記事一覧
1 - 5件目まで(32件中)
- 秘境の国境越え (エチオピア)メッタマ→(スーダン)ガラバート→ゲダレフ
-
エリア:
- アフリカ>エチオピア>エチオピアその他の都市
- アフリカ>スーダン>スーダンその他の都市
- テーマ:街中・建物・景色 鉄道・乗り物 グルメ
- 投稿日:2000/12/28 14:21
朝8時、軽い朝食を済ますと、エチオピアのイミグレ係官の先導で、歩いて国境を渡り、スーダン側のガラバートへ。
ガラバートのスーダンのイミグレーションの話では
「今スーダンはラマダン明けの祝日中で、今日は車はない。多分2〜3日は待つことになる。」
しばらくして「ここで車を待つ様に。」と、パスポートコントロールオフィスの敷地(と言ってもワラの塀で囲まれただけの場所)内のワラブキの小屋へ通され、そこのベッドで日がな2人で昼寝をしてゲダレフへ行く車が現れるのを待つ。
「今日にもゲダレフ行の車に乗れるのだろうか?それともここで2〜3日待つのだろうか?今日車がなければ、もしかしたら、(エチオピア側の)メッタマへ返されてしまうのだろうか?」
小屋の中は、強烈な日差しがさえぎられ、いくらかは過ごし易いとは言え、うだるような暑さ。それに昨日からパンばかり、でロクな物も食べてない。
お昼前、うなだれるJunkoを置いてガラバートの集落へ昼食の買い出しに出る。
ここガラバート、街と言うほどでもない、エチオピアとの輸出入の物資が積まれ、その作業者達が働くそれだけの場所で、宿もなければ人々の生活している空気もうかがえない。 作業員や働く人向けの屋台だけは幾つか並んでいる。
屋台街へ分け入ると、それでもここはスーダン、エチオピアの村などとは売られている食べ物が明らかに異なっている。エチオピアではほとんど見られなかった卵焼き(スクランブルエッグ風)、や、油がギトギトのヤギか羊のシシカバブ風の焼肉などもある。
栄養を付けなければと言う思いも山々だが、この猛暑だ。さっぱりとしたトマト一山と、大きなおわんに入った冷えたオレンジジュースを持ってJunkoがうなだれる小屋へ戻る。
手持ちのパンと併せてトマトをしゃぶる。乾いた体に冷えたオレンジジュースでクールダウン。どうやらJunkoも生き返った様だ。
「もう今日は車はないだろう。」とあきらめかけた夕方4時過ぎ、突然、小屋に男が入って来る。
「車が来たから荷物を持って来い。」
急いで荷物を持って外に出て聞き返す。
「我々のパスポートはどこにあるのか。」
実は昨日、エチオピアのイミグレ官にパスポートを預けてからずっと自分たちのパスポートを手にしていないのだ。パスポートは、エチオピアのイミグレ官からスーダンのイミグレ官に渡っている様子だが、心配だ。
「パスポートはドライバーが持っている、大丈夫だから乗れ。」
「本当に大丈夫なのだろうか。」と、外で待っているオンボロトラックの荷台の荷物の上に乗り込む。
トラックは、これまでエチオピアでは峠道が多かったのとは一変し、真っ平らな大地が夕日に染まる中、ゴトゴトとひた走る。久しぶりに見るアフリカの地平線に、真っ赤な夕日が沈もうとしている。
トラックは途中、荷物の積み降ろし作業の為、幾つか小さな村を経由する。そのたび荷台の上から目を凝らす。
とにかく情報が少ないスーダンという国、「いったいどんな所でどんな人達が暮らしているのか?」
そして一番大事なのは「どんな物を食べているのか?」 これから先、水や食料は大丈夫なのか。
どうやら小さな村でもパンや焼肉、ミルク等は売っている様だ。トマトなどの野菜も、お茶やジュース、コーラなどの飲み物もある。まあ、これなら何とか飢えずにやって行けそうだ。
すっかり日が落ちて暗くなると、夜空に薄いおわん型の三日月とその真上に一番星が輝く。
「これがアラブの、イスラムの月と星か!」
一ヶ月前、この三日月と一番星でイスラム教最大のイベントの一つ、ラマダン(断食)が始まり、それから一ヶ月後の幾日か前、この三日月と一番星でラマダンが明けた(終わった)のだ。
やがて空には天の川が流れ、満天の星空に。
「ア、ヤ、ヤ、ヤ、ヤ、ヤ、ヤー」前方から歌声とも奇声とも聞こえる、ウラ声による人の声の束が聞こえてくる。トラックのサーチライトに照らし出されたのは、美しい布をなびかせたスラッと背筋が伸びた女性達。
トラックの荷台から手を振ると、更に声高らかに、星空に向かって元気良く跳躍してダンスまでしながら、楽しそう夜道を皆で歩いている。
女性達の歌声が遠ざかってしばらくすると、スーッと目の前を流れ星が大きな弧を描く。
【食事】
朝:パン、カルカデ茶
昼:パン、トマト、オレンジジュース
夜:インジェラ(トラックのドライバー宅でごちそうになる)
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
1US$ ≒ 250SD(スーダンディナー)
・ガラバート→ゲダレフ(トラック/ローリー)150US$/1人 16:30発00:00過着
【宿】
・(ゲダレフ)ゲダレフ郊外のドライバー宅の小屋のベッドで、トラックの助手達と一緒に寝かせてもらう。 無料。
※この所、トラックにばかり乗ってると思いませんか? 結構大変です。しんどくないと言ったらウソになります。。。応援よろしくお願いします。
ガラバートのスーダンのイミグレーションの話では
「今スーダンはラマダン明けの祝日中で、今日は車はない。多分2〜3日は待つことになる。」
しばらくして「ここで車を待つ様に。」と、パスポートコントロールオフィスの敷地(と言ってもワラの塀で囲まれただけの場所)内のワラブキの小屋へ通され、そこのベッドで日がな2人で昼寝をしてゲダレフへ行く車が現れるのを待つ。
「今日にもゲダレフ行の車に乗れるのだろうか?それともここで2〜3日待つのだろうか?今日車がなければ、もしかしたら、(エチオピア側の)メッタマへ返されてしまうのだろうか?」
小屋の中は、強烈な日差しがさえぎられ、いくらかは過ごし易いとは言え、うだるような暑さ。それに昨日からパンばかり、でロクな物も食べてない。
お昼前、うなだれるJunkoを置いてガラバートの集落へ昼食の買い出しに出る。
ここガラバート、街と言うほどでもない、エチオピアとの輸出入の物資が積まれ、その作業者達が働くそれだけの場所で、宿もなければ人々の生活している空気もうかがえない。 作業員や働く人向けの屋台だけは幾つか並んでいる。
屋台街へ分け入ると、それでもここはスーダン、エチオピアの村などとは売られている食べ物が明らかに異なっている。エチオピアではほとんど見られなかった卵焼き(スクランブルエッグ風)、や、油がギトギトのヤギか羊のシシカバブ風の焼肉などもある。
栄養を付けなければと言う思いも山々だが、この猛暑だ。さっぱりとしたトマト一山と、大きなおわんに入った冷えたオレンジジュースを持ってJunkoがうなだれる小屋へ戻る。
手持ちのパンと併せてトマトをしゃぶる。乾いた体に冷えたオレンジジュースでクールダウン。どうやらJunkoも生き返った様だ。
「もう今日は車はないだろう。」とあきらめかけた夕方4時過ぎ、突然、小屋に男が入って来る。
「車が来たから荷物を持って来い。」
急いで荷物を持って外に出て聞き返す。
「我々のパスポートはどこにあるのか。」
実は昨日、エチオピアのイミグレ官にパスポートを預けてからずっと自分たちのパスポートを手にしていないのだ。パスポートは、エチオピアのイミグレ官からスーダンのイミグレ官に渡っている様子だが、心配だ。
「パスポートはドライバーが持っている、大丈夫だから乗れ。」
「本当に大丈夫なのだろうか。」と、外で待っているオンボロトラックの荷台の荷物の上に乗り込む。
トラックは、これまでエチオピアでは峠道が多かったのとは一変し、真っ平らな大地が夕日に染まる中、ゴトゴトとひた走る。久しぶりに見るアフリカの地平線に、真っ赤な夕日が沈もうとしている。
トラックは途中、荷物の積み降ろし作業の為、幾つか小さな村を経由する。そのたび荷台の上から目を凝らす。
とにかく情報が少ないスーダンという国、「いったいどんな所でどんな人達が暮らしているのか?」
そして一番大事なのは「どんな物を食べているのか?」 これから先、水や食料は大丈夫なのか。
どうやら小さな村でもパンや焼肉、ミルク等は売っている様だ。トマトなどの野菜も、お茶やジュース、コーラなどの飲み物もある。まあ、これなら何とか飢えずにやって行けそうだ。
すっかり日が落ちて暗くなると、夜空に薄いおわん型の三日月とその真上に一番星が輝く。
「これがアラブの、イスラムの月と星か!」
一ヶ月前、この三日月と一番星でイスラム教最大のイベントの一つ、ラマダン(断食)が始まり、それから一ヶ月後の幾日か前、この三日月と一番星でラマダンが明けた(終わった)のだ。
やがて空には天の川が流れ、満天の星空に。
「ア、ヤ、ヤ、ヤ、ヤ、ヤ、ヤー」前方から歌声とも奇声とも聞こえる、ウラ声による人の声の束が聞こえてくる。トラックのサーチライトに照らし出されたのは、美しい布をなびかせたスラッと背筋が伸びた女性達。
トラックの荷台から手を振ると、更に声高らかに、星空に向かって元気良く跳躍してダンスまでしながら、楽しそう夜道を皆で歩いている。
女性達の歌声が遠ざかってしばらくすると、スーッと目の前を流れ星が大きな弧を描く。
【食事】
朝:パン、カルカデ茶
昼:パン、トマト、オレンジジュース
夜:インジェラ(トラックのドライバー宅でごちそうになる)
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
1US$ ≒ 250SD(スーダンディナー)
・ガラバート→ゲダレフ(トラック/ローリー)150US$/1人 16:30発00:00過着
【宿】
・(ゲダレフ)ゲダレフ郊外のドライバー宅の小屋のベッドで、トラックの助手達と一緒に寝かせてもらう。 無料。
※この所、トラックにばかり乗ってると思いませんか? 結構大変です。しんどくないと言ったらウソになります。。。応援よろしくお願いします。
- どうかしてるよ、エチオピアのバス!(エチオピア)ゴンダール→シャハディ
-
エリア:
- アフリカ>エチオピア>ゴンダール
- アフリカ>エチオピア>エチオピアその他の都市
- テーマ:鉄道・乗り物 グルメ
- 投稿日:2000/12/27 14:15
昨夕、ゴンダールまでの長い道のりの疲れをおして、テクテクと歩いて行ったゴンダールの見どころのひとつ、デブレ・ビルハン・セラシー教会の天井に描かれた絵を見て決心した。
以前から一目実物を見てみたいと思っていた有名なフレスコ画はここにあったんだ。バハルダールの教会にあると聞いていたが、同じ絵柄だ。疲れをおしてわざわざ来て良かった。
この絵が見られれば、もうお腹いっぱい。エチオピアは満腹。時間的な余裕もない。次に予定していたバハルダールまで足を延ばすと、また長く暑苦しいバスの移動も含めて、4〜5日は必要になる。バハルダールは跳ばしてスーダンへ向かおう。
エチオピア最後の試練だとは言え、ゴンダール発スーダン国境方面の街シャハディ行のバスの車内はこれ迄にも増して暑苦しい。最後の最後にも思う。
「エチオピア人はなぜ、バスの窓を開けないのか!?どうかしている。」
シャハディからスーダン国境の街メッタマ迄は乗合トラック。トラックの荷台で他の乗客と出発を待っていると、一人の客が薄紅色の液体の入ったジョッキグラスを傾けているのを発見。
「カルカデ?」Junkoと2人で顔を合わせる。
以前2人でエジプトの西方オアシスを旅した時よく飲んだ、乾燥させたハイビスカスの花を煮出して作った飲み物だ。
早速確かめようと、我々もタンクを持った少年に注文。大ビールジョッキ一杯50セント(1/2B)。
「ゴクゴク」口元から喉元へ。うん、間違いない、カルカデだ。しそドリンクとアセロラジュースを併せて薄めたような感じで、すっきりとした酸味が、乾燥してめちゃくちゃ暑いこの気候の中、体に染み入る。
以前聞いた話ではビタミンCがたっぷりで体に良いとか。
これ迄一ヶ月近いエチオピアの旅でカルカデを見ることはなかった。いよいよスーダンが近い証拠だろう。
国境の街、メッタマでは熱々で砂糖たっぷりのホットカルカデ(カルカデ茶)も登場。乾き疲れ切った体に、その甘さと酸味が効くのだ。
メッタマに到着して、イミグレーションに出国の申請をしたのが午後3:30過ぎ。 人の良さそうな係官は、まず我々にゆっくりとコーヒー・セレモニーを勧める。
「さっさと手続きしちゃってよ」とも思ったが、係官の機嫌を損ねて面倒くさい事になってと大変と、気をもみながら笑顔でコーヒーをすする。
ところが、今日はスーダン側で移動の車がなく、しかもスーダン側には宿はないとの事で、パスポートはイミグレに預けたまま、今夜はここエチオピア側のメッタマで一泊しろと指示される。
ハイビスカスティーに、この旅の一番のこの猛暑。灼熱の大地スーダンは目の前だ。
【食事】
朝:パン
昼:パン
夜:パン、辛いポテトスープ、カルカデ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
・ゴンダール→シャハディ(バス)30B/1人+75B/荷1コ 6:30発12:30着
※エチオピアのイミグレはシャハディにあると聞いていたが実際にはメッタマの国境にある。
・シャハディ→メッタマ(トラック荷台の乗合ピックアップ/ローリー)6B/1人2時間
【宿】
・(メッタマ)宿名不明、イミグレ近く イミグレの係官に連れて来られた
6B/W1室+1B/シャワー1人
以前から一目実物を見てみたいと思っていた有名なフレスコ画はここにあったんだ。バハルダールの教会にあると聞いていたが、同じ絵柄だ。疲れをおしてわざわざ来て良かった。
この絵が見られれば、もうお腹いっぱい。エチオピアは満腹。時間的な余裕もない。次に予定していたバハルダールまで足を延ばすと、また長く暑苦しいバスの移動も含めて、4〜5日は必要になる。バハルダールは跳ばしてスーダンへ向かおう。
エチオピア最後の試練だとは言え、ゴンダール発スーダン国境方面の街シャハディ行のバスの車内はこれ迄にも増して暑苦しい。最後の最後にも思う。
「エチオピア人はなぜ、バスの窓を開けないのか!?どうかしている。」
シャハディからスーダン国境の街メッタマ迄は乗合トラック。トラックの荷台で他の乗客と出発を待っていると、一人の客が薄紅色の液体の入ったジョッキグラスを傾けているのを発見。
「カルカデ?」Junkoと2人で顔を合わせる。
以前2人でエジプトの西方オアシスを旅した時よく飲んだ、乾燥させたハイビスカスの花を煮出して作った飲み物だ。
早速確かめようと、我々もタンクを持った少年に注文。大ビールジョッキ一杯50セント(1/2B)。
「ゴクゴク」口元から喉元へ。うん、間違いない、カルカデだ。しそドリンクとアセロラジュースを併せて薄めたような感じで、すっきりとした酸味が、乾燥してめちゃくちゃ暑いこの気候の中、体に染み入る。
以前聞いた話ではビタミンCがたっぷりで体に良いとか。
これ迄一ヶ月近いエチオピアの旅でカルカデを見ることはなかった。いよいよスーダンが近い証拠だろう。
国境の街、メッタマでは熱々で砂糖たっぷりのホットカルカデ(カルカデ茶)も登場。乾き疲れ切った体に、その甘さと酸味が効くのだ。
メッタマに到着して、イミグレーションに出国の申請をしたのが午後3:30過ぎ。 人の良さそうな係官は、まず我々にゆっくりとコーヒー・セレモニーを勧める。
「さっさと手続きしちゃってよ」とも思ったが、係官の機嫌を損ねて面倒くさい事になってと大変と、気をもみながら笑顔でコーヒーをすする。
ところが、今日はスーダン側で移動の車がなく、しかもスーダン側には宿はないとの事で、パスポートはイミグレに預けたまま、今夜はここエチオピア側のメッタマで一泊しろと指示される。
ハイビスカスティーに、この旅の一番のこの猛暑。灼熱の大地スーダンは目の前だ。
【食事】
朝:パン
昼:パン
夜:パン、辛いポテトスープ、カルカデ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
・ゴンダール→シャハディ(バス)30B/1人+75B/荷1コ 6:30発12:30着
※エチオピアのイミグレはシャハディにあると聞いていたが実際にはメッタマの国境にある。
・シャハディ→メッタマ(トラック荷台の乗合ピックアップ/ローリー)6B/1人2時間
【宿】
・(メッタマ)宿名不明、イミグレ近く イミグレの係官に連れて来られた
6B/W1室+1B/シャワー1人
- エンコ (エチオピア)ザレマ→ゴンダール
-
エリア:
- アフリカ>エチオピア>エチオピアその他の都市
- アフリカ>エチオピア>ゴンダール
- テーマ:鉄道・乗り物 世界遺産
- 投稿日:2000/12/26 19:00
昨夕、アッデルカイでヒッチハイクした我々を乗せたトラックは、早朝、夜明け前、ゴンダールに向けて出発。
夜明けを迎え、朝日が射し始めると、世界遺産シミエン国立公園に抱かれた山々の風景がすがすがしい。
この大型トラック、決して速くはないが、これまで快調に走っていたのだが、お昼過ぎ、エンジンの調子が悪くなり、道端で立ち往生してしまう。
「ゴンダール、ティニッシュ」 テニッシュとはアムハラ語で少しと言う意味。ゴンダール迄後少しと助手は言っている。
どうやらガス欠の様で、助手はポリタンクを持って通り掛かった別のトラックに乗って行ってしまう。ガソリンを調達しに行ったようだ。
少したつと、通り掛かったまた別のトラックが我々を見て停まり、ドライバーが降りてきた。このトラックのドライバー、我々のトラックのドライバーと知り合いで、ガソリンを分けてくれたのだ。
「よし、出発か」と思ったのもつかの間、助手がトラックのキーを持ったまま街へガソリン調達へ行ってしまったとの事で、その助手が戻る迄、ボーッ遠くシミエンの山並みを眺めながら待ちぼうけ。
助手が戻ると、ドライバーは助手の頭をペシペシ。ガソリンを注入すると「よしっ、今度こそ再出発。」
ところがところが、なかなかエンジンの回転数が上がらず、少し進んでは停まり、その度、エンジンルームを開け、トンテン、カンテン、エンジン調整。
トホホ・・・。この調子じゃいつゴンダールへ着く事やら。
昨夜は野宿、今は炎天下でいつ直るかわからないトラックの調整待ち。さすがに疲れた。これじゃバスの方が良かったよ。
ラリベラの後、ヒッチでの移動が少々上手く行ったからって調子に乗りすぎた。急がば回れ。これからは一歩一歩着実に進もう。
反省しきりの中、ようやくトラックは復調、すると再出発してものの15分でゴンダールの街中に到着。
ティニッシュ(少し)とは言っていたけどこんなに間近だったとは。そうとわかってれば馬でも馬車でも捕まえて、さっさと来ちゃってれば良かったよ。
ゴンダールのバスターミナル近くの宿に入ったのは午後2時前。それから夕方にかけてゆっくりとゴンダールの街を散策。
世界遺産のファシリダス王の宮殿や色鮮やかなフレスコ画を見物し、散策を終えると、お気に入りのフルーツ生ジュースを2杯平らげて疲れを癒す。
「ふう、やっと着いたね、ゴンダール。見所も見終わったし、宿に戻ってゆっくり休もう。」
戻ってみると宿は停電かつ断水中。バケツの水を浴びて眠る。
【食事】
朝:ワタツ、パン
昼:アサコトレット(魚フライ)
夜:生フルーツジュース大ジョッキ2杯(グアバ、アボガド、パパイヤ/3色とグアバ、アボガド/2色で1杯2.5B旨いんだな、これが)、スパゲティ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
【宿】
・(ゴンダール)Axum HOTEL 25B/W1室 バスターミナルから近いので利用したが、値段の割に汚くお粗末。
ピアッツァにあるEthiopia Hotelの方がキレイで水も出てたし、割安の15B/1室でオススメ。
(散歩がてらチェックに行ってみた。バスターミナルまで十分歩ける距離)
夜明けを迎え、朝日が射し始めると、世界遺産シミエン国立公園に抱かれた山々の風景がすがすがしい。
この大型トラック、決して速くはないが、これまで快調に走っていたのだが、お昼過ぎ、エンジンの調子が悪くなり、道端で立ち往生してしまう。
「ゴンダール、ティニッシュ」 テニッシュとはアムハラ語で少しと言う意味。ゴンダール迄後少しと助手は言っている。
どうやらガス欠の様で、助手はポリタンクを持って通り掛かった別のトラックに乗って行ってしまう。ガソリンを調達しに行ったようだ。
少したつと、通り掛かったまた別のトラックが我々を見て停まり、ドライバーが降りてきた。このトラックのドライバー、我々のトラックのドライバーと知り合いで、ガソリンを分けてくれたのだ。
「よし、出発か」と思ったのもつかの間、助手がトラックのキーを持ったまま街へガソリン調達へ行ってしまったとの事で、その助手が戻る迄、ボーッ遠くシミエンの山並みを眺めながら待ちぼうけ。
助手が戻ると、ドライバーは助手の頭をペシペシ。ガソリンを注入すると「よしっ、今度こそ再出発。」
ところがところが、なかなかエンジンの回転数が上がらず、少し進んでは停まり、その度、エンジンルームを開け、トンテン、カンテン、エンジン調整。
トホホ・・・。この調子じゃいつゴンダールへ着く事やら。
昨夜は野宿、今は炎天下でいつ直るかわからないトラックの調整待ち。さすがに疲れた。これじゃバスの方が良かったよ。
ラリベラの後、ヒッチでの移動が少々上手く行ったからって調子に乗りすぎた。急がば回れ。これからは一歩一歩着実に進もう。
反省しきりの中、ようやくトラックは復調、すると再出発してものの15分でゴンダールの街中に到着。
ティニッシュ(少し)とは言っていたけどこんなに間近だったとは。そうとわかってれば馬でも馬車でも捕まえて、さっさと来ちゃってれば良かったよ。
ゴンダールのバスターミナル近くの宿に入ったのは午後2時前。それから夕方にかけてゆっくりとゴンダールの街を散策。
世界遺産のファシリダス王の宮殿や色鮮やかなフレスコ画を見物し、散策を終えると、お気に入りのフルーツ生ジュースを2杯平らげて疲れを癒す。
「ふう、やっと着いたね、ゴンダール。見所も見終わったし、宿に戻ってゆっくり休もう。」
戻ってみると宿は停電かつ断水中。バケツの水を浴びて眠る。
【食事】
朝:ワタツ、パン
昼:アサコトレット(魚フライ)
夜:生フルーツジュース大ジョッキ2杯(グアバ、アボガド、パパイヤ/3色とグアバ、アボガド/2色で1杯2.5B旨いんだな、これが)、スパゲティ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
【宿】
・(ゴンダール)Axum HOTEL 25B/W1室 バスターミナルから近いので利用したが、値段の割に汚くお粗末。
ピアッツァにあるEthiopia Hotelの方がキレイで水も出てたし、割安の15B/1室でオススメ。
(散歩がてらチェックに行ってみた。バスターミナルまで十分歩ける距離)
- 世界遺産「シミエン国立公園」を越えて (エチオピア)アクスム→シレ→アッデルカイ→ザレマ
-
エリア:
- アフリカ>エチオピア>アクスム
- アフリカ>エチオピア>エチオピアその他の都市
- テーマ:街中・建物・景色 鉄道・乗り物 グルメ
- 投稿日:2000/12/25 18:51
次に我々が目指す地はゴンダール。バスだと直通はなく、途中のシレまで行って一泊し、翌朝ゴンダール行のバスに乗り換えなくてはならず、丸2日掛かるとの事。
早朝、バスターミナルに向かう途中、Junkoが通り掛かったジープに声を掛ける「シレ?」
そして、シレまでジープのヒッチハイクに成功。
そのジープでシレのバスターミナルに朝7時前に到着すると、ゴンダール行の最終のバスがまだ出発せず停車している。
「よしっ!!」バックパックを背負って慌ててかけ寄る。しかし、バスは既に満員で我々は乗せてもらえない。
「ふうっ。」一息つくと、バスターミナルを出て、シレの街の、ゴンダール方面へ続く道の出口に向かって歩き出す。
ここまで、ヒッチハイクでの移動は、順調かつ快調に来ている。時間は未だ朝の7時過ぎ、バスには乗り損なったが、これからゴンダール行の車をヒッチハイクすれば、今日中にはゴンダールに着けるだろう。
すると、ゴンダール方面の道沿いに、ここシレ迄乗せてもらったジープが停車し、ドライバーのおじさんがエンジンルームを開け、何やら調整している様子。
「ヘイッ!どうしたんだい?」
とおじさん。
「ゴンダール行のバスは満員で乗れなかったので、トラックをヒッチハイクしようと思って。」
「それなら、オレはアッデルカイという所まで行くからアッデルカイまで乗せてってやるよ。アッデルカイは丁度ここからゴンダールまでの途中、半分の所にある街だよ。」
そういう訳で、ジープのフロントシートに乗ってアッデルカイへ。
ジープはなかなか快調なのだが、ドライバーのおじさん、街や村に通り掛るたび休憩を取るので、思った程さっさと先へ進まない。
まずは、シレから1時間も進んでいない所にある村で朝食タイム。我々もパンとワタツ(ホットミルク)を注文。
するとここのワタツ、いつものとちょっと違う。熱々ミルクのコップ底に、ふかした麦の実が入っている。これぞシリアルの原型ではないか。ミルクも濃く、砂糖が入っていて大甘なのだが、塩味がほんのり効いていて、おいしい。
また1時間程走るとと途中停車。おじさん、今度は我々にお茶をごちそうしてくれる。
見ると、おじさんはビールをごくごく2本も空けている。
アルコールが入って調子が出たのか、おじさんが運転するジープはびゅんびゅん飛ばし出す。
「まあ、こっちも急いではいるんだけど、安全第一でお願いしますよ。」
心の中でつぶやく。
今度は、タカゼ川という静かな川に架かる橋の手前の小さな集落で停車。
「ここはおいしいミルクで有名な店なんだ。カマン!」
ジープを降りて半露店の店に入るとおじさんがごちそうしてくれたのは、大きなカップに並々と注がれたヨーグルト。ここら辺ではヨーグルト菌が取れるのだろうか。
お腹には大丈夫かしらと恐る恐るすすると、決しておいしくはないが、酸味が効いていてすっきりとする。体がヨーグルトに含まれる栄養素を要求していたのかも知れない。
地元の人は皆、塩を振りかけて食べているが、自分は砂糖をもらって、ヨーグルトに入れてかき混ぜ、あれよあれよと、一気に平らげてしまった。
世界遺産でもあるシミエン国立公園から流れるタカゼ川のほとり、景色も良いし、こうやって途中の村々でゆっくりしながら進むのも悪くない。
ただ、マカレ、アクスムからここら辺は、ついこの間迄行われていたエチオピアとエリトリアとの戦争の戦闘エリア。 その跡なのだろう、戦車や空射砲の残がいや、迷彩色の服を着た兵士の姿がやたらと目に付く。
そう言えば、アクスムと周辺の村では、たたずむ兵士の姿や戦闘機が飛ぶ空の下、勇ましく銃を掲げる兵士が描かれた戦意を促す大看板も目立っていた。
ゴンダール迄の道半ば、アッデルカイに着いたのは午後1:30過ぎ。アッデルカイ路肩の木陰でゴンダール行の車を捕まえようと座り込むも、なかなか車は現れない。
1時間過ぎ、2時間過ぎる。ここからゴンダール迄、決して近くないし、かなりの峠道、もう夕方になろうかという今からゴンダールに向かう車があるようには思えない。
そうあきらめかけた時、ゴンダール方面に向かう一台のトラックが現れる。すかさずかけ寄り叫ぶ「ゴンダール?」
このトラックの運ちゃんも助手も、首を縦に振ってはいるものの英語は喋れない。とりあえずアムハラ語の数字を叫び合い値段交渉。
最初、運ちゃんは2人で80Bと言っていたが値切って70Bで決着。少し高いが、これで何とか今夜にはゴンダールに着ければ上出来だと、助手席に乗り込む。
我々が乗り込むと間髪入れずトラックは出発。「よしっ!」
ところが、このトラック、2時間程走って、次の村に着くと、停まって荷積み作業を始め出す。身ぶり手ぶりで聞くと、どうやら今夜はこの小さな村で一泊し、明日朝ゴンダールに向けて出発するようだ。
朝早くからさんざん急いで、お金もバス代より多く使ったのに、結局今日中の到着をもくろんでいたゴンダールへは明日着くことになってしまった。
これじゃゆっくり安いバスで乗り継いで行っても変わらなかったよ、トホホ。
クリスマスの夜、高く積まれたトラックの荷台の荷物の上、満天の星空の下、眠りにつく。
【食事】
朝:麦入りワタツ、パン
昼:ヨーグルト、パン
夜:パン、シュロワット(つぶした豆、辛い)
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
・アクスム→シレ(ジープをヒッチ)15B/1人 2.5時間
・シレ→アッデルカイ(同じジープで)15B/1人5時間
・アッデルカイ→ゴンダール(大型トラックをヒッチ)35B/1人
【宿】
・(ザレマ村)トラック荷台にて、タダ。
早朝、バスターミナルに向かう途中、Junkoが通り掛かったジープに声を掛ける「シレ?」
そして、シレまでジープのヒッチハイクに成功。
そのジープでシレのバスターミナルに朝7時前に到着すると、ゴンダール行の最終のバスがまだ出発せず停車している。
「よしっ!!」バックパックを背負って慌ててかけ寄る。しかし、バスは既に満員で我々は乗せてもらえない。
「ふうっ。」一息つくと、バスターミナルを出て、シレの街の、ゴンダール方面へ続く道の出口に向かって歩き出す。
ここまで、ヒッチハイクでの移動は、順調かつ快調に来ている。時間は未だ朝の7時過ぎ、バスには乗り損なったが、これからゴンダール行の車をヒッチハイクすれば、今日中にはゴンダールに着けるだろう。
すると、ゴンダール方面の道沿いに、ここシレ迄乗せてもらったジープが停車し、ドライバーのおじさんがエンジンルームを開け、何やら調整している様子。
「ヘイッ!どうしたんだい?」
とおじさん。
「ゴンダール行のバスは満員で乗れなかったので、トラックをヒッチハイクしようと思って。」
「それなら、オレはアッデルカイという所まで行くからアッデルカイまで乗せてってやるよ。アッデルカイは丁度ここからゴンダールまでの途中、半分の所にある街だよ。」
そういう訳で、ジープのフロントシートに乗ってアッデルカイへ。
ジープはなかなか快調なのだが、ドライバーのおじさん、街や村に通り掛るたび休憩を取るので、思った程さっさと先へ進まない。
まずは、シレから1時間も進んでいない所にある村で朝食タイム。我々もパンとワタツ(ホットミルク)を注文。
するとここのワタツ、いつものとちょっと違う。熱々ミルクのコップ底に、ふかした麦の実が入っている。これぞシリアルの原型ではないか。ミルクも濃く、砂糖が入っていて大甘なのだが、塩味がほんのり効いていて、おいしい。
また1時間程走るとと途中停車。おじさん、今度は我々にお茶をごちそうしてくれる。
見ると、おじさんはビールをごくごく2本も空けている。
アルコールが入って調子が出たのか、おじさんが運転するジープはびゅんびゅん飛ばし出す。
「まあ、こっちも急いではいるんだけど、安全第一でお願いしますよ。」
心の中でつぶやく。
今度は、タカゼ川という静かな川に架かる橋の手前の小さな集落で停車。
「ここはおいしいミルクで有名な店なんだ。カマン!」
ジープを降りて半露店の店に入るとおじさんがごちそうしてくれたのは、大きなカップに並々と注がれたヨーグルト。ここら辺ではヨーグルト菌が取れるのだろうか。
お腹には大丈夫かしらと恐る恐るすすると、決しておいしくはないが、酸味が効いていてすっきりとする。体がヨーグルトに含まれる栄養素を要求していたのかも知れない。
地元の人は皆、塩を振りかけて食べているが、自分は砂糖をもらって、ヨーグルトに入れてかき混ぜ、あれよあれよと、一気に平らげてしまった。
世界遺産でもあるシミエン国立公園から流れるタカゼ川のほとり、景色も良いし、こうやって途中の村々でゆっくりしながら進むのも悪くない。
ただ、マカレ、アクスムからここら辺は、ついこの間迄行われていたエチオピアとエリトリアとの戦争の戦闘エリア。 その跡なのだろう、戦車や空射砲の残がいや、迷彩色の服を着た兵士の姿がやたらと目に付く。
そう言えば、アクスムと周辺の村では、たたずむ兵士の姿や戦闘機が飛ぶ空の下、勇ましく銃を掲げる兵士が描かれた戦意を促す大看板も目立っていた。
ゴンダール迄の道半ば、アッデルカイに着いたのは午後1:30過ぎ。アッデルカイ路肩の木陰でゴンダール行の車を捕まえようと座り込むも、なかなか車は現れない。
1時間過ぎ、2時間過ぎる。ここからゴンダール迄、決して近くないし、かなりの峠道、もう夕方になろうかという今からゴンダールに向かう車があるようには思えない。
そうあきらめかけた時、ゴンダール方面に向かう一台のトラックが現れる。すかさずかけ寄り叫ぶ「ゴンダール?」
このトラックの運ちゃんも助手も、首を縦に振ってはいるものの英語は喋れない。とりあえずアムハラ語の数字を叫び合い値段交渉。
最初、運ちゃんは2人で80Bと言っていたが値切って70Bで決着。少し高いが、これで何とか今夜にはゴンダールに着ければ上出来だと、助手席に乗り込む。
我々が乗り込むと間髪入れずトラックは出発。「よしっ!」
ところが、このトラック、2時間程走って、次の村に着くと、停まって荷積み作業を始め出す。身ぶり手ぶりで聞くと、どうやら今夜はこの小さな村で一泊し、明日朝ゴンダールに向けて出発するようだ。
朝早くからさんざん急いで、お金もバス代より多く使ったのに、結局今日中の到着をもくろんでいたゴンダールへは明日着くことになってしまった。
これじゃゆっくり安いバスで乗り継いで行っても変わらなかったよ、トホホ。
クリスマスの夜、高く積まれたトラックの荷台の荷物の上、満天の星空の下、眠りにつく。
【食事】
朝:麦入りワタツ、パン
昼:ヨーグルト、パン
夜:パン、シュロワット(つぶした豆、辛い)
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
・アクスム→シレ(ジープをヒッチ)15B/1人 2.5時間
・シレ→アッデルカイ(同じジープで)15B/1人5時間
・アッデルカイ→ゴンダール(大型トラックをヒッチ)35B/1人
【宿】
・(ザレマ村)トラック荷台にて、タダ。
- 「失われたアーク」 (エチオピア)マカレ→アクスム
-
エリア:
- アフリカ>エチオピア>エチオピアその他の都市
- アフリカ>エチオピア>アクスム
- テーマ:街中・建物・景色 世界遺産
- 投稿日:2000/12/24 18:44
「イブの日、アクスムの地に立つ」
かつて紅海貿易で繁栄を極めた紀元前後のアクスム王国の首都、シバの女王ゆかりの地でもある。
街はずれにはアクスム王国時代に築かれた謎のオベリスクが林立し、聖シオン教会には門外不出の「失われたアーク」が収められていると言う。
しかしながらどれもがいまだ謎のまま、アクスム王国についてのその詳しい歴史等は何ら明らかにされておらず、門外不出、司教以外誰も見ることが許されない映画インディ・ジョーンズの題材にもなった「失われたアーク」にいたっては伝説の域を出ない。
おとぎ話の中のような「いわれ」が、いまだまことしやかにまかり通り、多くの観光客を引きつけているアクスム。「サンタクロースがやってくる」クリスマスのイブの日に、丁度お似合いではないか。
ただ、ここアクスム、観光地の割にロクな食事の出来るところがなく、イブのディナーはひもじいものに。
おまけに、エチオピアでは、キリスト教の解釈の違いからクリスマスは全く別の日、年明けに行われるので、本日12月24日のアクスムの街に、クリスマスの気配のかけらもなし。
20世紀最後のイブなのにごめんね。この埋め合わせはきっといつの日か。
【食事】
朝:パン
昼:パン
夜:ファター(練ったパンを玉ねぎソースであえたもの)
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
・マカレ→アクスム(バス)24B/1人 5:30集合 7:30発 14:30着
※注意!アクスムには新しいバスステーションが街外れにでき、街の中心(ピアッツァ)から約2km。歩くのには遠い。我々はアクスム到着時、親切なオジサンに無料でピアッツァまで乗せてもらった。
【宿】
・(アクスム)Genet Hotel 30B/W1室 高いがキレイ
かつて紅海貿易で繁栄を極めた紀元前後のアクスム王国の首都、シバの女王ゆかりの地でもある。
街はずれにはアクスム王国時代に築かれた謎のオベリスクが林立し、聖シオン教会には門外不出の「失われたアーク」が収められていると言う。
しかしながらどれもがいまだ謎のまま、アクスム王国についてのその詳しい歴史等は何ら明らかにされておらず、門外不出、司教以外誰も見ることが許されない映画インディ・ジョーンズの題材にもなった「失われたアーク」にいたっては伝説の域を出ない。
おとぎ話の中のような「いわれ」が、いまだまことしやかにまかり通り、多くの観光客を引きつけているアクスム。「サンタクロースがやってくる」クリスマスのイブの日に、丁度お似合いではないか。
ただ、ここアクスム、観光地の割にロクな食事の出来るところがなく、イブのディナーはひもじいものに。
おまけに、エチオピアでは、キリスト教の解釈の違いからクリスマスは全く別の日、年明けに行われるので、本日12月24日のアクスムの街に、クリスマスの気配のかけらもなし。
20世紀最後のイブなのにごめんね。この埋め合わせはきっといつの日か。
【食事】
朝:パン
昼:パン
夜:ファター(練ったパンを玉ねぎソースであえたもの)
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
・マカレ→アクスム(バス)24B/1人 5:30集合 7:30発 14:30着
※注意!アクスムには新しいバスステーションが街外れにでき、街の中心(ピアッツァ)から約2km。歩くのには遠い。我々はアクスム到着時、親切なオジサンに無料でピアッツァまで乗せてもらった。
【宿】
・(アクスム)Genet Hotel 30B/W1室 高いがキレイ
1 - 5件目まで(32件中)