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エリア:
- アフリカ > ナミビア > ナミビアその他の都市
- アフリカ > ナミビア > ソススフレイ
- アフリカ > ナミビア > ウィントフック
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テーマ:
- 観光地
- / 街中・建物・景色
- / 鉄道・乗り物
朝4時、まだまだ暗い内に朝食もとらずに出発。今日はナミブ砂漠の大砂丘地帯ソススフレイに行くのだ。
ソススフレイの入り口、ソセリアムに朝5時に到着。ところが、せっかく早起きしてきたのに、入り口には大きなゲートがあって開いていない。ここはNamib Naukluft Parkとして国で管理されているのだ。よく見ると、ゲートの所に
「OPEN SUNRISE」
と書いてある。
「何てアバウトな...これじゃ何時に開くのか、今から何時間待つのかさっぱりわからないじゃないか。」
仕方なく車の中で座席を倒して寝て待つ事に。結局ゲートは朝7時にオープン。2時間車内で寝て待った。
ゲート抜けてしばらく走ると、景色は一変。道の両脇にに広大な砂丘が広がる。その高さは人や木々より遥かに高く、高いものは300mもの高さがある。砂丘というより砂の山だ。一つ一つの砂丘が美しいなだらかな曲線を描き、朝日に染まる。時折、その前をシカが跳ねている。
その中の一つ「Dune45」と呼ばれる砂丘にハダシになって登る。この砂丘も高さは300mほど。乾燥しているせいか、砂の上を歩いているせいか、かなり息が切れる。頂上に登ると、背後に更にどこまでも続く砂丘が美しい。登ってきた砂丘のふもとを見下ろすと、眼下300m。まるで自分達は宙に浮いているかのようだ。
頂上では一休み。朝焼けに染まる砂と、砂丘が織りなす影の芸術を見ながら朝食。わざわざこの為にジュースとサンドイッチを運んできたのだ。ドカッと二人で純朴な砂の上に座り込み、息を切らせながらぜしたくなブレックファーストを頂く。
朝食を済ませ、Dune45を降りると、次は更に奥、砂丘に囲まれたソススフレイを目指す。
ソススフレイに至る最後の5kmの道は深い砂の道で、4WD車でないととても通れない。でも大丈夫。この5kmを4WDで運んでくれるシャトルサービスがあるのだ。このソススフレイという場所、とても不思議な事に360°砂で囲まれた砂漠の中央に、小さい湖があるのだ。
道があって人が入れるのはここまで。更に続く広大な砂の海を後にし、ウィントークへ。今日の夕方5時までに車を返さなくてはならないのだ。
地図を見て、一番近い道を選択したつもりだったのだが、なんとこれがすごい峠道。途中までは、これ迄通り平坦な道を時速100kmで突っ走っていたのだが、急に道幅が狭くなり、上り下りと道が変化する。急な変化に対応できず、またこれまでの単調なドライブで適応力がマヒしており、急な下り坂で思わずスリップ。道も今までのような小さいジャリではなく、大きな石がゴロゴロしていたのだ。車は下り道に対して、真横を向き、道の脇から頭を突き出す寸前でストップ。ふうっ…。
「危ないよ、ちょっと!ゆっくり行こうよ。」
とJunko。
「そうだ、その通り。車を返すのがちょっと位遅れても大丈夫だろう。」
とゆっくりドライブ再開。
ところが次なる危機が我々を襲う。ガソリンが無くなりそうなのだが、ガソリンスタンドが全くないのだ。
実は我々が借りたレンタカーのシステムが悩ましい決まりになっていて、最初車を借りる時、ガソリンはほとんど空っぽ。借りたらすぐ給油しなくてはならない。その代わり、返す時、ガソリンは空でもいいというもの。
今日は車を返す日なので、ガソリンは少しずつ給油して行こうと思っていたのだが、この峠道、行っても行ってもガソリンスタンドも無ければ、家も無い。
「歩き覚悟かも。」
とJunkoのしょげた声。
「大丈夫だと思うよ。」
と言いながらも内心穏やかではない自分。
いよいよガソリンのメーターの針が一番下になろうかという頃、家が一件現れた。ワラをもすがる気持ちでその家の扉をたたく。
「もしガソリンがあったら売ってもらえませんか?」
ドイツ人のご主人にすがるような気持ちで尋ねると、
「Yes.何リットル必要なんだ?」
またもや「ふぅっ」。
ようやく峠を過ぎ、ガソリンも給油し、快調に車を飛ばしていると、目の前、道の真ん中に何だか大きなノベッとしたものが横たわっている。慌ててハンドルを切って、反対車線に出て、謎の障害物を避ける。と、今回のハプニングはご愛敬。通り過ぎるかたわらをよく見ると、何と大トカゲ。小さいワニ程はある。これ迄もシカやサルなどが道にいた事はあったが、トカゲの場合、保護色で良く見えなかったのだ。難なく通り過ぎたものの、
「あのでかいシッポをタイヤでひいたら、やっぱりちぎれて暴れるのだろうか!」
などと余計な事を考える。更には
「インドネシアに生息する世界最大の大トカゲ、コモド大トカゲもシッポが切れるのだろうか?もし切れたとしたら、その巨大なシッポはさぞ暴れ回るだろうな。誰か試してくれないだろうか。」
といつの間にか余裕が出てきたようだ。
ウィントークには午後5時過ぎに到着。ところがウィントークの街に入ってから、レンタカー会社がどこだか見つからない。借りた時の記憶を頼りに探すが、結局30分以上ウロウロしても見つからず、宿から電話をすると、「明日の朝でいいよ。」との事。
ああ、今日は疲れた。砂丘を登った後の、ハードドライブ。「さすがに疲れたよ。」
という事で、今夜は夜7時過ぎには眠りにつかさせてもらいました。
【食事】
朝:サンドイッチ
昼:なし
夜:リンゴ+ゆで玉子
【トラベルメモ】
1$ ≒ 6R(南ア・ランド、ナミビアでも通用。)
・ソススフレイ入場料35R/1人
・4WDシャトルサービス 往復50R/1人
【宿】カードボードボックス(ウィントーク)ドミトリー 30R/1人
ソススフレイの入り口、ソセリアムに朝5時に到着。ところが、せっかく早起きしてきたのに、入り口には大きなゲートがあって開いていない。ここはNamib Naukluft Parkとして国で管理されているのだ。よく見ると、ゲートの所に
「OPEN SUNRISE」
と書いてある。
「何てアバウトな...これじゃ何時に開くのか、今から何時間待つのかさっぱりわからないじゃないか。」
仕方なく車の中で座席を倒して寝て待つ事に。結局ゲートは朝7時にオープン。2時間車内で寝て待った。
ゲート抜けてしばらく走ると、景色は一変。道の両脇にに広大な砂丘が広がる。その高さは人や木々より遥かに高く、高いものは300mもの高さがある。砂丘というより砂の山だ。一つ一つの砂丘が美しいなだらかな曲線を描き、朝日に染まる。時折、その前をシカが跳ねている。
その中の一つ「Dune45」と呼ばれる砂丘にハダシになって登る。この砂丘も高さは300mほど。乾燥しているせいか、砂の上を歩いているせいか、かなり息が切れる。頂上に登ると、背後に更にどこまでも続く砂丘が美しい。登ってきた砂丘のふもとを見下ろすと、眼下300m。まるで自分達は宙に浮いているかのようだ。
頂上では一休み。朝焼けに染まる砂と、砂丘が織りなす影の芸術を見ながら朝食。わざわざこの為にジュースとサンドイッチを運んできたのだ。ドカッと二人で純朴な砂の上に座り込み、息を切らせながらぜしたくなブレックファーストを頂く。
朝食を済ませ、Dune45を降りると、次は更に奥、砂丘に囲まれたソススフレイを目指す。
ソススフレイに至る最後の5kmの道は深い砂の道で、4WD車でないととても通れない。でも大丈夫。この5kmを4WDで運んでくれるシャトルサービスがあるのだ。このソススフレイという場所、とても不思議な事に360°砂で囲まれた砂漠の中央に、小さい湖があるのだ。
道があって人が入れるのはここまで。更に続く広大な砂の海を後にし、ウィントークへ。今日の夕方5時までに車を返さなくてはならないのだ。
地図を見て、一番近い道を選択したつもりだったのだが、なんとこれがすごい峠道。途中までは、これ迄通り平坦な道を時速100kmで突っ走っていたのだが、急に道幅が狭くなり、上り下りと道が変化する。急な変化に対応できず、またこれまでの単調なドライブで適応力がマヒしており、急な下り坂で思わずスリップ。道も今までのような小さいジャリではなく、大きな石がゴロゴロしていたのだ。車は下り道に対して、真横を向き、道の脇から頭を突き出す寸前でストップ。ふうっ…。
「危ないよ、ちょっと!ゆっくり行こうよ。」
とJunko。
「そうだ、その通り。車を返すのがちょっと位遅れても大丈夫だろう。」
とゆっくりドライブ再開。
ところが次なる危機が我々を襲う。ガソリンが無くなりそうなのだが、ガソリンスタンドが全くないのだ。
実は我々が借りたレンタカーのシステムが悩ましい決まりになっていて、最初車を借りる時、ガソリンはほとんど空っぽ。借りたらすぐ給油しなくてはならない。その代わり、返す時、ガソリンは空でもいいというもの。
今日は車を返す日なので、ガソリンは少しずつ給油して行こうと思っていたのだが、この峠道、行っても行ってもガソリンスタンドも無ければ、家も無い。
「歩き覚悟かも。」
とJunkoのしょげた声。
「大丈夫だと思うよ。」
と言いながらも内心穏やかではない自分。
いよいよガソリンのメーターの針が一番下になろうかという頃、家が一件現れた。ワラをもすがる気持ちでその家の扉をたたく。
「もしガソリンがあったら売ってもらえませんか?」
ドイツ人のご主人にすがるような気持ちで尋ねると、
「Yes.何リットル必要なんだ?」
またもや「ふぅっ」。
ようやく峠を過ぎ、ガソリンも給油し、快調に車を飛ばしていると、目の前、道の真ん中に何だか大きなノベッとしたものが横たわっている。慌ててハンドルを切って、反対車線に出て、謎の障害物を避ける。と、今回のハプニングはご愛敬。通り過ぎるかたわらをよく見ると、何と大トカゲ。小さいワニ程はある。これ迄もシカやサルなどが道にいた事はあったが、トカゲの場合、保護色で良く見えなかったのだ。難なく通り過ぎたものの、
「あのでかいシッポをタイヤでひいたら、やっぱりちぎれて暴れるのだろうか!」
などと余計な事を考える。更には
「インドネシアに生息する世界最大の大トカゲ、コモド大トカゲもシッポが切れるのだろうか?もし切れたとしたら、その巨大なシッポはさぞ暴れ回るだろうな。誰か試してくれないだろうか。」
といつの間にか余裕が出てきたようだ。
ウィントークには午後5時過ぎに到着。ところがウィントークの街に入ってから、レンタカー会社がどこだか見つからない。借りた時の記憶を頼りに探すが、結局30分以上ウロウロしても見つからず、宿から電話をすると、「明日の朝でいいよ。」との事。
ああ、今日は疲れた。砂丘を登った後の、ハードドライブ。「さすがに疲れたよ。」
という事で、今夜は夜7時過ぎには眠りにつかさせてもらいました。
【食事】
朝:サンドイッチ
昼:なし
夜:リンゴ+ゆで玉子
【トラベルメモ】
1$ ≒ 6R(南ア・ランド、ナミビアでも通用。)
・ソススフレイ入場料35R/1人
・4WDシャトルサービス 往復50R/1人
【宿】カードボードボックス(ウィントーク)ドミトリー 30R/1人