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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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38カ国目、ポーランドの古都クラクフ (チェコ)プラハ→(ポーランド)クラクフ
エリア:
  • ヨーロッパ>チェコ>プラハ
  • ヨーロッパ>ポーランド>クラクフ
テーマ:その他 
投稿日:2001/05/08 14:23
 プラハの街は本当に美しい。すっかり気に入ってしまった。
 日本に帰ったら、部屋の壁にその写真を大延ばしして飾っておきたい位だ。

 それ程、いつまでもプラハに居てその街並を眺めていたいものなのだが、我々には日本までの長旅の途中。進まなければ、帰れない。

 後ろ髪を引かれる思いで列車でプラハを後にし、ポーランドの古都、クラクフへ。

 夕方着いたクラクフは、あいにくの小雨混じり。

 ユースホステルに宿を取って、食料調達にとぶらぶらと街に出ると、スーパーマーケットの前を流れる川の向こうの方に、小雨にかすむ城のシルエット。

 そもそも東欧なんて、当初、全く来る予定も無かったのだが、その中でもポーランドなんて全く眼中になかった。

 それが、ウィーンのユースホステルで会った何人もの旅人が、「クラクフはいいよ。」と、口を揃えて言っていたので、そこまで言うのならと来てみたものだが・・・。

 ポーランドの古都クラクフ、一体どんな街なんだろう。


【食事】

朝:ホットドッグ
昼:ホットドッグ
夜:ロールキャベツ、ピエロギ(ギョウザみたいなもの)、即席ラーメン
※ロールキャベツとピエロギは、スーパーのお惣菜コーナーで買ったポーランド料理

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 40CK(チェコ・クローネ)
1US$ ≒ 4.3ZT(ポーランド・ズオティ)
・プラハ→クラクフ(列車)7:50発 16:50着 671CK

【宿】
(クラクフ)Youth Hostel PTSM 22ZT/ドミトリー1人
※巨大なユースホステル。宿泊者が多く、うるさくて落ち着けない。

プラハの春 1
プラハの春 (チェコ)プラハ
エリア:
  • ヨーロッパ>チェコ>プラハ
テーマ:街中・建物・景色 世界遺産 
投稿日:2001/05/07 14:15
 「衛兵の交代式なんて、今まで色んな所で見たけど、どこもまあこんなもんかっていう感じで、今回のも似た様なもんだろう。」
何て、思っていたのだが。

 交代式の始まるお昼の12時直前、プラハ城の門の脇にある建物の1階と2階に並ぶ窓が開けられる。

 12時、その開けられた窓の内側に、一つの窓に一人ずつ、トランペットや太鼓をたずさえた兵隊さんが登場。
 軽快にマーチを奏で始める。

 そしてそのリズムに乗って、腕を振り、片手に銃刀を抱えた衛兵等の行進が登場。

 衛兵たちは、城門の広場に勢ぞろいすると、まずは、げんこつで隣の兵隊のうなじを力1杯ねじり押しながらの横にならえ。

 そして、先頭の衛兵はサーベルを高らかに天に突き上げ、勇ましく雄たけびをあげる。

 「面白い!」
今まで見た衛兵の交代式の中では群を抜く。
 軽快ながらも、ありきたりではない、独特のマーチの旋律も耳に新しい。

 その余韻にひたりながら、腕を振りながらプラハ城を後にし、カール橋を渡っていると、橋の上に、一体のかわいらしいマリオネット(操り人形)を音楽に合わせて操るおじさんの大道芸人の姿。

プラハの春 1

 美しいプラハ。楽しいプラハ。プラハはまるでドリームランドだ。

 でも、そんなプラハも、激動の歴史をくぐり抜けている。

 その幾多の激動の舞台が、旧市街から程近い、新市街にあるヴァーツラフ広場。

 「プラハの春」では、ここにソ連軍の戦車が押し寄せ、共産党政権が崩壊しチェコスロバキアから独立したビロード革命では市民とともに、それまで迫害されてきた知識人達がここに集まった。

 広場をゆっくり歩いていると、写真とその前に献花の姿。
 「プラハの春」の時、ソ連の軍事介入にここで焼身自殺をもって抗議した学生ヤン・パラフの写真だそうだ。

 夜、我々は今日も教会で室内四重奏のコンサートへ。

 極東、日本からの旅人も、チェコの、プラハの、文化を、景色を楽しめる。
 今こそ、プラハの春と言えるのではないだろうか。


【食事】

朝:サンドイッチ
昼:ホットドッグ
夜:(自炊)ツナ・パスタ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 40CK(チェコ・クローネ)
・ムハ美術館 120CK
・教会でのコンサート 390CK

【宿】
(プラハ)Hostel Elf 260CK/ドミトリ1人/朝食付

プラハ城とクラシック・コンサート 1
プラハ城とクラシック・コンサート (チェコ)プラハ
エリア:
  • ヨーロッパ>チェコ>プラハ
テーマ:観光地 鑑賞・観戦 世界遺産 
投稿日:2001/05/06 14:07
 今日も天気は曇り空。
 だが冷雨が降りし切った昨日程暗くはなく、見た感じでは雨の心配はなさそうだ。

 念の為、昨日スーパーで購入した折たたみカサを持って、今日はカレル橋を渡り、旧市街を流れる川の対岸のプラハ城へいざ入城。

プラハ城とクラシック・コンサート 1

 城の敷地内は広く、城下町ならぬ小さな「城内町」といった感じだ。
 まずは、教会や王宮などのプラハ城地内の見所を一通り見てまわる。

 王宮などの中は意外にもあっさりとしたもので、暗く寒々しい空気の朴訥とした大部屋の壁に、幾つもの紋章が描かれたりしていて、華やかさとは違う東欧は北、つまり東北地方独特の荘厳さと格式をうかがわせる。
 やはり美しさという点から見れば、プラハ城は外から見上げるのが一番の様だ。

 ただ一つ、城内で我々の眼を魅了したのは、聖ヴィート大聖堂内の美しく輝くステンドグラスの数々。

 その中の一つ、美しくも艶やかな女性が描かれているステンドグラスはチェコのアールヌヴォーの巨匠ムハの作品だと言う。
 プラハにはムハ美術館もあるそうなので明日にでも行ってみることにしよう。

プラハ城とクラシック・コンサート 2

 夜は、そのムハの絵の装飾で入口や内部の天井が飾られた、プラハ市民会館のスメタナホールで、オーケストラのクラシックコンサート。

 このホール、以前何かで見た事がある。映画、「コーリャ 愛のプラハ」だ。

 映画にも登場する、チェコの人々の誇り高きこのホール、その音色はウィーンで聴いた観光客用のウィンナワルツコンサートを遥かにしのぐ。
 正に夢心地のシンフォニーとピアノコンツェルト。

 夜10時近く、コンサートが終わって、外に出てみると、川の対岸には、まばゆいばかりのプラハ城下の夜景。

 スペインもポルトガルも良かったが、上には上がいる。
 今ここに、プラハがこの旅の欧州NO.1に躍り出る。


【食事】

朝:マフィン、ケーキ菓子
昼:ピザ、キッシュパン
夜:(自炊)サーディーンサラダ・パスタ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 40CK(チェコ・クローネ)
・カレル橋たもとの塔(上からカレル橋と対岸のプラハ城下を見渡せる)30CK
・プラハ城の王宮、聖ヴィート大聖堂、聖イジー教会、火薬塔(共通チケット)120CK
・市民会館(スメタナホール)でのコンサート 600CK

【宿】
(プラハ)Hostel Elf 260CK/ドミトリ1人/朝食付

37カ国目、チェコの都プラハ 1
37カ国目、チェコの都プラハ (オーストリア)ウィーン→(チェコ)プラハ
エリア:
  • ヨーロッパ>オーストリア>ウィーン
  • ヨーロッパ>チェコ>プラハ
テーマ:街中・建物・景色 鑑賞・観戦 世界遺産 
投稿日:2001/05/05 12:45
 ウィーンからプラハへのバスでの道中はいい天気。
 黄色いじゅうたんの様な菜の花畑など、車窓の景色も気持ちいい。

 ところが北進し、プラハに着く頃には、空にはどんよりとした雲が立ちこめる。

 プラハの春はまだ寒い。
 宿を取ると上着を着て、時折小雨がパラつく中、旧市街に向かって散歩に出る。

 旧市街の広場には、ティーン教会、旧市庁舎など、鋭角な円錐型の塔のまわりを、小さなロケット噴射口の様な飾りで囲またれそのシルエットは、まるでSF映画かアニメに登場する宇宙ロケットの様だ。

 そんなロケット型の幾つかの黒い塔に見下ろされる広場と、そこから周囲に拡がる石畳の路地。これまで見て来た西欧の街並とは違う、独特の雰囲気が漂っている。

 広場から路地を抜けると、ウルタヴァ川に突き当たる。

 対岸の丘の上にはプラハ城。
 その周囲から裾野に到るまで、オレンジ色の屋根の旧市街の家々が段々畑の様に立ち並ぶ。

37カ国目、チェコの都プラハ 1

 美しい。正に絵に描いた様な美しさ。

 あまりの美しさに、対岸のプラハ城下の街並を見て、しばらく身動きすることができなかった。
 これが東欧、これがプラハだ。

 今日は天気も良くないし、もう暗くなりかけている。
 橋を渡ってプラハ城下へ行くのは明日にしよう。

 旧市街の路地を戻っていると、小さなマリオネット(人形劇)劇場に差し掛かる。
 見ると、あと30分程で丁度開演だ。

 マリオネットはチェコの伝統芸能のひとつで、一度は本物を見てみたいと思っていたのだ。

 演目はモーツァルトのオペラ・ドンジョバンニ。

 ところが、当たり前の事なのだが、セリフは全てチェコ語。
 何を言っているか全くわからず。

 まあ、本場のマリオネットの雰囲気だけ、少々見させて頂いたという感じ。

37カ国目、チェコの都プラハ 2

 スーパーで晩ご飯の自炊用の食材を仕入れて宿へ戻ろうかという時、ついに空をおおう黒い雲から、冷たい雨が絶え間なく降り始めてしまう。

 スーパーで折りたたみカサを一つ買って、2人でカサの中に入り、急ぎ足で宿に向かう。
 雨足は次第に強まり、宿に着く頃には、足元はビショビショ、体も冷え切ってしまう。

 どんよりとした曇り空に冷雨、その下に静かにたたずむ美しい旧市街。
 なかなか味わい深い、東欧第一歩の一日だった。


【食事】

朝:パン
昼:パン
夜:(自炊)ビーフストロガノフ・パスタ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 15AS(オーストリア・シリング)
1US$ ≒ 40CK(チェコ・クローネ)
・ウィーン→プラハ(バス)7:00発 12:00着 325AS
・マリオネット/ドンジョバンニ 450CK

【宿】
(プラハ)Hostel Elf 260CK/ドミトリ1人/朝食付

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