-
エリア:
- ヨーロッパ > フランス > パリ
-
テーマ:
- 鑑賞・観戦
- / 世界遺産
- / 歴史・文化・芸術
こんにちは♪ pelicanfranceです。
今日は、パリのルーブル美術館から隠れた名品のご紹介です。
18世紀のフランスで活躍したジャン=シメオン・シャルダンは、丁寧で繊細で優しさに満ちた画風で日本でも人気がある。勉強道具といった現実的なモノも存在する空間で、遊び道具の独楽で無心に遊ぶ少年は、友人の息子を描いたもの。
独楽には「はかなさ」の寓意があるとも言われるけれど、純真な子供の表情もあいまって、永遠ではありえない美しすぎる時間を切り取って永遠に画面に残そうとしているような、なにか切なさがある。1738年のサロン出典作品だが、3年前には最初の妻をなくし、後には長男を若くして亡くした画家の人生に思いを馳せるからかもしれないけれど。
シャルダンの「独楽で遊ぶ子供」はシュリー翼荷本式3階、シャルダンの部屋にある。
- タグ:
- ルーブル美術館
- 隠れた名品
- シャルダン
- 独楽で遊ぶ子供
- シュリー