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エリア:
- アフリカ > エチオピア > エチオピアその他の都市
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テーマ:
- 街中・建物・景色
- / 世界遺産
城壁に囲まれ、路地が入り組むイスラムの聖地「ハラル」。
「イスラムは今ラマダン中、ハラルも異様な雰囲気に包まれているかも。」
期待と不安を胸に、朝、ハラルの街に降り立つ。
「壁って言うのはどこだ?」
よく見ると、ガレキや草ぼうぼうの陰に、何とも言えない貧相な小さい、壁と言うより塀がかろうじてある。
石の門をくぐると、壁に囲まれたオールドタウンの中央を、アスファルトの道路が突っ切り、道沿いには小ギレイな商店が並ぶ。
ラマダン(断食中)との事だが、幾つか閉まっている店もあるものの、ほとんどの商店、レストランは開業し、道にはたくさんの車や人々が行き交っている。
「何だ、全然普通じゃん。」
これじゃアジスの街とそう変わらない。
変わっているのは、朝から汗がしたたる程の暑さと、人々の中に淡いカラーの薄手の布をまとった女性が目に付く事くらい。
オールドタウンの中央広場にある安宿にチェックインして少々休んだ後、「見どころ」と言われる所を一通り巡り歩く。 大モスク、フランスの詩人ランボーが住んでいた家、布屋街、マーケット。
オールドタウンの外周は思っていたよりずっと小さく、ちょっと歩いて気づくともう反対側の壁から外にでてしまっていて、その向こうには、やせた緑の丘陵が拡がる。
とにかく日差しは強烈、暑くてぜいぜいする。2時間も歩くとヘトヘトで、宿に戻る。
「期待して、時間もないのにバスで2日もかけて来たのに、この程度?暑いしもう充分だ。」
唯一目を魅いたのは、マーケットに、鼻やアゴに斑点模様のイレズミをほどこしたうら若き少女達の姿。そのエキゾチックな美しさに写真をとってもいいかと尋ねると、皆あからさまに嫌悪の表情。いくばくかのお金を払えば喜んで、というわけでもなさそうで、本当に嫌がっている様子なので「そこまでしても」と写真を断念。
昼下がりは、宿のバルコニーからぼーっとハラルを眺めて過ごす。
夕方ようやく涼しくなり始めたので、宿にばかりいてもと今一度散歩に出る。
すると、「おやっっ」どうも日中見た様子と違っている。
薄暮の暮れゆく日差しに、路地の白い壁が染まり、そこからオレンジや赤の布をなびかせ女性達が出てくる。 見上げると、路地の上に古ぼけた小さいモスクがある。
城壁都市と聞いて、シリアのアレッポやモロッコのフェズの様な所を想像していたのだが、むしろギリシャのエーゲ海のさびれた小島の街並みと似ている。
教会の代わりに小さいモスクが、そして淡いカラーの布をまとう女性達が、ここハラルの独特の雰囲気をかもしだしている。
すっかり日も暮れて、宿に戻ると、宿の前の中央広場の周辺になにやらズラッと屋台が出ている。近寄って見ると、パンやクッキー、パイ等のお菓子がズラッと並んでいる。
赤い糖蜜がかかったでっかい揚げ春巻きのようなパイを一つ食べてみると、中には、くだいたピーナッツがぎっしり、シナモンの風味がして美味しい。これはアジスでは見なかった。かつてシリアで食べたパイに似ている。これもハラルならではの味わいだろう。
それにしても、日が暮れてから味がしみでるここハラルの街並、なかなかの雰囲気だがこんな薄暗くちゃ写真を撮るのも難しい。
ここでもまた思い知らされる。大したことないかと思えばいい雰囲気になり、写真も難しい。移動には時間が掛かる。エチオピアというところはなかなか手強い、穴取れない。
【食事】
朝:パン
昼:スパゲティ
夜:ピーナツパイ(50セント=0.5B →10円しない)、スパゲティ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
【宿】
Academy Hotel 10B/W1室
(中央広場教会の向かい 看板もないので人に聞いて教えてもらうしかない)
・バルコニーがあり落ち着ける。
・部屋、トイレとも値段の割にキレイ。
・水はあるが、シャワーはなし。
※ホテル前の通りを大モスクに向かうとすぐシャワー屋がある。1B/1人
「イスラムは今ラマダン中、ハラルも異様な雰囲気に包まれているかも。」
期待と不安を胸に、朝、ハラルの街に降り立つ。
「壁って言うのはどこだ?」
よく見ると、ガレキや草ぼうぼうの陰に、何とも言えない貧相な小さい、壁と言うより塀がかろうじてある。
石の門をくぐると、壁に囲まれたオールドタウンの中央を、アスファルトの道路が突っ切り、道沿いには小ギレイな商店が並ぶ。
ラマダン(断食中)との事だが、幾つか閉まっている店もあるものの、ほとんどの商店、レストランは開業し、道にはたくさんの車や人々が行き交っている。
「何だ、全然普通じゃん。」
これじゃアジスの街とそう変わらない。
変わっているのは、朝から汗がしたたる程の暑さと、人々の中に淡いカラーの薄手の布をまとった女性が目に付く事くらい。
オールドタウンの中央広場にある安宿にチェックインして少々休んだ後、「見どころ」と言われる所を一通り巡り歩く。 大モスク、フランスの詩人ランボーが住んでいた家、布屋街、マーケット。
オールドタウンの外周は思っていたよりずっと小さく、ちょっと歩いて気づくともう反対側の壁から外にでてしまっていて、その向こうには、やせた緑の丘陵が拡がる。
とにかく日差しは強烈、暑くてぜいぜいする。2時間も歩くとヘトヘトで、宿に戻る。
「期待して、時間もないのにバスで2日もかけて来たのに、この程度?暑いしもう充分だ。」
唯一目を魅いたのは、マーケットに、鼻やアゴに斑点模様のイレズミをほどこしたうら若き少女達の姿。そのエキゾチックな美しさに写真をとってもいいかと尋ねると、皆あからさまに嫌悪の表情。いくばくかのお金を払えば喜んで、というわけでもなさそうで、本当に嫌がっている様子なので「そこまでしても」と写真を断念。
昼下がりは、宿のバルコニーからぼーっとハラルを眺めて過ごす。
夕方ようやく涼しくなり始めたので、宿にばかりいてもと今一度散歩に出る。
すると、「おやっっ」どうも日中見た様子と違っている。
薄暮の暮れゆく日差しに、路地の白い壁が染まり、そこからオレンジや赤の布をなびかせ女性達が出てくる。 見上げると、路地の上に古ぼけた小さいモスクがある。
城壁都市と聞いて、シリアのアレッポやモロッコのフェズの様な所を想像していたのだが、むしろギリシャのエーゲ海のさびれた小島の街並みと似ている。
教会の代わりに小さいモスクが、そして淡いカラーの布をまとう女性達が、ここハラルの独特の雰囲気をかもしだしている。
すっかり日も暮れて、宿に戻ると、宿の前の中央広場の周辺になにやらズラッと屋台が出ている。近寄って見ると、パンやクッキー、パイ等のお菓子がズラッと並んでいる。
赤い糖蜜がかかったでっかい揚げ春巻きのようなパイを一つ食べてみると、中には、くだいたピーナッツがぎっしり、シナモンの風味がして美味しい。これはアジスでは見なかった。かつてシリアで食べたパイに似ている。これもハラルならではの味わいだろう。
それにしても、日が暮れてから味がしみでるここハラルの街並、なかなかの雰囲気だがこんな薄暗くちゃ写真を撮るのも難しい。
ここでもまた思い知らされる。大したことないかと思えばいい雰囲気になり、写真も難しい。移動には時間が掛かる。エチオピアというところはなかなか手強い、穴取れない。
【食事】
朝:パン
昼:スパゲティ
夜:ピーナツパイ(50セント=0.5B →10円しない)、スパゲティ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
【宿】
Academy Hotel 10B/W1室
(中央広場教会の向かい 看板もないので人に聞いて教えてもらうしかない)
・バルコニーがあり落ち着ける。
・部屋、トイレとも値段の割にキレイ。
・水はあるが、シャワーはなし。
※ホテル前の通りを大モスクに向かうとすぐシャワー屋がある。1B/1人