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エリア:
- アフリカ > エチオピア > エチオピアその他の都市
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テーマ:
- 鉄道・乗り物
- / ホテル・宿泊
我々の次の目標はマカレ。
昨日聞き込み調査をした所、マカレ行のバスはデシが始発、朝8時頃ウォルディアを通過するが、満員で、乗れない事も多いらしい。乗れなかったらまた翌朝バスを待たなくてはならないそうだ。
我々は今、時間と格闘中、そんな悠長な事はしていられない。乗れるかどうかわからないバスを待つより、積極的に行こうと、朝4時過ぎ、まだ暗い中、ウォルディアのピアッサの道端にバックパックを置いてJunkoと2人で座り込む。
そして朝5時前、マカレへ行くと言う大型のトラックをヒッチ、助手席に乗せてもらえた。
トラックは決して早くないし、大型のせいかかなりの振動で我々を揺さぶるが、フロントガラスから臨む夜明けの風景は素晴らしく、乗れるかどうかあてにならない、乗れたとしても苦しいバスより、ずっといい。
ただ気になることが一つ。ドライバーのおじさん「スントノゥ(アムハラ語でいくら?)」といくら聞いても全く相手にしてくれないのだ。
まあ、悪い人じゃなさそうだし大丈夫だろう。
ところが徐々にギアの調子が悪くなり出し、おじさんが思い切りクラッチを踏み込んでもなかなかギアがおじさんの思い通り入らなくなる。
そして、とうとうアリマタという街で、我々は降ろされてしまう。
おじさんはトラックのエンジンルームを開けて、修理をし始めながら手を振って、
「マカレへ別の車を拾って行け。」(本当はなにを言っていたのかわからないが、多分こう言っている)
最後までお金も請求されなかった。最終目的地のマカレまで、このやさしいおじさんのトラックで、無料で連れて行ってもらいたかったのは山々だが、故障ではこれはもう仕方ない。
親切なおじさん「アムサギナロ(アムハラ語でありがとう)」
約30分後、マカレへ行くと言う荷台に荷物を高く積みこんだイスズのトラックをヒッチ。今回も助手席が空いていた。「ラッキー。」
マカレにはラクダもいるし、先にはダナキル砂漠も控えていると聞いていたので、マカレまでの道のりは荒涼たる大地が拡がっているのかと思っていたのだが、さにあらず。
峠、峠、また峠。幾つもの峠を幾重にもつづら折りした道が上り下り、トラックは超低速でその険しい峠道を進む。
段々畑が連なる峠の風景はなかなかキレイだ。
途中、あざやかなオレンジ色のニンジンを湧き水で洗って路地売りする人の姿が現れる。
トラックの乗務員助手とドライバーは、窓からそのニンジン6本1ブルで仕入れるとバリバリとそのままかじり出す。かじられたニンジンを見ると、中身もみずみずしくおいしそうだ。
エリトリアとの戦争の残骸か、幾台か廃棄されたボロボロの戦車の姿もある。
突然、トラックのカーオーディオにかけられたテープから聞き覚えのある旋律が。ワムの「ラストクリスマス」だ。
「そう言えばそろそろクリスマスだね。」
それにしても我々を乗せたトラックの低速ぶり。明るい内にマカレに着いたら、さっさとマカレの見物を済ませ、明日にもアクスムに旅立とうとも思っていたのだが、峠の向こうにこつ然と大都会マカレの街が現れたのは日の入り直前。
マカレで宿を探したりしている内に日は沈み、今日の所はここでゲームオーバー。
昨日トラックの荷台と馬車でたんまり砂をくらったままシャワーも浴びていない我々は、早速宿でシャワーをリクエスト。ところが、今、この宿は断水中だというではないか。
シャワーがあるって言うから、この宿に決めたのに・・・。甘かった。
今度から、宿を取るときには事前に部屋を見るだけでなく、蛇口もひねってみなければ。
今日もまた、砂でガビガビの頭をかきむしって眠る。トホホ。
【食事】
朝:バナナ
昼:パン
夜:スパゲティ、アボガド、パパイヤ、オレンジジュース
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
・ウォルディア→アリマタ(大型トラックをヒッチ)50B/1人9時間
【宿】
・マカレ マカレホテル 英字表示なし15B/W1室
※共シャワーはあるがこの日は断水中。
バスターミナル近く、安い割にはまずまず。
(同名の別ホテルを一軒別に見付けた。そちらは英字表示があった)
昨日聞き込み調査をした所、マカレ行のバスはデシが始発、朝8時頃ウォルディアを通過するが、満員で、乗れない事も多いらしい。乗れなかったらまた翌朝バスを待たなくてはならないそうだ。
我々は今、時間と格闘中、そんな悠長な事はしていられない。乗れるかどうかわからないバスを待つより、積極的に行こうと、朝4時過ぎ、まだ暗い中、ウォルディアのピアッサの道端にバックパックを置いてJunkoと2人で座り込む。
そして朝5時前、マカレへ行くと言う大型のトラックをヒッチ、助手席に乗せてもらえた。
トラックは決して早くないし、大型のせいかかなりの振動で我々を揺さぶるが、フロントガラスから臨む夜明けの風景は素晴らしく、乗れるかどうかあてにならない、乗れたとしても苦しいバスより、ずっといい。
ただ気になることが一つ。ドライバーのおじさん「スントノゥ(アムハラ語でいくら?)」といくら聞いても全く相手にしてくれないのだ。
まあ、悪い人じゃなさそうだし大丈夫だろう。
ところが徐々にギアの調子が悪くなり出し、おじさんが思い切りクラッチを踏み込んでもなかなかギアがおじさんの思い通り入らなくなる。
そして、とうとうアリマタという街で、我々は降ろされてしまう。
おじさんはトラックのエンジンルームを開けて、修理をし始めながら手を振って、
「マカレへ別の車を拾って行け。」(本当はなにを言っていたのかわからないが、多分こう言っている)
最後までお金も請求されなかった。最終目的地のマカレまで、このやさしいおじさんのトラックで、無料で連れて行ってもらいたかったのは山々だが、故障ではこれはもう仕方ない。
親切なおじさん「アムサギナロ(アムハラ語でありがとう)」
約30分後、マカレへ行くと言う荷台に荷物を高く積みこんだイスズのトラックをヒッチ。今回も助手席が空いていた。「ラッキー。」
マカレにはラクダもいるし、先にはダナキル砂漠も控えていると聞いていたので、マカレまでの道のりは荒涼たる大地が拡がっているのかと思っていたのだが、さにあらず。
峠、峠、また峠。幾つもの峠を幾重にもつづら折りした道が上り下り、トラックは超低速でその険しい峠道を進む。
段々畑が連なる峠の風景はなかなかキレイだ。
途中、あざやかなオレンジ色のニンジンを湧き水で洗って路地売りする人の姿が現れる。
トラックの乗務員助手とドライバーは、窓からそのニンジン6本1ブルで仕入れるとバリバリとそのままかじり出す。かじられたニンジンを見ると、中身もみずみずしくおいしそうだ。
エリトリアとの戦争の残骸か、幾台か廃棄されたボロボロの戦車の姿もある。
突然、トラックのカーオーディオにかけられたテープから聞き覚えのある旋律が。ワムの「ラストクリスマス」だ。
「そう言えばそろそろクリスマスだね。」
それにしても我々を乗せたトラックの低速ぶり。明るい内にマカレに着いたら、さっさとマカレの見物を済ませ、明日にもアクスムに旅立とうとも思っていたのだが、峠の向こうにこつ然と大都会マカレの街が現れたのは日の入り直前。
マカレで宿を探したりしている内に日は沈み、今日の所はここでゲームオーバー。
昨日トラックの荷台と馬車でたんまり砂をくらったままシャワーも浴びていない我々は、早速宿でシャワーをリクエスト。ところが、今、この宿は断水中だというではないか。
シャワーがあるって言うから、この宿に決めたのに・・・。甘かった。
今度から、宿を取るときには事前に部屋を見るだけでなく、蛇口もひねってみなければ。
今日もまた、砂でガビガビの頭をかきむしって眠る。トホホ。
【食事】
朝:バナナ
昼:パン
夜:スパゲティ、アボガド、パパイヤ、オレンジジュース
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
・ウォルディア→アリマタ(大型トラックをヒッチ)50B/1人9時間
【宿】
・マカレ マカレホテル 英字表示なし15B/W1室
※共シャワーはあるがこの日は断水中。
バスターミナル近く、安い割にはまずまず。
(同名の別ホテルを一軒別に見付けた。そちらは英字表示があった)


