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エリア:
- ヨーロッパ > フランス > パリ
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テーマ:
- 鑑賞・観戦
- / 世界遺産
- / 歴史・文化・芸術
こんにちは♪ pelicanfranceです。
今日は、ルーブル美術館から隠れた名品のご紹介、続編です。
「浴女」や「グランド・オダリスク」など、陶器のようなすべらかな肌が美しい裸婦像が有名なアングル。「浴女」や「グランド・オダリスク」がともに1810年前後の作品であるのに対して、まるで彼の裸婦像の集大成であるかのような「トルコ風呂」が作成されたのは1862年。半世紀もの間、涸れることない裸婦像への画欲はさすが天賦の感性と言うべきか?
タイトルの通りトルコのハーレムを題材にしたものだが、アングル自身はオリエントを訪れたことはない。トルコの英国大使夫人の書簡からインスピレーションを得て描いたという。
全くもってリラックスして、しどけない官能的なポーズでくつろぐ女性たち。円形の画面の中に、幾重にも繰り返される丸みを帯びた体の曲線は、ふくよかな女性の肌の柔らかさまで想像させる。
ドミニク・アングルの「トルコ風呂」はシュリー翼3階の展示室60にある。
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