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エリア:
- ヨーロッパ > フランス > パリ
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テーマ:
- 鑑賞・観戦
- / 世界遺産
- / 歴史・文化・芸術
こんにちは♪ pelicanfranceです。
今日は、パリのルーブル美術館から隠れた名品のご紹介です。
17世紀のオランダの画家ピーテル・デ・ホーホは、オランダ全盛時代の風俗画家の一人。この時代のオランダの風俗画は、きちんと読み解いていくと一見したのとは違う意味が見えて面白い。
一番目立つ女性が手にしているのは4枚のエースというところからしてインチキ臭い。部屋には奥にも恋のさや当てをしていそうなカップルがいる。
綺麗に着飾ってトランプ遊びをする人々が集うこの部屋は、実は愛を売り買いする場所であるらしい。
フェルメールの作品と似た主題も多いピーテル・デ・ホーホの作品は、デルフト時代には日常的で家庭的な情景を描いたものが多いが、アムステルダムに移ってからは富裕なブルジョア階級の人為的な絢爛ぶりを描くようになる。「豪奢な部屋でトランプ遊びをする人々」はアムステルダム時代の作品。
ピーテル・デ・ホーホ「豪奢な部屋でトランプ遊びをする人々」は、リシュリュー翼3階、17世紀後半のオランダ絵画コーナーにある。
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