
-
エリア:
- アフリカ > エチオピア > ラリベラ
- アフリカ > エチオピア > エチオピアその他の都市
-
テーマ:
- 鉄道・乗り物
- / 世界遺産
「我々は時間と戦っている」
ナイジェリアビザの有効期限の関係で、そういう事になっている。
早朝6:30、世界に名だたるラリベラの世界遺産の教会群へくり出す。
ラッキーだったのは、丁度この日、聖マイケル教会という教会で何やらセレモニーが行われているとのこと。早朝から、岩地を地下にくり掘って作られた教会と、岩盤に掘られた道は、巡礼の人々で溢れかえっている。
くつを脱いで教会の中に入ると、皆、司教様に独特の形の大きな十字架で体をなでてもらっている。司教様は外国人の我々を見付けると、にこやかにサービス。我々2人の体中を、握った十字架でなで回してくれる。
別の教会の内部では、楽隊が大鼓や民族楽器を奏で、歌い、その回りで拝みまくる信者が溢れかえる光景も。
そしてラリベラのハイライト、岩盤を地下に向かって見事に美しい十字架の形に掘り築いた聖ジョージ教会へ。
さすがは世界遺産、実際目にしたそれは、見事という他ない。

聖ジョージ教会は閉まっている事が多くなかなか中に入れないと聞いていたが、ラッキーにも我々が訪れた時教会の扉は開いており、司教様に、この教会に代々受け継がれたと言う独特の形の十字架などを見せてもらうことが出来た。
掘り下げられた下から見上げるその姿も美しくおごそかでもあり、見事。これを人の手で掘ったのかと思うと唖然ともさせられる。

時間と戦っている我々は、朝10:00前には一通り教会を見終えると、ウォルディア方面の道脇にバックパックを置いて座り込む。
一日一便しかないウォルディア行のバスは、早朝とっくに出てしまっている。しかし昨日ウォルディアからラリベラにバスで来る途中、何台もの車とすれ違った。
バスにこだわらなければ、「車は必ずある」。
明日のバスを待ってはいられないと、ヒッチハイクを決め込んだのだ。
まずはガシュナという所までのトラックのヒッチに成功。
地元の人の話では、ガシュナはウォルディアからの道がラリベラとゴンダールへの2本に別れる分岐点。そこでウォルディア行の車を待てば、分岐点ゆえチャンスも多いという訳だ。
例によってトラックの荷台で砂ぼこりまみれになり、ガシュナへ。バスもある所をトラックで砂まみれになりながら先を急ぐ。これが時間と戦う我々の姿だ。
ガシュナでは、運良くヒッチした小型トラックの助手席が空いており、そこでフロントガラス越しにゆっくり道中の景色を楽しむ。
昨日の暑苦しいウォルディア迄のバスの中じゃとても景色を楽しむ余裕はなかった。今回のヒッチした小型トラック、4×4で快速!!窓を開けて外の空気も吸える。昨日のノロノロバスとは大違い。
こうなってくると運次第ではあるが、エチオピアに限って言えば、狭く暑苦しいバスとヒッチハイクどちらが良いかと言ったら、ヒッチの方が良いかも知れない。
なだらかに拡がる高原地帯を、細い一本道がゆったりと右に左にくねくねと続き、白い布をまとった民族衣装の男女が道を行き交う。
女性の多くは、髪を細かく編み込んだ独特のヘアースタイルで、素焼きの壺を背負って高原を横断する人も多い。
ロバを引く者、ヤギや牛を追う者、やせた土地を牛で耕す者、馬に乗る者。家畜のフンを固め、ワラをふいた屋根の集落が散在し、そこにはどう見ても水道も電気もない。
道には車が走り、店にはコーラも売っているだろうが、古く昔と変わらないだろう風景がそこにある。
ここを飛行機で飛んでしまうのはもったいない。かといって、エチオピアのバスは狭苦しくて景色を楽しめない。
今回、幸運にもいい車のフロントシートをゲットできた我々だが、せっかくのエチオピアの旅、少々奮発しても車をチャーターしてゆっくり景色を楽しむのも悪くないんじゃないか。車のチャーター代はそう高くない筈だ。
そんなことを思いながら、ウォルディアのバスターミナルに夕方到着。バスターミナルで次の目的地、マカレ行のバスについて尋ねると、マカレ行はバスターミナルからではなく、1kmほど離れた町の中心地、ピアッツァから出ると言う。
「ピアッツァまではこれで行けるよ。」
と道端の若者が止めてくれたのは、木で作られた貧相な客車を引く馬一頭。「ガリ」と呼ばれる幌馬車だ。
1kmは歩いてもすぐだが、幾度となくバスの車窓から、田舎町でロバや馬が引くこの幌馬車のタクシーを目にしていて、一度は乗ってみたいと思っていたので、これは丁度良いとJunkoと2人で幌に乗り込む。

「ホイッ」ドライバーのおじさんが掛け声とともに手綱を引くと、我々を乗せた幌馬車タクシー「ガリ」は1馬力で走り出す。
「カパッカ、パッカ、パッカ」楽しみにわざわざ乗り込んだ幌馬車タクシーだが、客車の前方で馬が蹴り上げる砂ぼこりが、客車の我々を直撃して目が痛い。
「ゲホッゲホッ」見た目程優雅じゃないんだな。
今日は午前中もトラックの荷台で砂をかぶっているから、これで2度目の砂かぶり。
ウォルディアのピアッツァで泊まった安宿にシャワーはなかった。
【食事】
朝:パン
昼:スパゲティ
夜:アボガド、オレンジジュース、バナナ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
・ラリベラ入場料100/1人(効率よく回る為に子供ガイドを道案内に雇う)15B・・・公式ガイドは50Bだそうだが公式でもいい加減なガイドも多いので、安い道案内ガイドで充分。又、道はわかりにくいが、時間があれば1人でも充分回れる。教会は狭いエリアに集中している。
・ラリベラ→ガシェナ(トラックをヒッチ)15B/1人 1.5時間
・ガシェナ→ウォルディア(小型トラックをヒッチ20B/1人2時間 結局ラリベラ→ウォルディア35B/1人荷物代込みのバス料金と同額。バスより早くて景色も楽しめた。
・バスターミナル→ピアッサ(ウォルディアの幌馬車タクシー)1B/1人とバックパック1つ2B/2人
【宿】(ウォルディア)宿名不明 6B/W一室
ナイジェリアビザの有効期限の関係で、そういう事になっている。
早朝6:30、世界に名だたるラリベラの世界遺産の教会群へくり出す。
ラッキーだったのは、丁度この日、聖マイケル教会という教会で何やらセレモニーが行われているとのこと。早朝から、岩地を地下にくり掘って作られた教会と、岩盤に掘られた道は、巡礼の人々で溢れかえっている。
くつを脱いで教会の中に入ると、皆、司教様に独特の形の大きな十字架で体をなでてもらっている。司教様は外国人の我々を見付けると、にこやかにサービス。我々2人の体中を、握った十字架でなで回してくれる。
別の教会の内部では、楽隊が大鼓や民族楽器を奏で、歌い、その回りで拝みまくる信者が溢れかえる光景も。
そしてラリベラのハイライト、岩盤を地下に向かって見事に美しい十字架の形に掘り築いた聖ジョージ教会へ。
さすがは世界遺産、実際目にしたそれは、見事という他ない。

聖ジョージ教会は閉まっている事が多くなかなか中に入れないと聞いていたが、ラッキーにも我々が訪れた時教会の扉は開いており、司教様に、この教会に代々受け継がれたと言う独特の形の十字架などを見せてもらうことが出来た。
掘り下げられた下から見上げるその姿も美しくおごそかでもあり、見事。これを人の手で掘ったのかと思うと唖然ともさせられる。

時間と戦っている我々は、朝10:00前には一通り教会を見終えると、ウォルディア方面の道脇にバックパックを置いて座り込む。
一日一便しかないウォルディア行のバスは、早朝とっくに出てしまっている。しかし昨日ウォルディアからラリベラにバスで来る途中、何台もの車とすれ違った。
バスにこだわらなければ、「車は必ずある」。
明日のバスを待ってはいられないと、ヒッチハイクを決め込んだのだ。
まずはガシュナという所までのトラックのヒッチに成功。
地元の人の話では、ガシュナはウォルディアからの道がラリベラとゴンダールへの2本に別れる分岐点。そこでウォルディア行の車を待てば、分岐点ゆえチャンスも多いという訳だ。
例によってトラックの荷台で砂ぼこりまみれになり、ガシュナへ。バスもある所をトラックで砂まみれになりながら先を急ぐ。これが時間と戦う我々の姿だ。
ガシュナでは、運良くヒッチした小型トラックの助手席が空いており、そこでフロントガラス越しにゆっくり道中の景色を楽しむ。
昨日の暑苦しいウォルディア迄のバスの中じゃとても景色を楽しむ余裕はなかった。今回のヒッチした小型トラック、4×4で快速!!窓を開けて外の空気も吸える。昨日のノロノロバスとは大違い。
こうなってくると運次第ではあるが、エチオピアに限って言えば、狭く暑苦しいバスとヒッチハイクどちらが良いかと言ったら、ヒッチの方が良いかも知れない。
なだらかに拡がる高原地帯を、細い一本道がゆったりと右に左にくねくねと続き、白い布をまとった民族衣装の男女が道を行き交う。
女性の多くは、髪を細かく編み込んだ独特のヘアースタイルで、素焼きの壺を背負って高原を横断する人も多い。
ロバを引く者、ヤギや牛を追う者、やせた土地を牛で耕す者、馬に乗る者。家畜のフンを固め、ワラをふいた屋根の集落が散在し、そこにはどう見ても水道も電気もない。
道には車が走り、店にはコーラも売っているだろうが、古く昔と変わらないだろう風景がそこにある。
ここを飛行機で飛んでしまうのはもったいない。かといって、エチオピアのバスは狭苦しくて景色を楽しめない。
今回、幸運にもいい車のフロントシートをゲットできた我々だが、せっかくのエチオピアの旅、少々奮発しても車をチャーターしてゆっくり景色を楽しむのも悪くないんじゃないか。車のチャーター代はそう高くない筈だ。
そんなことを思いながら、ウォルディアのバスターミナルに夕方到着。バスターミナルで次の目的地、マカレ行のバスについて尋ねると、マカレ行はバスターミナルからではなく、1kmほど離れた町の中心地、ピアッツァから出ると言う。
「ピアッツァまではこれで行けるよ。」
と道端の若者が止めてくれたのは、木で作られた貧相な客車を引く馬一頭。「ガリ」と呼ばれる幌馬車だ。
1kmは歩いてもすぐだが、幾度となくバスの車窓から、田舎町でロバや馬が引くこの幌馬車のタクシーを目にしていて、一度は乗ってみたいと思っていたので、これは丁度良いとJunkoと2人で幌に乗り込む。

「ホイッ」ドライバーのおじさんが掛け声とともに手綱を引くと、我々を乗せた幌馬車タクシー「ガリ」は1馬力で走り出す。
「カパッカ、パッカ、パッカ」楽しみにわざわざ乗り込んだ幌馬車タクシーだが、客車の前方で馬が蹴り上げる砂ぼこりが、客車の我々を直撃して目が痛い。
「ゲホッゲホッ」見た目程優雅じゃないんだな。
今日は午前中もトラックの荷台で砂をかぶっているから、これで2度目の砂かぶり。
ウォルディアのピアッツァで泊まった安宿にシャワーはなかった。
【食事】
朝:パン
昼:スパゲティ
夜:アボガド、オレンジジュース、バナナ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
・ラリベラ入場料100/1人(効率よく回る為に子供ガイドを道案内に雇う)15B・・・公式ガイドは50Bだそうだが公式でもいい加減なガイドも多いので、安い道案内ガイドで充分。又、道はわかりにくいが、時間があれば1人でも充分回れる。教会は狭いエリアに集中している。
・ラリベラ→ガシェナ(トラックをヒッチ)15B/1人 1.5時間
・ガシェナ→ウォルディア(小型トラックをヒッチ20B/1人2時間 結局ラリベラ→ウォルディア35B/1人荷物代込みのバス料金と同額。バスより早くて景色も楽しめた。
・バスターミナル→ピアッサ(ウォルディアの幌馬車タクシー)1B/1人とバックパック1つ2B/2人
【宿】(ウォルディア)宿名不明 6B/W一室


