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エリア:
- ヨーロッパ > フランス > パリ
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テーマ:
- 鑑賞・観戦
- / 世界遺産
- / 歴史・文化・芸術
こんにちは♪ pelicanfranceです。
今日は、ルーブル美術館から隠れた名品のご紹介です。
侍女にかしづかれ化粧をしている裸身の女性は、旧約聖書のエステル記のヒロイン、ユダヤの娘エステル。ペルシャ王に嫁いだエステルは王の寵愛を一身に受け、その美貌を武器にユダヤ人絶滅を計画する宰相ハマンの計画を阻止する。エステルの化粧を描いた画家テオドール・シャセリオーは、19世紀のフランス絵画界の重鎮アングルに学び、後にドラクロワの影響を受ける。
裸身のエステルの構図にはアングルの影響が垣間見れるが、色感にはドラクロワの影響が見て取れる。裸身のプロポーションには、シャセリオー独自の発想が感じられる。

シャセリオーのエステルの裸身は、シュリー翼館3階の19世紀フランス絵画のギャラリーに展示されている。
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