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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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コートダジュール1
コートダジュール(32カ国目、モナコ) (フランス)カンヌ→(モナコ)→(フランス)ニース→カンヌ
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス>カンヌ
  • ヨーロッパ>フランス>ニース
  • ヨーロッパ>モナコ>モンテカルロ
テーマ:街中・建物・景色 
投稿日:2001/04/17 14:37
 フランス・コートダジュールのカンヌは華やかだ。

 ビーチ沿いには高級ホテルが立ち並び、カジノがそびえ、通りにはブランドショップ。
 いかにもリッチそうなご婦人達が、ノンシャランとバカンスを楽しんでいる。
 ビーチにはトップレスのレディーの姿もちらほら。

 コートダジュールいちのリゾート地カンヌ、高いホテルしかないのかと思っていたら、意外にも安宿もあり、スーパーマーケットもあり、市場もあるのだ。

 マリーナの裏の路地を少し入った所にある我々が滞在する安宿、ご主人は元エールフランスのパーサーで退職後、この宿を始めたそうだ。

 小ざっぱりした清潔な宿は、ダブル一室一泊3000円位。 このカンヌで、このキレイな部屋で、これはお値打ちものだ。
 おまけに、ご主人は元パーサーだけあってとても親切。

 どうやら、リッチでなくてもカンヌをゆっくり楽しんでもいいようだ。

 路地のカフェや、山盛りのカキなどの魚介類が並ぶ高級レストランを覗いたり、ビーチ沿いのベンチでのんびりしたり、リッチにバカンスを楽しむ人々をウォッチングしたりと、街歩きは楽しいが、カジノや座っただけで何も食べなくてもテーブルチャージやサービス料、チップ代と幾らかかるか分からないレストランとは無縁の我々、ここカンヌでする事自体はあまりない。

 昨日丸一日、カンヌでのんびり街歩きを楽しんだ我々は、今日は、コートダジュールのカンヌ以外の有名な2つの街(正確には一つの街と一つの国)へ、カンヌから日帰りで周遊する事にする。

コートダジュール1

 まずはモナコ。

 正直言って特に何も無い所ですね。
 小さな入り江にビーチはなく、マリーナのみ。
 観光名所は、海を見下ろす斜面の上のシンプルなのっぺりしたパレスとカジノくらい。

 言葉はフランス語、お金もフラン、一年で最大のイベントはF1グランプリ。
 こんなフランス人のレジャーランドの様な小さな小さな街が一つの国家だって言うんだから、どう言う事なんでしょうか???

 モナコの国民はモナコのパスポートを持っているのでしょうか???(素朴な疑問)
 意外にフランスのパスポートだったりして・・・。
 それでいて、遥か彼方のタヒチやレユニオンなどは未だにフランス領だって言うんだから・・・。

 そして訪れたのはニース。

 小ぢんまりしたカンヌに比べると、ニースは意外にも都会。
 駅を出てビルが並ぶ繁華街を抜け切った所にビーチが現れる。

コートダジュール2

 バカンス気分の華やかさではカンヌに及びもしないが、ニースの海の色はコバルトブルーでカンヌよりもきれいだ。

 「訪れた事に意義がある。」
そんなネームバリューのあるコートダジュールの3つの街、カンヌ、モナコ、ニースでのバカンスの一日でした。

 「まぁこんなものか。」と、思ったのも事実ですが、
 「なかなか楽しかったな。」って言うのも事実。

 モナコに溢れていた日本人団体ツアーの皆さんも、そんな風に思ったのではないでしょうか。。。


【食事】

朝:サンドイッチ、クッキー
昼:サンドイッチ、クッキー
夜:ASIAN快食
→フランスには各街にアジア料理のファーストフード店が何軒もある。そのほとんどは中華というより東南アジア系の料理が並ぶ。もちろん本場東南アジアで食べるよりもかなり高く付くが、フランスのほかの店で食べるよりは安くてボリュームもある。この日我々はベトナム春巻き(生春巻き)、タイカレーなどを頂きました。

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 6.5FF(フランス・フラン)
・カンヌ⇔モナコ(列車)ニース経由 往復70FF(我々は復時、ニースで途中下車)
※所要時間はカンヌ・ニース、ニース・モナコがそれぞれ1時間程

【宿】
(カンヌ)Hotel Chanteclair 180FF/W-1室

NoPhoto
盗られた!!(31カ国目、フランス) (フランス)マルセイユ→カンヌ
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス>カンヌ
  • ヨーロッパ>フランス>マルセイユ
テーマ:鉄道・乗り物 
投稿日:2001/04/16 14:31
 昨日、フィゲラスでダリ美術館を見た後、フィゲラスに泊まって、ゆっくりマルセイユに向かう事も考えたのだが、フィゲラスの駅のインフォメーションで、夜行列車のあると聞いて、宿代も一泊浮くし、「列車で寝てれば着くんだから」と、夜行でマルセイユへ向かう事にしたのだが、これが完全に裏目に出てしまった。

 フィゲラスを昨夜9:30に出た列車は、フランス・スペイン国境のフランス側の街、セレブに30分程で到着。ここで列車を乗換え、マルセイユ行の夜行列車はセレブを24:00に出発。

 車内は清潔で明るい。乗客もまばらだ。

 これですっかり安心してしまった訳ではないが、バックパックを網棚に上げ、カメラ、ビデオといった壊れ物の機器が入ったショルダーバックを足の間に挟んで2つ並んだ座席の上に横たわると、いつの間にかぐっすりと熟睡してしまう。

 早朝4時前、ハッと気が付くと、
 「ん、ショルダーバックのチャックが開いている。」
 まさか開けっ放しで寝てしまったのだろうか。

 バックの中に手を入れてみると、ビデオがない!!

 床に落ちてやしないかと、座席の下を探してみると、ビデオカメラを入れていたビニール袋だけが落ちている。
 拾って見てみるとビニール袋は引き裂かれている。
 「やられた!!」

 オロオロしていると、手に皮の手袋をした中年男に引き連れられたいかにも怪しい少年の群れが、列車内を何度も往復している。
 彼らは、車両の電灯のスイッチの場所を知っているらしく、彼らが通り掛かると突然車両内は真っ暗になってしまう。

 「ヨーロッパの夜行列車や駅には窃盗団が出没するので気を付けるべし」
と言う様な事を、聞いたり読んだりした事がある。
 アフリカをほぼ無傷で旅し終え、ヨーロッパに上陸し、油断やスキができていたのかも知れない。

 だが、そんな事言っても後の祭り。
 盗まれたビデオカメラの中に入っていたモロッコ以来撮影したビデオテープも消え去り、これからも動く映像は残せなくなってしまった。
 悔やんでも悔やみきれない。

 「どうして気づかなかったの?」
と、Junko。
 「全然気づかなかったよ。」
と返すと、
 「もしかしたら何か嗅がされでもしたんじゃない?」
 「まさかそれはないとは思うけど・・・。」

 体には何も無かった事、ビデオカメラ以外の荷物やカメラは無事だった事はかろうじて不幸中の幸いと言っていいだろう。

 朝5時、到着したマルセイユの駅のポリスをたずねる。
 ポリスレポートをもらい、
 「帰国したら保険請求しよう。」

 ビデオカメラ代のお金は返ってくるのだろうが、やり切れない思いをかみしめる。

 マルセイユの旅行社で聞いたところ、マルセイユ発チュニジア・チュニス行の船が出るのは3日後の4月19日。
 それ迄、フランス・コートダジュールいちのリゾート地でゆっくりして心の傷を癒そうとカンヌへ向かう。
 「マルセイユなんて大嫌いだ!!」

 やつらはプロです。ヨーロッパの夜行列車は気をつけましょう。


【食事】

朝:サンドイッチ、リンゴ
昼:シーフードマリネ、ライスサラダ、ポテトサラダ
夜:ツナサンド、クッキー

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 180pt(スペイン・ペセタ)
1US$ ≒ 6.5FF(フランス・フラン)
・マルセイユ→カンヌ(列車)2時間15分 1750FF

【宿】
(カンヌ)Hotel Chanteclair 180FF/W-1室

ダリ劇場美術館  1
ダリ劇場美術館 (スペイン)バルセロナ→フィゲラス→(フランス)マルセイユ
エリア:
  • ヨーロッパ>スペイン>バルセロナ
  • ヨーロッパ>スペイン>スペインその他の都市
  • ヨーロッパ>フランス>マルセイユ
テーマ:鑑賞・観戦 
投稿日:2001/04/15 14:25
 ガウディ、ピカソにミロと、カタルーニャが生んだ素晴らしいアーティスト達の作品をバルセロナでさんざん楽しんで来たが、もう一人忘れてはならない奇才とも称されたカタルーニャが生んだ芸術家、それは天才サルバトール・ダリ。

 ダリの亡きガラも眠る、「ダリ劇場美術館」は何が何でも見逃せない。

 その美術館があるフィゲラスの駅を降り、美術館の前まで歩くと、物凄い行列が出来ている。
 その列の長さは、ピカソのゲルニカがあるマドリッドのソフィア王妃芸術センターやバルセロナのピカソ美術館、ミロ美術館の比ではない。
 そして館内の混雑ぶりは、あのプラド美術館をもしのぐ。

 これだけの人を魅了し、引き寄せる、さすがは天才ダリだ。

 館内は単に美術作品が展示してある一般的な美術館とは全く異なり、様々な仕掛けや、見る場所や角度で作品そのものが変化する、天才ダリのアイデア、ユーモアとペーソスがたっぷり。

 美術館自体は決して大きくないがお腹一杯に楽しめる。
 ただし、それを消化しきれるかどうかはあなた次第。

 「どうだ、見てみろ、この芸術性が、シュルレアリズムが、お前に理解できるかな?」
と、ダリに挑戦されている様でもある。

 一通り見終わって外に出て振り返ると、卵とパンでおおわれた美術館の壁の装飾が、我々を見送っている。

ダリ劇場美術館  1

【食事】

朝:サンドイッチ、ヨーグルト、クッキー、リンゴ
昼:サンドイッチ、リンゴ、チョコムース、クッキー
夜:サンドイッチ、リンゴ、クッキー

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 180pt(スペイン・ペセタ)
1US$ ≒ 6.5FF(フランス・フラン)
・ダリ劇場美術館 1200pt
・バルセロナ→フィゲラス(列車)1145pt 2時間
・フィゲラス→マルセイユ(夜行列車)途中セレブで乗換える 5865pt 7.5時間〈マルセイユまで〉

NoPhoto
モンジュイックの丘とミロ (スペイン)バルセロナ
エリア:
  • ヨーロッパ>スペイン>バルセロナ
テーマ:街中・建物・景色 その他 
投稿日:2001/04/14 14:20
 まだまだ記憶に新しいバルセロナ・オリンピック。今日はそのオリンピックスタジアムがあるモンジュイックの丘を中心に幾つか美術館などをまじえ、ゆっくり散歩。

 丘の上からバルセロナの街を見渡すと、小さくなったサクラダ・ファミリアと、大通りの街路樹、そして遠くの山々と、パノラマが楽しめる。

 そしてバルセロナと言えば、ガウディに勝るとも劣らぬ有名アーティストがもう一人、ジョアン・ミロだ。
 モンジュイックの丘のふもとにはミロ公園、丘の上にはミロ美術館が設けられている。

 正直に言います。はっきり言って私にはミロの芸術はわかりかねます。まるで幼稚園のラクガキの様な、誰でも描ける様な・・・。
 そんな事を思う人も多いと思いますが、絵を見ているとなんだか楽しい気分になってくるのも事実。
 でも全く同じ絵を自分が描いたとしたら、誰もほめてくれないだろうに・・・そんな事もふと思ってしまう。。。

 夜、我々が滞在する安宿のドミトリーのベッドが並ぶ大部屋に、日本人の女の子が転がり込んで来る。
 我々もバルセロナに着いた夜は、なかなか空部屋がみつからない宿探しにへとへとになったが、今夜は彼女が宿探しに疲れ果てている様子だ。

 「コーラでも飲む?」
昼間、市場近くのスーパーで無印の激安のコーラ(コカコーラではない)を、安いからって、「こんなに飲める?」なんて言い合いながら1.5リットルのペットボトルで買ってしまっていたのだ。
 くたくたの彼女にコーラとパンを差し出すと、
 「ありがとうございます!!」
と、せっせと口に運んでいる。お腹も空かしていた様だ。

 「コーラならたんまりあるから、思う存分飲んでいいよ☆」
 彼女は、ドイツや東欧の数カ国をまわってここに来たそうだ。

 「このガイドブック、もう要らないんで、良かったらいりますか?」
と、彼女が手にしているのはチェコ、ポーランド、スロバキアの地球の歩き方。

 我々はこの後、フランスから船でチュニジアに渡り、リビアを越えてトルコまで行く予定だが、リビアのVISAが取れない場合、再びヨーロッパへ戻り、東欧からトルコへ抜ける事も考えている。

 「いいんですか?どうもありがとう!!」
とその本を頂き、お互いホクホク顔。
 安いからって言って、1.5リットルも買いすぎたと思っていたコーラがこんな風に役に立つとは。

 本を開くと、キレイなプラハのカラー写真が。
 「プラハか、行ってみたい気がするね。」


【食事】

朝:サンドイッチ
昼:サンドイッチ、イワシの酢漬、タコマリネ
夜:クリームチーズサンド、コーラ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 180pt(スペイン・ペセタ)
*本日まわったバルセロナの見所*
・ミロ公園 :無料
・モンジュイックの丘
・国立カタルーニャ美術館 :600pt
・オリンピックスタジアム :タダで中を覗ける
・ミロ美術館 :800pt
・メルカート(市場)
 →(アフリカで汚れましたイチローの)ズボンを新調しました。これでもうヨーロッパを歩いても恥ずかしくない???

【宿】
(バルセロナ)Hotel Colon 2900pt/ドミトリー1人

アントニオ・ガウディ  2
アントニオ・ガウディ (スペイン)バルセロナ
エリア:
  • ヨーロッパ>スペイン>バルセロナ
テーマ:街中・建物・景色 世界遺産 
投稿日:2001/04/13 14:13
 バルセロナと言えば、アントニオ・ガウディ。
 今日は、アントニオ・ガウディの建築物を精力的に見てまわる。

 ガウディの作品は、バルセロナの街の広い範囲に散らばっている。
 これまでもヨーロッパでは美術館巡りで何度も足を棒にしているが、バルセロナにいたっては街全体が屋外美術館と言っても良いだろう。

 地下鉄を駆使し、地下鉄駅を出ては、地図とにらめっこしながらおろおろと歩き回り、見逃せないガウディの作品を探し出す。

 バルセロナの街そのものは、これまで旅したセビーリャやグラナダの様な趣きはなく、観光客が溢れる単なる陽気な大都会。そんな街で割高でしょぼい宿につめ込まされながらも、それでも一つ一つのガウディーの作品を見ていると、「来て良かった。」と思わさせられる。

 その形状、色合い、光輝くモザイクの装飾・・・
 Junkoもすっかりガウディのとりこになってしまっている。
 サクラダ・ファミリアがことに有名だが、その他の作品もどれも素晴らしい。

アントニオ・ガウディ  2アントニオ・ガウディ  1

 主なガウディの建物を一通り見て回った我々だが、ライトアップされた夜の姿も見てみたいと、夜、再びサクラダ・ファミリアの前へ。

 そして、夜の街にライトに浮かび上がるカサミラと、妖艶に色彩々の壁のモザイクを光らせるカサバトリョにうっとりさせられながら、長い一日を終える。

【食事】

朝:サンドイッチ
昼:サンドイッチ
夜:中華(歩き回ってお腹が空いたので)

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 180pt(スペイン・ペセタ)
*本日まわったバルセロナの見所*
・グエル邸(ガウディ作)
 →外から見るのみ
・サクラダ ファミリア(ガウディ作):入場料800pt
 →塔を昇るエレベーター :200pt(歩いても登れる)
・カサミラ(ガウディ作)
 →中にも入れるが(有料)、我々は外から見ただけ。
・カサ バトリョ(ガウディ作)
 →外から見るのみ。Junkoのお気に入り
・カサ アマトリェール(ガウディではない)
 →外から見るのみ
・カサ リュオ モレラ(ガウディではない)
 →外から見るのみ
・ピカソ美術館
 →マドリッドのプラド美術館で見たラスメニナスのピカソ版が面白かった。
・グエル公園(ガウディ作):無料
 →ガウディアートが凝縮された傑作!!素晴らしい!!
・カサビセンス(ガウディ作)
 →外から見るのみ
・グエル別邸(ガウディ作)
 →外から見るのみ

【宿】
(バルセロナ)Hotel Colon 2900pt/ドミトリー1人
※昨日と同じ宿。部屋をドミトリーに移る。

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