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エリア:
- アフリカ > ケニア > ケニアその他の都市
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テーマ:
- 鉄道・乗り物
- / その他
昨日、「コンソ行の車は、今日の朝出る。」と教えてくれた男が、同じく昨日我々が宿にチェックインする時、
「宿のおじさんに事情を話しておいたから、朝、車が来たらおじさんが教えてくれるよ。」
と言っていたのだが、不安になって、今朝早く、部屋の外を見渡すが、おじさんの姿は全く無い。
顔を洗って、歯をみがくと、荷物は部屋に置いたまま、バスステーションに出て、車を待つ事にする。
ところが、通りすがる人の中に、カタコトの英語で
「今日はコンソ行の車は無いよ。」
と言う人が何人もいて、不安にさせられる。
朝8:30頃、沢山の荷物を積んだトラックが目の前に停車。トラックに乗っていた小ギレイで英語が良く出来る男に話を聞くと、
「今、コンソからやって来た。私はコンソの穀物をヤベロに運ぶ仕事をしている。別のトラックだが、今日の夕方コンソに行く車がある。1人20Bで乗せてあげるから、エチオピア時間の9時、ヨーロッパ時間の午後3時にここで待っていなさい。必ず来るから。」
「車がつかまって良かった。」
このときはそう思って、午前中はのん気にヤベロのマーケットなどをのんびり散歩したりしていたのだが、午後3時、約束のトラックは来ない。4時になっても、5時になっても来ない。
トラックが来ない上に、「今夜泊まらないなら、」と宿の部屋から荷物も一緒に追い出されてしまう。
まだまだここヤベロでは外国人観光客が珍しいのか、屋外に荷物を置き、座り込んで車を待ちぼうけする我々の周りには、黒山の人だかりが出来る。
何とか身ぶり手ぶりでうったえかけて、散ってもらうも、運悪く、そこは学校の通学路になっていて、下校する子供達であっという間に幾重もの子供達の輪に囲まれてしまう。
子供達は口々に「You,ユー」と我々に呼び掛ける。どうやらエチオピアでは「あなた」と呼び掛ける習慣があるらしく、直訳英語で「ユー」と言って呼び掛けているらしい。
その他、「チャイナ?コリア?ジャパン?」とか、学校で習った英語を適当に叫ぶ子供などで、ともかく騒がしい。
午後6時前、トラックの約束をした男が、ようやくトボトボと、歩って姿を現した。
「もう、何時間も待っている。トラックはどうしたのか。」
「わかってる。トラックは2時間後に来るから、そこの喫茶店で待っててくれ。」
「わかった。それにしても、そのトラックは今どこにいるのか。」
「私にもわからない。」
…なんだか頼りないが、宿も追い出されているので仕方なく、その喫茶店でお茶を飲みながら更に待つ。
夜9時頃、同じトラックでコンソに行く予定だったという男が、
「やっぱり今日はトラックはない。今日はホテルで休みなさい。もしトラックが来たら教えてあげるから。」
と言うので、仕方なく再び宿に入り、支払いを済まして部屋に荷物を置いた瞬間、
「ドン、ドン、ドン」
我々の部屋の扉がノックされる。
扉を開けると、宿の人が
「コンソ行のトラックが来たから急いで。」
と言う。
支払ってしまった宿代がもったいなかったなと思いながらも、荷物を背負って宿を出ると、闇夜に荷物と乗客を沢山積んだトラックが、空エンジンをふかして待機している。
「コンソ?」
行先を確認して我々も荷台に乗り込もうとしたその時、どこからともなく、もう一台空の荷台のトラックがやって来て停まると、ドライバーが降りて来て、我々が乗ろうとしていたトラックのドライバーと激しく口論というかケンカをし始めてしまったのだ。
「いったいどうなっているのか?」
何でも
「『この街に先に入ったトラットが先に荷物や人を乗せて先に街を出る。』と言うしきたりがあるのだが、出発しようとしているトラックはこれを『抜けがけ』しようとしていたのでケンカになっている」
との事。
やがて出発しようとしていたトラックからは人も荷物も全て降ろされ、今日はどちらのトラックも出発しないと言う事で収まってしまう。
「いったいどうして…?どっちか一台は出てよ!!」
再び宿の部屋へ逆戻り。結局、支払った宿代だけはムダにならず。
【食事】
朝:マンタジ
昼:インジェラ、アンバシャ
夜:マンタジ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
【宿】
・昨日と同じ もう夜遅いのでシャワーは使わないからと7B/1室にまけてもらう。
「宿のおじさんに事情を話しておいたから、朝、車が来たらおじさんが教えてくれるよ。」
と言っていたのだが、不安になって、今朝早く、部屋の外を見渡すが、おじさんの姿は全く無い。
顔を洗って、歯をみがくと、荷物は部屋に置いたまま、バスステーションに出て、車を待つ事にする。
ところが、通りすがる人の中に、カタコトの英語で
「今日はコンソ行の車は無いよ。」
と言う人が何人もいて、不安にさせられる。
朝8:30頃、沢山の荷物を積んだトラックが目の前に停車。トラックに乗っていた小ギレイで英語が良く出来る男に話を聞くと、
「今、コンソからやって来た。私はコンソの穀物をヤベロに運ぶ仕事をしている。別のトラックだが、今日の夕方コンソに行く車がある。1人20Bで乗せてあげるから、エチオピア時間の9時、ヨーロッパ時間の午後3時にここで待っていなさい。必ず来るから。」
「車がつかまって良かった。」
このときはそう思って、午前中はのん気にヤベロのマーケットなどをのんびり散歩したりしていたのだが、午後3時、約束のトラックは来ない。4時になっても、5時になっても来ない。
トラックが来ない上に、「今夜泊まらないなら、」と宿の部屋から荷物も一緒に追い出されてしまう。
まだまだここヤベロでは外国人観光客が珍しいのか、屋外に荷物を置き、座り込んで車を待ちぼうけする我々の周りには、黒山の人だかりが出来る。
何とか身ぶり手ぶりでうったえかけて、散ってもらうも、運悪く、そこは学校の通学路になっていて、下校する子供達であっという間に幾重もの子供達の輪に囲まれてしまう。
子供達は口々に「You,ユー」と我々に呼び掛ける。どうやらエチオピアでは「あなた」と呼び掛ける習慣があるらしく、直訳英語で「ユー」と言って呼び掛けているらしい。
その他、「チャイナ?コリア?ジャパン?」とか、学校で習った英語を適当に叫ぶ子供などで、ともかく騒がしい。
午後6時前、トラックの約束をした男が、ようやくトボトボと、歩って姿を現した。
「もう、何時間も待っている。トラックはどうしたのか。」
「わかってる。トラックは2時間後に来るから、そこの喫茶店で待っててくれ。」
「わかった。それにしても、そのトラックは今どこにいるのか。」
「私にもわからない。」
…なんだか頼りないが、宿も追い出されているので仕方なく、その喫茶店でお茶を飲みながら更に待つ。
夜9時頃、同じトラックでコンソに行く予定だったという男が、
「やっぱり今日はトラックはない。今日はホテルで休みなさい。もしトラックが来たら教えてあげるから。」
と言うので、仕方なく再び宿に入り、支払いを済まして部屋に荷物を置いた瞬間、
「ドン、ドン、ドン」
我々の部屋の扉がノックされる。
扉を開けると、宿の人が
「コンソ行のトラックが来たから急いで。」
と言う。
支払ってしまった宿代がもったいなかったなと思いながらも、荷物を背負って宿を出ると、闇夜に荷物と乗客を沢山積んだトラックが、空エンジンをふかして待機している。
「コンソ?」
行先を確認して我々も荷台に乗り込もうとしたその時、どこからともなく、もう一台空の荷台のトラックがやって来て停まると、ドライバーが降りて来て、我々が乗ろうとしていたトラックのドライバーと激しく口論というかケンカをし始めてしまったのだ。
「いったいどうなっているのか?」
何でも
「『この街に先に入ったトラットが先に荷物や人を乗せて先に街を出る。』と言うしきたりがあるのだが、出発しようとしているトラックはこれを『抜けがけ』しようとしていたのでケンカになっている」
との事。
やがて出発しようとしていたトラックからは人も荷物も全て降ろされ、今日はどちらのトラックも出発しないと言う事で収まってしまう。
「いったいどうして…?どっちか一台は出てよ!!」
再び宿の部屋へ逆戻り。結局、支払った宿代だけはムダにならず。
【食事】
朝:マンタジ
昼:インジェラ、アンバシャ
夜:マンタジ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
【宿】
・昨日と同じ もう夜遅いのでシャワーは使わないからと7B/1室にまけてもらう。