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エリア:
- アフリカ > タンザニア > タンザニアその他の都市
- アフリカ > ルワンダ > キガリ
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テーマ:
- 鉄道・乗り物
朝5時、まだ暗い中、ンガラ行のバスに乗って出発。
バスは1時間程走るとパッタリ停まってしまって全く動かない。前には他のバスや車が連なっている。
渋滞だろうか、こんな朝早くに。また行手で事故か何かあったのだろうか。
6時半頃、あたりが明るくなり始めると、前方に水面が横たわっている。
「もしかしたら、これは…。」と思い始めると、すぐ乗客は全員バスから降ろされ、前方の水辺に昨日のんびりと眺めていたのとそっくりなフェリーの姿。
朝7時、連らなっていた車が次々とエンジンを始動させ、ゆっくりとフェリーに乗り始める。
「えーっ、フェリーに乗るなんて聞いてないよ。」
と手持ちの地図をよく見ると、我々のバスが進む道がビクトリア湖の細長く延びた入り江を横切っている。なる程、これは橋ではなくて、フェリーで越えると言う事だったんだ。

昨日、ムワンザから見た日中のビクトリア湖は活気と喧騒に満ちていたが、朝日におぼろぐビクトリア湖は静まり返り、我々も他の乗客も静かにフェリーから朝日を臨む。
細い入り江の部分を渡すだけのわずかな30分余りのビクトリア湖上ではあったが、中々の旅情で、予期していなかっただけに何だか得した気分だ。
ビクトリア湖の入り江をフェリーで渡ると、再びバスはひた走る。
ムワンザ周辺こそ舗装道路だったのだが、道はあっという間にいつものダートのラフロード。おまけに、このバス、今迄以上に見るからにオンボロ。
このオンボロバスの特性なのか、道のせいなのか、バスは弾む、弾む。右へ、左へ、そして上下へホッピング。その度、我々乗客も体を弾ませる。居眠りする余裕なんてない。
余裕がないおかげで、気分的には割とすぐに降車地ベナコに到着した。
それにしても、ここベナコっていったいどこなんだろうか。我々の手持ちの地図に、そんな街載ってないし、ガイド本等でも聞いた事もない。
昨日、バスの切符を買う時、切符売場のおじさんが、
「ルワンダに行くなら、ベナコで降りると、キガリ(ルワンダの首都)までバスがあるよ。」
と教えてくれたので、おじさんの言葉を信じて、ここベナコでバスを降りたのだ。
バスを降りるとすぐ、ルワンダとの国境の街、ルスモ行のタクシーが呼び込みをしている。ムワンザでおじさんに聞いたキガリ直行のバスの姿は見当たらない。
時間は午後2時前、朝だったらキガリまでの直通バスがあったんだろうか。見ると、国境行のタクシーに3人程乗客が乗っている。
「よし、この人達と一緒に我々もとりあえず行ける所まで行こう。」
と、そのタクシーに乗車する。
このタクシー、普通の4人乗りの乗用車なのだが、我々を乗せた後も、呼び込みを続け、また1人、また1家族と乗客が乗り込んでくる。
「ギューッ」
もう、ギューギューで身動き一つ取れない。運転手は座っている人の上に重なって座って、半身でハンドルを握り、やっと出発。
「一人、二人、三人…」と乗車している人数を数えてみると、「11人いる」(里中満智子ではありません)。
想像できますか? 4人乗りの普通のセダンの乗用車、5人でもキツイのに11人も乗ってるんですよ!!
納得がいかないのは、11人中2人がタクシーの乗務員である事。
1人はドライバー、もう1人は運賃徴収係、いわゆる車掌。
つまり、これは乗用車の形をしたタクシーと呼ばれるつめ込みバスなのだ。
それにしても、このつめ込みよう。これだけ乗客が苦しんでるのに、せめて車掌はいらないだろう。
乗客の荷物が山積みのトランクはもちろん閉まらず、開けっ放し。
山間の国境は時折にわか雨がパラつき、荷物がビショビショにならないかと気ももまされる。
不幸中の幸いだったのは、乗車時間がわずか30分余りだった事。
他の乗客の荷物の間に挟まれた我々の荷物は何とか濡れずに済んだが、それでもかなりムリな姿勢で乗車していたJunkoは、国境ルスモで降車後、足がしびれてしばらく動く事ができない。
Junkoの回復を待って、しばらくお世話になったタンザニアと別れを告げ、歩いて国境を渡る。
ウガンダとルワンダには1時間の時差がある。
国境を越え、ルワンダ側の入管を済ませ、時計を1時間戻すと、時間はまだ2時半。ここから首都キガリ迄、車で3時間余りと聞いていたので、何とか明るい内にキガリに着くだろうと思ったが、甘かった。
キガリ行のマタトゥ(ワゴンの乗合ミニバス)で国境ルスモを午後3時に出るも、我々を乗せたマタトゥは、ひんぱんに乗客の乗り降りを繰り返し、明るい内に着いて欲しいという我々の願いもむなしく、キガリに近づく頃には日はすっかり落ちてしまう。
不安がつのる。
午後7時頃、ようやく街らしき明りが見えてくる。キガリだ。
キガリに入ると、何と街灯があって、結構明るいではないか。
マラウィのリロングウェイは首都のくせに夜は真暗だったし、タンザニアのダリエスサラムでさえ、街灯は少なく暗かったので心配していたのだが、ここキガリは中々あか抜けた感じで、首都らしい洗練された都会の趣がある。
キガリでマタトゥを降りると、乗用車に乗った英語のできるおじさんが、ホテルまで連れて行ってくれると言う。
街灯があるとはいえ、もう夜だし、重いバックパックを背負ってウロウロ宿探しをするのも大変なので、おじさんの好意を甘える事にする。
「中心地で安ホテルならどこでもいい。」
とリクエストすると、おじさん、少し車を走らせ、
「あそこはどうだい、7500フランだよ(2000円位)。」
とホテルの看板を指差す。
「1人1000円か、ルワンダが物価は高いって言うし、あんまりおじさんに迷惑を掛けられないから、ここでいいか。」
とホテルにチェックインしようとすると、何とダブル1室18000ルワンダフラン(4500円)。高い!!おじさんが言ってたのは一人7500フランくらいってことだったのだろうか?
でももう夜も9時過ぎなので、あえなくここでギブアップ。とりあえず、今夜の所はここで一泊。
テレビもあり、部屋はそこそこ立派だが、シャワーは例によって汲み置き水。4500円でこれか…。
少しでも元を取らないとと、いつもの安宿にはめったに付いていない石けんやトイレットペーパー、それにナフタリンをカバンにしまう。ナフタリンは安宿のベッドに南京虫対策に置くのだ。
「ドロボウじゃ…?」いえいえ、これらは全て消耗品です。(只今、消耗致しました。)
【食事】
朝:抜き
昼:パン
夜:パン
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 800TS(タンザニアシリング)
1US$ ≒ 400Rf(ルワンダ・フラン)
…タンザニア・ルワンダ国境越に付いて…
主なガイドブック(lonly Planetや旅行人)の情報はどれも不正確でしたので、ここで2000.11.7現在の正しい情報を記します。
((タンザニア→ルワンダ))
(1)ムワンザからンガラ(Ngara)行のバスに乗り、ベナコ(Benako)で降車。ムワンザ5:00発 ンガラ13:30着(我々の場合)。8000TS/1人+フェリー代50TS/1人
(2)ベナコから国境ルスモまでタクシー30分 1500TS/1人。(ベナコからキガリまで直通バスもあるらしいが、出発時刻等不明。聞いた話では4500TSとの事)。
(3)ルスモ→キガリ ミニバス(マタトゥ)1800Rf 4時間
((ルワンダ→タンザニア))
・ルスモからベナコへ行き、バスはンガラ始発なので、ベナコからでは座れない可能性が高くなる。できればンガラまで行き、ンガラからムワンザ行のバスに乗った方が良いと思われる。
・要ルワンダビザ 我々はタンザニアのダルエスサラムで取得。
【宿】(キガリ)Isibi Hotel 18000Rf/W一室 トイレ くみ置きシャワー、TV、Tel付き
バスは1時間程走るとパッタリ停まってしまって全く動かない。前には他のバスや車が連なっている。
渋滞だろうか、こんな朝早くに。また行手で事故か何かあったのだろうか。
6時半頃、あたりが明るくなり始めると、前方に水面が横たわっている。
「もしかしたら、これは…。」と思い始めると、すぐ乗客は全員バスから降ろされ、前方の水辺に昨日のんびりと眺めていたのとそっくりなフェリーの姿。
朝7時、連らなっていた車が次々とエンジンを始動させ、ゆっくりとフェリーに乗り始める。
「えーっ、フェリーに乗るなんて聞いてないよ。」
と手持ちの地図をよく見ると、我々のバスが進む道がビクトリア湖の細長く延びた入り江を横切っている。なる程、これは橋ではなくて、フェリーで越えると言う事だったんだ。

昨日、ムワンザから見た日中のビクトリア湖は活気と喧騒に満ちていたが、朝日におぼろぐビクトリア湖は静まり返り、我々も他の乗客も静かにフェリーから朝日を臨む。
細い入り江の部分を渡すだけのわずかな30分余りのビクトリア湖上ではあったが、中々の旅情で、予期していなかっただけに何だか得した気分だ。
ビクトリア湖の入り江をフェリーで渡ると、再びバスはひた走る。
ムワンザ周辺こそ舗装道路だったのだが、道はあっという間にいつものダートのラフロード。おまけに、このバス、今迄以上に見るからにオンボロ。
このオンボロバスの特性なのか、道のせいなのか、バスは弾む、弾む。右へ、左へ、そして上下へホッピング。その度、我々乗客も体を弾ませる。居眠りする余裕なんてない。
余裕がないおかげで、気分的には割とすぐに降車地ベナコに到着した。
それにしても、ここベナコっていったいどこなんだろうか。我々の手持ちの地図に、そんな街載ってないし、ガイド本等でも聞いた事もない。
昨日、バスの切符を買う時、切符売場のおじさんが、
「ルワンダに行くなら、ベナコで降りると、キガリ(ルワンダの首都)までバスがあるよ。」
と教えてくれたので、おじさんの言葉を信じて、ここベナコでバスを降りたのだ。
バスを降りるとすぐ、ルワンダとの国境の街、ルスモ行のタクシーが呼び込みをしている。ムワンザでおじさんに聞いたキガリ直行のバスの姿は見当たらない。
時間は午後2時前、朝だったらキガリまでの直通バスがあったんだろうか。見ると、国境行のタクシーに3人程乗客が乗っている。
「よし、この人達と一緒に我々もとりあえず行ける所まで行こう。」
と、そのタクシーに乗車する。
このタクシー、普通の4人乗りの乗用車なのだが、我々を乗せた後も、呼び込みを続け、また1人、また1家族と乗客が乗り込んでくる。
「ギューッ」
もう、ギューギューで身動き一つ取れない。運転手は座っている人の上に重なって座って、半身でハンドルを握り、やっと出発。
「一人、二人、三人…」と乗車している人数を数えてみると、「11人いる」(里中満智子ではありません)。
想像できますか? 4人乗りの普通のセダンの乗用車、5人でもキツイのに11人も乗ってるんですよ!!
納得がいかないのは、11人中2人がタクシーの乗務員である事。
1人はドライバー、もう1人は運賃徴収係、いわゆる車掌。
つまり、これは乗用車の形をしたタクシーと呼ばれるつめ込みバスなのだ。
それにしても、このつめ込みよう。これだけ乗客が苦しんでるのに、せめて車掌はいらないだろう。
乗客の荷物が山積みのトランクはもちろん閉まらず、開けっ放し。
山間の国境は時折にわか雨がパラつき、荷物がビショビショにならないかと気ももまされる。
不幸中の幸いだったのは、乗車時間がわずか30分余りだった事。
他の乗客の荷物の間に挟まれた我々の荷物は何とか濡れずに済んだが、それでもかなりムリな姿勢で乗車していたJunkoは、国境ルスモで降車後、足がしびれてしばらく動く事ができない。
Junkoの回復を待って、しばらくお世話になったタンザニアと別れを告げ、歩いて国境を渡る。
ウガンダとルワンダには1時間の時差がある。
国境を越え、ルワンダ側の入管を済ませ、時計を1時間戻すと、時間はまだ2時半。ここから首都キガリ迄、車で3時間余りと聞いていたので、何とか明るい内にキガリに着くだろうと思ったが、甘かった。
キガリ行のマタトゥ(ワゴンの乗合ミニバス)で国境ルスモを午後3時に出るも、我々を乗せたマタトゥは、ひんぱんに乗客の乗り降りを繰り返し、明るい内に着いて欲しいという我々の願いもむなしく、キガリに近づく頃には日はすっかり落ちてしまう。
不安がつのる。
午後7時頃、ようやく街らしき明りが見えてくる。キガリだ。
キガリに入ると、何と街灯があって、結構明るいではないか。
マラウィのリロングウェイは首都のくせに夜は真暗だったし、タンザニアのダリエスサラムでさえ、街灯は少なく暗かったので心配していたのだが、ここキガリは中々あか抜けた感じで、首都らしい洗練された都会の趣がある。
キガリでマタトゥを降りると、乗用車に乗った英語のできるおじさんが、ホテルまで連れて行ってくれると言う。
街灯があるとはいえ、もう夜だし、重いバックパックを背負ってウロウロ宿探しをするのも大変なので、おじさんの好意を甘える事にする。
「中心地で安ホテルならどこでもいい。」
とリクエストすると、おじさん、少し車を走らせ、
「あそこはどうだい、7500フランだよ(2000円位)。」
とホテルの看板を指差す。
「1人1000円か、ルワンダが物価は高いって言うし、あんまりおじさんに迷惑を掛けられないから、ここでいいか。」
とホテルにチェックインしようとすると、何とダブル1室18000ルワンダフラン(4500円)。高い!!おじさんが言ってたのは一人7500フランくらいってことだったのだろうか?
でももう夜も9時過ぎなので、あえなくここでギブアップ。とりあえず、今夜の所はここで一泊。
テレビもあり、部屋はそこそこ立派だが、シャワーは例によって汲み置き水。4500円でこれか…。
少しでも元を取らないとと、いつもの安宿にはめったに付いていない石けんやトイレットペーパー、それにナフタリンをカバンにしまう。ナフタリンは安宿のベッドに南京虫対策に置くのだ。
「ドロボウじゃ…?」いえいえ、これらは全て消耗品です。(只今、消耗致しました。)
【食事】
朝:抜き
昼:パン
夜:パン
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 800TS(タンザニアシリング)
1US$ ≒ 400Rf(ルワンダ・フラン)
…タンザニア・ルワンダ国境越に付いて…
主なガイドブック(lonly Planetや旅行人)の情報はどれも不正確でしたので、ここで2000.11.7現在の正しい情報を記します。
((タンザニア→ルワンダ))
(1)ムワンザからンガラ(Ngara)行のバスに乗り、ベナコ(Benako)で降車。ムワンザ5:00発 ンガラ13:30着(我々の場合)。8000TS/1人+フェリー代50TS/1人
(2)ベナコから国境ルスモまでタクシー30分 1500TS/1人。(ベナコからキガリまで直通バスもあるらしいが、出発時刻等不明。聞いた話では4500TSとの事)。
(3)ルスモ→キガリ ミニバス(マタトゥ)1800Rf 4時間
((ルワンダ→タンザニア))
・ルスモからベナコへ行き、バスはンガラ始発なので、ベナコからでは座れない可能性が高くなる。できればンガラまで行き、ンガラからムワンザ行のバスに乗った方が良いと思われる。
・要ルワンダビザ 我々はタンザニアのダルエスサラムで取得。
【宿】(キガリ)Isibi Hotel 18000Rf/W一室 トイレ くみ置きシャワー、TV、Tel付き


