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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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世界自然遺産「マラウイ湖」 (マラウィ)ケープ・マクレア

2000/10/09 16:19
世界自然遺産「マラウイ湖」1
エリア:
  • アフリカ > マラウィ > マラウィその他の都市
テーマ:
  • 街中・建物・景色
  • / 世界遺産
 最近、この日記のテンションが落ち気味なのが分かりますか? 申し訳ありませんが、何しろ暑いんです!

 「だったら涼しい夜とか朝に書けば」と思われる方もいると思いますが、夜も暑い。特に室内は日中の強烈な太陽で暖められていて、寝苦しいほど。「マラリヤ予防には蚊に刺されないのが一番。それには暑くても長ソデ長ズボンで」などと書いている書籍をたまに見掛けますが、暑くて夜ベッドに横になってても汗が吹き出してくるのに、長ソデ長ズボンなんて着てられん!!

 朝も涼しいのは早朝5時位迄。6時過ぎ位からは、ぐんぐん陽射しが強くなってくる。

 朝6時頃、まだ過ごし易いだろうと思って外に出て日記を書いていると、「暑い...」。額に汗がにじむ。やれやれと、顔を上げると、宿の敷地に張られたテントからごつい顔の日本人らしき人が、しかめ面で出てきた。
 「お父さん!! こんな朝早く何やってんですか?」
ハラレのパウパウロッジで会った奥平さんだ。奥平さんは、何とバイクでアフリカ縦断中の40過ぎの先輩旅人だ。その風貌と年令から、パウパウでは「お父さん」の愛称で皆に親しまれていた。

 我々が声を掛けると、
 「おお、日本人が2人昨日来たって聞いとったが、あんたらだったんかい。日光がテントに入って暑くて寝てられんから。」


 今日は、我々も長い移動後の休息日。奥平さんもバイクで走った後の休息日らしい。
 「こんな朝早くから、こんなに暑いんじゃかなわんな。」
全くだ。

 救われるのは、目の前に静かにたたずむ青いマラウィ湖の存在。ここケープマクレアは本当に静かで素朴な所だ。マラウィ湖の景色はその中でもひときわ穏やかで平和、我々に安らぎを与えてくれる。

 今日は一日、マラウィ湖でも眺めながらのんびりしよう。

世界自然遺産「マラウイ湖」1

 丸太を削って舟を作る男達。何する事もなくたむろしている若者。湖で洗濯した沢山の洗濯物を、でっかいふろしきに包んで頭に乗せて運ぶ女性達。沖合いの島から舟で届いた薪を頭に乗せて運ぶ子供達。

 静かな、そしてたくましい湖畔の人々の営みが、美しい景色と重なる。湖で獲れた魚を木の柵に干している光景は、まるで日本の漁村のようだ。

 湖畔から数歩、内に入った村の細い砂地のメイン通りの所々に、大きなバオバブの木がそびえ、その幹の下には小ぢんまりと野菜やフライドポテトや揚げパンを売る露店のお店。ここのポテトをかじったりしながら、奥平さんと3人で湖を眺めながらボーッと一日過ごす。

世界自然遺産「マラウイ湖」2

 午後6時、夕日が美しい。部屋に電気はない。そろそろ寝なくては。


【食事】

朝:リンゴ
昼:ポテトとバナナ
夜:ポテトとパン

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 70MK(マラウィ・クワチャ)
・ひょうきんなおじさん、奥平さんは静岡でラジオ番組も持っていて、旅のホームページもやっているそうです。

【宿】 (ケープマクレア)スティーブンス・ゲスト・ハウス 110MK/W一室
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