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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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27カ国目、モロッコ入国 (モロッコ)ダクラ

2001/03/21 15:06
27カ国目、モロッコ入国1
エリア:
  • アフリカ > モロッコ > モロッコその他の都市
テーマ:
  • グルメ
  • / その他
 おととい、モロッコ入国時に、モロッコのポリスに預けたままになっている我々のパスポート。昨日、ここダクラ迄先導して来たポリスは、今日の朝9時にポリス・オフィスに来れば、パスポートを受け取れると話していた。

 ところが案の定、朝9時過ぎ、ボリス・オフィスに行っても、
 「お前達のパスポートはまだ出来ていない。」
 「ではいつパスポートを受け取れるのか。」
 「30分後にもう一度来なさい。」

 そして案の定の案の定、30分後に再びポリスオフィスで尋ねても、パスポートは受け取れず、「30分後にまた来い。」と同じ事を繰り返さられる。

 結局、モロッコの入国スタンプが押されたパスポートを受け取れる事が出来たのは、午前11時前。
 モーリタニアから国境を越えて、3日目、ようやく晴れて正式にモロッコ入国を果たす。胸の中で小さくガッツポ-ズ。

 喜びもつかの間、西サハラを一緒に歩いたミートは、早くも今日のお昼のバスでマラケシュへ向かうと言う。

 実はミート、スペインからニューヨークへのフライトの日が間近に迫っていて先を急がないと間に合わないと言う。
 「何でそんなに日程に余裕も無いのに、サハラ砂漠を歩いて国境を越えようなんて考えたの?」

 加えてミートのリュックの重い事、中に大きなノートパソコンが入っているのだ。
 「何で寝袋も持ってないのに、そんな重いノートパソコンを持って、砂漠を歩こうとしたの?」

 ミート、53才、ニューヨーク大学の教授。
 「どうして、そんな地位も名誉もお金も家族もある人が、あんな無謀な事を試みたの?」

 全くインテリの考える事は・・・。

27カ国目、モロッコ入国1

 せわしくホテルをチェックアウトしてバスターミナルへ向かおうとするミートと記念撮影、がっしり握手を交わす。
 「ステイ・フレンズ。君達と過ごした砂漠での日々は私の最も忘れられない出来事の一つとなったよ。これからも友達でいよう。メール送るよ。」

 さすがはニューヨーク大学のコミュニケーション学の教授、口が旨い。胸がじんと熱くなる。

 我々2人は、ここダクラでもう一泊して、サハラ越えの疲れを癒す事に。

 宿を安宿に移し、ダウンタウンをふらふらしていると、路地の小さな食堂の前に三角帽子の様なカワイイ円すい形のフタをかぶせられた、小さな土鍋が炭火の上に並んでいるのを発見。
 モロッコの名物料理、タシンだ。

27カ国目、モロッコ入国2

 ジャガイモやニンジン、タマネギと一緒に、マトン肉がトロける程柔らかくなる迄煮込まれている。
 オリーブにレモン、ハーブが染みた味わいがたまらない。

 大変な思いをしてようやく果たした西サハラ国境越え。今我々は、人生で一番おいしい食事を楽しんでいる。


【食事】

朝:ビスケット
昼:タシン、フライドフィッシュ
夜:タシン、ミントティー

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 9DH(モロッコ・デュラハム)
・モロッコのビザ 日本人旅行者は不要。

【宿】
(ダクラ)Hotel Riad 60DH/W-1室
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