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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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野生の王国・ンゴロンゴロ (タンザニア)カラトゥ→ンゴロンゴロ→アルーシャ

2000/11/03 12:09
野生の王国・ンゴロンゴロ1
エリア:
  • アフリカ > タンザニア > ンゴロンゴロ
  • アフリカ > タンザニア > アルーシャ
テーマ:
  • 世界遺産
 いやぁ、驚いた、驚かさせられた。こうもいとも簡単に、これだけの野生動物達と出会えてしまうなんて。

 朝6:30、カラトゥのキャンプサイトを出発。
 1時間弱程走って、ンゴロンゴロ自然保護区のゲートをくぐると、間もなく眼下に丸くくぼんたクレーターとその底に張る池がキラめく。
 ンゴロンゴロは、巨大なクレーターの底にある野生の王国なのだ。

 クレーターに下り始めると、早速、シマウマやバッファローがお目見えする。
 シマウマなどは、車の真横から顔を出している。もうサファリカーには馴れっこなのか、逃げるどころか全く動じる様子もなく、もしゃもしゃ草をはんでいる。
 こんなに間近でシマウマのシマシマの顔を拝めるなんて、初めての事だ。

野生の王国・ンゴロンゴロ1

 クレーターの底に到達すると、サファリカーの屋根を開け、いよいよ本格的にサファリの始まりだ。

 クレーターという限られた、閉ざされた場所である事。
 そこに生い茂る草の丈はとても低く、木らしい木はほとんどない事。
 つまり、動物たちが見つけ易く、まさにサファリにはもって来いの好条件が揃ってしまっているのだ。

 クレーターに降りるとまず出迎えてくれたのは、シマウマの群れまた群れ。
 シマウマの群れに混じり、ガゼル君達も愛くるしい表情で尻尾をフリフリ草をはむ。

 背後に黒光りしてうごめいているのは、ワイルドビースト(ヌー)にバッファロー。
 遠くの木立からは、黒サイがのしのしと歩いて来て、立派な2本の角を誇示する。

野生の王国・ンゴロンゴロ3

 水辺はフラミンゴの群れで赤く輝き、小川が流れ溜まった池にはカバが昼寝。
 イボイノシシやダチョウが脇を駆ける。

 これまで、幾度もサファリを経験している我々だが、今回特筆したいのが、ハイエナとライオンの姿。
 彼らは草の中に寝そべっている事が多く、普通なかなか見つけにくいものなのだが、ンゴロンゴロクレーターの草はとても短く、彼らは隠れ切れないので、容易にその姿を見つける事ができるのだ。

野生の王国・ンゴロンゴロ2

 りりしいオスライオンのたてがみや、サバンナをかっ歩し獲物のガゼルを喰らうハイエナの姿を、こんなに間近にゆっくりと観察できたのは初めて。

 また、クレーターのあちらこちらに、肉食獣の餌食となり、骨と化した動物達の死がいが横たわり、時にハゲタカ達が群がっている。
 まさに、野生の王国だ。

 朝からお昼までのわずか半日のサファリだったが、充分すぎるほどの数と種類の野生動物と会えて、もう満腹状態。

 お昼に車の窓を開けて、サンドイッチを食べていたら、バブーン(ヒヒ)にサンドイッチを窓から奪われるという余興まで付いて、午後アルーシャに戻る。

 午後になると、風が強くなり、ダートの道では時折つむじ風も起こり、とてもほこりっぽい。
 サファリも丁度、潮時だったようだ。


【食事】

朝:パン、玉子
昼:サンドイッチ
夜:ゆで玉子、揚げパン、バナナ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 800TS(タンザニアシリング)
・ンゴロンゴロで見れなかった主な動物: キリン、ヒョウ、チータ、インパラ、←これら以外には簡単に会える。我々はナミビアでこれらを沢山見ていたので、丁度良かった。

【宿】(アルーシャ)Kitundu Guest House 11/1と同宿 11/4も同じ
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