-
エリア:
- ヨーロッパ > フランス > パリ
-
テーマ:
- 鑑賞・観戦
- / 世界遺産
- / 歴史・文化・芸術
こんにちは♪ pelicanfranceです。
今日は、パリのルーブル美術館から隠れた名品のご紹介です。
紀元前10世紀〜4世紀頃、イタリア半島中部(現在のトスカーナ地方あたり)に存在したエトルリアは高度な文明の発達した都市国家だった。エトルリア人はその時代すでに男女平等の考えを持つ稀な民族だったため、夫婦と思われる男女の横たわる石像が残っている。この夫婦の棺は、1845年、チェルヴェテリ(ローマから北に40キロの町)のバンディタッチャの墓場より発見された。
テラコッタの温かみのある色もそうだが、いわゆるアルカイックスマイルと言われる二人の表情からは、仲の良い夫婦生活だったことが想像できて何となくホッコリする。棺の彫刻なのに、見ていて幸せな気分になれる展示品。
「チェルヴェテリの夫妻の棺」はドゥノン翼1階の古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術 コーナー、エトルリア美術(前9-前1世紀)にある。
- タグ:
- ルーブル美術館
- 隠れた名品
- エトルリア
- チェルヴェテリの夫妻の棺
- アルカイックスマイル