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エリア:
- アフリカ > エチオピア > エチオピアその他の都市
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テーマ:
- 街中・建物・景色
「ピトッピトッ」
早朝、夜明け前、外から聞こえてくる水滴の音。
「もしや?」
すると
「ジャー」
早速誰かがシャワーを浴びている音がする。慌てて飛び起き、水道の蛇口をひねってみると、
「水が出る!」
時計を見るとまだ朝の5時過ぎ。外気は寒いが、そんな事構っては要られない。前の人がシャワー出るのを待って、すかさずシャワールームへ。
「あーっ、すっきりさっぱり。」
サッパリはしたが、早朝の水のシャワーの後は体温を奪われ、身震いがする。
「マカレのマーケットでは、ダナキル砂漠からラクダの商隊によって運ばれた塩の延べ板を背負ったラクダの姿を見ることができる。かつてその塩板は通貨 として通用し、金の延べ板と交換された」
と言う話をどこかのガイドブックで読んで期待していたのだが、意外にも現在我々が立つここマカレは、かなり近代的な都会だ。
きれいに舗装された広いアスファルトの道には蛍光灯の街灯が並び、銀行、ホテル、レストラン、商店が華やかに連なり、ビルもそびえる。まるでミニアジス。
昨夕到着した時に思った。
「こんな都会のマーケットにラクダなんているだろうか。」
まして、塩の延べ板を背負ってなんて、いにしえの風景が残っているとはとても考えにくい。
我々には今時間的余裕がない。
「こんな都会のマーケットなんて跳ばして、さっさと先に進もうか」と今日の朝にもマカレを発とうかとも思ったのだが、何でも想像だけで決めつけてしまっては良くない。
マカレで一日ゆっくりして、ダメもとでマーケットに行って自分の目で確かめてみよう。ここまでヒッチハイクでの移動も順調に来ている。例え期待外れでも、ここらで一日ぐらい休養を取るのも悪くないだろう。
朝ごはんは、小ギレイなオシャレなPastryでブンナ入りワタツ(カフェラテ)とケーキ。熱々のカフェラテをすすりながらまた思う。
「こんなオシャレな店の道の先に、そんなマーケットが未だ残っているだろうか。」
朝食を済ますと、まずは街の中央にそびえる教会へ。教会は、アスファルトのメインストリートを少し路地に入った所に静かに建っている。
路地に折れて教会の周辺をふらふらと歩くと、「おや?」何だかメインストリートから見る様子と違っている。
石のレンガを積んで建てられた教会の周りの家並も石造り。朴とつとした石造りの街並みがそそと朝日に照らされている。
こんな石造りの街並みは、エチオピアの他の街では見ていない。
開いている門からその内の一軒を覗き込むと、広々とした中庭があり、居心地が良さそうだ。ふと見上げると「Hotel」と看板が掲げられ、高くそびえる教会に見守られている。
荷物を持って宿をこのホテルに移動すると、お待ちかねのマーケットへ。
近代的な都会のマーケットにしては、雑然とした賑わいがあるが、やはりそこに「塩板を背負ったラクダの商隊」の姿は見られない。
それでも、マーケットには荷物を背負ったラクダやヤギに羊、ロバや馬が並び、店には塩の延べ板の姿もある。
現在でもダナキル砂漠からどこかまでは、この塩板がラクダの商隊に背負われて運ばれているのだろうかと、思いをはせる。
あわゆくば、何も見ずに跳ばしてしまおうかとも思ったここマカレ。一見は都会だが、ゆっくりふらふらしてみると、どうしてどうしてなかなか味わいのある街並みと風景が残っている。おまけに都会ならでは、Pastryやレストランでの食事もおいしく大満足。精気も養う。
「跳ばさないでよかった。」
【食事】
朝:ワタツ+ブンナ、ケーキ
昼:スパゲティ
夜:スパゲティ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
【宿】
・Omutsu Sigh Hotel (マカレ中央教会近く)20B/W1室
キレイ、静か、中庭があり落ち着いてくつろげる。共シャワー付あり。
早朝、夜明け前、外から聞こえてくる水滴の音。
「もしや?」
すると
「ジャー」
早速誰かがシャワーを浴びている音がする。慌てて飛び起き、水道の蛇口をひねってみると、
「水が出る!」
時計を見るとまだ朝の5時過ぎ。外気は寒いが、そんな事構っては要られない。前の人がシャワー出るのを待って、すかさずシャワールームへ。
「あーっ、すっきりさっぱり。」
サッパリはしたが、早朝の水のシャワーの後は体温を奪われ、身震いがする。
「マカレのマーケットでは、ダナキル砂漠からラクダの商隊によって運ばれた塩の延べ板を背負ったラクダの姿を見ることができる。かつてその塩板は通貨 として通用し、金の延べ板と交換された」
と言う話をどこかのガイドブックで読んで期待していたのだが、意外にも現在我々が立つここマカレは、かなり近代的な都会だ。
きれいに舗装された広いアスファルトの道には蛍光灯の街灯が並び、銀行、ホテル、レストラン、商店が華やかに連なり、ビルもそびえる。まるでミニアジス。
昨夕到着した時に思った。
「こんな都会のマーケットにラクダなんているだろうか。」
まして、塩の延べ板を背負ってなんて、いにしえの風景が残っているとはとても考えにくい。
我々には今時間的余裕がない。
「こんな都会のマーケットなんて跳ばして、さっさと先に進もうか」と今日の朝にもマカレを発とうかとも思ったのだが、何でも想像だけで決めつけてしまっては良くない。
マカレで一日ゆっくりして、ダメもとでマーケットに行って自分の目で確かめてみよう。ここまでヒッチハイクでの移動も順調に来ている。例え期待外れでも、ここらで一日ぐらい休養を取るのも悪くないだろう。
朝ごはんは、小ギレイなオシャレなPastryでブンナ入りワタツ(カフェラテ)とケーキ。熱々のカフェラテをすすりながらまた思う。
「こんなオシャレな店の道の先に、そんなマーケットが未だ残っているだろうか。」
朝食を済ますと、まずは街の中央にそびえる教会へ。教会は、アスファルトのメインストリートを少し路地に入った所に静かに建っている。
路地に折れて教会の周辺をふらふらと歩くと、「おや?」何だかメインストリートから見る様子と違っている。
石のレンガを積んで建てられた教会の周りの家並も石造り。朴とつとした石造りの街並みがそそと朝日に照らされている。
こんな石造りの街並みは、エチオピアの他の街では見ていない。
開いている門からその内の一軒を覗き込むと、広々とした中庭があり、居心地が良さそうだ。ふと見上げると「Hotel」と看板が掲げられ、高くそびえる教会に見守られている。
荷物を持って宿をこのホテルに移動すると、お待ちかねのマーケットへ。
近代的な都会のマーケットにしては、雑然とした賑わいがあるが、やはりそこに「塩板を背負ったラクダの商隊」の姿は見られない。
それでも、マーケットには荷物を背負ったラクダやヤギに羊、ロバや馬が並び、店には塩の延べ板の姿もある。
現在でもダナキル砂漠からどこかまでは、この塩板がラクダの商隊に背負われて運ばれているのだろうかと、思いをはせる。
あわゆくば、何も見ずに跳ばしてしまおうかとも思ったここマカレ。一見は都会だが、ゆっくりふらふらしてみると、どうしてどうしてなかなか味わいのある街並みと風景が残っている。おまけに都会ならでは、Pastryやレストランでの食事もおいしく大満足。精気も養う。
「跳ばさないでよかった。」
【食事】
朝:ワタツ+ブンナ、ケーキ
昼:スパゲティ
夜:スパゲティ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
【宿】
・Omutsu Sigh Hotel (マカレ中央教会近く)20B/W1室
キレイ、静か、中庭があり落ち着いてくつろげる。共シャワー付あり。