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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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シルグ村 幾何学模様の伝統集落 (ガーナ)ボルガタンガ

2001/02/17 17:01
シルグ村 幾何学模様の伝統集落  1
エリア:
  • アフリカ > ガーナ > ガーナその他の都市
テーマ:
  • 街中・建物・景色
 朝、タクシーをハイヤーしてボルガタンガ近郊のシルグ村へ向かう。
 シルグ村は幾何学模様の独特なペインティングを装った、伝統的な家並みが有名なガーナ北部の見所とされている所だ。

 タクシーは30分程舗装路を走ると、幹線路からダートの支線路へ、それ曲がる。
 しかしダートの道と言っても良く舗装されており、大してストレスも感じる事なく、スムーズにシルグ村に到着。

 確かに見渡すと、そちこちに独特な幾何学模様が描かれた、ドロを固めたような伝統的な家々が点在している。
 ただ、家々をよく見ると、トタン屋根や壁をセメントで補修した家も目立つ。

 到着したばかりの我々を村の人が自慢気に紹介してくれた家もセメントの真新しい壁の上に幾何学模様が描かれていた。
 大変申し訳ないのだが、そこは我々の求める物とは違うので、写真も撮らずパス。

 目を凝らしながら、古ぼかしいワラブキ屋根に土壁にペインティングされている家を見つけ、写真を撮らせてもらう。

シルグ村 幾何学模様の伝統集落  1

 セメント壁の家のペインティングも、今は伝統的な顔料が使われていると言う事だが、それがペンキに変わってしまう日もそう遠くはないかも知れない。
 我々がカメラの収めたイメージ通りの伝統的な家も、いずれ修復が必要な時が来れば、ワラブキ屋根はトタン屋根に、土壁はセメントになってしまうだろう。

 アフリカの思わぬ発展ぶりを目の当たりにし、さびしいとか哀愁を感じるとか言うのは、先進国から来た旅人の勝手な感情だろう。
 伝統的な家並みを文化財指定でもしてわざわざ保存でもしない限り、シルグ村の幾何学模様の伝統集落も、今がラストチャンスと言って良いだろう。

シルグ村 幾何学模様の伝統集落  2

 午後、ボルガタンガに戻ると、マーケットには、ここでも先進国からの救援物資の衣料品が山と積まれ、露天に広げられ売られている。
 我々もその安さに惹かれ、つい、オシャレなTシャツを1枚10円程で購入。

 西アフリカはガーナの北辺の街や村にさえ、先進国から押し寄せる物資と近代化の波。
 特に平和で政権が安定し、民主的で英語を話し、キリスト教が普及し、アメリカとも良好な関係を維持している、欧米諸国からみてアフリカの中の良い子、ガーナは近年、先進諸国からの援助を受け、目まぐるしい発展をしているという。
多分、きっとそれはガーナの人々にとっても良い事なのだろう。

 そう言えば、国連の事務総長、アナン氏はガーナ人だ。

 先日自分がマラリヤでお世話になった病院でも、欧米製の医薬品や治療器具が完備されていた。
 どこへ行っても街中には、白人の観光客が目に付き、観光収入もガーナの一大収入源となっているそうだ。


 (ガーナ後日談)ガーナ人の国連の事務総長、アナン氏は、2001年10月、ノーベル平和賞を受賞されました。さぞガーナの人々も喜ばれたことでしょう。 


【食事】

朝:パン、バナナ
昼:TZ、ココナツスープ
(TZはイモをついてネバリ気を出したフーフー「東アフリカでいうウガリ」味はまあまあ、食べれなくはない)
夜:ゆで玉子、パン、バナナ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 6600C(ガーナ・セディ)
・ボルガタンガ→シルグ村(タクシーを1台ハイヤー) 3時間程で50000C(往復、待機)、移動自体は片道1時間程
※トロトロと呼ばれる格安のミニバスで行っても十分見てまわれる。シルグ村ではガイド料5000C 半強制的に支払わせられた。

【宿】
・(ボルガタンガ)Black Star Hotel 27000C/シングル1室
※シングルを2人で利用させてもらった。
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