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- 華麗なる舞 (韓国)慶州
-
エリア:
- アジア>韓国>慶州(キョンジュ)
- テーマ:鑑賞・観戦
- 投稿日:2001/08/16 17:44
庶民的な慶州市街から東へ約6kmの一帯に並ぶ高級ホテルに人造湖に観覧車が回る遊園地。普門リゾートと呼ばれるそこには、リゾートの名の通り、リラックスして旅行を楽しみたい内外の観光客の慶州観光の基地となっている。
慶州市街の街外れにどっぷり埋もれるようにある、民宿風の安宿に好んで宿泊している旅人の我々には、コンクリートで塗り固められ、リゾートとして隔離されたそこは、今一つ肌に合わないのだが、実は我々ここ普門リゾートを訪れるのは先の8月12日に続いて2度目。
お目当ては毎夜、屋外演芸場で行われている民族舞踏ショー。
ソウルでは、外国人観光客はこれを見たさに20000W(2000円)は下らないホテルのショーに足を運んでいるようだが、何とここはでタダ。連日連夜無料なのである。
悠久の古都、慶州で、その伝統文化を、訪れた者に無料で広く開放する。これこそ伝統を重んじ大切にする韓国ならではの古都流の壊の広いやさしきスタイルなのだ。
これを我々が見逃すハズはない。それどころか今日で2度目、タダでもたっぷり楽しませて頂きます。
先日来た時は特別公演が開催され、農楽などのアグレッシブな伝統民間芸能を見せてもらった。
そして、本日の定期公演では、華麗な衣装をまとった美しき女性達が舞う、芸術的な優雅な美の世界が繰り広げられる。華やかな宮廷芸能だ。
特に、大勢の女性達が淡い紅のチョゴリのすそと、手にしたゴージャスな扇をひろげ舞う「扇の舞」などにはうっとり酔いしれる。
シルクロードの東の端で、この舞いのようにかつて花ひらいた新羅の宮廷文化に思いを果せる。
【食事】
朝:パン
昼:パン
夜:カップメン
【トラベルメモ】
1$≒1000W(韓国ウオン)
* 本日訪れた慶州の見所
・ 掛陵 郊外にポツンとあり、あまり人気がないようでひっそりとしていた。入場料が必要と聞いていたが、料金窓口は閉まっていて誰もおらず無料で自由に出入り可能だった。緑に囲まれたひっそりとした雰囲気は、自分はなかなか気に入った。
・ 普門リゾート 慶州市街よりバスで約1000W。屋外演芸場での無料公演のクケジュールについては要確認。
【宿】(慶州)西川旅人宿 13000W/W1室
慶州市街の街外れにどっぷり埋もれるようにある、民宿風の安宿に好んで宿泊している旅人の我々には、コンクリートで塗り固められ、リゾートとして隔離されたそこは、今一つ肌に合わないのだが、実は我々ここ普門リゾートを訪れるのは先の8月12日に続いて2度目。
お目当ては毎夜、屋外演芸場で行われている民族舞踏ショー。
ソウルでは、外国人観光客はこれを見たさに20000W(2000円)は下らないホテルのショーに足を運んでいるようだが、何とここはでタダ。連日連夜無料なのである。
悠久の古都、慶州で、その伝統文化を、訪れた者に無料で広く開放する。これこそ伝統を重んじ大切にする韓国ならではの古都流の壊の広いやさしきスタイルなのだ。
これを我々が見逃すハズはない。それどころか今日で2度目、タダでもたっぷり楽しませて頂きます。
先日来た時は特別公演が開催され、農楽などのアグレッシブな伝統民間芸能を見せてもらった。
そして、本日の定期公演では、華麗な衣装をまとった美しき女性達が舞う、芸術的な優雅な美の世界が繰り広げられる。華やかな宮廷芸能だ。
特に、大勢の女性達が淡い紅のチョゴリのすそと、手にしたゴージャスな扇をひろげ舞う「扇の舞」などにはうっとり酔いしれる。
シルクロードの東の端で、この舞いのようにかつて花ひらいた新羅の宮廷文化に思いを果せる。
【食事】
朝:パン
昼:パン
夜:カップメン
【トラベルメモ】
1$≒1000W(韓国ウオン)
* 本日訪れた慶州の見所
・ 掛陵 郊外にポツンとあり、あまり人気がないようでひっそりとしていた。入場料が必要と聞いていたが、料金窓口は閉まっていて誰もおらず無料で自由に出入り可能だった。緑に囲まれたひっそりとした雰囲気は、自分はなかなか気に入った。
・ 普門リゾート 慶州市街よりバスで約1000W。屋外演芸場での無料公演のクケジュールについては要確認。
【宿】(慶州)西川旅人宿 13000W/W1室
- やさしさとたくましさ (韓国)ソウル
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エリア:
- アジア>韓国>ソウル
- テーマ:街中・建物・景色 鑑賞・観戦 グルメ
- 投稿日:2001/08/05 12:34
朝、ソウル市街のビル郡を離れ、郊外で気分を変えようと、電車で水原へ向かう。ところが、水原に着く頃にはあいにくの雨、改札を出る事なく、そのまま来た電車でソウルにトンボ返り。
こちらの電車、外国にいる事を忘れてしまう程、日本の電車にそっくりな車内のつくりと乗心地だが、たまたま乗り合せた見ず知らずの人同士が、談笑したり、他人の子供をあやしたり、暴れる他人の子をしかったりする光景は、日本では見られないものだ。
アフリカから始まった今回の旅では、これ迄、世界で頑張る沢山の韓国の人々の姿を見て来た。
マラウィの首都、リロングウェイの両替店は、韓国人の人がやっていた。
エチオピアで道を作っていたのは、韓国企業。
ガーナで出会った海運会社を経営する南さんは、親切にも我々を車に乗せてくれた。
モーリタニアの港町、ヌアディブでも、海運業に従事する多くの韓国人の人がいた。
彼らが貨物船で行き来する、大西洋沖のスペイン領カナリア諸島には、韓国人が沢山いて大きなコミュニティを作っているそうだ。ヌアディブでインターネットカフェを経営しているのも、彼らだった。
そして彼らはいつも、異国の街角で偶然遭った我々に、笑顔を交し、親切にしてくれた。
ヨーロッパから中東、アジアに到る迄、韓国人の旅行者にも何人も会ったし、安宿の情報ノートには、ハングル語の書込みが目立っていた。
そして、世界中に溢れる韓国製品の車に電気製品。
特にヨーロッパ、中東では、日本製品は完全に韓国製品の影にかくれてしまっている。
街中で目立つのは、ヒュンダイやサムソンの看板。走っている外車はヒュンダイばかり。
改築されたばかりのローマ駅に設置されたエアコンは、全てLG製だった。
極めつけは、プラハのスメタナホールで鑑賞したクラシックコンサート。 伝統のホールでピアノコンツェルトのピアノを奏でるのは、りんとした韓国人女性だった。
午後、ソウル市街に戻ると、東大門市場を散歩。
一般的に東大門市場として有名なのは、中心部のファッションビル街だが、市場はその中心部の広い範囲に放射状に拡がっている。
古本街、スポーツ用品街、チョゴリ街。
そして中心部に並ぶ、東大門市場の代名詞の衣料品市場。
路上に、地下街に、そして地下におりる階段や地上の立橋の上まで、ぎっしりと並ぶ衣料品売の屋台。
その中にあって、ひときわ人が集まってるのはファッションビル街。5〜10階もあるビルの中は、小さな店舗がズラーッと並んでいる。その様相は秋葉原の部品屋さんのようであるが、どれも衣料品屋なのだからビックリだ。それ程小さく、ひしめきあっているのだ。
中では地元客、観光客が入り交じってすごい混雑だ。そちこちで、客が目についた服を服の上から試着しては投げ捨てるように脱ぎ去っていく。ものすごい活気だ。
市場街には所々、色々な種類の食べ物の屋台もでている。
ノリマキ、オデンなどの人気屋台はもちろん、市場の奥には、お刺身を食べながらお酒を飲める庶民的なものもある。
夕方、我々は、そんな屋台の中からおかゆ屋さんで早目の晩ごはんをとる。
おばさんが切盛するそのあまりにも庶民的かつ家庭的、地元密着スタイルにひかれて、つい屋台のカウンターの前の長イスに座ってしまったのだ。
注文したのは、アズキ入おかゆとカボチャのおかゆを一つずつ。
白玉入なのがうれしいが、アズキは味がない。見渡すと現地の人は、これに塩を振って食べている。
とまどう我々をみて、屋台のおばさんは砂糖を手渡してくれた。どうやら、おばさん、日本人はアズキは砂糖で食べることを知っていたようだ。
ありがとう、おばさん。日本人は塩味のおしるこは食べられないよ。
夜、宿近くの仁寺洞で、こちらの色彩々の伝統工芸品店などで目の保養をしていると、通りの一角から大音響で賑わう仮設ステージを発見。暇なので、その前に座ってイベントを見学する。
女子高生によるダンス選手権あり、手話コーラスあり、韓国お琴の演奏あり、エアロビあり。
溢れる観客、夏休みの日曜日を街歩きを楽しむ沢山の人々。
日本に負けず劣らず、韓国も不景気だと聞いていたが、どうしてどうして街も人もみんな元気だ。
アフリカでもヨーロッパでも、そしてここ本国でも、韓国人の人々の優しさとたくましさを感じずにはいられない。
「イェーイ!アンニョンハセヨー!!」
宿に戻ると、宿のおばさんが笑顔で声をかけてくれた。
【食事】
朝:パン
昼:カルビタン(煮込カルビ)
夜:ぜんざい小豆のおかゆ白玉入と、かぼちゃのおかゆ白玉入
【トラベルメモ】
1$≒1000W(韓国ウオン)
【宿】(ソウル)東山旅館 15000W/W一室
こちらの電車、外国にいる事を忘れてしまう程、日本の電車にそっくりな車内のつくりと乗心地だが、たまたま乗り合せた見ず知らずの人同士が、談笑したり、他人の子供をあやしたり、暴れる他人の子をしかったりする光景は、日本では見られないものだ。
アフリカから始まった今回の旅では、これ迄、世界で頑張る沢山の韓国の人々の姿を見て来た。
マラウィの首都、リロングウェイの両替店は、韓国人の人がやっていた。
エチオピアで道を作っていたのは、韓国企業。
ガーナで出会った海運会社を経営する南さんは、親切にも我々を車に乗せてくれた。
モーリタニアの港町、ヌアディブでも、海運業に従事する多くの韓国人の人がいた。
彼らが貨物船で行き来する、大西洋沖のスペイン領カナリア諸島には、韓国人が沢山いて大きなコミュニティを作っているそうだ。ヌアディブでインターネットカフェを経営しているのも、彼らだった。
そして彼らはいつも、異国の街角で偶然遭った我々に、笑顔を交し、親切にしてくれた。
ヨーロッパから中東、アジアに到る迄、韓国人の旅行者にも何人も会ったし、安宿の情報ノートには、ハングル語の書込みが目立っていた。
そして、世界中に溢れる韓国製品の車に電気製品。
特にヨーロッパ、中東では、日本製品は完全に韓国製品の影にかくれてしまっている。
街中で目立つのは、ヒュンダイやサムソンの看板。走っている外車はヒュンダイばかり。
改築されたばかりのローマ駅に設置されたエアコンは、全てLG製だった。
極めつけは、プラハのスメタナホールで鑑賞したクラシックコンサート。 伝統のホールでピアノコンツェルトのピアノを奏でるのは、りんとした韓国人女性だった。
午後、ソウル市街に戻ると、東大門市場を散歩。
一般的に東大門市場として有名なのは、中心部のファッションビル街だが、市場はその中心部の広い範囲に放射状に拡がっている。
古本街、スポーツ用品街、チョゴリ街。
そして中心部に並ぶ、東大門市場の代名詞の衣料品市場。
路上に、地下街に、そして地下におりる階段や地上の立橋の上まで、ぎっしりと並ぶ衣料品売の屋台。
その中にあって、ひときわ人が集まってるのはファッションビル街。5〜10階もあるビルの中は、小さな店舗がズラーッと並んでいる。その様相は秋葉原の部品屋さんのようであるが、どれも衣料品屋なのだからビックリだ。それ程小さく、ひしめきあっているのだ。
中では地元客、観光客が入り交じってすごい混雑だ。そちこちで、客が目についた服を服の上から試着しては投げ捨てるように脱ぎ去っていく。ものすごい活気だ。
市場街には所々、色々な種類の食べ物の屋台もでている。
ノリマキ、オデンなどの人気屋台はもちろん、市場の奥には、お刺身を食べながらお酒を飲める庶民的なものもある。
夕方、我々は、そんな屋台の中からおかゆ屋さんで早目の晩ごはんをとる。
おばさんが切盛するそのあまりにも庶民的かつ家庭的、地元密着スタイルにひかれて、つい屋台のカウンターの前の長イスに座ってしまったのだ。
注文したのは、アズキ入おかゆとカボチャのおかゆを一つずつ。
白玉入なのがうれしいが、アズキは味がない。見渡すと現地の人は、これに塩を振って食べている。
とまどう我々をみて、屋台のおばさんは砂糖を手渡してくれた。どうやら、おばさん、日本人はアズキは砂糖で食べることを知っていたようだ。
ありがとう、おばさん。日本人は塩味のおしるこは食べられないよ。
夜、宿近くの仁寺洞で、こちらの色彩々の伝統工芸品店などで目の保養をしていると、通りの一角から大音響で賑わう仮設ステージを発見。暇なので、その前に座ってイベントを見学する。
女子高生によるダンス選手権あり、手話コーラスあり、韓国お琴の演奏あり、エアロビあり。
溢れる観客、夏休みの日曜日を街歩きを楽しむ沢山の人々。
日本に負けず劣らず、韓国も不景気だと聞いていたが、どうしてどうして街も人もみんな元気だ。
アフリカでもヨーロッパでも、そしてここ本国でも、韓国人の人々の優しさとたくましさを感じずにはいられない。
「イェーイ!アンニョンハセヨー!!」
宿に戻ると、宿のおばさんが笑顔で声をかけてくれた。
【食事】
朝:パン
昼:カルビタン(煮込カルビ)
夜:ぜんざい小豆のおかゆ白玉入と、かぼちゃのおかゆ白玉入
【トラベルメモ】
1$≒1000W(韓国ウオン)
【宿】(ソウル)東山旅館 15000W/W一室
- 徳寿宮・守門将の交代式 (韓国)ソウル
-
エリア:
- アジア>韓国>ソウル
- テーマ:鑑賞・観戦
- 投稿日:2001/08/04 12:29
本日のソウル歩きのハイライトは、徳寿宮の門前で行われた守門将の交代式。
すなわち、欧米の観光名所でも良く見られる衛兵の交代式である。
我々のこの旅では、チェコのプラハ城の衛兵の交代式が面白かった。
だがここのアジアの東、韓国。そのスタイルは欧米のものとは全く異なっている。
カラフルだがやさしい染色の赤や紫や黄色の衣装を付けた守門将たち。日本人の我々から見ると、衣装は中国のものに近い気がする。
楽隊にひきいられて現れた者達と交代し、大きな長いヤリを地につけ、門を守っている。
その立ち姿は、時代劇などで見る日本のお城を守る兵たちの姿とそっくりだ。
観光客用のショーではあるが、朝鮮王朝時代をしのばせる韓国の伝統行事を見られて、中々楽しかった。
蒸し暑い夏のソウルで、門を守る守門将達の額の汗に、
「大変だねぇ。」
大勢の観光客が、ひっきりなしに隣に立って、記念撮影に興じている。
【食事】
朝:カップメン(おととい買っておいたパンにはカビでポイ。日本と同じく湿度が高い夏の韓国、カビが発生するのも今まで以上に早いようだ。)
昼:桃
夜:プルコギクイ(韓国と言えばこれ!!うまかった☆)
【トラベルメモ】
1$≒1000W(韓国ウオン)
徳寿宮 入場料700W 交代式は土日のみ開催と聞いていたが、夏などの観光客が集まるシーズンは、毎日やっているそうだ。
【宿】(ソウル)東山旅館 15000W/W一室
すなわち、欧米の観光名所でも良く見られる衛兵の交代式である。
我々のこの旅では、チェコのプラハ城の衛兵の交代式が面白かった。
だがここのアジアの東、韓国。そのスタイルは欧米のものとは全く異なっている。
カラフルだがやさしい染色の赤や紫や黄色の衣装を付けた守門将たち。日本人の我々から見ると、衣装は中国のものに近い気がする。
楽隊にひきいられて現れた者達と交代し、大きな長いヤリを地につけ、門を守っている。
その立ち姿は、時代劇などで見る日本のお城を守る兵たちの姿とそっくりだ。
観光客用のショーではあるが、朝鮮王朝時代をしのばせる韓国の伝統行事を見られて、中々楽しかった。
蒸し暑い夏のソウルで、門を守る守門将達の額の汗に、
「大変だねぇ。」
大勢の観光客が、ひっきりなしに隣に立って、記念撮影に興じている。
【食事】
朝:カップメン(おととい買っておいたパンにはカビでポイ。日本と同じく湿度が高い夏の韓国、カビが発生するのも今まで以上に早いようだ。)
昼:桃
夜:プルコギクイ(韓国と言えばこれ!!うまかった☆)
【トラベルメモ】
1$≒1000W(韓国ウオン)
徳寿宮 入場料700W 交代式は土日のみ開催と聞いていたが、夏などの観光客が集まるシーズンは、毎日やっているそうだ。
【宿】(ソウル)東山旅館 15000W/W一室
- 中華サーカス・雑技 (中国)北京
-
エリア:
- アジア>中国>北京(ペキン)
- テーマ:鑑賞・観戦 グルメ
- 投稿日:2001/07/23 10:41
北京駅近くの高級ホテル内に入っている、中国国際旅行社のオフィスで、中国・天津から韓国・仁川までの船の切符を購入。
料金は一人「888元」。これ本当?料金にしては中途半端な額だし、ワザと末広がりの8を3つ並べた縁起のいい数字に仕立ててるんじゃ?さすがは中国です・・・。
その高級ホテルから少し歩くと、日本のものと比べても全くそん色ない真新しいショッピングモールを発見。
その名も東方新天地。
入口では、2008年に北京での開催が決まった、オリンピックのマークの巨大なモニュメントがあり、人々がその前で記念撮影している。北京中心街の路上では、小さなオリンピックの旗が売られ、皆こぞって購入し、手にしている。
ショッピングモールの中は、ブランドショップにスポーツ店にCD店、テーマパークさながらの派手な内装のジャングルカフェから、牛丼の吉野家まである。
近代的な巨大ショッピングモールにオリンピック、現代(いま)の中国の急速な発展ぶりを象徴している。
だが、我々外国人旅行者が求めるのは、中国のそんな姿ではない。
ショッピングモールを出て、ちょっとハイソな王府井の商店街から路地にそれると、ありました。相変わらずの活気、人が溢れる屋台街だ。
ビルとアスファルトの街歩きに疲れた、彼らの行きつく先は、やはりこれなのだ。
さすがに、北京きってのハイソな繁華街にあるだけあって、古くさい屋台と言うよりは、キレイで近代的な建物の軒先に半露天の店が並ぶ、屋台村と言ったところ。
店先に並ぶサンプル。色々な種類のヤキソバや焼飯などが沢山あって、どれを頼むか悩んでしまう。
「あれも、これも食べたくなっちゃうけど、2人でそんなに食べられる訳ないよね。どうしよう・・・。」
そこで、お客さんが食べている物を見ながら熟考し、ヤキソバと竹筒に入った焼飯を注文。中国人の方々は皆もりもり食べてるし、サンプルを見ているときはそれ程には見えなかったのだが、いざ目の前に差出されたそれを目の当たりにすると、
「でかい・・・」
ヤキソバも、竹筒チャーハンも、物凄い量だ。一品がラーメンドンブリ一ぱい分はある。
周囲を見てみると、お子様からお年寄り、スマートなお姉さんまで、皆、この凄い量の一人前をペロリとたいらげた上に、更にもう一品、二品と、ハシをつついている。一体、彼らの胃袋はどうなっているのか。
残す訳には行かない。残したらもったいない。我々は日本でそう教わって育って来た。
喰い散らかす周囲を横目に、ムリしてキレイにたいらげる。
「あー、お腹いっぱいだー。」
ふくれた胃に手をあてながら、今度は王府井よりもゴチャゴチャした、その名も自由市場へ。
自由市場には白人観光客の姿が目立つ。見ると彼らは、偽ブランドバッグなどを買い物している。
アジアと言えば、良くできた安い偽ブランド品が未だ有名だ。彼らの中国観光の楽しみも未だそれなのだ。
それにしても、日本には偽ブランドを取り締まれだのうるさいくせに、その偽ブランドをこぞって買って行くのは、見るからに白人観光客が目立つ。売る方も売る方、買う方も買う方、そんな自由な観光市場だ。
そんな自由市場は軽く流して、本日の北京歩きの締めは、昨日の京劇に続く観劇、中華サーカス「雑技」を拝見。
女の子がバレエをしながらこまを廻したり、自転車曲乗りでは20人余りもが一台の自転車に乗ったり。何もそこまでしなくともと思いながらも、思わず微笑んでしまう、ミスマッチングな演技がが何とも愉快だ。
もちろん、中華サーカスならではの、アクロバティックな獅子舞や曲芸もあり、Junkoもすっかり気に入ってしまった様だ。
とっても楽しい雑技だが、京劇と違って、地元の人達の人気は低迷し、すっかり外国人観光客用になってしまっているそうだ。
「晩御飯どうする?」
「カンベンしてよーもう。お昼食べ過ぎでもう晩御飯なんて入らないよー!!」
連日、安くておいしくて、必ず大盛りの中華庶民料理を楽しんできた我々2人だが、本日の北京歩きを振返って、最後に一言。
「そろそろ胃がお疲れの様だ。」
今日のお昼も、ムリをしてまで山盛り食べた。
今日午前中に買った、韓国行の船の切符に記された出発日は、2001年7月29日。
あと一週間、中国パワーについて行けるだろうか・・・。
【食事】
朝:ワンタン、アンカケ豆腐→安くておいしいが胃に重たい中華料理だが朝の屋台の朝食はあっさりしていて胃にやさしい、もちろん安くて旨い☆
昼:竹筒焼飯、ヤキソバ
夜:胃疲れにつきなし××
【トラベルメモ】
1$=8元(中国元)
・ 中国・天津→韓国・仁川 (船)切符 エコノミー席 888元
・ 朝陽劇場での雑技 19:15〜21:30 100元
料金は一人「888元」。これ本当?料金にしては中途半端な額だし、ワザと末広がりの8を3つ並べた縁起のいい数字に仕立ててるんじゃ?さすがは中国です・・・。
その高級ホテルから少し歩くと、日本のものと比べても全くそん色ない真新しいショッピングモールを発見。
その名も東方新天地。
入口では、2008年に北京での開催が決まった、オリンピックのマークの巨大なモニュメントがあり、人々がその前で記念撮影している。北京中心街の路上では、小さなオリンピックの旗が売られ、皆こぞって購入し、手にしている。
ショッピングモールの中は、ブランドショップにスポーツ店にCD店、テーマパークさながらの派手な内装のジャングルカフェから、牛丼の吉野家まである。
近代的な巨大ショッピングモールにオリンピック、現代(いま)の中国の急速な発展ぶりを象徴している。
だが、我々外国人旅行者が求めるのは、中国のそんな姿ではない。
ショッピングモールを出て、ちょっとハイソな王府井の商店街から路地にそれると、ありました。相変わらずの活気、人が溢れる屋台街だ。
ビルとアスファルトの街歩きに疲れた、彼らの行きつく先は、やはりこれなのだ。
さすがに、北京きってのハイソな繁華街にあるだけあって、古くさい屋台と言うよりは、キレイで近代的な建物の軒先に半露天の店が並ぶ、屋台村と言ったところ。
店先に並ぶサンプル。色々な種類のヤキソバや焼飯などが沢山あって、どれを頼むか悩んでしまう。
「あれも、これも食べたくなっちゃうけど、2人でそんなに食べられる訳ないよね。どうしよう・・・。」
そこで、お客さんが食べている物を見ながら熟考し、ヤキソバと竹筒に入った焼飯を注文。中国人の方々は皆もりもり食べてるし、サンプルを見ているときはそれ程には見えなかったのだが、いざ目の前に差出されたそれを目の当たりにすると、
「でかい・・・」
ヤキソバも、竹筒チャーハンも、物凄い量だ。一品がラーメンドンブリ一ぱい分はある。
周囲を見てみると、お子様からお年寄り、スマートなお姉さんまで、皆、この凄い量の一人前をペロリとたいらげた上に、更にもう一品、二品と、ハシをつついている。一体、彼らの胃袋はどうなっているのか。
残す訳には行かない。残したらもったいない。我々は日本でそう教わって育って来た。
喰い散らかす周囲を横目に、ムリしてキレイにたいらげる。
「あー、お腹いっぱいだー。」
ふくれた胃に手をあてながら、今度は王府井よりもゴチャゴチャした、その名も自由市場へ。
自由市場には白人観光客の姿が目立つ。見ると彼らは、偽ブランドバッグなどを買い物している。
アジアと言えば、良くできた安い偽ブランド品が未だ有名だ。彼らの中国観光の楽しみも未だそれなのだ。
それにしても、日本には偽ブランドを取り締まれだのうるさいくせに、その偽ブランドをこぞって買って行くのは、見るからに白人観光客が目立つ。売る方も売る方、買う方も買う方、そんな自由な観光市場だ。
そんな自由市場は軽く流して、本日の北京歩きの締めは、昨日の京劇に続く観劇、中華サーカス「雑技」を拝見。
女の子がバレエをしながらこまを廻したり、自転車曲乗りでは20人余りもが一台の自転車に乗ったり。何もそこまでしなくともと思いながらも、思わず微笑んでしまう、ミスマッチングな演技がが何とも愉快だ。
もちろん、中華サーカスならではの、アクロバティックな獅子舞や曲芸もあり、Junkoもすっかり気に入ってしまった様だ。
とっても楽しい雑技だが、京劇と違って、地元の人達の人気は低迷し、すっかり外国人観光客用になってしまっているそうだ。
「晩御飯どうする?」
「カンベンしてよーもう。お昼食べ過ぎでもう晩御飯なんて入らないよー!!」
連日、安くておいしくて、必ず大盛りの中華庶民料理を楽しんできた我々2人だが、本日の北京歩きを振返って、最後に一言。
「そろそろ胃がお疲れの様だ。」
今日のお昼も、ムリをしてまで山盛り食べた。
今日午前中に買った、韓国行の船の切符に記された出発日は、2001年7月29日。
あと一週間、中国パワーについて行けるだろうか・・・。
【食事】
朝:ワンタン、アンカケ豆腐→安くておいしいが胃に重たい中華料理だが朝の屋台の朝食はあっさりしていて胃にやさしい、もちろん安くて旨い☆
昼:竹筒焼飯、ヤキソバ
夜:胃疲れにつきなし××
【トラベルメモ】
1$=8元(中国元)
・ 中国・天津→韓国・仁川 (船)切符 エコノミー席 888元
・ 朝陽劇場での雑技 19:15〜21:30 100元
- 故宮(紫禁城)と京劇 (中国)北京
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エリア:
- アジア>中国>北京(ペキン)
- テーマ:鑑賞・観戦 世界遺産 グルメ
- 投稿日:2001/07/22 10:25
昨夕北京に到着した我々、今日が北京歩きの第一歩。
まずは、北京の中心、天安門広場から天安門をくぐって、紫禁城こと故宮へ。
坂本龍一の甘いメロディーのテーマ曲の、アカデミー賞受賞映画「ラスト・エンペラー」の舞台としてのイメージが頭に強く残っている。
紫禁城の門をくぐって歩ってまわってみると、案外あっさりとしたのもではあるが、王朝時代、中国宮廷文化がここで栄え、袖の長い独特な中国宮廷衣装をまとった人々が動きまわっていたのかと、想像力をいかんなく発揮すれば、それなりに楽しめる。
「そうかー、この御殿のあの玉座に、ラストエンペラー幼き溥儀が座り、その前には家臣らが勢揃いしていたのだな。」
御殿への昇段に彫り描かれた龍が、皇帝の座る位置を一段と高貴に高めている。
ただ、ここでも圧倒されるのは、こちらの商魂のたくましさ。
城内あちこちに立ち並ぶお土産屋に飲食店。蒸し暑い夏日に歩き疲れた人々は、競ってアイスなどを買っている。我々もつい、1人2本もアイスを買って食べてしまった。
極め付けは珍宝館。
宮内にある、宝物を展示した御殿なのだが、特別入場料の他に、クツの上からはく使い捨てのスリッパ(シューズカバーと言った方が正しいかもしれない)を、強制購入させられるのだ。
クツを抜いでハダシで入るからと訴えてもダメ。
ところが、ツアーガイドやスタッフは、自分達は別とばかり、平気でクツのまま土足で入り込んでいる。
おまけに、スリッパ(シューズカバー)をはかされた我々一般観覧客も、スリッパをはかされる門前から、珍宝館のある御殿まで、他と何ら変わりない外の道を歩かされるので、その間にスリッパは土足化してしまっており、その効果は極めてギモンだ。
「お腹すいてきたね。」
紫禁城を後にし、食事処を物色しながら前門の繁華街を歩く。
そして、立並ぶ食堂前に掲げられた慣れない漢字のメニューが読み切れず、つい見送っている内に、いつの間にか繁華街を抜け、殺伐とした大通りに出てしまう。
辺り一帯は工事中、ビルでも建てているのだろう。こんな所に食事処なんてありそうにない。
「もう、だからさっさと店を決めて食べておけば・・・」
と、Junkoのキゲンが悪くなり始めている。
「やばい・・・!!」
間もなく、工事現場を細々と抜け入る路地の向こうに、人々の雑踏と、立ち込める湯気を発見。
向ってみると、ありました、ありました!!下町の雰囲気たっぷりの、庶民的な小さな素朴な商店街。湯気はその一角で鍋をゆするお弁当屋さんから湧き上がっている。いい感じだ。
だが、掲げられている漢字のメニューは相変わらず解読不可能。さあどうしようかと思っていたら、隣のおばさんがなにやら注文している。すると、お弁当屋さんは目の前で大きな中華鍋に、瓜だかナスだかの切身と各種野菜を放り込み、鮮やかな鍋さばきで炎と湯気を昇らせながら調理をし始める。そして出来上がった炒め物を、発泡スチロールの器に溢れんばかりに詰め込んで、手渡している。
「これは旨そうだ。」
と、おばさんの手に渡った弁当を指さして、
「アレを一つ!!」
と、ひと差し指を一本立てて注文する。
「ミーファン(米飯)も一つね☆」
お弁当屋さんのお玉で、中華鍋から発泡スチロールの器に移された我々の炒め物、溢れんばかりどころか、トロッとしたタレがダラダラと溢れてしまっている。ご飯もこんもり山盛りだ!!
これで一人わずか4元(60円くらい)。
大通りに戻り、路肩に座って2人で分けて食べる。何しろ作り立て、熱々が旨い。
一人分を2人で分けているのだが、物凄い量なのでお腹一杯だ。
Junkoの機嫌もコロッと好転。
「やっぱりこれだよねー。」
と、実は胸をなでおろす自分。
腹ごしらえが終わったら、お次は中国文化の顔的存在、ユニークなくまどり化粧で有名な京劇を観劇。
「シャンシャンシャン・・・」
中国ならではのドラの音に合わせて繰り広げられる、躍動感溢れるアクロバティックな動き。可愛らしい女性の立ち振る舞い。
「言葉も訳わかんないし、もしかしたら退屈して寝ちゃうかも。」
なんて心配していたけど、とっても楽しい舞台だ。
京劇が終わると外はすっかり夜。紫禁城からずっと歩いてまわっていたのだが、
「この辺から宿までのバスはあるのかな?」
バス停を見つけ、案内板の路線図に、宿近くの停留所名を探す。
「あったあった、『洋橋』。このNo.のバスに乗ればいいんだ。」
すかさず、ボールペンで、手のひらに宿近くの停留所名、「洋橋」と書き込み、来たバスに乗込んだらすぐ、車掌さんに見せつける。
「洋橋についたら教えてね!」
ウンウンとうなずく車掌のおばさん。
朝から晩までよく歩き、よく食べ、よく遊んだ。大満足の北京歩きの初日だった。
夜のバスに揺られながら、2人で笑顔を交わす。
【食事】
朝兼昼:包子
夜:瓜かナスの炒め物弁当
【トラベルメモ】
1$=8元(中国元)
・ 故宮(紫禁城)入場料60元+珍宝館スリッパ代2元
・ ホテル前門飯店内梨園劇場での京劇。
19:30〜20:45 30元/2F席 会場はさほど大きくなく2Fからでも充分良く見えるので、他の高い席の切符を買う必要なし。安いし、楽しい北京に来たなら必見です。
まずは、北京の中心、天安門広場から天安門をくぐって、紫禁城こと故宮へ。
坂本龍一の甘いメロディーのテーマ曲の、アカデミー賞受賞映画「ラスト・エンペラー」の舞台としてのイメージが頭に強く残っている。
紫禁城の門をくぐって歩ってまわってみると、案外あっさりとしたのもではあるが、王朝時代、中国宮廷文化がここで栄え、袖の長い独特な中国宮廷衣装をまとった人々が動きまわっていたのかと、想像力をいかんなく発揮すれば、それなりに楽しめる。
「そうかー、この御殿のあの玉座に、ラストエンペラー幼き溥儀が座り、その前には家臣らが勢揃いしていたのだな。」
御殿への昇段に彫り描かれた龍が、皇帝の座る位置を一段と高貴に高めている。
ただ、ここでも圧倒されるのは、こちらの商魂のたくましさ。
城内あちこちに立ち並ぶお土産屋に飲食店。蒸し暑い夏日に歩き疲れた人々は、競ってアイスなどを買っている。我々もつい、1人2本もアイスを買って食べてしまった。
極め付けは珍宝館。
宮内にある、宝物を展示した御殿なのだが、特別入場料の他に、クツの上からはく使い捨てのスリッパ(シューズカバーと言った方が正しいかもしれない)を、強制購入させられるのだ。
クツを抜いでハダシで入るからと訴えてもダメ。
ところが、ツアーガイドやスタッフは、自分達は別とばかり、平気でクツのまま土足で入り込んでいる。
おまけに、スリッパ(シューズカバー)をはかされた我々一般観覧客も、スリッパをはかされる門前から、珍宝館のある御殿まで、他と何ら変わりない外の道を歩かされるので、その間にスリッパは土足化してしまっており、その効果は極めてギモンだ。
「お腹すいてきたね。」
紫禁城を後にし、食事処を物色しながら前門の繁華街を歩く。
そして、立並ぶ食堂前に掲げられた慣れない漢字のメニューが読み切れず、つい見送っている内に、いつの間にか繁華街を抜け、殺伐とした大通りに出てしまう。
辺り一帯は工事中、ビルでも建てているのだろう。こんな所に食事処なんてありそうにない。
「もう、だからさっさと店を決めて食べておけば・・・」
と、Junkoのキゲンが悪くなり始めている。
「やばい・・・!!」
間もなく、工事現場を細々と抜け入る路地の向こうに、人々の雑踏と、立ち込める湯気を発見。
向ってみると、ありました、ありました!!下町の雰囲気たっぷりの、庶民的な小さな素朴な商店街。湯気はその一角で鍋をゆするお弁当屋さんから湧き上がっている。いい感じだ。
だが、掲げられている漢字のメニューは相変わらず解読不可能。さあどうしようかと思っていたら、隣のおばさんがなにやら注文している。すると、お弁当屋さんは目の前で大きな中華鍋に、瓜だかナスだかの切身と各種野菜を放り込み、鮮やかな鍋さばきで炎と湯気を昇らせながら調理をし始める。そして出来上がった炒め物を、発泡スチロールの器に溢れんばかりに詰め込んで、手渡している。
「これは旨そうだ。」
と、おばさんの手に渡った弁当を指さして、
「アレを一つ!!」
と、ひと差し指を一本立てて注文する。
「ミーファン(米飯)も一つね☆」
お弁当屋さんのお玉で、中華鍋から発泡スチロールの器に移された我々の炒め物、溢れんばかりどころか、トロッとしたタレがダラダラと溢れてしまっている。ご飯もこんもり山盛りだ!!
これで一人わずか4元(60円くらい)。
大通りに戻り、路肩に座って2人で分けて食べる。何しろ作り立て、熱々が旨い。
一人分を2人で分けているのだが、物凄い量なのでお腹一杯だ。
Junkoの機嫌もコロッと好転。
「やっぱりこれだよねー。」
と、実は胸をなでおろす自分。
腹ごしらえが終わったら、お次は中国文化の顔的存在、ユニークなくまどり化粧で有名な京劇を観劇。
「シャンシャンシャン・・・」
中国ならではのドラの音に合わせて繰り広げられる、躍動感溢れるアクロバティックな動き。可愛らしい女性の立ち振る舞い。
「言葉も訳わかんないし、もしかしたら退屈して寝ちゃうかも。」
なんて心配していたけど、とっても楽しい舞台だ。
京劇が終わると外はすっかり夜。紫禁城からずっと歩いてまわっていたのだが、
「この辺から宿までのバスはあるのかな?」
バス停を見つけ、案内板の路線図に、宿近くの停留所名を探す。
「あったあった、『洋橋』。このNo.のバスに乗ればいいんだ。」
すかさず、ボールペンで、手のひらに宿近くの停留所名、「洋橋」と書き込み、来たバスに乗込んだらすぐ、車掌さんに見せつける。
「洋橋についたら教えてね!」
ウンウンとうなずく車掌のおばさん。
朝から晩までよく歩き、よく食べ、よく遊んだ。大満足の北京歩きの初日だった。
夜のバスに揺られながら、2人で笑顔を交わす。
【食事】
朝兼昼:包子
夜:瓜かナスの炒め物弁当
【トラベルメモ】
1$=8元(中国元)
・ 故宮(紫禁城)入場料60元+珍宝館スリッパ代2元
・ ホテル前門飯店内梨園劇場での京劇。
19:30〜20:45 30元/2F席 会場はさほど大きくなく2Fからでも充分良く見えるので、他の高い席の切符を買う必要なし。安いし、楽しい北京に来たなら必見です。
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