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エリア:
- アフリカ > モーリタニア > モーリタニアその他の都市
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テーマ:
- その他
「あそこに見える建物には、日本人が沢山いるよ。彼らは仕事で来てるんだ。」
と、宿のオーナーの家族の少年。
昼食がてらにふらふら歩いていると、その建物の前で、日本人らしき男の人とすれ違う。
「こんにちは。」
と声を掛けると、
「Where are you from? I'm from South Korea.」
とその男の人は韓国人。
モロッコ西の沖に浮かぶスペイン領カナリア諸島に住んでいて、船舶関係の仕事でカナリア諸島のラパルマとここモーリタニアのヌアディブをしょっ中船で行き来しているそうだ。
どうやら宿の少年が言っていた「日本人」と言うのは、彼ら船舶関係の仕事に従事する韓国人の人々の事だったようだ。
「その船に私達が乗る事はできますか。」
カナリア諸島は、スペインのリゾートアイランドとして名高い。スペイン本土とは客船が往来している。
もしカナリア諸島まで船で行ければ、スペイン本土まで飛行機を使わず到達する事ができる。そう我々は今、アフリカ喜望峰から日本まで飛行機を使わず、陸路と船のみで帰る旅の「挑戦中」なのだ。
「それは無理だよ。」
と、その韓国人の人は、あっさり笑顔で返答する。
韓国人の人と別れ、少し歩くと、道沿いにある一軒の中華料理屋。入ってみるとやさしそうな中国人の女性と、ここにも韓国人のおじさんが1人。2人ともスペイン語を話している。
「お2人とも、もしかしたらラパルマから来ているのですか。」
「ええ、そうですよ。」
「ラパルマへは、ここヌアディブから船があると聞いたのですが。」
「ええ、その船で働く韓国人や中国人が沢山この店へやって来ますよ。」
「その船に私達が乗る事はできませんか。」
「船は貨物船だからね。それは無理だよ。」
韓国人のおじさんが指さした船の写真は、大きなコンテナを幾つも積んだ巨大な貨物船。やはり、そんな船に乗る訳には行かない様だ。
ただ、今日ひょんな事からわかって来た事は、どうやらスペイン領カナリア諸島のラパルマには、韓国人や中国人が沢山住んでいて仕事をしているようだという事。
そう言えば、トーゴとガーナの国境で車に乗せてくれた船舶関係の会社を経営する韓国人の南さんも、スペイン国籍を取得しラパルマに住んでいると言っていた。
きっとコリアン・レストランやチャイニーズ・レストランもあって、彼らのコミュニティーもしっかりでき上がっている事だろう。
単なるリゾート・アイランドのイメージしかなかったカナリア諸島だが、「色々」ある様で何だか興味が沸いて来る。
ダクラ行の外国人ツーリストの車だが、今日はフランス人カップルが運転するワゴン車が1台、キャンプサイト近くのガソリンスタンドに寄った所でヒッチハイクを試みるも、
「出入国で面倒臭い事になるのが心配だから。」
今日もカナリア諸島にも行けず、モロッコはダクラへも行けず・・・。
ヌアディブの街に来て早3日目の夜が過ぎようとしている。
【食事】
朝:バゲット、ピーナッツ
昼:リーポワソン、オレンジ
夜:チョコクリーム、バゲット、オレンジ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 250UG(モーリタニア・ウギア)
・(ヌアディブ)Camping Baie 1000UG/部屋泊1人(2泊目からの料金)
と、宿のオーナーの家族の少年。
昼食がてらにふらふら歩いていると、その建物の前で、日本人らしき男の人とすれ違う。
「こんにちは。」
と声を掛けると、
「Where are you from? I'm from South Korea.」
とその男の人は韓国人。
モロッコ西の沖に浮かぶスペイン領カナリア諸島に住んでいて、船舶関係の仕事でカナリア諸島のラパルマとここモーリタニアのヌアディブをしょっ中船で行き来しているそうだ。
どうやら宿の少年が言っていた「日本人」と言うのは、彼ら船舶関係の仕事に従事する韓国人の人々の事だったようだ。
「その船に私達が乗る事はできますか。」
カナリア諸島は、スペインのリゾートアイランドとして名高い。スペイン本土とは客船が往来している。
もしカナリア諸島まで船で行ければ、スペイン本土まで飛行機を使わず到達する事ができる。そう我々は今、アフリカ喜望峰から日本まで飛行機を使わず、陸路と船のみで帰る旅の「挑戦中」なのだ。
「それは無理だよ。」
と、その韓国人の人は、あっさり笑顔で返答する。
韓国人の人と別れ、少し歩くと、道沿いにある一軒の中華料理屋。入ってみるとやさしそうな中国人の女性と、ここにも韓国人のおじさんが1人。2人ともスペイン語を話している。
「お2人とも、もしかしたらラパルマから来ているのですか。」
「ええ、そうですよ。」
「ラパルマへは、ここヌアディブから船があると聞いたのですが。」
「ええ、その船で働く韓国人や中国人が沢山この店へやって来ますよ。」
「その船に私達が乗る事はできませんか。」
「船は貨物船だからね。それは無理だよ。」
韓国人のおじさんが指さした船の写真は、大きなコンテナを幾つも積んだ巨大な貨物船。やはり、そんな船に乗る訳には行かない様だ。
ただ、今日ひょんな事からわかって来た事は、どうやらスペイン領カナリア諸島のラパルマには、韓国人や中国人が沢山住んでいて仕事をしているようだという事。
そう言えば、トーゴとガーナの国境で車に乗せてくれた船舶関係の会社を経営する韓国人の南さんも、スペイン国籍を取得しラパルマに住んでいると言っていた。
きっとコリアン・レストランやチャイニーズ・レストランもあって、彼らのコミュニティーもしっかりでき上がっている事だろう。
単なるリゾート・アイランドのイメージしかなかったカナリア諸島だが、「色々」ある様で何だか興味が沸いて来る。
ダクラ行の外国人ツーリストの車だが、今日はフランス人カップルが運転するワゴン車が1台、キャンプサイト近くのガソリンスタンドに寄った所でヒッチハイクを試みるも、
「出入国で面倒臭い事になるのが心配だから。」
今日もカナリア諸島にも行けず、モロッコはダクラへも行けず・・・。
ヌアディブの街に来て早3日目の夜が過ぎようとしている。
【食事】
朝:バゲット、ピーナッツ
昼:リーポワソン、オレンジ
夜:チョコクリーム、バゲット、オレンジ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 250UG(モーリタニア・ウギア)
・(ヌアディブ)Camping Baie 1000UG/部屋泊1人(2泊目からの料金)