記事一覧
1 - 3件目まで(3件中)

- 16カ国目、カメールーンは天国だ☆ (チャド)ンジャメナ→(カメルーン)クセリ→マルア
-
エリア:
- アフリカ>チャド>ンジャメナ
- アフリカ>カメルーン>カメルーンその他の都市
- テーマ:ホテル・宿泊 その他
- 投稿日:2001/01/16 16:27
今日も朝から立ち寄った街のポリスに連行され、パスポートを取り上げられて、2000CFA恐喝される。
「もうこりごりだ。」
我々が乗った乗合4×4は、ジャメナに朝8時過ぎに到着。
ハルツームを出発して10日間、一度も宿にも泊まらず、シャワーも浴びず、移動続き。
チャドの首都、都会のンジャメナで少しゆっくりしようかとも思っていたのだが、さっさとチャドを出てカメルーンを目指す事にする。
ここンジャメナまでの乗合4×4にカメルーンへ行くと言うナイジェリアのおばさんが同乗していたので、このおばさんにくっついてンジャメナの街を歩き、カメルーン国境方面のバス停を目指す。
ところがそのバス停がなかなか遠い。
バックパックを背負い、汗をしたたらせながら、歩いても歩いてもなかなかたどり着かない。
途中何度か道路脇に座り込んで休憩しながら、時に砂糖キビを買ってかじって水分を補給しながらひたすら歩く。
4〜5キロは歩いただろうか。チャリ川という大きな川に架かる橋を渡り、ようやく目前にバス停が迫った時、出ました!チャド名物恐喝ポリス。例によってパスポートを取り上げられるも、ナイジェリア人のおばさんが泣きついてくれて、お金を支払うことなしにパスポートを返してもらい「釈放」される。
ミニバスでカメルーン国境に着くと、イミグレで出国手続き。ところがここもなかなかのクセ者。
イミグレ官は最初2人で6000CFA払えと言う。ところがお金が足りないと訴えると5000CFAでいいと言い出す。
これが正規の出国税か何かだとしたら、どうして値切ることができるのだろうか?つまりはワイロ、袖のシタ。こんなちゃんとした建物にあるイミグレのオフィス内でさえこれだ。
ともかく出国のスタンプをもらわないと国境を越えられない。結局2人で5000CFA払って出国スタンプをもらい、更に別のオフィスで偉い人のサインが必要だと言われ、そのサインに1000CFA支払わさせられる。
そして出国手続きがすべて済み、国境の川に架かる橋を渡ろうとすると、通行料1人50CFAを徴収される。見ると現地の人達は誰もそんなもの払っていない。
一体このチャドって国はどうなっているのか。チャド入国から出国まで、ポリスやイミグレ等で恐喝され巻き上げられた額は、ダルエスでの両替サギの分などと一緒にこの旅の「被害額」にしっかりと計上させてもらいます!
歩いて国境の橋を渡ると、カメルーンの国旗が風になびいている。
カメルーンでのイミグレでの入国手続きはいたってスムーズ。1フランも要求されず、終始笑顔で事が進む。
カメルーン側の国境の街クセリからミニバスでマルアという大きな街に着いたのは、すっかり日が暮れた夜7時過ぎ。
バスから降ろされた場所にあったガソリンスタンドのおじさんに宿を尋ねると、おじさん、親切にもガソリンスタンドの向かいにある宿の入り口まで連れて行ってくれる。これ迄こういう場合、チップを請求される事が多かったのだが(全て無視してきた)、1フランも要求されることなく、笑顔で握手して「メルシィ」。
宿はダブル1室1000円弱、悪くない。
部屋を見せてもらうと高級ホテル並のキレイな広い部屋に大きなダブルベッド、そして何と洋式トイレにシャワー付き。
いやいや油断禁物。これ迄見かけは立派でも断水中のホテルも多かったと、蛇口をひねってみると「ザーッ」水がふんだんに降り注ぐ。
「セ・ボン!!」(フランス語でGOOD!)
10日ぶりにシャワーでアカを流す。
髪の毛などは3回洗っても泡一つ立たず。4回洗ってようやく泡が立ち、体中サッパリ洗い上げる。
宿の前の屋台で、トマトソース仕立ての肉シチュー掛けのご飯とパスタに、マヨネーズあえのアボガドサラダをたらふく頂くと、10日ぶりにベッドで熟睡。
「あーあ、ここカメルーンのマルアは天国だ。」
【食事】
朝:砂糖キビ
昼:パン、ゆで玉子、オレンジ
夜:トマト仕立て肉シチュー掛けライス+パスタ+キャッサバ、アボガドとトマト、バナナ等のサラダ(マヨネーズ仕立てでとても美味!!)

【トラベルメモ】
1US$ ≒ 660CFA(中部アフリカセーファーフラン:チャド、カメルーン等で通用)
・(チャド・ンジャメナ)チャリ川沿いのバス停→カメルーン国境(ミニバス)150CFA/1人10分
(ただし乗車前にポリスに2000CFA恐喝される)
・チャド出国手続きで2人で計6000CFAのワイロを巻き上げられる。
・チャド→カメルーン国境の箸の通行料としてチャド側で50CFA/1人払わさせられる。
・カメルーン側の国境の街クセリ→マルア(ミニバス)3500CFA/1人+250CFA/荷1コ4時間
・カメルーンの通貨はチャドと同じ中部アフリカ・セーファーフラン(CFA)
・カメルーンビザ必要。 我々はエチオピアのアジスアベバで取得。
【宿】
・(カメルーン)マルアAuberge des Voyageurs 4500CFA/W-1室トイレ、シャワー、ファン付き
広くてキレイ。宿の人も親切でオススメ。宿前に安飯の屋台が並ぶのもいい。
「もうこりごりだ。」
我々が乗った乗合4×4は、ジャメナに朝8時過ぎに到着。
ハルツームを出発して10日間、一度も宿にも泊まらず、シャワーも浴びず、移動続き。
チャドの首都、都会のンジャメナで少しゆっくりしようかとも思っていたのだが、さっさとチャドを出てカメルーンを目指す事にする。
ここンジャメナまでの乗合4×4にカメルーンへ行くと言うナイジェリアのおばさんが同乗していたので、このおばさんにくっついてンジャメナの街を歩き、カメルーン国境方面のバス停を目指す。
ところがそのバス停がなかなか遠い。
バックパックを背負い、汗をしたたらせながら、歩いても歩いてもなかなかたどり着かない。
途中何度か道路脇に座り込んで休憩しながら、時に砂糖キビを買ってかじって水分を補給しながらひたすら歩く。
4〜5キロは歩いただろうか。チャリ川という大きな川に架かる橋を渡り、ようやく目前にバス停が迫った時、出ました!チャド名物恐喝ポリス。例によってパスポートを取り上げられるも、ナイジェリア人のおばさんが泣きついてくれて、お金を支払うことなしにパスポートを返してもらい「釈放」される。
ミニバスでカメルーン国境に着くと、イミグレで出国手続き。ところがここもなかなかのクセ者。
イミグレ官は最初2人で6000CFA払えと言う。ところがお金が足りないと訴えると5000CFAでいいと言い出す。
これが正規の出国税か何かだとしたら、どうして値切ることができるのだろうか?つまりはワイロ、袖のシタ。こんなちゃんとした建物にあるイミグレのオフィス内でさえこれだ。
ともかく出国のスタンプをもらわないと国境を越えられない。結局2人で5000CFA払って出国スタンプをもらい、更に別のオフィスで偉い人のサインが必要だと言われ、そのサインに1000CFA支払わさせられる。
そして出国手続きがすべて済み、国境の川に架かる橋を渡ろうとすると、通行料1人50CFAを徴収される。見ると現地の人達は誰もそんなもの払っていない。
一体このチャドって国はどうなっているのか。チャド入国から出国まで、ポリスやイミグレ等で恐喝され巻き上げられた額は、ダルエスでの両替サギの分などと一緒にこの旅の「被害額」にしっかりと計上させてもらいます!
歩いて国境の橋を渡ると、カメルーンの国旗が風になびいている。
カメルーンでのイミグレでの入国手続きはいたってスムーズ。1フランも要求されず、終始笑顔で事が進む。
カメルーン側の国境の街クセリからミニバスでマルアという大きな街に着いたのは、すっかり日が暮れた夜7時過ぎ。
バスから降ろされた場所にあったガソリンスタンドのおじさんに宿を尋ねると、おじさん、親切にもガソリンスタンドの向かいにある宿の入り口まで連れて行ってくれる。これ迄こういう場合、チップを請求される事が多かったのだが(全て無視してきた)、1フランも要求されることなく、笑顔で握手して「メルシィ」。
宿はダブル1室1000円弱、悪くない。
部屋を見せてもらうと高級ホテル並のキレイな広い部屋に大きなダブルベッド、そして何と洋式トイレにシャワー付き。
いやいや油断禁物。これ迄見かけは立派でも断水中のホテルも多かったと、蛇口をひねってみると「ザーッ」水がふんだんに降り注ぐ。
「セ・ボン!!」(フランス語でGOOD!)
10日ぶりにシャワーでアカを流す。
髪の毛などは3回洗っても泡一つ立たず。4回洗ってようやく泡が立ち、体中サッパリ洗い上げる。
宿の前の屋台で、トマトソース仕立ての肉シチュー掛けのご飯とパスタに、マヨネーズあえのアボガドサラダをたらふく頂くと、10日ぶりにベッドで熟睡。
「あーあ、ここカメルーンのマルアは天国だ。」
【食事】
朝:砂糖キビ
昼:パン、ゆで玉子、オレンジ
夜:トマト仕立て肉シチュー掛けライス+パスタ+キャッサバ、アボガドとトマト、バナナ等のサラダ(マヨネーズ仕立てでとても美味!!)

【トラベルメモ】
1US$ ≒ 660CFA(中部アフリカセーファーフラン:チャド、カメルーン等で通用)
・(チャド・ンジャメナ)チャリ川沿いのバス停→カメルーン国境(ミニバス)150CFA/1人10分
(ただし乗車前にポリスに2000CFA恐喝される)
・チャド出国手続きで2人で計6000CFAのワイロを巻き上げられる。
・チャド→カメルーン国境の箸の通行料としてチャド側で50CFA/1人払わさせられる。
・カメルーン側の国境の街クセリ→マルア(ミニバス)3500CFA/1人+250CFA/荷1コ4時間
・カメルーンの通貨はチャドと同じ中部アフリカ・セーファーフラン(CFA)
・カメルーンビザ必要。 我々はエチオピアのアジスアベバで取得。
【宿】
・(カメルーン)マルアAuberge des Voyageurs 4500CFA/W-1室トイレ、シャワー、ファン付き
広くてキレイ。宿の人も親切でオススメ。宿前に安飯の屋台が並ぶのもいい。

- 最悪チャドは恐喝ポリスだらけ (チャド)アベシェ→ンンジャメナ
-
エリア:
- アフリカ>チャド>チャドその他の都市
- アフリカ>チャド>ンジャメナ
- テーマ:街中・建物・景色 鉄道・乗り物 その他
- 投稿日:2001/01/15 16:21
朝、スーダンのゲメイナから乗って来たトラックの荷台の上で目を覚ますと、そのままトラックでアベシェのバスジャンクションまで送ってもらう。
次の目的地、チャドの首都ンジャメナ迄は、乗合4×4のランドクル-ザーで一泊二日。乗客が集まり次第出発するようだ。
アベシェのマーケットなどをウロウロしながら車の出発を待つ。カラフルな布をまとい、素焼きのツボなどを頭にのせて歩く女性の姿が目を引く。
午後1時、我々2人を含め、狭い車内に14人もの乗客をギュウギュウ詰めに乗せたランドクルーザーはアベシェの街を出発。
さすがは日本が世界に誇るTOYOTAのランドクルーザー、悪路をビュンビュンかっ飛ばす。
快速だ!が乗り心地は最悪☆!ギュウギュウ詰めの上、悪路ですごい振動、そして砂ぼこり。今夜はここで寝るのかと思うとゆううつになる。

ともかくそんな乗り心地なので、途中休憩で停まった村で車外へ出て休んでいたら、早速ポリスに連行され、パスポートを取り上げられる。「またか。」
「マネーマネーマネー」ポリスは目を血走らせながら連呼。
昨日のアドレに引き続き、今日もまたもや2000CFA巻き上げられる。
その後停まった村では極力車外には降りず、顔を隠す。ヤツラ(ポリス)は外国人旅行者のカモを探しているのだ。
立ち寄る場所場所でこんなんじゃ、全く落ち着いて旅行なんてできたもんじゃない。一体このチャドって国はどうなっているのか。
もうしばらくシャワーなんて浴びれなくてもいい。もうひとふん張りして、さっさとこの国を抜けてしまおう。
・・・と狭い車内で腰を曲げて眠る。
もう9日間もシャワーを浴びてない。体も洗っていない。
【食事】
朝:フラワーボール、シャイ(茶)
昼:トマト、デイツ
夜:同乗者にもらったラム肉サンド(ワイルドに焼かれたラム肉は固く、毛や骨まで付いていて、油ぽくとても食べれたもんじゃない。半分食べてギブアップ。その後胃もたれ)
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 660CFA(中部アフリカセーファーフラン:チャド、カメルーン等で通用)
・アベシェ13:00発→ンジャメナ翌8:00着(乗合4×4)25000FA/1人
・快速だが乗り心地は最悪。
・途中の村々でポリスの恐喝付き(我々の場合この日は総額2000CFA)
【宿】上記乗合車内
次の目的地、チャドの首都ンジャメナ迄は、乗合4×4のランドクル-ザーで一泊二日。乗客が集まり次第出発するようだ。
アベシェのマーケットなどをウロウロしながら車の出発を待つ。カラフルな布をまとい、素焼きのツボなどを頭にのせて歩く女性の姿が目を引く。
午後1時、我々2人を含め、狭い車内に14人もの乗客をギュウギュウ詰めに乗せたランドクルーザーはアベシェの街を出発。
さすがは日本が世界に誇るTOYOTAのランドクルーザー、悪路をビュンビュンかっ飛ばす。
快速だ!が乗り心地は最悪☆!ギュウギュウ詰めの上、悪路ですごい振動、そして砂ぼこり。今夜はここで寝るのかと思うとゆううつになる。

ともかくそんな乗り心地なので、途中休憩で停まった村で車外へ出て休んでいたら、早速ポリスに連行され、パスポートを取り上げられる。「またか。」
「マネーマネーマネー」ポリスは目を血走らせながら連呼。
昨日のアドレに引き続き、今日もまたもや2000CFA巻き上げられる。
その後停まった村では極力車外には降りず、顔を隠す。ヤツラ(ポリス)は外国人旅行者のカモを探しているのだ。
立ち寄る場所場所でこんなんじゃ、全く落ち着いて旅行なんてできたもんじゃない。一体このチャドって国はどうなっているのか。
もうしばらくシャワーなんて浴びれなくてもいい。もうひとふん張りして、さっさとこの国を抜けてしまおう。
・・・と狭い車内で腰を曲げて眠る。
もう9日間もシャワーを浴びてない。体も洗っていない。
【食事】
朝:フラワーボール、シャイ(茶)
昼:トマト、デイツ
夜:同乗者にもらったラム肉サンド(ワイルドに焼かれたラム肉は固く、毛や骨まで付いていて、油ぽくとても食べれたもんじゃない。半分食べてギブアップ。その後胃もたれ)
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 660CFA(中部アフリカセーファーフラン:チャド、カメルーン等で通用)
・アベシェ13:00発→ンジャメナ翌8:00着(乗合4×4)25000FA/1人
・快速だが乗り心地は最悪。
・途中の村々でポリスの恐喝付き(我々の場合この日は総額2000CFA)
【宿】上記乗合車内

- 15カ国目、チャド入国 (スーダン)ゲネイナ→(チャド)アドレ→アベシェ
-
エリア:
- アフリカ>スーダン>スーダンその他の都市
- アフリカ>チャド>チャドその他の都市
- テーマ:街中・建物・景色 鉄道・乗り物
- 投稿日:2001/01/14 16:10
「朝9時にカスタマーオフィスは開くから待って」と言われ、朝9時過ぎには「two minuits(後2分待て)」と言われたが、昨晩泊まったカスタマーオフィス前の庭でひたすら待ち続け、結局出国の手続きが終わったのは午後の1時過ぎ。
カスタマーオフィスとは別のイミグレーション・オフィスへ車で連れて行かれ、そこでパスポートに出国のスタンプを貰うだけだったのだが・・・。
それからしばらく待って、イミグレーション・オフィス前でチャドのアベシェ行のトラックをヒッチ。荷台に積まれた乾燥オクラの袋積めの上に乗っかる。
ゲネイナからチャド側の国境の街アドレ迄、1時間半程の道のり。
トラックの荷台の乗り心地は決して良くはないが、360度の大パノラマ、あちこちまるで牛やヤギや羊のように沢山のラクダが放牧されており、中にはカワイイ子ラクダを連れた親子ラクダの姿には頬をほころばされる。

「ザー」。我々が乗ったトラックが通り過ぎた木から、突然数え切れない程の黒い陰が空中に舞い上がる。よく見ると、ドデカいイナゴの大群だ。
どうやら我々はイナゴの大群地帯に入り込んだらしい。
トラックの音に反応するのか、トラックが通り過ぎるタイミングで林立する木々から次々とイナゴの大群がまるで黒い煙のように舞い上がる。何万匹いや、それ以上だろうか、何とも不気味な光景だ。
「チャドでは警察による恐喝がしょっ中あるので、やっかいだ。」と聞いていたのだが、早速国境の街アドレのポリスにパスポートを取り上げられ2000CFA要求される。
チャドの入国手続きはスムーズに済んだのでホットしていた矢先だったのに、「ヤレヤレ」。
仕方なく支払う。
チャドに入り、日が落ちても、我々を乗せたトラックは途中の村々で休息を取りながらもアベシェへ向けて走り続ける。
荷台のオクラの上に横になって夜空を見上げる。無数に星が散りばめられた星空。天の川が視界に迫ってくる。見慣れたオリオン座の中に、あんなにも沢山の星があったなんて、今夜の星空は今迄見た中でも一番の美しさだ。
「真ん中を開けて!!」
途中停車したとある村で、トラックの乗務員がジェスチャーで我々に指示する。
何事かと思ったら、村から毛布でくるまれた病人(またはケガ人)が担ぎ込まれてくる。トラックの荷台の中央に敷物を敷き、そこに病人の女性を寝かせ、そのまわりに我々とトラックの乗務員(従業員)そしてその病人の付き添いの人達が囲む様に座り、病人が荷台から落ちないように配慮する。
腕時計が日付を越えた2:30を示す頃、アベシェに到着。
スーダンとチャドには時差が2時間あるので、チャドの現地時間では12時半と言うことになる。
小ギレイなアベシェの街の病院の前には、立派な救急車が停められているではないか。
我々のトラックに病人が乗りこんできたような小さな村には、電気も電話もない。せめて無線でも備えて救急車を呼べるようにしておかないと、この病院も救急車もほとんど意味がないのではないか。
何とかチャド入国を果たし、アベシェに到着した我々2人。今夜も病院前の駐車場に停められたトラックの荷台で一泊。
もう野宿野グソは当たり前。ハルツームを出てからすでに一週間、一度も宿に泊まらずシャワーも浴びれず・・・。
【食事】
朝:デイツ(なつめヤシの実)、ミルクティー
昼:すりピーナツシチュー、パン
夜:ローストチキン
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 250SD(スーダンディナー)
1US$ ≒ 660CFA(中部アフリカセーファーフラン:チャド、カメルーン等で通用)
ゲネイナ→(チャド)アベシェ(トラックをヒッチ)2000SD/1人
※ゲネイナ14:00発→アベシェ翌12:30着
※途中(チャド)アドレでポリスに2000CFA取られる。
※両替はゲネイナ、アドレ、アベシェとも可能だが、他の国境のように両替屋の方から寄ってきたりしないので自分から積極的に探す必要がある。
・チャドのビザが必要。 我々はエチオピア・アジスアベバで取得。
【宿】上記移動トラックの荷台
カスタマーオフィスとは別のイミグレーション・オフィスへ車で連れて行かれ、そこでパスポートに出国のスタンプを貰うだけだったのだが・・・。
それからしばらく待って、イミグレーション・オフィス前でチャドのアベシェ行のトラックをヒッチ。荷台に積まれた乾燥オクラの袋積めの上に乗っかる。
ゲネイナからチャド側の国境の街アドレ迄、1時間半程の道のり。
トラックの荷台の乗り心地は決して良くはないが、360度の大パノラマ、あちこちまるで牛やヤギや羊のように沢山のラクダが放牧されており、中にはカワイイ子ラクダを連れた親子ラクダの姿には頬をほころばされる。

「ザー」。我々が乗ったトラックが通り過ぎた木から、突然数え切れない程の黒い陰が空中に舞い上がる。よく見ると、ドデカいイナゴの大群だ。
どうやら我々はイナゴの大群地帯に入り込んだらしい。
トラックの音に反応するのか、トラックが通り過ぎるタイミングで林立する木々から次々とイナゴの大群がまるで黒い煙のように舞い上がる。何万匹いや、それ以上だろうか、何とも不気味な光景だ。
「チャドでは警察による恐喝がしょっ中あるので、やっかいだ。」と聞いていたのだが、早速国境の街アドレのポリスにパスポートを取り上げられ2000CFA要求される。
チャドの入国手続きはスムーズに済んだのでホットしていた矢先だったのに、「ヤレヤレ」。
仕方なく支払う。
チャドに入り、日が落ちても、我々を乗せたトラックは途中の村々で休息を取りながらもアベシェへ向けて走り続ける。
荷台のオクラの上に横になって夜空を見上げる。無数に星が散りばめられた星空。天の川が視界に迫ってくる。見慣れたオリオン座の中に、あんなにも沢山の星があったなんて、今夜の星空は今迄見た中でも一番の美しさだ。
「真ん中を開けて!!」
途中停車したとある村で、トラックの乗務員がジェスチャーで我々に指示する。
何事かと思ったら、村から毛布でくるまれた病人(またはケガ人)が担ぎ込まれてくる。トラックの荷台の中央に敷物を敷き、そこに病人の女性を寝かせ、そのまわりに我々とトラックの乗務員(従業員)そしてその病人の付き添いの人達が囲む様に座り、病人が荷台から落ちないように配慮する。
腕時計が日付を越えた2:30を示す頃、アベシェに到着。
スーダンとチャドには時差が2時間あるので、チャドの現地時間では12時半と言うことになる。
小ギレイなアベシェの街の病院の前には、立派な救急車が停められているではないか。
我々のトラックに病人が乗りこんできたような小さな村には、電気も電話もない。せめて無線でも備えて救急車を呼べるようにしておかないと、この病院も救急車もほとんど意味がないのではないか。
何とかチャド入国を果たし、アベシェに到着した我々2人。今夜も病院前の駐車場に停められたトラックの荷台で一泊。
もう野宿野グソは当たり前。ハルツームを出てからすでに一週間、一度も宿に泊まらずシャワーも浴びれず・・・。
【食事】
朝:デイツ(なつめヤシの実)、ミルクティー
昼:すりピーナツシチュー、パン
夜:ローストチキン
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 250SD(スーダンディナー)
1US$ ≒ 660CFA(中部アフリカセーファーフラン:チャド、カメルーン等で通用)
ゲネイナ→(チャド)アベシェ(トラックをヒッチ)2000SD/1人
※ゲネイナ14:00発→アベシェ翌12:30着
※途中(チャド)アドレでポリスに2000CFA取られる。
※両替はゲネイナ、アドレ、アベシェとも可能だが、他の国境のように両替屋の方から寄ってきたりしないので自分から積極的に探す必要がある。
・チャドのビザが必要。 我々はエチオピア・アジスアベバで取得。
【宿】上記移動トラックの荷台
1 - 3件目まで(3件中)


