1. 旅行比較サイト トラベルコ
  2. 特派員ブログ
  3. ヨーロッパ
  4. 街中・建物・景色
  5. 37カ国目、チェコの都プラハ (オーストリア)ウィーン→(チェコ)プラハ
日経トレンディ総合力BESTに続きオリコン顧客満足度®でも1を獲得 [プレスリリース]

イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

カレンダー
4月<2024年5月    
1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031

37カ国目、チェコの都プラハ (オーストリア)ウィーン→(チェコ)プラハ

2001/05/05 12:45
37カ国目、チェコの都プラハ 1
エリア:
  • ヨーロッパ > オーストリア > ウィーン
  • ヨーロッパ > チェコ > プラハ
テーマ:
  • 街中・建物・景色
  • / 鑑賞・観戦
  • / 世界遺産
 ウィーンからプラハへのバスでの道中はいい天気。
 黄色いじゅうたんの様な菜の花畑など、車窓の景色も気持ちいい。

 ところが北進し、プラハに着く頃には、空にはどんよりとした雲が立ちこめる。

 プラハの春はまだ寒い。
 宿を取ると上着を着て、時折小雨がパラつく中、旧市街に向かって散歩に出る。

 旧市街の広場には、ティーン教会、旧市庁舎など、鋭角な円錐型の塔のまわりを、小さなロケット噴射口の様な飾りで囲またれそのシルエットは、まるでSF映画かアニメに登場する宇宙ロケットの様だ。

 そんなロケット型の幾つかの黒い塔に見下ろされる広場と、そこから周囲に拡がる石畳の路地。これまで見て来た西欧の街並とは違う、独特の雰囲気が漂っている。

 広場から路地を抜けると、ウルタヴァ川に突き当たる。

 対岸の丘の上にはプラハ城。
 その周囲から裾野に到るまで、オレンジ色の屋根の旧市街の家々が段々畑の様に立ち並ぶ。

37カ国目、チェコの都プラハ 1

 美しい。正に絵に描いた様な美しさ。

 あまりの美しさに、対岸のプラハ城下の街並を見て、しばらく身動きすることができなかった。
 これが東欧、これがプラハだ。

 今日は天気も良くないし、もう暗くなりかけている。
 橋を渡ってプラハ城下へ行くのは明日にしよう。

 旧市街の路地を戻っていると、小さなマリオネット(人形劇)劇場に差し掛かる。
 見ると、あと30分程で丁度開演だ。

 マリオネットはチェコの伝統芸能のひとつで、一度は本物を見てみたいと思っていたのだ。

 演目はモーツァルトのオペラ・ドンジョバンニ。

 ところが、当たり前の事なのだが、セリフは全てチェコ語。
 何を言っているか全くわからず。

 まあ、本場のマリオネットの雰囲気だけ、少々見させて頂いたという感じ。

37カ国目、チェコの都プラハ 2

 スーパーで晩ご飯の自炊用の食材を仕入れて宿へ戻ろうかという時、ついに空をおおう黒い雲から、冷たい雨が絶え間なく降り始めてしまう。

 スーパーで折りたたみカサを一つ買って、2人でカサの中に入り、急ぎ足で宿に向かう。
 雨足は次第に強まり、宿に着く頃には、足元はビショビショ、体も冷え切ってしまう。

 どんよりとした曇り空に冷雨、その下に静かにたたずむ美しい旧市街。
 なかなか味わい深い、東欧第一歩の一日だった。


【食事】

朝:パン
昼:パン
夜:(自炊)ビーフストロガノフ・パスタ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 15AS(オーストリア・シリング)
1US$ ≒ 40CK(チェコ・クローネ)
・ウィーン→プラハ(バス)7:00発 12:00着 325AS
・マリオネット/ドンジョバンニ 450CK

【宿】
(プラハ)Hostel Elf 260CK/ドミトリ1人/朝食付
  • この記事が参考になった人(2)

この記事は、参考になりましたか?
評価する 評価しない