-
エリア:
- ヨーロッパ > フランス > パリ
-
テーマ:
- 鑑賞・観戦
- / 世界遺産
- / 歴史・文化・芸術
こんにちは♪ pelicanfranceです。
今日は、パリのルーブル美術館から隠れた名品のご紹介です。
マリー・アントワネットと同い年のルイーズ・ヴィジェ=ルブランは、当時まだ極々少数だった女性画家。画商の夫ルブランと結婚してからも、主体性を失わないために実家の名を保持し、ヴィジェ=ルブランと称した。
このコメディ・イタリアンという劇団の女優を描いた肖像画では、衣擦れの音が聞こえてきそうなドレスの生地や、毛並みの良いマフ(両手を入れる毛皮でできた筒状の防寒具)など、素材の描き方が見事。
ルイーズが描く上品な肖像画は貴族など上流階級で人気を博し、1779年にはマリー・アントワネットの宮廷画家に選ばれた。現代でも、マリー・アントワネットに関する展覧会のポスターやマリー・アントワネット本のカバー表紙で目にしているのはほぼルイーズ・ヴィジェ=ルブランによる肖像画である。
ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン作 「モレ=レイモン夫人」(1986)はシュリー翼3階にある。
- タグ:
- ルーブル美術館
- 隠れた名品
- ルブラン
- モレ=レイモン夫人
- マリー・アントワネット