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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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イナゴ食べれる? (ニジェール)ザンデール

2001/01/24 10:41
エリア:
  • アフリカ > ニジェール > ニジェールその他の都市
テーマ:
  • グルメ
 旧市街に面した我々の安宿の前の通りには、夕方になると地べたに座り込んだおばさんのストリートフードの屋台がそちこちに並び出す。

 マルシェやバスターミナル近辺に出る屋台では、ご飯物や焼肉、魚の天ぷら、その他様々なテイストが並ぶのだが、旧市街のストリートでの主役はイナゴ。

 カノのマーケットでも、ここザンデールのマルシェでも乾燥させたイナゴがたらいに山に積まれ売られている姿は目にしていたが、料理され食べられる寸前のイナゴの姿を見るのは初めてだ。

 実は今回の旅では自分の中に食事革命が起きている。
 あまり好きではなかったアボガドが大好物に。子供の頃から大嫌いだったニンジンに至っては自分から生でそのままかじって「旨い!!」と思える程になった。奥歯で皮をむき砂糖キビをしゃぶって水分を補給するのも日常茶飯事。

 だがしかし、このイナゴだけは別だ。
 路上で揚げたイナゴを盆に広げたマミー達は「一つ味見してみろ」と手招きしている。

 スーダン、チャドでは、ブッシュに不気味に舞うこのイナゴの大群のグロテスクな姿も目の当たりにしている。
 こんな物一生食わず嫌いで構わない。

 だが心の奥の奥でもう1人の自分の小さい声がささやきかける。
 「意外においしいのかも知れないぞ。一匹だけ、一つだけ試してみれば・・・」

 好奇心という物は時になんと恐ろしい物なのか。

 おばさんに、差し出した手のヒラの上に、一匹だけ揚げた油ぎったカラカラのイナゴをのせてもらう。丸く膨らんだ胴体がグロテスクだ。
 その姿をなるべく見ない様にして奥歯でかじる。

 「カリッ」。食感は悪くない。揚げた小エビに近い。だが味は最悪。
 それはイナゴの味なのか味付けのせいなのか、ともかく油こくイヤーな後味がいつまでも口の中に尾を引く。

 小さい頃イナゴを食べたことがあるというJunkoは、最後まで一度もアフリカのイナゴを口にすることはなかった。


【食事】

朝:フランスパン、シャイ
昼:ゆでサツマイモ、魚天プラ
夜:ゆでキャベツのキナコ掛けサラダ、ゆで練りイモのすいとん風サラダ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファーフラン)

【宿】
・(ザンデール)Hotel Malem Kalkadamu 4100CFA/W-1室 キレイで落ち着ける。建物も旧市街に見られる伝統様式でVery Good!!
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