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- 世界遺産「グレートジンバブエ」 (ジンバブエ)ハラレ→マシンゴ
-
エリア:
- アフリカ>ジンバブウェ>ハラレ
- アフリカ>ジンバブウェ>ジンバブウェその他の都市
- テーマ:鉄道・乗り物 世界遺産
- 投稿日:2000/09/30 12:48
朝、ハラレからバスに乗り、マシンゴへ。大型の長距離バスだが、南アでのデラックスバスとは違い、見るからに年季が入っている。
車内ではリンガラ・ミュージック(アフリカ全域で聞かれるピチカートが効いたエレキギターとコーラス、 そしてリズミカルで単調なリズムが繰り返される陽気なポピュラーミュージック)が鳴り続ける。南アのデラックスバスで、ハリウッド映画のビデオが流れていたのとは対照的に、アフリカの大衆的な雰囲気が旅の情緒を感じさせる。
ハラレの街を離れた車窓の外には、サバンナの奥で立派な角のシカがこちらを見ている。顔はオリックスと似ているが、角の先が曲がっている。 (オリックスは角がまっすぐ)
マシンゴには昼前に到着。宿に荷物を置いて、早速、近郊にある世界遺産「グレートジンバブエ」遺跡を訪れる。
ローカルバスで遺跡近くのバス・ストップで降り、道行く人や道沿いの露天の土産屋に道をききながら、遺跡の入り口に近づいて行くと、 目の前にちょっと大きな丘が現れる。丘の頂上には石垣のようなものがあり、人の影が動いている。
「もしかして、グレートジンバブエってあのてっぺん??」
昼下がりの日差しは強烈で、既に汗が体中にしたたっている。巨大な石の遺跡と聞いていたので、 すっかり平坦な土地に築かれているものだとばかり思っていたのだが・・・。
「ふうっ」と一息付いて、意を決すると、丘の頂上へ登山開始。石の階段が組まれているのだが、一段の石の幅はとても狭く、常につま先だけで階段を登っている感じだ。
苦労したかいあって、丘の頂上からの眺めはなかなかのもの。サバンナの向こうに湖も見える。眼下には、丘の東側のふもとにも遺跡が見える。なるほど、 遺跡はアフリカには珍しく広大で、都市の様相をていしている。この「ヒル・コンプレックス」と呼ばれる丘の頂上に石を積んで作られた遺跡は、城か要塞か?

石の階段を下って丘を降りるのは、上ってくるより神経を使う。何しろ階段の幅が狭いので、常にカカトだけを使って足を運ばなくてはならない。しかも階段といっても所々崩れかけている遺跡の一部だ。
つい、よろめいて両脇の石積みの壁に手をつくと
「グラッ!」
危ない、危ない。もう少しで世界遺産を崩してしまう所だった。
丘を下りて、ふもとの遺跡群へ。
このグレートジンバブエ遺跡、「アジアや中南米の遺跡を見慣れてる人が行くと肩透かしを食う。」 と言われているようだが、石を積んで作った巨大な壁は、右へ左へなだらかな美しい曲線を描き、それが幾重にも重なって遺跡を囲む。なかなか良くできている。
入り口近くには小さな博物館があり、入ってみると遺跡から出土した鳥の木彫りの像が幾つか展示されている。 しっかりした丸木棒の上部に胸を張って上を向くタカだかワシだかが、りりしく彫られていて、権力や栄華を誇示しているかのようだ。
博物館に掲示してある説明には、積まれた石の分析から、遺跡は2〜4世紀頃から15〜6世紀頃まで段階的に築かれたらしい、という事が書かれているだけ。 それ以外にこの遺跡に関して、何ら解明はされていないようだ。
大体、「グレートジンバブエ」という名称もいい加減だ。何ら史実に由来していない。飛鳥遺跡を「すごい日本の遺跡」って言るようなものだ。
遺跡からは何と中国の陶器も出土されたそうで、「本当? そこら辺の現代人が捨てたんじゃないの?」とも思ってしまうが、本当ならすごい。
確かにこのアフリカの南に何らかの権力と都市が存在し、石で街を築き、交易を行い、そして滅んでいった様だ。
その歴史はどこにも記されず誰も知らない。
【食事】
朝:パン
昼:なし
夜:ご飯とロースとチキン(自炊)
…今日の料理は大成功。ご飯もチキンの焼き加減も最高。どうやらナベでのご飯炊きも慣れてきたようだ。
【トラベルメモ】
1US$ = 50Z(ジンバブエドル)
・ハラレ市内→バスターミナル・タクシー240Z …メーター通り払ったが、事前に交渉しておけば値切れるそうだ。ジンバブエのタクシーはそれが常套手段らしい。
・バス ハラレ→マシンゴ470Z/1人 5時間。バスはひんぱんにある。
・マシンゴ市内→バスステーション ミニバス(コミューターと呼ばれている) 10Z/1人 数分 1km強の距離なので歩いても行ける。コミューターは街の中心のシェルのガソリンスタンドの裏「TMスーパーマーケット」前より。
・グレートジンバブエ遺跡 入場料520Z(又は10US$)/1人 丘登りもあり、最低2時間は必要。バスストップ前でオレンジが1個2Z。遺跡を見て、さんざん汗をかいた後、これで喉を潤す。
【宿】(マシンゴ)PawPaw Lodge 400Z(W一室)。ハラレのPawPawとは大違いでキレイで良い。キッチン有り。
車内ではリンガラ・ミュージック(アフリカ全域で聞かれるピチカートが効いたエレキギターとコーラス、 そしてリズミカルで単調なリズムが繰り返される陽気なポピュラーミュージック)が鳴り続ける。南アのデラックスバスで、ハリウッド映画のビデオが流れていたのとは対照的に、アフリカの大衆的な雰囲気が旅の情緒を感じさせる。
ハラレの街を離れた車窓の外には、サバンナの奥で立派な角のシカがこちらを見ている。顔はオリックスと似ているが、角の先が曲がっている。 (オリックスは角がまっすぐ)
マシンゴには昼前に到着。宿に荷物を置いて、早速、近郊にある世界遺産「グレートジンバブエ」遺跡を訪れる。
ローカルバスで遺跡近くのバス・ストップで降り、道行く人や道沿いの露天の土産屋に道をききながら、遺跡の入り口に近づいて行くと、 目の前にちょっと大きな丘が現れる。丘の頂上には石垣のようなものがあり、人の影が動いている。
「もしかして、グレートジンバブエってあのてっぺん??」
昼下がりの日差しは強烈で、既に汗が体中にしたたっている。巨大な石の遺跡と聞いていたので、 すっかり平坦な土地に築かれているものだとばかり思っていたのだが・・・。
「ふうっ」と一息付いて、意を決すると、丘の頂上へ登山開始。石の階段が組まれているのだが、一段の石の幅はとても狭く、常につま先だけで階段を登っている感じだ。
苦労したかいあって、丘の頂上からの眺めはなかなかのもの。サバンナの向こうに湖も見える。眼下には、丘の東側のふもとにも遺跡が見える。なるほど、 遺跡はアフリカには珍しく広大で、都市の様相をていしている。この「ヒル・コンプレックス」と呼ばれる丘の頂上に石を積んで作られた遺跡は、城か要塞か?

石の階段を下って丘を降りるのは、上ってくるより神経を使う。何しろ階段の幅が狭いので、常にカカトだけを使って足を運ばなくてはならない。しかも階段といっても所々崩れかけている遺跡の一部だ。
つい、よろめいて両脇の石積みの壁に手をつくと
「グラッ!」
危ない、危ない。もう少しで世界遺産を崩してしまう所だった。
丘を下りて、ふもとの遺跡群へ。
このグレートジンバブエ遺跡、「アジアや中南米の遺跡を見慣れてる人が行くと肩透かしを食う。」 と言われているようだが、石を積んで作った巨大な壁は、右へ左へなだらかな美しい曲線を描き、それが幾重にも重なって遺跡を囲む。なかなか良くできている。
入り口近くには小さな博物館があり、入ってみると遺跡から出土した鳥の木彫りの像が幾つか展示されている。 しっかりした丸木棒の上部に胸を張って上を向くタカだかワシだかが、りりしく彫られていて、権力や栄華を誇示しているかのようだ。
博物館に掲示してある説明には、積まれた石の分析から、遺跡は2〜4世紀頃から15〜6世紀頃まで段階的に築かれたらしい、という事が書かれているだけ。 それ以外にこの遺跡に関して、何ら解明はされていないようだ。
大体、「グレートジンバブエ」という名称もいい加減だ。何ら史実に由来していない。飛鳥遺跡を「すごい日本の遺跡」って言るようなものだ。
遺跡からは何と中国の陶器も出土されたそうで、「本当? そこら辺の現代人が捨てたんじゃないの?」とも思ってしまうが、本当ならすごい。
確かにこのアフリカの南に何らかの権力と都市が存在し、石で街を築き、交易を行い、そして滅んでいった様だ。
その歴史はどこにも記されず誰も知らない。
【食事】
朝:パン
昼:なし
夜:ご飯とロースとチキン(自炊)
…今日の料理は大成功。ご飯もチキンの焼き加減も最高。どうやらナベでのご飯炊きも慣れてきたようだ。
【トラベルメモ】
1US$ = 50Z(ジンバブエドル)
・ハラレ市内→バスターミナル・タクシー240Z …メーター通り払ったが、事前に交渉しておけば値切れるそうだ。ジンバブエのタクシーはそれが常套手段らしい。
・バス ハラレ→マシンゴ470Z/1人 5時間。バスはひんぱんにある。
・マシンゴ市内→バスステーション ミニバス(コミューターと呼ばれている) 10Z/1人 数分 1km強の距離なので歩いても行ける。コミューターは街の中心のシェルのガソリンスタンドの裏「TMスーパーマーケット」前より。
・グレートジンバブエ遺跡 入場料520Z(又は10US$)/1人 丘登りもあり、最低2時間は必要。バスストップ前でオレンジが1個2Z。遺跡を見て、さんざん汗をかいた後、これで喉を潤す。
【宿】(マシンゴ)PawPaw Lodge 400Z(W一室)。ハラレのPawPawとは大違いでキレイで良い。キッチン有り。

- 歩いて国境を越え、 (レソト)マリャリャ→マセル→(南アフリカ)ブルームフォンテン→ダーバンへ
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エリア:
- アフリカ>南アフリカ共和国>南アフリカ共和国その他の都市
- アフリカ>レソト>マセル
- アフリカ>レソト>レソトその他都市
- テーマ:鉄道・乗り物
- 投稿日:2000/09/18 16:54
わずかばかりの滞在、しかしながら長い一日を過ごしたレソトと別れを告げ、今日は南アに戻る。
朝7時、サンダルを履いて、マリャリャの始発のミニバスに乗る。昨日の珍道中でびしょ濡れになってしまったクツは、ビニール袋に入れて手に提げる。

始発とあって、バスの中は物凄い混雑。3人掛けのシートに5人は座り、座席に着いた人のヒザと前のシートの間にも腰を曲げて人が詰め込まれる。 スシ詰め状態だ。
信じられない事に、この状態で腰を折り、みかんを食べるおばさんもいる。
まあ、日本の通勤ラッシュの満員電車だって、よその国の人が見たら異常な光景なんだろうから。あの満員電車の中で、新聞を読んだり、携帯電話で話したり、チカンまでする人もいるのだから。
マセルでミニバスを乗り継ぎ、国境へ。そして歩いて国境を越え、再び南アフリカのブルーフォンテンへ。
ブルーフォンテンでは夜行バスの切符を買い、一路ダーバンを目指す。
【食事】
朝:パンとソーセージ
昼:ミートパイ
夜:ビスケット
【トラベルメモ】
1$ ≒ 6R(南ア・ランド、レソトでも通用)
・ブルームフォンテン→ダーバン夜行バス
GrayHound社23:30発、翌8時着 155R/1人
ブルームフォンテン→ダーバンは他社のバスも含め一日数便アリ
朝7時、サンダルを履いて、マリャリャの始発のミニバスに乗る。昨日の珍道中でびしょ濡れになってしまったクツは、ビニール袋に入れて手に提げる。

始発とあって、バスの中は物凄い混雑。3人掛けのシートに5人は座り、座席に着いた人のヒザと前のシートの間にも腰を曲げて人が詰め込まれる。 スシ詰め状態だ。
信じられない事に、この状態で腰を折り、みかんを食べるおばさんもいる。
まあ、日本の通勤ラッシュの満員電車だって、よその国の人が見たら異常な光景なんだろうから。あの満員電車の中で、新聞を読んだり、携帯電話で話したり、チカンまでする人もいるのだから。
マセルでミニバスを乗り継ぎ、国境へ。そして歩いて国境を越え、再び南アフリカのブルーフォンテンへ。
ブルーフォンテンでは夜行バスの切符を買い、一路ダーバンを目指す。
【食事】
朝:パンとソーセージ
昼:ミートパイ
夜:ビスケット
【トラベルメモ】
1$ ≒ 6R(南ア・ランド、レソトでも通用)
・ブルームフォンテン→ダーバン夜行バス
GrayHound社23:30発、翌8時着 155R/1人
ブルームフォンテン→ダーバンは他社のバスも含め一日数便アリ

- 試練・大雨の中激流を馬で渡る (レソト)モシビ→マリャリャ
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エリア:
- アフリカ>レソト>レソトその他都市
- テーマ:ハイキング・登山 鉄道・乗り物
- 投稿日:2000/09/17 16:44
夜半過ぎから雨が降り出すと、たちまち雷音にものすごい突風が湧き上がる。泊まった小屋の窓から雨が吹き入ってくるので、マットを立てて窓をふさぐ。
朝には収まるだろうと思っていた嵐だが、日が明けても風こそ弱まったが雨がやむきざしは無し。 今日は朝8時には出発する予定だったが、雨足が弱まるのをじっと待つ。
朝10時、多少雨量が少なくなったのを見計らって出発の号令。ところが出発しようとした時、大問題が発生。馬が3頭、いなくなってしまったというのだ。
かろうじて我々が乗る馬は残っているが、荷物用の馬とソバト人のガイドが乗る馬が消えてしまったのだ。ガイドによると、いなくなった馬は嵐に恐れをなし、勝手に家に帰ったのだと言う。
降りしきる雨の中、我々はカッパを着込み、カメラ類を厳重に幾重にもビニールでくるみ、ソバト人のガイドは歩き、荷物は急きょモシビで借りたロバ一頭に背負わせて、マリャリャへの帰途につく。
そしてここから、今回の旅始まって以来の試練が訪れる。
我々は残された馬に乗り、歩きながらロバを引くガイドに続く。雨だけでもやんで欲しいという我々の願いも届かず、遠雷の中、雨足は強まっていく。冷たい雨が容赦なく体を打ち、体温を奪う。クツとクツ下はびしょ濡れ。つま先がかじかむ。
顔を打つ雨を避けて下を向いていたいのだが、背を伸ばして前を見て、かじかむ手で手綱を取って馬を操縦しなければならない。馬は放っておいても、前の馬(今はロバ)に付いて行くものだが、馬は自分の背丈のことしか考えておらず、道にせり出した木の枝の下でも平気ですれすれでくぐろうとする。手綱をさばいてコントロールしないと、枝葉に顔や上半身ごと突っ込んでしまい、ケガをしかねないのだ。
この状態で5〜6時間の道のりだ。
こうなってくると昨日の旅の充実感とは打って変わって、これは旅という修行だ。
試練はまだまだ続く。
昨夜から降り続いた雨で、昨日は斜面を流れる小川だった所が、今日は小さな滝のようになっている。慎重に滝のような小川を越える。
昨日、モシビへ行く時は大きな川を4つ越えたが、かなり進んでも川は現れない。どうやら川越えは避けて、昨日とは違う道を進んでいるようだ。それはそうだ。ガイドには馬はない。人の足で川を越えるのは不可能だ。ただ谷に下りず、 山肌を回り込んで行くのは谷川を横切って行くよりもどう考えても遠回りだ。いったいこの状態で、あと何時間耐えれば良いのだろうか。
救いはガイドのソバト人の明るい事。この状況で常に笑っている。強靭な体力と忍耐力の持ち主なのか。それとも笑って耐えようとしているのか。いずれにせよ、彼の表情と止まる事無く進む馬とロバに
「頑張っていれば、いずれマリャリャに着く。頑張ろう。」
と気力を与えられる。
「マリャリャの宿に着いたら、温かいシャワーを浴びる事ができる。それまでの我慢だ。」
自分に言い聞かせて、顔を上げ、かじかんだびしょ濡れの足をつっぱり、手綱を取る。
4時間ほど過ぎた頃、ついに我々の前に昨夜からの雨で水かさを増し、激しい泥流の大きな川が行く手を阻んだ。この川だけは避ける事は出来ず、越えない訳には行かないらしい。
昨日はせせらぎが耳に心地いい清流だったのに、今はうなりを上げて泥を流している。
まずは荷物を運ばせていたロバの背から荷物を取り、ガイドが尻をたたき、泥流を渡って、川の向こう岸の道まで行かせようとする。が、ロバは全く動かない。たたいても引っ張っても川岸で足を踏ん張り、一歩たりとも川に足を入れようとしない。
怖いのだろう。力いっぱいロバをたたき、押し、引っ張るガイド。引きずられて、前足が川の水に付いたとたん、ロバは座り込み、ついに目まで閉じてしまった。完全拒否だ。
ここで最終手段。ロープをロバの体にに頑丈にくくり付け、2頭の馬でそのロープを無理矢理引っ張る。さすがに2馬力の威力にはかなわない。ひたすら引きずられて、ようやくロバ一頭対岸に到達。ロバから降ろしておいた荷物は分散し、ガイドが抱きかかえて馬で対岸へ運ぶ。
そして、さあ、我々の番だ。
ロバを引いた2頭の馬、今度は一頭にガイドが乗り、そのガイドがもう1頭を引き、川を渡って、こちらに戻って来る。戻ってきた一頭にゆっくりと乗った自分は、寒さを忘れ、しっかりと手綱を握りしめる。
「ハイッ」と一声。自分を乗せた馬の前足が泥流に付く。ザブンザブンと馬は慎重に一歩ずつ、川底を踏みしめながら進む。
川の流れは思ったよりずっと激しい。馬は激流に少しずつ押されて、真っ直ぐにではなく、斜めに対岸を目指して進んで行く。川の真ん中に到達すると、激しい泥流の流れのスピードに目がくらむ。世界中が流れているかのようだ。
水カサが増しているので、馬の腹が水に付いている。自分の足の先にも泥流がぶち当たり、馬ごと流そうとする。ここでたじろいだらだめだ。一気に渡ってしまわないと危ない。顔を上げ、手綱を引く。少しでも流れの抵抗が弱まるように足を上げ、一気に対岸へ。
次はJunkoの番だ。
「Junちゃん、足を上げて!」
対岸から自分が叫ぶ。
足を上げると踏ん張れない分、落馬の危険もある。頑張ってくれ!!
泥流との格闘2時間余り。ようやく全員、全頭対岸に到着。ここから谷を登り切って、しばらく行った所がマリャリャ村だ。
急な登りに差し掛かりロバの歩速が落ち、進行が物凄く遅くなる。 ロバを引いて歩くガイドが力ない声で叫ぶ。
「先に行け。」
我々は既に奥歯もかみ合わないほどで凍えている。それを見てのガイドの指示だ。そうは言っても、今まではガイドに付いて行っただけなのに、我々だけで馬を操って帰れるのか。
でもやるしかない。手綱を強く引いて、足場の悪い急な谷を登る。登り切ると尾根だ。途中途中の村で、「マリャリャ?」と尋ね方向を確認しながら馬を進める。もっとも馬は帰巣本能があって、大抵放っておいても家に帰るらしいが、道を確認して進まないと我々自身が不安で仕方ないのだ。
ガイドと荷物を載せたロバは遥か後方、その姿はもう見えない。
夕方5時前、マリャリャのロッジに到着。すぐにびしょびしょのクツをぬぎ、温かいシャワーを浴びて生き返る。歩いていたガイド達も、しばらくして無事ロバを従えて戻ってきた。「どうもありがとう。ごくろうさま!」
夜、村の集会場のような建物の中で、ソバトの伝統的なバンド演奏が披露されていたので、呼ばれてもないのに勝手に覗き込む。 ギターや一本弦のハープのような楽器は見るからに手作り。ドラムはドラム缶に皮を張っている、「これぞドラム」。

そのリズミカルで陽気なソバトの歌を聴きながら、
「クツは当分乾きそうにない。明日からどうしようか。」
と頭をよぎる。
皮肉にも寝る頃には、星が出ていた。
【食事】
朝:パン
昼:なし
夜:自炊パスタ
【トラベルメモ】
1$ ≒ 6R(南ア・ランド、レソトでも通用)
【宿】(マリャリャ村レソト)マリャリャロッジ W 45R/1人
朝には収まるだろうと思っていた嵐だが、日が明けても風こそ弱まったが雨がやむきざしは無し。 今日は朝8時には出発する予定だったが、雨足が弱まるのをじっと待つ。
朝10時、多少雨量が少なくなったのを見計らって出発の号令。ところが出発しようとした時、大問題が発生。馬が3頭、いなくなってしまったというのだ。
かろうじて我々が乗る馬は残っているが、荷物用の馬とソバト人のガイドが乗る馬が消えてしまったのだ。ガイドによると、いなくなった馬は嵐に恐れをなし、勝手に家に帰ったのだと言う。
降りしきる雨の中、我々はカッパを着込み、カメラ類を厳重に幾重にもビニールでくるみ、ソバト人のガイドは歩き、荷物は急きょモシビで借りたロバ一頭に背負わせて、マリャリャへの帰途につく。
そしてここから、今回の旅始まって以来の試練が訪れる。
我々は残された馬に乗り、歩きながらロバを引くガイドに続く。雨だけでもやんで欲しいという我々の願いも届かず、遠雷の中、雨足は強まっていく。冷たい雨が容赦なく体を打ち、体温を奪う。クツとクツ下はびしょ濡れ。つま先がかじかむ。
顔を打つ雨を避けて下を向いていたいのだが、背を伸ばして前を見て、かじかむ手で手綱を取って馬を操縦しなければならない。馬は放っておいても、前の馬(今はロバ)に付いて行くものだが、馬は自分の背丈のことしか考えておらず、道にせり出した木の枝の下でも平気ですれすれでくぐろうとする。手綱をさばいてコントロールしないと、枝葉に顔や上半身ごと突っ込んでしまい、ケガをしかねないのだ。
この状態で5〜6時間の道のりだ。
こうなってくると昨日の旅の充実感とは打って変わって、これは旅という修行だ。
試練はまだまだ続く。
昨夜から降り続いた雨で、昨日は斜面を流れる小川だった所が、今日は小さな滝のようになっている。慎重に滝のような小川を越える。
昨日、モシビへ行く時は大きな川を4つ越えたが、かなり進んでも川は現れない。どうやら川越えは避けて、昨日とは違う道を進んでいるようだ。それはそうだ。ガイドには馬はない。人の足で川を越えるのは不可能だ。ただ谷に下りず、 山肌を回り込んで行くのは谷川を横切って行くよりもどう考えても遠回りだ。いったいこの状態で、あと何時間耐えれば良いのだろうか。
救いはガイドのソバト人の明るい事。この状況で常に笑っている。強靭な体力と忍耐力の持ち主なのか。それとも笑って耐えようとしているのか。いずれにせよ、彼の表情と止まる事無く進む馬とロバに
「頑張っていれば、いずれマリャリャに着く。頑張ろう。」
と気力を与えられる。
「マリャリャの宿に着いたら、温かいシャワーを浴びる事ができる。それまでの我慢だ。」
自分に言い聞かせて、顔を上げ、かじかんだびしょ濡れの足をつっぱり、手綱を取る。
4時間ほど過ぎた頃、ついに我々の前に昨夜からの雨で水かさを増し、激しい泥流の大きな川が行く手を阻んだ。この川だけは避ける事は出来ず、越えない訳には行かないらしい。
昨日はせせらぎが耳に心地いい清流だったのに、今はうなりを上げて泥を流している。
まずは荷物を運ばせていたロバの背から荷物を取り、ガイドが尻をたたき、泥流を渡って、川の向こう岸の道まで行かせようとする。が、ロバは全く動かない。たたいても引っ張っても川岸で足を踏ん張り、一歩たりとも川に足を入れようとしない。
怖いのだろう。力いっぱいロバをたたき、押し、引っ張るガイド。引きずられて、前足が川の水に付いたとたん、ロバは座り込み、ついに目まで閉じてしまった。完全拒否だ。
ここで最終手段。ロープをロバの体にに頑丈にくくり付け、2頭の馬でそのロープを無理矢理引っ張る。さすがに2馬力の威力にはかなわない。ひたすら引きずられて、ようやくロバ一頭対岸に到達。ロバから降ろしておいた荷物は分散し、ガイドが抱きかかえて馬で対岸へ運ぶ。
そして、さあ、我々の番だ。
ロバを引いた2頭の馬、今度は一頭にガイドが乗り、そのガイドがもう1頭を引き、川を渡って、こちらに戻って来る。戻ってきた一頭にゆっくりと乗った自分は、寒さを忘れ、しっかりと手綱を握りしめる。
「ハイッ」と一声。自分を乗せた馬の前足が泥流に付く。ザブンザブンと馬は慎重に一歩ずつ、川底を踏みしめながら進む。
川の流れは思ったよりずっと激しい。馬は激流に少しずつ押されて、真っ直ぐにではなく、斜めに対岸を目指して進んで行く。川の真ん中に到達すると、激しい泥流の流れのスピードに目がくらむ。世界中が流れているかのようだ。
水カサが増しているので、馬の腹が水に付いている。自分の足の先にも泥流がぶち当たり、馬ごと流そうとする。ここでたじろいだらだめだ。一気に渡ってしまわないと危ない。顔を上げ、手綱を引く。少しでも流れの抵抗が弱まるように足を上げ、一気に対岸へ。
次はJunkoの番だ。
「Junちゃん、足を上げて!」
対岸から自分が叫ぶ。
足を上げると踏ん張れない分、落馬の危険もある。頑張ってくれ!!
泥流との格闘2時間余り。ようやく全員、全頭対岸に到着。ここから谷を登り切って、しばらく行った所がマリャリャ村だ。
急な登りに差し掛かりロバの歩速が落ち、進行が物凄く遅くなる。 ロバを引いて歩くガイドが力ない声で叫ぶ。
「先に行け。」
我々は既に奥歯もかみ合わないほどで凍えている。それを見てのガイドの指示だ。そうは言っても、今まではガイドに付いて行っただけなのに、我々だけで馬を操って帰れるのか。
でもやるしかない。手綱を強く引いて、足場の悪い急な谷を登る。登り切ると尾根だ。途中途中の村で、「マリャリャ?」と尋ね方向を確認しながら馬を進める。もっとも馬は帰巣本能があって、大抵放っておいても家に帰るらしいが、道を確認して進まないと我々自身が不安で仕方ないのだ。
ガイドと荷物を載せたロバは遥か後方、その姿はもう見えない。
夕方5時前、マリャリャのロッジに到着。すぐにびしょびしょのクツをぬぎ、温かいシャワーを浴びて生き返る。歩いていたガイド達も、しばらくして無事ロバを従えて戻ってきた。「どうもありがとう。ごくろうさま!」
夜、村の集会場のような建物の中で、ソバトの伝統的なバンド演奏が披露されていたので、呼ばれてもないのに勝手に覗き込む。 ギターや一本弦のハープのような楽器は見るからに手作り。ドラムはドラム缶に皮を張っている、「これぞドラム」。

そのリズミカルで陽気なソバトの歌を聴きながら、
「クツは当分乾きそうにない。明日からどうしようか。」
と頭をよぎる。
皮肉にも寝る頃には、星が出ていた。
【食事】
朝:パン
昼:なし
夜:自炊パスタ
【トラベルメモ】
1$ ≒ 6R(南ア・ランド、レソトでも通用)
【宿】(マリャリャ村レソト)マリャリャロッジ W 45R/1人

- 馬に乗って峠越え、アフリカのスイス (レソト)マリャリャ村→モシビ村
-
エリア:
- アフリカ>レソト>レソトその他都市
- テーマ:街中・建物・景色 ハイキング・登山 鉄道・乗り物
- 投稿日:2000/09/16 16:29
薄曇りの中、朝9時、馬のくらに乗ってトレッキング開始。 もちろん馬は一人一頭。時折薄日も射す曇り空の下、自ら手綱を取り、毛布をかぶったソバト人のガイドの後を追う。 荷物は荷物専用の馬に背負わせ、その馬はガイドが引いて行く。

馬に乗るのは久しぶり。数年前旅したモンゴル以来だ。 ただモンゴルでは障害物がほとんど無い大草原での乗馬だったが、今回は山あり谷ありの峡谷だ。 大きな石がゴロゴロとした崖のへりの細道を、馬は器用に四つ足のヒヅメを使って、昇り降りする。
高原の尾根では馬の背に乗って、レソトの峡谷を見渡す。ここはもう車では入れない場所だ。高原に吹く風は冷たいが、馬の体温でお尻はほんのり温かい。尾根からは、高い木が少ないので、一層見晴らしが良い。
石を組んで、泥を固め、屋根にワラを葺いた円い小さなソバトの家。くねくねと曲線を描いて続く山肌と尾根。そこに全く自然の曲線に逆らわずになだらかなカーブの広い段々畑が区画され、広大な景観とあいまって、まるで大地に等高線を引いたかのようだ。

時折放牧されている牛や羊が群れをなし、茶けた草を思い思いにはんでいる。さらに眼下には、峡谷に清流のせせらぎ。
レソトは「アフリカ南部のスイス」と称されるが、実際に味わってみると、牧歌的なスイスの光景をアフリカンテイストに味付けして、アフリカンカラーで香ばしくこんがりと焼き上げられている。
爽快だ!初めこそ、険しい峡谷での乗馬で足を突っ張らせながら恐る恐るしていたが、慣れてくると実に楽しい。馬はカワイイし、旅を満喫している自分に充実感がみなぎる。
「だから旅はやめられない。」
景色に気を取られ手綱をゆるめると、馬は歩くのをさぼり、道を外れて草を食べ出す事も。
「これが元祖道草だ!」
途中何度か、深い谷の大きな川の浅い所を、馬の長い足でバシャバシャと渡り、5時間程でモシビ村に到着。電話はもちらん電気も水道も無い、バソトの放牧民の村だ。
村には仔羊が沢山いる。 歩いて2時間ほどの所には滝もあり、公害のまったく無い澄んだ空気と景色、そして清流のせせらぎが訪れるものを包み込む。
毛布をかぶった子供たちは羊を追い、家の前ではバソトのママが斧で薪を割り、乾燥させた牛フンと一緒に火にくべている。
今日はこのモシビのバソトの小屋に寝袋を敷いて一泊。電気も無いし、夜は凍えるように寒い。日の入りと同時に眠りに就く。
【食事】
朝:パン
昼:パン
夜:パンとソーセージ
【トラベルメモ】
1$ ≒ 6R(南ア・ランド、レソトでも通用)
・ポニートレッキング 一日135R/1人 +ガイドチップ 15R/一日 カード払いOK
【宿】モシビのバソト小屋 30R/1人 要寝袋
キッチン有るがマッチかライターが必要。水道は無いが、水はくんで来てくれる。 店は無いので食材は持参すること。

馬に乗るのは久しぶり。数年前旅したモンゴル以来だ。 ただモンゴルでは障害物がほとんど無い大草原での乗馬だったが、今回は山あり谷ありの峡谷だ。 大きな石がゴロゴロとした崖のへりの細道を、馬は器用に四つ足のヒヅメを使って、昇り降りする。
高原の尾根では馬の背に乗って、レソトの峡谷を見渡す。ここはもう車では入れない場所だ。高原に吹く風は冷たいが、馬の体温でお尻はほんのり温かい。尾根からは、高い木が少ないので、一層見晴らしが良い。
石を組んで、泥を固め、屋根にワラを葺いた円い小さなソバトの家。くねくねと曲線を描いて続く山肌と尾根。そこに全く自然の曲線に逆らわずになだらかなカーブの広い段々畑が区画され、広大な景観とあいまって、まるで大地に等高線を引いたかのようだ。

時折放牧されている牛や羊が群れをなし、茶けた草を思い思いにはんでいる。さらに眼下には、峡谷に清流のせせらぎ。
レソトは「アフリカ南部のスイス」と称されるが、実際に味わってみると、牧歌的なスイスの光景をアフリカンテイストに味付けして、アフリカンカラーで香ばしくこんがりと焼き上げられている。
爽快だ!初めこそ、険しい峡谷での乗馬で足を突っ張らせながら恐る恐るしていたが、慣れてくると実に楽しい。馬はカワイイし、旅を満喫している自分に充実感がみなぎる。
「だから旅はやめられない。」
景色に気を取られ手綱をゆるめると、馬は歩くのをさぼり、道を外れて草を食べ出す事も。
「これが元祖道草だ!」
途中何度か、深い谷の大きな川の浅い所を、馬の長い足でバシャバシャと渡り、5時間程でモシビ村に到着。電話はもちらん電気も水道も無い、バソトの放牧民の村だ。
村には仔羊が沢山いる。 歩いて2時間ほどの所には滝もあり、公害のまったく無い澄んだ空気と景色、そして清流のせせらぎが訪れるものを包み込む。
毛布をかぶった子供たちは羊を追い、家の前ではバソトのママが斧で薪を割り、乾燥させた牛フンと一緒に火にくべている。
今日はこのモシビのバソトの小屋に寝袋を敷いて一泊。電気も無いし、夜は凍えるように寒い。日の入りと同時に眠りに就く。
【食事】
朝:パン
昼:パン
夜:パンとソーセージ
【トラベルメモ】
1$ ≒ 6R(南ア・ランド、レソトでも通用)
・ポニートレッキング 一日135R/1人 +ガイドチップ 15R/一日 カード払いOK
【宿】モシビのバソト小屋 30R/1人 要寝袋
キッチン有るがマッチかライターが必要。水道は無いが、水はくんで来てくれる。 店は無いので食材は持参すること。

- 3カ国目、レソトへ (南アフリカ)ブルームフォンテン→(レソト)マセル→マリャリャ村
-
エリア:
- アフリカ>南アフリカ共和国>南アフリカ共和国その他の都市
- アフリカ>レソト>マセル
- アフリカ>レソト>レソトその他都市
- テーマ:街中・建物・景色 鉄道・乗り物
- 投稿日:2000/09/15 16:21
朝7時、昨日キンバリーから着いたブルームフォンテンのミニバス・ステーションから、ミニバスに乗って、レソトの首都マセルへ向かう。
マセルにに近づくにつれ、なだらかな起伏が増え、緑が多くなってくる。バスはレソトまでは入らず、国境の南アフリカ側で乗客は降ろされ、歩いて国境を渡る。
南アフリカとレソトの間には川が流れており、南アフリカを出国すると、レソト側のイミグレーションで入国するまで100m程の緩衝地帯の橋を渡る。 この橋の上、不思議な事に、たむろして話をする者、焼きトウモロコシなどを売る屋台などがひしめいている。「南アフリカでもレソトでもない国境の緩衝地帯でこんなことしていいいの?」と聞いてみたくなる。
マセルの市街の観光案内所の扉をたたき、いろいろ親切に情報を教えてもらい、郊外のマリャリャ村という所で、馬に乗って、ポニートレッキングができると聞き、ミニバスを乗り継いで、マリャリャ村へ向かう。
ところがマリャリャへ向かうオンボロのワゴンのミニバス、途中でエンジンからキュルキュル変な音がしだし、家も何もない所で動かなくなってしまった。 ドライバーは最前列に座っていた乗客を降ろすと、そのシートを倒し、エンジンを覗き込む。後方に座っていた我々からはエンジンの中の様子は見えず、どこをどう調べているかはわからない。
突然ドライバーは何もない道の向こうに走って行ってしまった。どうしたかと思えば、針金を拾って帰って来ては、針金をエンジンルームに突っ込んで、何か修理している。
「そんなんで直るのか??」
しばらくして、後ろから別のミニバスが通り掛かると、両手を振り上げて止め、そのミニバスのドライバーからスパナを借りてきた。
「修理の工具も持ってなかったの??」
小1時間も修理らしき作業をしていたので、 途方に暮れかかった頃、突然倒していた座席がバタンと戻され、有志一同がゆるやかな傾斜の坂の上まで車を押して行き、坂を下る勢いでエンジンが掛けられる。どうやらやっと再出発だ。
「マリャリャからマセルに戻る時、このバスを見掛けたら、もう乗らないぞ!」
レソトの首都マセルの都心から1時間ほどの所なのに、マリャリャは実に素朴な所だ。村はマセルから標高を上げた高原にある。レソトという国は、南アフリカ共和国に囲まれた、標高2000mの上にある高原の小国なのだ。
マリャリャ村には小さなスーパーが一軒。その前の泥の道の脇に馬が数頭つながれて、わらを食べいる。馬の世話をしているのは、毛布をマントのようにはおり、さっそうと峠で馬を操るソバトの人達だ。

そうレソトは彼らソバト人(バト人ともいう)の王国だ。山あり谷ありの景観は「アフリカ南部のスイス」とも呼ばれている。
明日から2日間、地元ソバト人のガイドを付けて、馬に乗ってその「アフリカのスイス」の美しい峡谷をトレッキングする。
【食事】
朝:リンゴとパン
昼:パンとバナナ
夜:自炊パスタ
【トラベルメモ】
1$ ≒ 6R(南ア・ランド、レソトでも通用)
・(ミニバス)ブルームフォンテン→マセル 2.5時間 30R/1人
・(ローカルバス)マセルのボーダー→市街 数分 1.8R/1人
・(ローカルバス)マセル→マリャリャ 1〜2時間 17R/1人
・レソト入国 日本人ツーリストはビザ不要。
【宿】(マリャリャ村レソト)マリャリャロッジ W 45R/1人
キッチン有り お湯を沸かせる。調理器具も一応揃っていて自由に使える。電気は19:00〜21:30しかつかない。
マセルにに近づくにつれ、なだらかな起伏が増え、緑が多くなってくる。バスはレソトまでは入らず、国境の南アフリカ側で乗客は降ろされ、歩いて国境を渡る。
南アフリカとレソトの間には川が流れており、南アフリカを出国すると、レソト側のイミグレーションで入国するまで100m程の緩衝地帯の橋を渡る。 この橋の上、不思議な事に、たむろして話をする者、焼きトウモロコシなどを売る屋台などがひしめいている。「南アフリカでもレソトでもない国境の緩衝地帯でこんなことしていいいの?」と聞いてみたくなる。
マセルの市街の観光案内所の扉をたたき、いろいろ親切に情報を教えてもらい、郊外のマリャリャ村という所で、馬に乗って、ポニートレッキングができると聞き、ミニバスを乗り継いで、マリャリャ村へ向かう。
ところがマリャリャへ向かうオンボロのワゴンのミニバス、途中でエンジンからキュルキュル変な音がしだし、家も何もない所で動かなくなってしまった。 ドライバーは最前列に座っていた乗客を降ろすと、そのシートを倒し、エンジンを覗き込む。後方に座っていた我々からはエンジンの中の様子は見えず、どこをどう調べているかはわからない。
突然ドライバーは何もない道の向こうに走って行ってしまった。どうしたかと思えば、針金を拾って帰って来ては、針金をエンジンルームに突っ込んで、何か修理している。
「そんなんで直るのか??」
しばらくして、後ろから別のミニバスが通り掛かると、両手を振り上げて止め、そのミニバスのドライバーからスパナを借りてきた。
「修理の工具も持ってなかったの??」
小1時間も修理らしき作業をしていたので、 途方に暮れかかった頃、突然倒していた座席がバタンと戻され、有志一同がゆるやかな傾斜の坂の上まで車を押して行き、坂を下る勢いでエンジンが掛けられる。どうやらやっと再出発だ。
「マリャリャからマセルに戻る時、このバスを見掛けたら、もう乗らないぞ!」
レソトの首都マセルの都心から1時間ほどの所なのに、マリャリャは実に素朴な所だ。村はマセルから標高を上げた高原にある。レソトという国は、南アフリカ共和国に囲まれた、標高2000mの上にある高原の小国なのだ。
マリャリャ村には小さなスーパーが一軒。その前の泥の道の脇に馬が数頭つながれて、わらを食べいる。馬の世話をしているのは、毛布をマントのようにはおり、さっそうと峠で馬を操るソバトの人達だ。

そうレソトは彼らソバト人(バト人ともいう)の王国だ。山あり谷ありの景観は「アフリカ南部のスイス」とも呼ばれている。
明日から2日間、地元ソバト人のガイドを付けて、馬に乗ってその「アフリカのスイス」の美しい峡谷をトレッキングする。
【食事】
朝:リンゴとパン
昼:パンとバナナ
夜:自炊パスタ
【トラベルメモ】
1$ ≒ 6R(南ア・ランド、レソトでも通用)
・(ミニバス)ブルームフォンテン→マセル 2.5時間 30R/1人
・(ローカルバス)マセルのボーダー→市街 数分 1.8R/1人
・(ローカルバス)マセル→マリャリャ 1〜2時間 17R/1人
・レソト入国 日本人ツーリストはビザ不要。
【宿】(マリャリャ村レソト)マリャリャロッジ W 45R/1人
キッチン有り お湯を沸かせる。調理器具も一応揃っていて自由に使える。電気は19:00〜21:30しかつかない。
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