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エリア:
- ヨーロッパ > フランス > パリ
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テーマ:
- 鑑賞・観戦
- / 世界遺産
- / 歴史・文化・芸術
こんにちは、ペリカンフランスです♪
今日はパリ・ルーブル美術館から。
ベルト・カンピン、ヤン・ファン・エイクと並んで、初期フランドル派を代表する三大巨匠の一人と言われるファン・デル・ウェイデンが1450年台に描いた祭壇画。
描かれているのは左扉に洗礼者ヨハネ、中央パネルには左から聖母マリア、イエス・キリスト、福音記者ヨハネ、右扉にマグダラのマリアである。
一番左の洗礼者ヨハネの口からマンガの吹き出しのように始まるラテン文字は、そのまま右の人物へと綺麗なカーブを描いて続くかのような印象を与える。
しかし一人だけ豪華な衣装を纏った一番右のマグダラのアリアの部分だけ画面上に一直線で何か違う感じ?
もともと私的な祭壇画としてこの絵の制作を依頼したブラック家の夫ジャンは、新婚の妻を残してこの絵の完成と同じ頃、急に亡くなってしまった。そのような経緯と何か関係があるのかもしれない。
ウェイデンの『ブラック家の祭壇画』は、リシュリュー翼2階(日本式3階)15世紀オランダ絵画コーナーにある。
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