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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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天津・塘沽 (中国)北京→天津

2001/07/28 11:28
天津・塘沽  1
エリア:
  • アジア > 中国 > 北京(ペキン)
  • アジア > 中国 > 天津(テンシン)
テーマ:
  • 街中・建物・景色
  • / ホテル・宿泊
 我々は、明日の船で、天津港から韓国へ向かう。そういう訳で、今日は大事をとって、一日早く列車で天津へ向かう。

 天津駅のある天津市内は、北京程大きくはないが、北京以上に洗練された大都会で、安宿の情報もない。そこで、天津駅よりぐっと港寄りの塘沽駅まで、列車に乗る。

 中国沿岸部の主要都市をひんぱんに結ぶ路線は、これ迄乗って来た長距離列車より更に近代的な車両で、今回我々が乗った列車もオール2階建車両だ。

 天津の塘沽駅へ降り立つと、背中の荷物をおろし、Junkoに荷物の見張番を頼んで、一人街へ探索に出る。実はここは塘沽地区の情報はほとんど持ち合わせておらず、地図もない街で、足と勘を頼りに、安宿探しに出たのだ。

 これ迄旅してきたシルクロードの街のような観光地でもなければ、北京や天津市内の様な大都市でもない。きっと安宿があるはずだとふみ、情報不足を承知で塘沽に乗込んできたのだ。
 人や車の流れをよみ、にぎわいを漂わせる方へと足を向け、道行く人や路端で立話をしているおばさんなどに話をきく。

 そうして幾つか見つかった宿の内、一軒の「招待所」では宿泊を拒まれてしまう。恐らく外国人の宿泊は許可されていない宿だったのだろう。
 そして一軒は、中に入ると未だ建設中。
 バスターミナル近くの一軒は、悪くない感じではあったが、Junkoが待つ駅からは遠い。明日向かう港行の市バスは駅前から出るし、重い荷物を背負うのであんまり遠くは避けたい。

 ようやく見つけた一軒、外から見るとかなり老朽化した建物に見えたので、恐る恐る中に入ってみると、外から見えたのは事務所か何かの建物で、客室の建物はまあそこそこだ。
 カウンターには英語の表示もある。「海晶賓館」という名前から見て、港に出入する外国人も使うホテルなのだろう。

 ドミトリーは一人15元(200円位)、うん安い。でも今日は中国最後の夜、せっかくいい安宿を見つけたのだからと、ふん発して、W一室80元の部屋にチェックイン。
 窓から入るそよ風が気持ちよく、静かでいい所だ。

 そして、事前にほとんど情報を持っていないここ「知らない街」を、ぶらぶらと歩いてみる。
 観光地でも繁華街でもない天津・塘沽。団地風のアパートが並び、天津市内行のバスがひっきりなしに行き交う住宅地だ。

天津・塘沽  1

 その中心にある小さな市場が、また、住宅地ならではの極めて庶民的な趣き。そんな市場で買い食いしたり、明日の船の旅に備えて、おやつや食料を買ったりするのが楽しいのだ。

 「ここ、中々落ち着けていい所だね。」
 「最初からわかってたら、何泊かするんだったね。」

 既に韓国行の切符は購入済、明日には立たねばならない。

 夜は、市場前の屋台でのテーブルでディナー。
 チャーハンに、野菜炒めに、海鮮スープ。どれも相変わらずの大盛なのに、相変わらずの安さ。これで15元しかしない。

 ついこの間まで胃疲れしてたと思ったら、
 「こんなに食べれるかな?」
とか言い合いながら、今日は2人でぺロッとたいらげてしまった。
 どうやら、胃の方も、中国に慣れて来てしまったようだ。

 「こんな調子で毎日食べてたら、きっと太っちゃうよ。」
それで中国人は、毎朝、毎晩、外で太極拳やダンスをして体を動かしているのだろうか。

 そう言う訳で、ここら辺が潮時で、丁度良かったのかも、少々心残りがある程度で中国をたつ位が。
 何でも腹8分目がいいって言うもんね(?)


【食事】

朝兼昼:セロリ、キクラゲ等がのった中華冷麺とサラダ、桃、梨
夜:野菜炒、海鮮スープ、チャーハン

【トラベルメモ】

1$=8元(中国元)
・ 北京→(天津)塘沽 列車 2時間 40元

【宿】天津(塘沽)海晶飯店 82元/W(ドミは一人15元より)
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