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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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記事一覧

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NoPhoto
サムゲタン 慶州→釜山
エリア:
  • アジア>韓国>慶州(キョンジュ)
  • アジア>韓国>釜山(プサン)
テーマ:グルメ 
投稿日:2001/08/20 18:01
 慶州から釜山まで、バスでわずか1時間余り。
 これまで長く辛い移動も多かっただけに、この旅最後の街へは、あっけに取られてしまう程素気ないもの。あっという間に到着だ。

 釜山の長距離バスターミナル前の大通りは、ただいま工事中。その道の上を車がひしめき、都会の喧騒が街をおおう。
  物腰静かだった古都慶州と比べると、随分と落着かない雰囲気だ。

 そこから釜山港近くまで、市バスを乗り継ぎ、下町風の一帯にあるこの旅最後の宿、金剛(クムガン)旅人宿の間口をくぐる。

 「アンニョハセヨー!!」
部屋を案内してくれたのは若女将。宿の玄関の前の部屋で、子供の世話をしながらカウンター業務をこなしているのだ。

 宿に荷物を置くと、釜山一の繁華街、南浦洞へ散歩に出る。
 「お腹すいてきたね。」 時刻は丁度昼時だ。

 そしてランチに舌筒を打たせてもらったのが、韓国を代表する高級名物料理「サムゲタン」。
 お腹にもち米と高麗人参をふんだんにつめこんだ鶏を、丸一匹煮つめたチキンスープだ。
 日本と同様に、蒸し暑い韓国の残暑。サムゲタンは夏ばて解消の滋養強壮のこちらの定番料理なのだ。

 一見小さな鍋に入ったサムゲタンだが、食べてみるとかなりのボリュームだ。
 韓国料理の中にあってはかなりあっさりとしていて、それでいてコクがある。
 お味の方も中々ではあるが、栄養が体に染み込んでいく感じが何よりいい。

 このサムゲタンで、この旅最後の街、韓国釜山でのラストスパートが始まったのだ。
 ラストスパートとは言っても、気分の方はのんびりリラックスしている。胃袋だけが気合を入れ直させられているのかも。。。


【食事】

朝:ナシ
昼:サムゲタン
夜:カップメン

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)
慶州→釜山 バス1時間3300W

【宿】(釜山)金剛(クムガン)旅人宿 13000W/W一室
サムゲタン  1

NoPhoto
最後の散髪 (韓国)慶州
エリア:
  • アジア>韓国>慶州(キョンジュ)
テーマ:旅行準備 
投稿日:2001/08/19 18:00
 夕刻過ぎ、屋上に続く宿の屋外の階段で、髪の毛を切る。

 アフリカから始まったこの旅最後の国、韓国の旅のハイライト、慶州での滞在を終え、明日にはいよいよこの旅最後の街、釜山へ向かう。

 そしてこれがこの旅最後のマイセルフ散髪。
 帰郷への身支度の始まりである。


【食事】

朝:パン
昼:冷麺、石焼ビビンバ
夜:パン

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)

【宿】(慶州)西川旅人宿 13000W/W1室

NoPhoto
慶州名物「皇南パン」 (韓国)慶州
エリア:
  • アジア>韓国>慶州(キョンジュ)
テーマ:グルメ 
投稿日:2001/08/18 17:56
 「コン、コン、コン。ジュンコさーん、イチローさーん。」
我々の部屋の扉をたたくのは、向かいの部屋の林さん。
 「おじいちゃんがな、これみんなで食べて下さいって、くれたん。どうですか。」

 おじいちゃんと言うのは、我々が利用しているここ慶州の下町にあるその名も「旅人宿」の御主人の事。
 一週間以上ここでお世話になってお見受けした所、支払い他、宿をがっちりまかなっているのは奥さん一人。どうやらご主人の方は、宿泊者と話をしたりするのを趣味として専門にしているようだ。

 そのおじいちゃんがくれたのが、慶州名物「皇南パン」。
 パンとはなばかりで、日本の「ひよこ」や「ぽんぽこたぬき」の様な小麦粉を焼いた皮に、アンをくるんだお菓子だ。
 味の方は取りたててどうと言うことはないが、アンの入った日本の菓子と変わらないなつかしの味わいは、我々のほっぺたをなごませる。
 10個はあったその皇南パン、あっと言う間になくなってしまった。

 そして、その皇南パンをおじいちゃんから頂いた林さん。
 奈良からやって来た女一人旅の最中。慶州のこの宿に来てもう一ヶ月近くになると言う。

 通常、日本人が韓国を旅行する場合、一ヶ月以内ならビザは要らない。ところが林さんの場合、3ヵ月は韓国でのんびりするつもりでわざわざビザを取ってやって来たのだそうだ。

 我々は南アフリカから12ヵ月余りで数々の国を越え、ここまで旅して来たのに、韓国1カ国だけで3ヵ月も。
 「いやーここ(慶州)も1ヵ月もいるともうする事もなくてな。次はソウルに行くんやけど、どうしよう?」
 「ソウルは都会だから、慶州以上に時間を持て余しちゃうかもよ。」
 「1ヵ月近く都会のソウルでどうしよう?」

 「船で中国に行ったらどう?物価も安くて買物も楽しいし、中華料理もおいいしいよ。」
 「いいねー☆」
 「ウチらは中国から船で来たから、色々旅の情報を教えてあげるよ。」
 「お願いします。中国にも興味あったんですよ。」

 1ヵ月近くもこの宿でのんびりしている林さん、ここのご主人のおじいちゃんとは、すっかり仲良しになっていて、おじいちゃんの超安全運転でタダでドライブに連れてってもらったり、ご飯をごちそうになったりしてるそうだ。

 我々みたいに、どんどん進んで道中の移り変りを楽しむのも旅だけど、林さんみたいに同じ所に腰を落ちつけてどっぷりひたるのも、また別の旅の味わいがあるようだ。
 正に「旅のスタイルは人それぞれ」。

 我々はもうじき日本へ帰るけど、林さんが無事中国に渡り、旅したあかつきには、是非林さんが見た中国の話を聞かせて下さい。


【食事】

朝:リンゴ
昼:パン、リンゴ
夜:即席メン、リンゴ

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)

【宿】(慶州)西川旅人宿 13000W/W1室

古墳パノラマ  1
古墳パノラマ (韓国)慶州
エリア:
  • アジア>韓国>慶州(キョンジュ)
テーマ:世界遺産 
投稿日:2001/08/17 17:51
 天気に恵まれない日が多かったせいもあるが、庶民的な古都の居心地の良さについ長居してしまっているここ慶州。主な見所はほぼ見てまわったが、もう一つだけ天気の良い日にこれだけはやってみたかったのがこれ。

 慶州の街外れから郊外に至るまで、そちこちに散在する緑の丘の様な古墳群。入場料を取るような整備されたところはもちろん、田畑の中にあるような未整備の所でも、古墳のへりやふもとまでは行けてもそれ以上は立ち入る事はできず、いつも下から見上げるばかりだ。

 だが、市街の宿近くにある瑞鳳塚、金冠塚は住宅地内の公園になっており、少々草ぼうぼう気味ではあるが、小高い古墳の丘の頂上に向かって草が踏み付けられてできた小道が続いている。
 雨の日、市街中心の繁華街へ歩く途中、これはと目を付けていたのだ。

 お天気の本日、その草ぼうぼうの公園内の古墳の斜面へと、小道に沿って足を踏み入れる。

 古墳の丘の頂上に立って見渡すと、眼下から遠くの郊外にまで、もこもこと拡がり散在する緑の古墳群ののどかなパノラマ。
 散らばる史跡群を地をはって巡っただけでは分からなかった、古墳の悠久の遥かさを実感する事ができる。

古墳パノラマ  1

 吹き抜ける風が、古墳を覆う草を波のように揺らし、空に雲を、古都に時を流している。


【食事】

朝:なし
昼:チゲ鍋、ラッポギ、アンドーナツ
夜:桃、リンゴ

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)

【宿】(慶州)西川旅人宿 13000W/W1室

華麗なる舞  2
華麗なる舞 (韓国)慶州
エリア:
  • アジア>韓国>慶州(キョンジュ)
テーマ:鑑賞・観戦 
投稿日:2001/08/16 17:44
 庶民的な慶州市街から東へ約6kmの一帯に並ぶ高級ホテルに人造湖に観覧車が回る遊園地。普門リゾートと呼ばれるそこには、リゾートの名の通り、リラックスして旅行を楽しみたい内外の観光客の慶州観光の基地となっている。

 慶州市街の街外れにどっぷり埋もれるようにある、民宿風の安宿に好んで宿泊している旅人の我々には、コンクリートで塗り固められ、リゾートとして隔離されたそこは、今一つ肌に合わないのだが、実は我々ここ普門リゾートを訪れるのは先の8月12日に続いて2度目。
 お目当ては毎夜、屋外演芸場で行われている民族舞踏ショー。

華麗なる舞  1

 ソウルでは、外国人観光客はこれを見たさに20000W(2000円)は下らないホテルのショーに足を運んでいるようだが、何とここはでタダ。連日連夜無料なのである。

 悠久の古都、慶州で、その伝統文化を、訪れた者に無料で広く開放する。これこそ伝統を重んじ大切にする韓国ならではの古都流の壊の広いやさしきスタイルなのだ。

 これを我々が見逃すハズはない。それどころか今日で2度目、タダでもたっぷり楽しませて頂きます。

 先日来た時は特別公演が開催され、農楽などのアグレッシブな伝統民間芸能を見せてもらった。

 そして、本日の定期公演では、華麗な衣装をまとった美しき女性達が舞う、芸術的な優雅な美の世界が繰り広げられる。華やかな宮廷芸能だ。

 特に、大勢の女性達が淡い紅のチョゴリのすそと、手にしたゴージャスな扇をひろげ舞う「扇の舞」などにはうっとり酔いしれる。

華麗なる舞  2

 シルクロードの東の端で、この舞いのようにかつて花ひらいた新羅の宮廷文化に思いを果せる。


【食事】

朝:パン
昼:パン
夜:カップメン

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)
* 本日訪れた慶州の見所
・ 掛陵  郊外にポツンとあり、あまり人気がないようでひっそりとしていた。入場料が必要と聞いていたが、料金窓口は閉まっていて誰もおらず無料で自由に出入り可能だった。緑に囲まれたひっそりとした雰囲気は、自分はなかなか気に入った。
華麗なる舞  3
・ 普門リゾート  慶州市街よりバスで約1000W。屋外演芸場での無料公演のクケジュールについては要確認。

【宿】(慶州)西川旅人宿 13000W/W1室

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