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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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砂漠の中を列車は走る (スーダン)ハルツーム→ニャラ<列車2日目>

2001/01/08 15:31
エリア:
  • アフリカ > スーダン > ハルツ−ム
  • アフリカ > スーダン > スーダンその他の都市
テーマ:
  • 街中・建物・景色
  • / 鉄道・乗り物
  • / グルメ
 ハルツームからニャラ行の列車に乗って2日目。

 我々の乗っている車両は2等、1室8人のコンパートメントだ。寝台ではなく、4人掛けの長イスでの夜行列車、きゅうくつで、寝心地は決して良くないが、同乗のスーダンの人達は皆良い人ばかりだ。

 一人は熟年のお父さん。ハルツームで大学生の息子が見送りに来ていた。何でもチャド、そしてカメルーン迄行くそうなので、「良かったら一緒に行きましょう。」と、言葉は全く通じないのだが、ジェスチャーで伝える。
 他には学校の先生が2名、英語が喋れる。終点のニャラ迄は行かず途中で降りるのだそうだ。

 食事どきになると、この先生達は途中停車した駅で仕入れた、トマトやルッコラ、玉ネギなどの野菜を大きめのみじん切りにし、それに揚げたパン粉や豆ペーストで軽く味付けし、同じコンパートメント内のみんなでパンと一緒に食べるのだ。

 一体誰がスポンサーなのか、皆で割勘にしているのか、不明なのだが、我々も食事の度に、パンに各種野菜のみじん切りをはさんだサンドイッチをタダでごちそうになる。有難くも、おいしく、皆で楽しいひと時だ。
 今日途中から乗って来たおじさんには、ローストチキンならぬ、ローストピジョン、ハトの丸焼きまでごちそうになる。

 窓の外にはラクダの姿も増え始めた。
 そして今夜も列車は超低速で、ニャラを目指して、走り続ける。


【食事】

朝:ゆで玉子
昼:朝と同じ
夜:野菜サンド

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 250SD(スーダンディナー)
・ハルツームからニャラ(列車)
※ハルツームノース駅より毎週一便、日曜発。
※切符は木曜日より同駅で発売。以下の4種のクラスがある
特等 18000D/1人 寝台
1等 6000D 1コンパートメント6名の座席
2等 4500D 1コンパートメント8名の座席
3等 3500D コンパートメントでない車両
※我々は2等を利用。2等はほぼ満室。1室8名で車両は人でごった返し、いつもゴチャゴチャしているが、1等はすいていて、1室6名定員の所、3〜4名程、ゆっくり眠れ、旅のストレスは低そう。 予定通りなら3日で着くそうだ。途中駅でお茶や食料は買えるが、水は用意して行った方がいい。

【宿】夜行列車
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