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エリア:
- アジア > 中国 > 蘭州(ランシュウ)
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テーマ:
- 鉄道・乗り物
「駅の切符売場は恐ろしい程混み合っており、外国人旅行者がそこで直接切符を買うのは困難。」
「2〜3日前には切符を買っておく必要がある。当日に切符を買う事はまずムリ。」
「いつも満員の列車は、きゅうくつで乗り心地は良くない。特に長距離の場合、硬座と呼ばれる一番安い座席は、シートは硬く、最悪。」
・・・様々な悪評を、ガイド本や、中国を旅行した事があるという人から聞いていた。
我々が数年前に中国を列車で旅した時も、その印象は悪評にふさわしいものだった。
ところが今回、中国に入って出会った、中国に留学している何人かの日本人などに聞いてみたところ、列車は意外に快適で、切符の購入も難しくないとの事。
その言葉を信じて、主に列車で中国を旅している我々だが、実際、21世紀の中国の、列車での旅は、思った以上に快適だ。
駅の切符売場はコンピュータ化されており、切符の購入は実にスムーズ。一見切符売場に人が溢れているように見えても、列に並んで待っていればそれ程待たされる事もなく、自分の順番がくる。
並ぶ必要はなくても、整理券を持たされてひたすら待たされる、イタリア・ローマの駅で切符を買うより、中国の方がずっと早い。
時々、列の途中から割り込もうとするやからもいるが、整列係の駅員がちゃんと見張っていて、そういうやからは厳しく列からつまみ出してくれる。
列車の乗り心地の方もなかなか。空調完備、シートはクッションが効いていて、恐れていた様な悪いものではなかった。
どんな長距離でも、そこで食べたり寝たりしてれば目的地についてしまうんだから、現代のシルクロードは随分気楽なものだ。
どうやら悪評の方は昔の話で、発展めざましい今頃の中国では列車も随分良くなったようだ。
車内に設置されている給湯器のお湯で入れたお茶をすすりながら、近くに座った中国人の家族と筆談を交えながら雑談などしたり、夜寝ている間に、昨日敦煌を出た列車は今日の朝、大都会、蘭州に到着。たった一晩でずい分東へ来たもんだ。
蘭州で北京までの今日の列車の切符を買おうとすると、指定席は全部売り切れとの事で、「無座」と書かれた、「席が空いていれば座れる」と言う切符を購入。
蘭州から北京まで一泊二日、もし席がなかったらキツイなと思っていたのだが、列車に乗り込むと空いている席がチラホラあり、ホッと一安心。
実は、切符売場はコンピュータ化されていると言ってもオンライン化はされておらず、始発列車以外の通過列車の切符を買おうとすると、座席指定が出来ず、「無座」になってしまう事がよくあるそうだ。
そういう訳なので、例え「無座」となってもそんなに悲観する必要はなく、特に長距離列車では途中駅での人の乗り降りもひんぱんで、座れる確立は高い。
また、列車内で乗務員に頼んで差額を払えば、「無座」から空いている指定席や寝台に振りかえてもらえる。
実際旅して、わかってくれば、意外に快適な中国の列車の旅。
「明日はもう北京だ」
と、車内の厨房で作り立ての、熱々の中華弁当を晩メシにと、口にほおばる。
【食事】
朝:包子
昼:パン
夜:車内弁当の野菜炒め
【トラベルメモ】
1$=8元(中国元)
・蘭州→北京 硬座無座(座席指定なし)12:45発 翌18:30着 215元
「2〜3日前には切符を買っておく必要がある。当日に切符を買う事はまずムリ。」
「いつも満員の列車は、きゅうくつで乗り心地は良くない。特に長距離の場合、硬座と呼ばれる一番安い座席は、シートは硬く、最悪。」
・・・様々な悪評を、ガイド本や、中国を旅行した事があるという人から聞いていた。
我々が数年前に中国を列車で旅した時も、その印象は悪評にふさわしいものだった。
ところが今回、中国に入って出会った、中国に留学している何人かの日本人などに聞いてみたところ、列車は意外に快適で、切符の購入も難しくないとの事。
その言葉を信じて、主に列車で中国を旅している我々だが、実際、21世紀の中国の、列車での旅は、思った以上に快適だ。
駅の切符売場はコンピュータ化されており、切符の購入は実にスムーズ。一見切符売場に人が溢れているように見えても、列に並んで待っていればそれ程待たされる事もなく、自分の順番がくる。
並ぶ必要はなくても、整理券を持たされてひたすら待たされる、イタリア・ローマの駅で切符を買うより、中国の方がずっと早い。
時々、列の途中から割り込もうとするやからもいるが、整列係の駅員がちゃんと見張っていて、そういうやからは厳しく列からつまみ出してくれる。
列車の乗り心地の方もなかなか。空調完備、シートはクッションが効いていて、恐れていた様な悪いものではなかった。
どんな長距離でも、そこで食べたり寝たりしてれば目的地についてしまうんだから、現代のシルクロードは随分気楽なものだ。
どうやら悪評の方は昔の話で、発展めざましい今頃の中国では列車も随分良くなったようだ。
車内に設置されている給湯器のお湯で入れたお茶をすすりながら、近くに座った中国人の家族と筆談を交えながら雑談などしたり、夜寝ている間に、昨日敦煌を出た列車は今日の朝、大都会、蘭州に到着。たった一晩でずい分東へ来たもんだ。
蘭州で北京までの今日の列車の切符を買おうとすると、指定席は全部売り切れとの事で、「無座」と書かれた、「席が空いていれば座れる」と言う切符を購入。
蘭州から北京まで一泊二日、もし席がなかったらキツイなと思っていたのだが、列車に乗り込むと空いている席がチラホラあり、ホッと一安心。
実は、切符売場はコンピュータ化されていると言ってもオンライン化はされておらず、始発列車以外の通過列車の切符を買おうとすると、座席指定が出来ず、「無座」になってしまう事がよくあるそうだ。
そういう訳なので、例え「無座」となってもそんなに悲観する必要はなく、特に長距離列車では途中駅での人の乗り降りもひんぱんで、座れる確立は高い。
また、列車内で乗務員に頼んで差額を払えば、「無座」から空いている指定席や寝台に振りかえてもらえる。
実際旅して、わかってくれば、意外に快適な中国の列車の旅。
「明日はもう北京だ」
と、車内の厨房で作り立ての、熱々の中華弁当を晩メシにと、口にほおばる。
【食事】
朝:包子
昼:パン
夜:車内弁当の野菜炒め
【トラベルメモ】
1$=8元(中国元)
・蘭州→北京 硬座無座(座席指定なし)12:45発 翌18:30着 215元


