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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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星空☆ (ニジェール)ザンデール→アガデスへ
エリア:
  • アフリカ>ニジェール>ニジェールその他の都市
テーマ:街中・建物・景色 
投稿日:2001/01/27 11:04
 ザンデールからアガデスへはバスで一泊二日の道のり。我々が乗ったアガデス行のバスは夕方、途中のアデルビシナ(Aderbissinat)と言う村で一泊。乗客はそれぞれこの村で宿を取らなければならない。

 バスが停まった小さなマルシェには、土壁にHotelと掲げられた建物があり、覗くと大広間に幾つものゴザが敷かれている。どうやら乗客は皆、同様の宿でザコ寝して一晩明かすようだ。

 何度も野宿をしている我々2人、ザコ寝くらい苦でもなく何の問題もない、とザコ寝宿に入ろうとすると、同じバスの乗客の新聞記者だというおじさんが、我々2人ともう1人のフランス人のおばあさんの同乗者の3人の外国人を連れて、広くてキレイな知人の家に泊めてくれるという。おまけに晩ご飯までごちそうしてもらい、有難い限り。

 実は今日はJunkoの誕生日。
 プレゼントもシャレたバースデーディナーもする事ができなかったが、満天の星空の下、大きなお盆に盛られたクスクスを皆で囲んで食べる。

 そして皆で夜空を見上げ、無数にまたたく大宇宙の星々にウットリと見とれながら「ハッピーバースデー、Junko☆」


【食事】

朝:パン、ホット練乳ドリンク
昼:パン、ラム焼肉、オクロライス、パスタ、揚げパン
夜:クスクス、パスタ(本文の通りごちそうになる)

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファーフラン)
・ザンデール→アガデス(バス)8:00集合 9:30発 翌12:00着 CFA/1人+護衛料金500CFA/1人


【宿】
・(本文参照)現地の人の家に泊めさせてもらう。無料。

居心地よし、ザンデール散策1
居心地よし、ザンデール散策 (ニジェール)ザンデール
エリア:
  • アフリカ>ニジェール>ニジェールその他の都市
テーマ:街中・建物・景色 
投稿日:2001/01/26 10:57
 ザンデールは首都ニアメに次ぐニジェールで2番目に大きな街と聞いていたのだが、意外にも街はとてもコンパクト。
 次の目的地アガデス行のバスが出る明日の土曜日まで、特にする事もないので、毎日マルシェに行って食事を物色したりしている。

 ザンデールの旧市街はとてもコンパクトなのだが、中は狭い路地が迷路の様に入り組んでいる。
 そこに赤茶けた黄土色の、砂の様なザラザラな土壁の背の低い家が、所狭しと建ち並ぶ。そこへ分け入って行くと所々にまるでオモチャの様な小さいカワイイモスクが顔を出す。

居心地よし、ザンデール散策1

 ともかく迷路の様に入り組んでいるので、毎日歩いていても同じように歩くことは思ってもできないので、毎日色々なカワイイモスクや土壁に独特な幾何学模様が描かれた家など、新しい発見しながら街歩きを楽しむ。

 もちろん「迷路」なので、方向を見失う事はしょっちゅうなので、散歩に疲れると最後はコンパス(方位磁石)を見ながら旧市街の外へ抜ける。

 そんなザンデールでの滞在も今日で最後。ようやく明日にはバスでアガデスへ出発する。

 そして最後の最後にここザンデールで試しておきたい事があるのだ。

 夕方に出並ぶ屋台に、練ったイモを小さく分けて茹でた食べ物があり、少し固いすいとんの様な、ワラビ餅のような物なのだが、こちらではこれに玉ネギやトマトの切り身を併せ、ガーリックオイルやトウガラシオイルを掛け、サラダの様に食べている。
 また別に、茹でたキャベツにキナコの様な粉を掛けて食べるサラダもある。

 こちらでは油こい料理が多いので、比較的あっさりしたサラダ風のこれらの料理を、ここのところ夕食として食べていたのだ。
 前者のワラビ餅風のものは表面は水々しくツルンとしていて食感はモチモチと堅めの正にワラビ餅。
 後者のキナコの方は多分何かの豆を挽いて作ったものと思われるほんのり甘いもので、もしかしたらピーナッツかも知れない。

 こちらではこの2つを併せて食べる事は無いようだが、夕方2つの料理を別々に頼み、ワラビ餅にキナコを掛けて食べてみると
 「ウン!日本の味だ!!」

 まさかこんなものまで現地食で味わえるとは。

 毎日魚の天プラも食べている(天ツユはないので塩で)。
 旅行前はアフリカでの食事なんてほとんど想像もつかなかったが、アフリカの食文化は多種多様。かつ、なかなか奥が深いようだ。


【食事】

朝:パン、オクロライス+パスタ、魚天プラ
昼:デイツ
夜:すいとん風茹で練りイモ+キナコ=キナコのワラビ餅、と茹でキャベツ(詳しくは本文参照)

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファーフラン)

【宿】
・(ザンデール)Hotel Malem Kalkadamu 4100CFA/W-1室 キレイで落ち着ける。建物も旧市街に見られる伝統様式でVery Good!!

キャラバン 1
キャラバン (ニジェール)ザンデール
エリア:
  • アフリカ>ニジェール>ニジェールその他の都市
テーマ:街中・建物・景色 
投稿日:2001/01/25 10:45
 朝、目を覚まして外に出てみると、街全体がモヤッと白い霧のような淡い煙のような大気に包まれている。ザンデールに着いた月曜日と、翌火曜日の2日間は空気もクリアで空は抜けるような青空で夕焼けもキレイだったが、ここ一両日は朝夕は白く煙り、日中は風が強く砂ぼこりで目が痛い。

 昨日もグラン・マルシェの奥にあるラクダや馬、ロバ、ヤギ、羊などが売買されるアニマルマーケットに行ってみたのだが、あまりの砂ぼこりにさっさと、すごすごと退散して来てしまったのだ。

 サハラ砂漠では12月から2月にかけて時おり、ハルマッタンと呼ばれる砂嵐が吹き、遠くの街までも砂で煙らせると言う。

 そのハルマッタンのせいなのかどうかわからないが、朝夕、白く煙る大気の向こうにおぼろに浮かぶ薄い太陽を背にした土壁の低い家が並ぶ旧市街は、なんとも幻想的な雰囲気をかもし出す。

 その中を、顔中にグルグルとターバンを巻き、青装束で決めたトゥアレグの男に引かれたラクダの商隊、キャラバンが、ゆっくりと路地をぬう様に歩いて行く。

キャラバン 1

【食事】

朝:パン、練乳のしょうが湯割り、揚げパン、魚天プラ、オクロライス+パスタ
昼:抜き
夜:キナコ掛け茹でキャベツサラダ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファーフラン)

【宿】
・(ザンデール)Hotel Malem Kalkadamu 4100CFA/W-1室 キレイで落ち着ける。建物も旧市街に見られる伝統様式でVery Good!!

NoPhoto
イナゴ食べれる? (ニジェール)ザンデール
エリア:
  • アフリカ>ニジェール>ニジェールその他の都市
テーマ:グルメ 
投稿日:2001/01/24 10:41
 旧市街に面した我々の安宿の前の通りには、夕方になると地べたに座り込んだおばさんのストリートフードの屋台がそちこちに並び出す。

 マルシェやバスターミナル近辺に出る屋台では、ご飯物や焼肉、魚の天ぷら、その他様々なテイストが並ぶのだが、旧市街のストリートでの主役はイナゴ。

 カノのマーケットでも、ここザンデールのマルシェでも乾燥させたイナゴがたらいに山に積まれ売られている姿は目にしていたが、料理され食べられる寸前のイナゴの姿を見るのは初めてだ。

 実は今回の旅では自分の中に食事革命が起きている。
 あまり好きではなかったアボガドが大好物に。子供の頃から大嫌いだったニンジンに至っては自分から生でそのままかじって「旨い!!」と思える程になった。奥歯で皮をむき砂糖キビをしゃぶって水分を補給するのも日常茶飯事。

 だがしかし、このイナゴだけは別だ。
 路上で揚げたイナゴを盆に広げたマミー達は「一つ味見してみろ」と手招きしている。

 スーダン、チャドでは、ブッシュに不気味に舞うこのイナゴの大群のグロテスクな姿も目の当たりにしている。
 こんな物一生食わず嫌いで構わない。

 だが心の奥の奥でもう1人の自分の小さい声がささやきかける。
 「意外においしいのかも知れないぞ。一匹だけ、一つだけ試してみれば・・・」

 好奇心という物は時になんと恐ろしい物なのか。

 おばさんに、差し出した手のヒラの上に、一匹だけ揚げた油ぎったカラカラのイナゴをのせてもらう。丸く膨らんだ胴体がグロテスクだ。
 その姿をなるべく見ない様にして奥歯でかじる。

 「カリッ」。食感は悪くない。揚げた小エビに近い。だが味は最悪。
 それはイナゴの味なのか味付けのせいなのか、ともかく油こくイヤーな後味がいつまでも口の中に尾を引く。

 小さい頃イナゴを食べたことがあるというJunkoは、最後まで一度もアフリカのイナゴを口にすることはなかった。


【食事】

朝:フランスパン、シャイ
昼:ゆでサツマイモ、魚天プラ
夜:ゆでキャベツのキナコ掛けサラダ、ゆで練りイモのすいとん風サラダ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファーフラン)

【宿】
・(ザンデール)Hotel Malem Kalkadamu 4100CFA/W-1室 キレイで落ち着ける。建物も旧市街に見られる伝統様式でVery Good!!

エキゾチック・ザンデール  1
エキゾチック・ザンデール (ニジェール)ザンデール
エリア:
  • アフリカ>ニジェール>ニジェールその他の都市
テーマ:街中・建物・景色 
投稿日:2001/01/23 10:36
 朝、銀行で両替を済ましてその足でバスステーションへ、次の目的地ニジェール北部、サハラ砂漠南端、ラクダを乗りこなす遊牧民(ノマド)トゥアレグ族の街アガデスまでのバスチケットを買いに行くと、バスは土曜日しかないとのこと。それ迄しばらくここザンデールでゆっくりせざるを得ない事となった。

 街歩きと言えばまずはマルシェ(市場)から。

 雑然と広がる屋台群は奥が深く中々の広さ。相変わらず西アフリカらしくオシャレなプリントの布をはおり、着こなし、頭に荷物を乗せて歩くご婦人方の姿が目を引く。

エキゾチック・ザンデール  1

 その中に混じって見かける顔にターバンをぐるぐる巻きにし青い装束のトゥアレグ族の男達や、細身でスラッと背が高く鼻先や頬にヘンナ風の化粧だが入墨だかでメイクアップしたトゥアレグの女性の姿には、この旅で初めて目にするせいか目を奪われてしまう。

 前から通り過がった、リンとした民族衣装のトゥアレグの女性を、通り過ぎた後も振り返ってまで見ようとすると、向こうもこの街では珍しい東洋人の姿に振り返って顔をこちらに向けており、思わず目が合い、「サバ」「ボンジュール」と気まずくも笑顔で挨拶を交わす。

 夕方、空はほんのりピンク掛かったオレンジ色の夕焼けに染まり、赤茶色の土壁の家が並ぶ旧市街が夕日に映える。
 夕涼みの乾いた風が、屋台でシャイ(茶)をすする自分とJunkoを包み込み、旧市街のモスクからはアサーンがこだまする。


【食事】

朝:ミルクティー、キャッサバ、フラワーボール、魚の天ぷら
昼:肉ソース掛けパスタ、ライス、クスクス(宿の主人がごちそうしてくれる)
夜:ゆで練りイモ(すいとん風)のサラダ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファーフラン)

【宿】
・(ザンデール)Hotel Malem Kalkadamu 4100CFA/W-1室 キレイで落ち着ける。建物も旧市街に見られる伝統様式でVery Good!!

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