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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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やさしさとたくましさ (韓国)ソウル
エリア:
  • アジア>韓国>ソウル
テーマ:街中・建物・景色 鑑賞・観戦 グルメ 
投稿日:2001/08/05 12:34
 朝、ソウル市街のビル郡を離れ、郊外で気分を変えようと、電車で水原へ向かう。ところが、水原に着く頃にはあいにくの雨、改札を出る事なく、そのまま来た電車でソウルにトンボ返り。

 こちらの電車、外国にいる事を忘れてしまう程、日本の電車にそっくりな車内のつくりと乗心地だが、たまたま乗り合せた見ず知らずの人同士が、談笑したり、他人の子供をあやしたり、暴れる他人の子をしかったりする光景は、日本では見られないものだ。

 アフリカから始まった今回の旅では、これ迄、世界で頑張る沢山の韓国の人々の姿を見て来た。

 マラウィの首都、リロングウェイの両替店は、韓国人の人がやっていた。
 エチオピアで道を作っていたのは、韓国企業。

 ガーナで出会った海運会社を経営する南さんは、親切にも我々を車に乗せてくれた。

 モーリタニアの港町、ヌアディブでも、海運業に従事する多くの韓国人の人がいた。
 彼らが貨物船で行き来する、大西洋沖のスペイン領カナリア諸島には、韓国人が沢山いて大きなコミュニティを作っているそうだ。ヌアディブでインターネットカフェを経営しているのも、彼らだった。

 そして彼らはいつも、異国の街角で偶然遭った我々に、笑顔を交し、親切にしてくれた。

 ヨーロッパから中東、アジアに到る迄、韓国人の旅行者にも何人も会ったし、安宿の情報ノートには、ハングル語の書込みが目立っていた。

 そして、世界中に溢れる韓国製品の車に電気製品。
 特にヨーロッパ、中東では、日本製品は完全に韓国製品の影にかくれてしまっている。

 街中で目立つのは、ヒュンダイやサムソンの看板。走っている外車はヒュンダイばかり。
 改築されたばかりのローマ駅に設置されたエアコンは、全てLG製だった。

 極めつけは、プラハのスメタナホールで鑑賞したクラシックコンサート。 伝統のホールでピアノコンツェルトのピアノを奏でるのは、りんとした韓国人女性だった。

 午後、ソウル市街に戻ると、東大門市場を散歩。
 一般的に東大門市場として有名なのは、中心部のファッションビル街だが、市場はその中心部の広い範囲に放射状に拡がっている。
 古本街、スポーツ用品街、チョゴリ街。

 そして中心部に並ぶ、東大門市場の代名詞の衣料品市場。
 路上に、地下街に、そして地下におりる階段や地上の立橋の上まで、ぎっしりと並ぶ衣料品売の屋台。

 その中にあって、ひときわ人が集まってるのはファッションビル街。5〜10階もあるビルの中は、小さな店舗がズラーッと並んでいる。その様相は秋葉原の部品屋さんのようであるが、どれも衣料品屋なのだからビックリだ。それ程小さく、ひしめきあっているのだ。

 中では地元客、観光客が入り交じってすごい混雑だ。そちこちで、客が目についた服を服の上から試着しては投げ捨てるように脱ぎ去っていく。ものすごい活気だ。

 市場街には所々、色々な種類の食べ物の屋台もでている。
 ノリマキ、オデンなどの人気屋台はもちろん、市場の奥には、お刺身を食べながらお酒を飲める庶民的なものもある。

 夕方、我々は、そんな屋台の中からおかゆ屋さんで早目の晩ごはんをとる。
  おばさんが切盛するそのあまりにも庶民的かつ家庭的、地元密着スタイルにひかれて、つい屋台のカウンターの前の長イスに座ってしまったのだ。

 注文したのは、アズキ入おかゆとカボチャのおかゆを一つずつ。
 白玉入なのがうれしいが、アズキは味がない。見渡すと現地の人は、これに塩を振って食べている。
 とまどう我々をみて、屋台のおばさんは砂糖を手渡してくれた。どうやら、おばさん、日本人はアズキは砂糖で食べることを知っていたようだ。
 ありがとう、おばさん。日本人は塩味のおしるこは食べられないよ。

 夜、宿近くの仁寺洞で、こちらの色彩々の伝統工芸品店などで目の保養をしていると、通りの一角から大音響で賑わう仮設ステージを発見。暇なので、その前に座ってイベントを見学する。
 女子高生によるダンス選手権あり、手話コーラスあり、韓国お琴の演奏あり、エアロビあり。

やさしさとたくましさ  1

 溢れる観客、夏休みの日曜日を街歩きを楽しむ沢山の人々。
 日本に負けず劣らず、韓国も不景気だと聞いていたが、どうしてどうして街も人もみんな元気だ。

 アフリカでもヨーロッパでも、そしてここ本国でも、韓国人の人々の優しさとたくましさを感じずにはいられない。

 「イェーイ!アンニョンハセヨー!!」
 宿に戻ると、宿のおばさんが笑顔で声をかけてくれた。


【食事】

朝:パン
昼:カルビタン(煮込カルビ)
夜:ぜんざい小豆のおかゆ白玉入と、かぼちゃのおかゆ白玉入

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)

【宿】(ソウル)東山旅館 15000W/W一室

徳寿宮・守門将の交代式  1
徳寿宮・守門将の交代式 (韓国)ソウル
エリア:
  • アジア>韓国>ソウル
テーマ:鑑賞・観戦 
投稿日:2001/08/04 12:29
 本日のソウル歩きのハイライトは、徳寿宮の門前で行われた守門将の交代式。
 すなわち、欧米の観光名所でも良く見られる衛兵の交代式である。

 我々のこの旅では、チェコのプラハ城の衛兵の交代式が面白かった。
 だがここのアジアの東、韓国。そのスタイルは欧米のものとは全く異なっている。

 カラフルだがやさしい染色の赤や紫や黄色の衣装を付けた守門将たち。日本人の我々から見ると、衣装は中国のものに近い気がする。
 楽隊にひきいられて現れた者達と交代し、大きな長いヤリを地につけ、門を守っている。

 その立ち姿は、時代劇などで見る日本のお城を守る兵たちの姿とそっくりだ。

徳寿宮・守門将の交代式  1徳寿宮・守門将の交代式  2

 観光客用のショーではあるが、朝鮮王朝時代をしのばせる韓国の伝統行事を見られて、中々楽しかった。

 蒸し暑い夏のソウルで、門を守る守門将達の額の汗に、
 「大変だねぇ。」

 大勢の観光客が、ひっきりなしに隣に立って、記念撮影に興じている。


【食事】

朝:カップメン(おととい買っておいたパンにはカビでポイ。日本と同じく湿度が高い夏の韓国、カビが発生するのも今まで以上に早いようだ。)
昼:桃
夜:プルコギクイ(韓国と言えばこれ!!うまかった☆)

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)
徳寿宮 入場料700W 交代式は土日のみ開催と聞いていたが、夏などの観光客が集まるシーズンは、毎日やっているそうだ。

徳寿宮・守門将の交代式  3徳寿宮・守門将の交代式  4

【宿】(ソウル)東山旅館 15000W/W一室

景福宮  3
景福宮 (韓国)ソウル
エリア:
  • アジア>韓国>ソウル
テーマ:観光地 街中・建物・景色 
投稿日:2001/08/03 12:18
 ソウルには、いくつか李氏朝鮮王朝時代の大宮が残されており、どれもビルが並ぶ都心の中の、観光名所となっている。

景福宮  1景福宮  2

 その中でもっとも人気が高いのは、今日訪れた景福宮。

 いつのまにやら2001年も8月の夏休み時期とあって、日本人の団体ツアー客の姿が目立つ。

 ところが、せっかく入場料を払って入場したものの、目玉である韓国最大の木造建築物、勤正殿は修復工事中で、囲いに完全におおわれてしまって全く見る事ができない。

 そんな訳で仕方なく、そそくさと広い王宮内を見学し終えると、そのままソウルの繁華街をふらつく。

 今年は日本も暑いのだそうだが、ここお隣の韓国も、暑い。
 こんな時こそ、韓国料理で精を付けなくちゃ。

 …と、夜は熱々のチゲをつつく。

 韓国では、暑い時に熱い料理で汗をいっぱいかくのが、よろしいようで…。

【食事】

朝:パン
昼:カップメン
夜:テンジャンチゲ
【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)
景福宮 700w 本殿勤政殿が工事中につき、見れなかったのは残念だったが、入場料は安い。

【宿】(ソウル)東山旅館 15000W/W一室
景福宮  3

オドゥ山統一展望台から見た、北朝鮮  1
オドゥ山統一展望台から見た、北朝鮮 (韓国)ソウル
エリア:
  • アジア>韓国>ソウル
テーマ:観光地 
投稿日:2001/08/02 12:11
 7月30日入国してから昨日まで、ソウルの空はずっと雨模様だったのだが。今日は朝から青空だ。

 満を持して向かったのは、ソウル市街から列車とバスを乗継いで1時間半、北朝鮮を臨む、
 「オドゥ山統一展望台」だ。

 目の前の、さ程大きくはない川を挟んで向こう側は、北朝鮮だ。

オドゥ山統一展望台から見た、北朝鮮  1

 この展望台は、北朝鮮を見る為の施設。
 どんなぎょうぎょうしい所かと思ったら、建物は意外にもアカ抜けており、まるで景勝地のビューポイントのよう。
 子供を含め内外からの観光客で賑わっており、お土産屋も並んでいる。

 ピカピカに磨かれたパノラマのガラス張りの展望室は、韓国人用と外国人用とに別々に用意されている。

 外国人用の展望室に上がってくるのは、ほとんど日本人。
 天井から吊るされたディスプレイに流される日本語のビデオ解説を見ながら、すぐそこに拡がる眼下の北朝鮮の緑地を見渡す。

 韓国側は、よく整備されたアスファルトの道に車が行き交い、近代的な建物が並んでいる。
 一方、北朝鮮側は、緑の地に家もまばら、車の走る道路も見えない。

 そんな北朝鮮側に、ほんの数件見えるビルらしき建物も、韓国側の解説によると、それらはこの統一展望台が出来て間もなく建設されたもので、何でも北朝鮮側が住宅事情が良い近代国家である事をアピールする為に宣伝用にわざわざ作ったものだそうだ。

 こうして北朝鮮を実際に目の当たりにすると、韓国人にとって南北分断は本当に身近なことなのだなと実感させられる。
 38度線は、首都ソウルからでほんのもわずかな距離でしかないのだから。

 北朝鮮の側から、何か音楽が聞こえてくる。
 解説によると、以前は韓国を誹謗中傷する放送が流され、川べりには韓国側に向けられたそのような看板が立てられていたそうだが、ある時期を境にそれが民族の統一を願い、分裂、争いを否定する内容に変わったのだそうだ。

 ある時期とはもちろん、平壌で行われた南北両首脳会談だ。

 この首脳会談をきっかけに韓国、金首相はノーベル平和賞を授与された。
 ここオドゥ山統一展望台の建物ロビーの広間には、首脳会談の写真パネルが並び、南北両首脳が握手する写真が大きく飾られている。

オドゥ山統一展望台から見た、北朝鮮  2

 かつては南北分断の悲劇と対立の象徴である国境地帯を臨む、展望なき展望台だったのだろうが、今や雪解けムード一色、統一と平和への希望を臨む展望台だ。

 展望台を去る頃、今一度見渡す北朝鮮の大地を見る目が変わっていた。  


【食事】

朝:パン
昼:菓子パン
夜:石焼イカビビンパ、桃

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)
・オドゥ山統一展望台 (ここに来ないと始まらない!) 入場料2000W
(行)ソウル→金村 列車1時間 1400W  金村→オドゥ山統一展望台 バス 1時間15分 720w
(帰)オドゥ山→金村 バス30分 1250w(行と別ルートのバス。遠回りだが途中北朝鮮対岸わずか300m最短距離の国境を見れる)
   金村→ソウル バス 1時間15分 1200w

【宿】(ソウル)東山旅館 15000W/W一室

NoPhoto
伝統茶屋 (韓国)ソウル
エリア:
  • アジア>韓国>ソウル
テーマ:グルメ 
投稿日:2001/08/01 12:07
 「コンコン、電話だよ!!」
と、受話器を持つジェスチャーをしながら呼びに来てくれた宿のおばさん。

 中国から韓国への船中で知り合った韓国人の女子大生のリムさんに、昨日、こちらの宿の電話番号をメールで送ったところ、期待通りリムさんの方から我々のいる宿に電話をくれたのだ。
 「OK、じゃ夕方ね!!」

 夕方5時、我々の宿近くで待ち合せをして、3人で仁寺洞を歩く。

 あいにくの雨の中、リムさんが案内してくれたのは、韓国伝統茶屋。
 間口が広い伝統的な建物は、小さな美術館も兼ねているそうだ。

 メニューには、漢字で書かれた様々なお茶が並ぶ。お茶の葉でいれたお茶より、果汁や香辛料などをブレンドしたものが多いようだ。

 リムさんに教えて貰いながらおすすめされた、スイカの汁などの果汁を合わせた五味茶と、干し柿エキスとシナモンを合わせたスジョンガを注文。
 スジョンガの中にはやわらかい干柿が丸々一コ入っている。

 やさしい甘さ、落着く味わい。どちらも体にもいいそうだ。
 サービスで韓国の伝統菓子も着く。

 こんな風に、伝統的かつスタイリッシュにお茶を楽しめるなんて、なんてステキなんだろう。
 店には、韓国の若い人達もいっぱい来ている。

 お茶をすすり、伝統菓子を食べながら、リムさんとしばらく談笑。
 気がつくともう夜の9時近くだ。

 ビビンパや焼肉にはありつけても、こんなステキな韓国ならではの茶屋なんて、リムさんに連れて来てもらわなかったら、2人だけでは来ることはなかっただろう。
 どうもありがとうリムさん。


【食事】

朝:カップメン
昼:ホットク(黒糖蜜入おやき)
夜:伝統茶(五味茶、スジョンガ)、キンパブ(韓国のり巻き)、ラッパギ(ラーメン入トッポギ)

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)

【宿】(ソウル)東山旅館 15000W/W一室

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