロードの砂丘・鳴沙山  2

【食事】

朝:なし
昼:パン
夜:野菜炒めの卵クレープ巻、うす味スープの冷面

【トラベルメモ】

1$=8元(中国元)
・ 鳴沙山 入場料50元 敦煌の街中よりワゴンの乗合タクシーで往復一人10元

【宿】(敦煌)五環賓館 15元/ドミ一人

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