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エリア:
- ヨーロッパ > フランス > パリ
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テーマ:
- 鑑賞・観戦
- / 世界遺産
- / 歴史・文化・芸術
こんにちは♪ pelicanfranceです。
今日は、パリのルーブル美術館から隠れた名品のご紹介です。
ルーベンスによる「マリー・ド・メディシスの生涯」の連作は、政治的な功績や華々しい英雄的活躍があったわけではないマリー・ド・メディシスを、聖人のように伝説的に描いたルーベンスの才能がいかんなく発揮された作品群である。アンリ4世の妻になるべくフランスにやってきたイタリア人マリーは、マルセイユから入ってリヨンに到着、ここで初めてアンリ4世に会う。
ルーベンスは、アンリ4世を万能の神ジュピター(ユピテル)に、マリーをその妻ヘラ(ユノー)になぞらえて描いたところがすごい。ちなみに鷲を従えた男性と、クジャクを従えた女性の組み合わせで、それとわかる。ジュピターといえば女性にも手当たり次第だった神様。
描きこまれたライオンは、街の名前リヨンにちなんでおり、なかなか面白い一枚。
リシュリュー翼三階、ルーベンスホールとも、マリー・ド・メディシスのギャラリーとも呼ばれる部屋にある。
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