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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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記事一覧

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国際都市釜山 (韓国)釜山
エリア:
  • アジア>韓国>釜山(プサン)
テーマ:街中・建物・景色 
投稿日:2001/08/23 18:14
 宿の部屋のテレビのスイッチを付けると、韓国のテレビ放送はもちろん、日本の衛生放送や台湾の放送も幾つか見る事ができる。

 「日本では有料の日本の衛星放送を、何でこっちではタダで見られるんだろう。」
 「台湾のテレビでは日本のミュージックビデオがよくやっているんだな。」

 釜山の街に溢れる日本人。看板などにも日本語の表示が目立つ。
 そんな中にポツポツと見慣れない文字の表示がある事に気づく。ハングルでもない、漢字でもない、アルファベットとも違う。

 それはロシア語。街中で見掛ける白人はすっかり西欧からの観光客だと思い込んでいたのだが、そうでばかりではない様だ。

 連日、無料インターネットをお目当てに訪れている釜山港近くの観光案内所。主な掲示、表示は、全て、日本語とともにロシア語が並んでいる。

 いつも日本語で対応してくれる観光案内所のカウンターの女性とイスを並べる女性スタッフが、ロシア語で白人来訪客と話している。
 観光客だろうか、買出しだろうか船員だろうか?
 いずれにせよ、日本人観光客と変わりなくロシア人の人々を親切に迎え入れている姿が印象的だ。

 今、我々の隣で我々と同じ様にPCに向い、無料インターネットに打ち込んでいるのもロシア人男性。ロシア語のサイトを閲覧している。

 港町釜山、今も昔も東アジアは朝鮮半島の先っぽの国際都市だ。


【食事】

朝:パン
昼:ジャジャメン
夜:骨付カルビ

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)

【宿】(釜山)金剛(クムガン)旅人宿 13000W/W一室
国際都市釜山1

NoPhoto
チャガルチ市場 (韓国)釜山
エリア:
  • アジア>韓国>釜山(プサン)
テーマ:観光地 街中・建物・景色 
投稿日:2001/08/21 18:06
 昨日ここ釜山に入った我々。釜山港、チャガルチ市場、龍頭山公園と、今日はソウルに次ぐ韓国第二の都市、港町釜山観光の定番コースを歩いてまわる。

 釜山で何と言っても有名なのがチャガルチ市場。港町ならではの韓国最大級の魚市場だ。

 気だるい蒸し暑さの中、濃い潮の香りの中からこみ上げる魚市場独特の臭い。市場の外にはイスとテーブルが雑然と並べられ、脂ののったクジラ(イルカかもしれない)肉が積まれ、ランニング下着姿のおじさんがお酒のつまみにチビチビやっている。
 もっと観光化したところなのかと思っていたのだが、庶民的と言うか、それ以上にもっと濃い雰囲気が漂う市場のように感じた。 

 そんなチャガルチ市場だが、日本の観光客には人気の場所だそうだ。その独特の雰囲気が、都会の路地裏の飲み屋が好きなような日本人の観光客を魅きつけるのだろう。

 チャガルチ市場と並んで、日本人観光客に人気なのがお買物。
 繁華街には老若男女、日本人の姿が目立つ。

 キレイな人やオシャレな人も多いが、比較的大人しい格好の韓国女性。そんな韓国の釜山の繁華街をかっ歩する、ハデな日本人コギャルの姿も発見している。
 上げ底のサンダルを履く日本のコギャルの、ピチピチのミニスカートの腰元に、地元の人々の目線が集中している。

 こんなのが出没するとはもう日本は目の前な証拠だ。せまりくる現実の日本を思い知らされる。


【食事】

朝:なし
昼:ブルコギ
夜:揚げ餅

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)

【宿】(釜山)金剛(クムガン)旅人宿 13000W/W一室

NoPhoto
庶民の味わい?・デジカルビ (韓国)慶州
エリア:
  • アジア>韓国>慶州(キョンジュ)
テーマ:街中・建物・景色 グルメ 
投稿日:2001/08/13 14:38
 今年の夏、韓国は雨の当たり年で、我々が中国から船で韓国に入る前の数週間、韓国各地では大雨による災害が相次ぎ、ソウルの街中でも水害との戦いの残骸の積まれた土のうの姿を見かけた。
 我々が韓国に入ってからはそれ程の大雨には見舞われてはいないが、晴れの日はあっても続かず、雨がちの日が断続的に続いている。
 水害の事は連日テレビのニュース報道で知った。

 今日の天気もあいにくの雨まじり。
 日本の残暑に優るとも劣らないこちら韓国の8月の蒸し暑さ。そんな中、雨は涼を呼び、居心地の良さを与えてくれるのだが、市街から郊外にまで点在する慶州の旧所名所を歩き回るのは、やはりお天気に恵まれた日にとっておきたい。

 そんな訳で、今日は部屋でテレビを付けながらウダウダしたり、市街の商店街や地元農協が経営するスーパーマーケットを見学したりして時間を潰す。

 こう書くと何だか退屈な日を過ごしている様だが、
 テレビでは言葉が分からずとも楽しめるこちらのコメディードラマや、スマップばりのこちらの少年アイドルや女性グループが歌いダンスする番組を見たり、
繁華街では立並ぶショップと売り買いする人々を見ながら、
 「あんなファッションが流行ってるんだ、結構オシャレでセンスがいいな。」とか、
 子供から大人まで携帯電話でメールやインターネットに興じているのを見て、
 「折りたたみ式の携帯電話は日本より小さく、デザインもいいな。サムソン製が多いみたいだ。」と思ってみたり。

 スーパーではコチジャン、韓国のり、健康飲料、インスタントラーメン、そして本場のロッテのお菓子にアイス等々お土産物ではない、庶民の食卓用の韓国食材が並び、見ているだけでも楽しい。竹塩入り歯みがき粉も積まれている。
 もちろん街外れには、韓国ならではの活気溢れる大きな市場も健在だ。

 今日は街にくり出す始動が遅かったので、そうこうしている内にあっという間に夕刻がせまる。

 そして、街外れの宿に戻る途中にあるウィンドウに、大きく「2000W」と貼られている、真新しいレストランの前でJunkoと自分、そしてもう一人同宿の奈良から来たと言う日本人女性旅行者3人で立ち止まる。
 当然ハングル語で書かれた貼り紙、2000W以外はまったく読む事はできない。店は一見焼肉屋のように見える。
 「一体何が2000Wなんだろうね?」
 「2000Wって言ったら200円でしょ。まさか200円で焼肉?付合わせのキムチかスープの事なんじゃないの。」

 ウィンドウ越しに店内を覗くと、若者達、カップル、ビジネスマン、家族連れ・・・地元の人達でかなりにぎわっている。
 そして、物おじする事なくずかずかと店内へ。気になったら突進だ。旅人の好奇心はこの一年間、日本を目の前にした韓国に来ても劣ろえる事を知らない。

 「2000Wはなんですか?」と、指を2本立て、貼紙を差し示し、日本語で尋ねる。
 ウエイトレスのお姉さんは日本語が少々分かったのか、それとも察したのか、質問に一言で答える。
 「オーッ。デジ・カルビ」

 「カルビ?」まさかカルビ焼肉が200円で・・・。いくら日本よりは物価が安いからって、先進国韓国でそんなに安い訳がない。
 実は「デジ・カルビ」とは豚肉カルビの事。

 日本ではカルビと言えば、牛肉の焼肉の事と決まっているが、こちら本場韓国ではカルビと言っても色々あるのだ。
 牛焼肉カルビはカルビグイ、鶏肉ならタッカルビ。そして庶民の一番人気は値段もお手頃な豚肉のデジカルビなのだ。

 それでも、いくら豚肉だからって、一人前200円は安い。
 クツを脱いで座敷にあがり、テーブルを囲んで座る。3人でデジカルビ3人前を注文する。
 3人前でもトータル600円しかしない。どんなものが出てくるのか。

 デジ・カルビ肉が出てくる前にテーブルに並べられたのは、小皿にのかったキムチや副菜たち。もちろんこれはサービス。安いからと言ってぬかりはない。
 そして間もなく出て来たのはお皿に盛られたデジ・カルビ肉。テーブルの真中の網で焼く。

 「どうせ牛肉のカルビじゃなくて、豚肉だから。」
と口に放り込み、奥歯で歯ざわりを確かめると、柔らかい。よくヤンニョム(タレ)が染みた味も、正にカルビ。日本の安っぽい牛肉カルビよりもずっと旨い。食べる前に豚肉だと知らなかったら、牛カルビだと間違えてしまいそうだ。
 豚焼肉と言うと固いイメージがあるが、この柔らかさと味わいは、肉質のせいもあるのかもしれないが、きっとよくタレにつけこまれた結果だろう。

 これで200円!これぞ韓国庶民の味、下町の味わいだ。

 「お帰り、今日はどこに行った?明日は晴れるよ。」
宿に戻るとハルモニ(おばあさん)が向かえてくれた。
 「ただいま!!」


【食事】

朝:パン
昼:パン
夜:デジカルビ

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)

【宿】(慶州)西川旅人宿 13000W/W1室

NoPhoto
雨の古都 (韓国)慶州
エリア:
  • アジア>韓国>慶州(キョンジュ)
テーマ:街中・建物・景色 
投稿日:2001/08/11 14:15
 期待に胸膨らまして目覚めた韓国の古都、慶州一日目の朝。
 だが外を見ると、もくもくとした黒い雲からは雨粒がしたたり、蒸暑い韓国の夏の日に一服の涼を与えてくれている。

 「時間もいっぱいあるし、今日は出かけずにゆっくりしようか。」

 ネコの小判のような小ぢんまりとした繁華街を外れた、慶州の下町にある宿の2階から、静かにそよぐ様に降る夏のにわか雨に包まれる家並と屋根瓦を眺めたりしながらのんびり過ごす。

 歩き回らず部屋にとじこめられていること、で返って、この古都にうずもれてしまっている感じがして、
こんな日も悪くない。


【食事】

朝:パン
昼:なし
夜:韓国料理のビュッフェ(食べ放題5000W)

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)

【宿】(慶州)西川旅人宿 13000W/W1室

NoPhoto
慶州へ (韓国)ソウル→慶州
エリア:
  • アジア>韓国>ソウル
  • アジア>韓国>慶州(キョンジュ)
テーマ:街中・建物・景色 鉄道・乗り物 
投稿日:2001/08/10 14:06
 今はまだ南北に分断されている朝鮮半島、その南半分の韓国の国土は広くない。
 そんな韓国の旅の移動に最も便利なのがバスだ。

 首都ソウルのバスターミナルからも、韓国内の各方面へのバスがひっきりなしに発着している。
 本日これから目指す慶州までは、5時間余りの道のりで14600W(1460円)と安い。

 午前中、ソウルのバスターミナルでバス待ちをしている時のこと、一見立派なターミナルビルのエスカレーターに乗って上の階へ昇ってみると、ここでもコリアン・パワーに驚かされる。

 ビルの1フロア全てが花市場になっていて、所狭しと並べられた花束を売買する人でごった返し、花の鮮度を保とうとまかれる水、胴長グツをはいた卸売人と、まるで日本の魚市場さながらのものすごい活況なのだ。

 夕方バスで着いた韓国随一の古都、はるか2000年前の新羅の都、慶州(キョンジュ)。
 古都とは言っても今や押しも押されぬ先進国、韓国の一都市だから、東京と変わらぬあのソウルの大都会ぶりを拝まされた我々は、すっかり慶州も京都並の都会かと思っていたが、意外にその街並は物静かで落着いている。

 「13000Wでいいよ。」
 ハルモニ(おばあさん)の流暢な日本語で通された民宿の広いオンドル部屋。
 「なかなか居心地が良さそうな所だね。」

 ソウルの都心のけんそうを離れ、ホッと一息の古都慶州の第一夜を迎える。


【食事】

朝:パン
昼:ジャージャーメン、キンパプ、揚ギョーザ
夜:カップメン、パン

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)
ソウル→慶州(バス)5時間 14600W/普通バス。(他に広い座席の割高な高等バスもあり、そちらの方が本数は多い。)

【宿】(慶州)西川旅人宿 13000W/W1室

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