マラケシュの基本情報Marrakech モロッコ

掲載情報は最新または正確ではない場合がありますので、渡航前に必ずご自身で各国関係機関等にご確認ください。

概要

  • 都市概要
    モロッコのほぼ中央に位置するマラケシュ。マラケシュは、ベルベル語で「神の国」を意味する。
    カサブランカにつぐモロッコ第2の都市で、フェズについで2番目に古い町。
    2km×3kmの城壁に囲まれた旧市街(メディナ)と、旧市街の西に広がる新市街からなっている。
    迷路のような路地に数々の歴史的建造物が豊富な旧市街地は、世界遺産に登録されている。また、旧市街の中心「ジャマエルフナ広場」は文化と交易の中心として栄え、現代は屋台や大道芸人とそれを囲む人々でにぎわっていて、その空間そのものが世界無形遺産となっている。
  • 言語
    アラビア語、ベルベル語、フランス語
  • 宗教
    イスラム教(スンニ派)など
  • 時差
    日本より8時間遅れている。ラマダン期前後は9時間の時差となる。
  • 祝祭日
    • 1月1日新年
    • 1月11日独立宣言記念日
    • 1月14日アマジグ族元日
    • 4月10日-11日断食明け休暇★
    • 5月1日メーデー
    • 6月16日-17日羊犠牲祭★
    • 7月8日イスラム暦新年★
    • 7月30日国王即位記念日
    • 8月14日ウエッド・エドダハブ解放記念日
    • 8月20日革命記念日
    • 8月21日モハメッド6世国王誕生日
    • 9月16日-17日預言者生誕祭★
    • 11月6日緑の行進記念日
    • 11月18日独立記念日
    • ※上記は2024年の日程。★印の祝祭日は年によって日にちが変動します。
  • 気候・服装・
    ベストシーズン

    気候
    四季があるが、地域によってさまざまな特徴が見られる。気候は大きく沿岸部、内陸部、砂漠地帯の3つの地域に分けられる。

    北部の地中海沿岸は、年間を通じて温暖で過ごしやすい。夏は雨が少なく、乾燥した日が続き暑くなるが、湿度が低いので不快ではない。冬は逆に雨が多い。

    内陸の高原は、夏は雨も降らず、日中は40度を超えて暑くなる。乾燥しているので朝夕はしのぎやすいが、昼間は人通りも少なくなる。

    サハラ砂漠は、雨はほとんど降らず、一日のうちの寒暖の差が激しい。夏は高温で、かなりの暑さを覚悟する必要がある。

    服装
    沿岸部では、夏は半袖の軽装。春と秋は、夜冷え込むので脱ぎ着のできる長袖のカーディガンなどを用意しよう。冬は寒くなるので、セーターやジャケットが必要。内陸や砂漠地帯では、夏でも夜は冷え込むので、上着(カーディガンなど)が必要。

    街歩きでは履き慣れた靴が便利。夏場は、サングラスや帽子があると良い。イスラムの寺院等の見学の際は、露出の高いタンクトップ、半ズボンなどは避けること。

    1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
    旅行ベスト
    シーズン
    服装
    《旅行シーズン》 ◎:ベストシーズン ○:適シーズン 
    《服装》 :半そで :長そで :要上着 :要防寒着
  • 平均気温・降水量


ツアー代金

  • 所要時間
    • 東京(成田):23時間(経由)
    • 東京(羽田):21時間(経由)
    • 大阪(関空):25.5時間(経由)
    • 名古屋:23時間(経由)
    • 福岡:25.5時間(経由)
    • ※所要時間は目安です。特に経由便の場合は、出発曜日や搭乗便によって変わることがあります。最新情報は各航空会社公式サイト等でご確認ください。
  • ホテル軒数
    • 5つ星ランク:94件
    • 4つ星ランク:257件
    • 3つ星ランク:155件

お金

  • 通貨
    モロッコディルハム[MAD]
    レート
    1モロッコディルハム[MAD] = 約15.485657円※2024/11/05現在
  • 物価 水(330ml)
    約5モロッコディルハム (日本円 約78円)
  • チップ
    あり
    ホテル
    ポーター:5-10ディルハム、荷物の量や重量に応じて渡す
    ベッドメイク:1泊10ディルハム
    ルームサービス:5-10ディルハム
    レストラン:会計の10%程度、サービス料が既に含まれている場合はチップ不要
    写真撮影:5-10ディルハム、人を撮る際に必要なチップ
    現地ツアー関連
    ガイド:1日100-200ディルハム
    ドライバー:1日50-100ディルハム
  • 両替
    日本円からの両替は、銀行、空港、街中の両替所、ホテルのフロントなどで可能。それぞれ、レートの差はあまりないと言われている。
  • クレジットカード
    カードの流通度は比較的高い。小規模な店でも利用できるが、手数料を取られることがある。一部のカードブランドは使えない場合もあるので注意。トラブルに巻き込まれないために、空港内や高級ホテル、高級レストランなど、信用できる場所以外では利用は控えた方が良い。

交通機関 ※2020/02/28時点の情報

  • 空港情報・空港
    からのアクセス
    マラケシュの主要空港にはマラケシュ・メナラ空港(市内から南西に6km)がある。
    マラケシュ・メナラ空港から市内への交通手段としては、エアポートシャトル(約30分、30ディルハム)、市バス(約40分、4ディルハム)、プチタクシー(約20分)がある。
  • 交通機関
    • プチタクシー市内を走る流しの黄色のタクシー。空車、満車の表示は無いのでまずは車を止め、ドライバーに行き先を告げ乗車許可を貰ってから乗車する。基本的にはメーターが使用されますが必ず確認を。相乗りも多いので先客がいる場合は、自分が乗った時のメーター額を覚えておき降車時に差額を支払う。
    • 市バスバスに時刻表はない。料金は一律で現金と交通ICカード(ikhlas card)が利用できる。現金の場合はレシートが貰えるので降りるまでなくさないように。まれにある検札時にレシートがないと罰金になることも。
    • 観光バス(ポップオン・ポップオフ・バス)市内の主要観光スポットを巡回している。1周約90分。20~30分間隔の運行。チケットは一部の乗り場や観光局で購入。チケットの時間内であれば何度でも乗り降り可能。車内には日本語対応の解説レコーダーあり。

生活

  • 電圧・周波数
    ・プラグ
    • 電圧 :110ボルト、220ボルト
    • 周波数:50ヘルツ
    • プラグ:
      • Cタイプ
  • ネット・Wi-Fi
    他のアフリカの都市に比べ、比較的発展してきている。インターネットの速度が安定しなかったり急に止まってしまう事もあるが、ホテルをはじめ街中のカフェなどで無料Wi-Fiを提供している。また、インターネットカフェも点在している。ラマダン期間中は多くの店が閉まるので要注意。市街地を出てしまうとWi-Fiスポットを探すのは難しい。
  • マナー・習慣
    タバコ・トイレ
    ■マナー、習慣
    ・王室やイスラム教に対する批判的な発言は、控えること。
    ・路上など、公共の場所では、酔っぱらった姿を見せないこと。
    ・アルコール類をむき出しで持ち歩かないなど、飲酒が禁止されているイスラム教徒への配慮を心がける。
    ・肌の露出の多い服装は控えること。

    ■タバコ
    ・空港や鉄道は禁煙ですが、カフェやレストランは喫煙可能な場合が多い。
    ・ホテルに関して、モロッコでは禁煙・喫煙ルームの区別の無いホテルがほとんど。
    ・タバコはキオスクで購入可能。
    ・モロッコはタバコに寛容な国ですが、ラマダン中は屋外での喫煙を控える。

    ■その他
    ・軍関連施設、警察、空港、モスク(イスラム寺院)内部、国境周辺地域等での写真撮影は禁止。
    ・一般的に、女性は写真を撮られるのを嫌がるので、撮りたいときは一言断ること。
  • 飲み水
    不可
    水道水は飲用には適していないため、ミネラルウォーターを購入しよう。未開栓であることを確認してから購入すること。
  • 治安・危険情報
    メディナは治安が悪い。 新市街であっても夜は一人歩きをしないこと。

    また、無理な客引きが多くなっているので、必要ない場合ははっきりと意思表示をする。
  • イベント情報
    • 1月下旬マラケシュマラソン
    • 5月バラ祭り(ケラアムグナ)
    • 6月下旬グナワ音楽祭(エッサウィラ)
    • 9月中旬オアシスフェスティバル
    • 11月中旬~下旬マラケシュ国際映画祭
    • イスラム暦の12月10日犠牲祭 (※毎年変わる)
  • 電話の掛け方

    モロッコから日本へ
    ・携帯電話の場合
     +(ダイアル0の長押しなど)→81(日本の国番号)→相手の電話番号(最初の0は取る)

    ・固定電話の場合
     00(モロッコの国際電話識別番号)→81(日本の国番号)→相手の電話番号(最初の0は取る)

    日本からモロッコへ
    ・携帯電話の場合
     +(ダイアル0の長押しなど)→212(モロッコの国番号)→相手の電話番号(最初の0は取る)

    ・固定電話の場合
     国際電話会社の番号※→010(日本の国際電話識別番号)→212(モロッコの国番号)→相手の電話番号(最初の0は取る)
    ※NTTコミュニケーションズ:0033/ソフトバンク:0061など

  • 国際免許での
    運転

    旅行者は日本で発給された国際運転免許証により運転できる。
  • ビジネスアワー
    銀行:[月-金]8:00-16:30
    商店:[月-金]8:00-19:00

パスポート・ビザ(査証) ※2024/03/10時点の情報

掲載情報は最新または正確ではない場合がありますので、渡航前に必ずご自身で各国関係機関等にご確認ください。

  • パスポート
    残存有効期間:入国時3カ月以上
    未使用査証欄:1ページ以上
  • ビザ(査証)
    不要
    90日以内の観光目的は査証不要。ただし入国時に出国用航空券が必要。滞在費用証明や保険証券の提示を求められる場合がある。

    19歳未満の方が単独または親以外の成人同伴で渡航する場合は、親からの渡航同意書(英文)の持参が必要。姓の異なる片方の親が同伴する場合も同意書の持参が望ましい。また、いずれの場合も戸籍謄本(英訳付き、外務省アポスティーユ認証)の持参が望ましい。
  • 予防接種
    B型肝炎、破傷風:推奨
    狂犬病:犬や野生動物との接触が予想される場合には推奨
  • 在日大使館・
    領事館

      モロッコ王国大使館
      住所:東京都港区南青山5-4-30
      電話:03-5485-7171
      URL:http://www.morocco-emba.jp/

      在大阪モロッコ王国名誉領事館
      住所:大阪府大阪市中央区北浜4-5-33 住友電気工業株式会社内
      電話:06-6220-4061

入国・出国 ※2024/03/01時点の情報

掲載情報は最新または正確ではない場合がありますので、渡航前に必ずご自身で各国関係機関等にご確認ください。

  • 入国カード
    不要
  • 出国カード
    不要
  • 持込制限
    ■申告が必要な主なもの
    現金 :10万モロッコディルハム相当額以上の外貨
    タバコ:200g(1カートン)
    酒  :ワイン1本1L、蒸留酒またはその他の酒1本1L
    香水 :1本(150ml)、 オードトワレ1本(250ml)

    ■主な持ち込み禁止品
    麻薬、爆発物、銃刀類の武器、ドローン、風紀上好ましくない物(ポルノ雑誌等)、王制を批判するような書物、西サハラ領有権の主張に反するような出版物など
  • 持出制限
    ■申告が必要な主なもの
    現金 :10万モロッコディルハム相当額以上の外貨
    土産品:モロッコ国内で購入したモロッコ由来の製品または工芸品、文化財(芸術品や骨董品等)

    ■主な持ち出し禁止品
    2,000モロッコディルハムを超える現地通貨など
  • 免税制度
    1つの店舗で1回の買い物が合計2,000ディルハム以上である場合、購入した店で渡される「免税申告書」、「領収書」および「物品」を税関に提出して検印を受けることで税金が還付される。

トラブルにあったら・・・

  • 緊急
    警察:19、117(地方警察)
    消防・救急:15
  • パスポート紛失※2024/03/10時点

    新規発給または「帰国のための渡航書」の発行を下記で行う。どちらも有料。

    在モロッコ日本国大使館(Embassy of Japan in the Kingdom of Morocco)
    住所:39 Avenue Ahmed Balafrej, Souissi 10170 Rabat, Royaume du Maroc
    電話:0537-63-17-82~84(代表)
    FAX:0537-75-00-78
    営業時間:領事窓口 - [月-木]8:45-12:15、13:30-16:45 [金]8:45-12:15(ラマダン期間中は全日8:15-13:00)
    休日:土・日曜日、モロッコの祝日
    URL:http://www.ma.emb-japan.go.jp/index_j.htm

  • 病気・ケガ
    ホテルのフロントから医師を呼んでもらうか、海外旅行傷害保険の冊子に記載されている病院に連絡する。保険に入っている場合、医療費を請求できるので診断書・領収書は必ずもらっておくこと。
  • 携行品の紛失
    ・盗難
    すぐに警察へ行き、盗難(紛失)届出証明書を発行してもらう。ホテルの場合はホテルからも発行。海外旅行傷害保険に入っている場合は、帰国後、証明書があれば請求できる。

大使館・総領事館のできること

  • 事件・事故
    ・緊急入院
    • 弁護士や通訳に関する情報提供
    • 医療機関に関する情報提供
    • 家族との連絡を支援
    • 現地警察や保険会社への連絡に関する助言
    • 緊急移送に関する助言や支援 など
  • 盗難・紛失
    • 現地警察への届出に関する助言
    • 家族や知人からの送金に関する助言
    • パスポートの新規発給または「帰国のための渡航書」の発給(要手数料)など
  • 災害・騒乱などの
    緊急事態
    • 日本人の安否確認に対する最大限の努力
    • 日本人被害者に対する支援
    • インターネットや連絡網を通じた情報提供
    • 退避の支援
  • 行方不明
    • 現地事情にあった捜索の方法、現地警察への照会、捜索願に関する助言
    • 現地警察に対する捜査の申し入れ
  • 逮捕・拘禁
    • 領事による本人との面会または連絡
    • 弁護士や通訳に関する情報提供
    • 家族との連絡支援
    • 差別的、非人道的な扱いを受けている場合における関係当局への改善要求
  • 海外で困ったら

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