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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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チータとスキンシップ 水前寺清子ではありません。本物のチータです。(ナミビア)オウトジョ→ウイントーク郊外

2000/09/08 11:50
チータとスキンシップ1
エリア:
  • アフリカ > ナミビア > オウジョ
  • アフリカ > ナミビア > ウィントフック
テーマ:
  • 街中・建物・景色
 朝食を済ませ、チェックアウトの時、宿のおじさんに「Do you remember us?」と話しかける。実は2年前にもこの宿を利用し、あまりの居心地の良さに、今回、再び訪れた訳なのだ。「Oh,yes!」とおじさん。すかさずこちらから、
 「How are your cheetas? Fine?」
 何と、ここのおじさん、チータを2匹ペットにしているのだ。と言っても、もちろんチータが宿の敷地内をウロウロしている訳ではない。裏手のブッシュの広い範囲をゲージで囲って、そこに飼っているのだ。おじさんは元気良く、
 「Yes,will you see them? Come on!」。

 チータのいるゲージのカギを開け、中に通される。もう我々とチータの間には何も障壁はないし、チータはつながれている訳ではない。おじさんがチータを呼ぶと、まるでで飼い猫のように喉をゴロゴロさせながら、おじさんにすり寄ってくる。

 我々も恐る恐るチータの頭や背をなでてみる。毛はゴワゴワしているが、人に良くなついているので、猛獣ではなく、本当にタダの大きな猫のようだ。もちろん、ニャオーとは鳴かないが。。。チータはどう猛な野獣だと思っていたが、良く人になつくものだ。もしかしたら猫とチータなんて、犬で言ったらプードルとシェパード程の違いしかないのかもしれない。

チータとスキンシップ1

 チータに別れを告げ、今日は昨日来た道を戻る。運転していると、車の窓ガラスを通って照り付ける日差しは強烈だ。景色はどこまで行ってもサバンナの大平原。乾燥しているせいで、目がしょぼしょぼしてくる。実際にナミビアで運転する前は、「アフリカの大地をドライブしたらさぞ気分が良いだろうな」と思っていたのだが、実際は意外に大変だ。とは言っても、ドライブ自体は快調。今日はウイントーク郊外の宿に滞在する。

 外方、宿のサファリカーでサファリに出る。ちょっと走るとキリンが姿を現す。またちょっと走ると別のキリンの家族が。・・・とこんな具合で、キリンだらけ。他にオリックス、グドゥ、シマウマ、ヌーなどにも会う。首都ウイントーク近郊でもこんなにキリンなどがいるものかと感心させられた。

チータとスキンシップ2

 夜、サファリが終わって、夕食に行こうとしたら、Junkoがベッドで仰向けになってうなだれているのでビックリ。聞くと鼻血が出たとの事で鼻にティッシュをあてている。ナミビアの気候はとても乾燥している。肌はカサカサだし、目や鼻もショボショボする。このドライすぎる空気に、鼻の粘膜などは弱ってしまっているのだ。20分程でJunkoは回復。たいした事なくて良かったのだが、今回の旅での最初の健康への障害だ。今後、体調管理に気を付けなければと肝に命ずる。

 乾燥の仕業は、それだけではない。回復したJunkoをねぎらおうと、手を差し伸べると、バチッ!!という破裂音。「痛!!」とお互い後ずさり。静電気だ。すかさず、手のひらを広げて布団をまさぐってみると「パチパチパチ…パチパチパチ…」。すごい静電気だ。髪の毛をかきむしってみても同様。指先でプールの水をなでても電気が起こる。自分の静電気で感電しやしないかと不安になる程だ。


【食事】

朝:目玉焼き
昼:パン
夜:ステーキ

【トラベルメモ】

1$ ≒ 6R(南ア・ランド、ナミビアでも通用。)

【宿】「Dastarn Block 」朝夕食、サファリ付き 344R/1人
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