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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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北京到着 (中国)北京
エリア:
  • アジア>中国>北京(ペキン)
テーマ:街中・建物・景色 ホテル・宿泊 
投稿日:2001/07/21 10:19
 昨日、蘭州を出発した列車は、夕方、中国の首都、北京の西駅に到着。

 改札を出て、案内表示に従って階段を登ると、小ギレイなバスターミナルにワゴンタイプの市バスが待機している。

 小雨が降りしきる中、大きなマクドナルドのMマークのネオンが輝く。
 北京にマクドナルド一号店が開店したニュースもまだまだ記憶に新しいと思っていたら、発展めまぐるしい中国においては、そんな話とはとっくに、「今は昔」。今や街中そこら中に、マクドナルドが幅をきかせ、大きなデパートやスーパーマーケットが軒を連ねているのだ。

 そんなマクドナルドの隣に立つ大きなホテル、その名も京華飯店。情報によると、ここのドミトリーが北京で一番の安宿との事だ。

 フロントで訪ねると、一部屋20人の大部屋のドミトリーで、一人25元(350円位)だと言う。

 「20人の大部屋なんて聞いただけで嫌がる人もいるけど、何しろ安いし中々いいのよね。」
と、隣のベッドのスペイン人のお姉さん。普段はロンドンでウエイトレスの仕事をしていて、お金を貯めては旅に出ているそうだ。

 確かに、部屋はクリーンで、じゅうたんが敷かれ、一つ一つのベッドもキレイだ。
 20人部屋と言う事で部屋が広い分、小さな部屋より開放感があり、中々リラックスできる。
 何より、こうして各国から集まった旅人達と話したり、情報交換したりと、合宿的な雰囲気も、ドミトリーの楽しさの一つ。

 2008年、北京オリンピックを迎えても、こんなに安宿が残ってくれている事を切に望む。

 「シャワーに行って来るね」とJunko。
 こうして、我々の北京での滞在が、1人2元の市バスと、25元の宿で、始まった。


【食事】

朝:レーズン
昼:カップメン
夜:マーボードーフ(ホテルのレストランにて。安くておいしい店がいっぱいある北京にあってこのホテルのレストランは高くてマズイ、最悪。泊まるだけにしましょう。)

【トラベルメモ】

1$=8元(中国元)

【宿】(北京)京華飯店 25元/ドミ一人

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中国・列車の旅 (中国)蘭州→北京へ
エリア:
  • アジア>中国>蘭州(ランシュウ)
テーマ:鉄道・乗り物 
投稿日:2001/07/20 11:30
「駅の切符売場は恐ろしい程混み合っており、外国人旅行者がそこで直接切符を買うのは困難。」
 「2〜3日前には切符を買っておく必要がある。当日に切符を買う事はまずムリ。」
 「いつも満員の列車は、きゅうくつで乗り心地は良くない。特に長距離の場合、硬座と呼ばれる一番安い座席は、シートは硬く、最悪。」

 ・・・様々な悪評を、ガイド本や、中国を旅行した事があるという人から聞いていた。
 我々が数年前に中国を列車で旅した時も、その印象は悪評にふさわしいものだった。

 ところが今回、中国に入って出会った、中国に留学している何人かの日本人などに聞いてみたところ、列車は意外に快適で、切符の購入も難しくないとの事。
 その言葉を信じて、主に列車で中国を旅している我々だが、実際、21世紀の中国の、列車での旅は、思った以上に快適だ。

 駅の切符売場はコンピュータ化されており、切符の購入は実にスムーズ。一見切符売場に人が溢れているように見えても、列に並んで待っていればそれ程待たされる事もなく、自分の順番がくる。
 並ぶ必要はなくても、整理券を持たされてひたすら待たされる、イタリア・ローマの駅で切符を買うより、中国の方がずっと早い。

 時々、列の途中から割り込もうとするやからもいるが、整列係の駅員がちゃんと見張っていて、そういうやからは厳しく列からつまみ出してくれる。

 列車の乗り心地の方もなかなか。空調完備、シートはクッションが効いていて、恐れていた様な悪いものではなかった。
 どんな長距離でも、そこで食べたり寝たりしてれば目的地についてしまうんだから、現代のシルクロードは随分気楽なものだ。

 どうやら悪評の方は昔の話で、発展めざましい今頃の中国では列車も随分良くなったようだ。

 車内に設置されている給湯器のお湯で入れたお茶をすすりながら、近くに座った中国人の家族と筆談を交えながら雑談などしたり、夜寝ている間に、昨日敦煌を出た列車は今日の朝、大都会、蘭州に到着。たった一晩でずい分東へ来たもんだ。

 蘭州で北京までの今日の列車の切符を買おうとすると、指定席は全部売り切れとの事で、「無座」と書かれた、「席が空いていれば座れる」と言う切符を購入。

 蘭州から北京まで一泊二日、もし席がなかったらキツイなと思っていたのだが、列車に乗り込むと空いている席がチラホラあり、ホッと一安心。

 実は、切符売場はコンピュータ化されていると言ってもオンライン化はされておらず、始発列車以外の通過列車の切符を買おうとすると、座席指定が出来ず、「無座」になってしまう事がよくあるそうだ。
 そういう訳なので、例え「無座」となってもそんなに悲観する必要はなく、特に長距離列車では途中駅での人の乗り降りもひんぱんで、座れる確立は高い。

 また、列車内で乗務員に頼んで差額を払えば、「無座」から空いている指定席や寝台に振りかえてもらえる。

 実際旅して、わかってくれば、意外に快適な中国の列車の旅。
 「明日はもう北京だ」
と、車内の厨房で作り立ての、熱々の中華弁当を晩メシにと、口にほおばる。


【食事】

朝:包子
昼:パン
夜:車内弁当の野菜炒め

【トラベルメモ】

1$=8元(中国元)
・蘭州→北京 硬座無座(座席指定なし)12:45発 翌18:30着 215元

敦煌の石窟  1
敦煌の石窟 (中国)敦煌→蘭州へ
エリア:
  • アジア>中国>敦煌(トンコウ)
テーマ:世界遺産 
投稿日:2001/07/19 11:25
「何だかアパートみたいだな。」

 敦煌と言えば有名な、石窟の壁画が並ぶ莫高窟。
 だが、今、目の前にあるそれは、表面はキレイに修復され、それぞれの石窟にはスチール製の扉が設置されている。
 石の窟と言うより、3階建てのアパートのようなのだ。

 石窟は自由に見てまわる事はできず、個人で来た者は、団体ツアーの後について行くように指示される。
 そして数ある石窟の中から、その団体ツアーについたガイドがセレクトしたほんのわずかな石窟だけを見る事が出来るのだ。

 各々の石窟の入口には、「アパートの扉」が付けられ、鍵がかけられており、ガイドと一緒でないと中に入れないのだ。

 せっかく来たのに、ゆっくり思う存分見てまわれないとは…。

 それでも、昔の面影を残す部分もまだ少しだがあるし、石窟の中の壁画や仏像はまあ中々ではあった。

 中国西域の入り口にある敦煌、かなり有名な人気の場所だ。
 そしてその敦煌と言えば莫高窟。期待してたよりはあっさりとしたものではあったが、ここに寄らない訳には行かないもんね。
 「世の中にはそんな場所って、あるよね。」

敦煌の石窟  1

【食事】

朝:包子
昼:パン
夜:カップメン

【トラベルメモ】

1$=8元(中国元)
・ 莫高窟 入場料80元 敦煌中心街より乗合ワゴンタクシーで往復20元
・ 敦煌→蘭州 列車 16:00発 翌8:00着 140元/硬座(指定席)
・ 敦煌駅は敦煌の街から離された柳園という街にある。敦煌→柳園(敦煌駅バスで2時間半 15元)

シルクロードの砂丘・鳴沙山  2
シルクロードの砂丘・鳴沙山 (中国) 敦煌
エリア:
  • アジア>中国>敦煌(トンコウ)
テーマ:観光地 
投稿日:2001/07/18 11:18
 敦煌の街外れにある、こじんまりとした砂丘。もちろん我々が旅して来たアフリカのナミブ砂漠やサハラ砂漠の大砂丘には遠く及ばないが、シルクロード敦煌の地にある、その名も鳴沙山(ミーシャーシャン)。そこに、この名で、ある事自体に、他にはない価値がある。「月の砂漠」に歌われる情緒があふれる、シルクロードの砂漠だ。

シルクロードの砂丘・鳴沙山  1

 午後遅く、夕暮時を狙って、観光客を乗せたラクダの行列が行き交う鳴沙山にくり出す。

 夕日に染まる砂丘を見ようと、皆、砂丘を尾根づたいに登って、そのてっぺんで座り込んでいる。
 「よし、我々も!」

 その時、砂丘の裾野からすぐ脇を見ると、
 「ねえねえ、この斜面を登って行った方が近道なんじゃない?」
 サハラを越えて来た我々、鳴沙山をなめてしまったのだろうか。この判断は魔がさしてしまったと言って良い。

 砂丘の斜面は一歩踏み出す度に砂に足がスッポリ埋まり、斜面を崩れ流れ落ちる砂に足を取られる。しかも砂の斜面はふもとから見るよりずっと急で、その頂上ははるか上の方だ。

 息を切らせ、汗をしたたらせる。途中何度も砂の上に座り込み休みながら、砂丘のてっぺんを目指す。
 「やっぱり屋根づたいに歩いた方が良かったかな…。」
砂丘の屋根は砂がつまり、砂が流れない分、歩きやすいのだ。

 だからと言って、もうある程度登ってきてしまっている。それをチャラにしてまた下まで戻って、屋根の端から歩き始めるのはもったいない。

 砂丘のてっぺんに着いた頃には、もう足も腰もクタクタ、砂の上にへたり込む。

 せっかく必要以上に頑張って登って来たのに、いつの間にか空には雲が立ち込め、砂漠のサンセットを見れずじまい。
 そして辺りが暗くなり始めた頃、
 「もうそろそろ戻ろうか。」

 カラハリ砂漠では運転していたレンタカーが砂にスタックしたり、サハラでは砂漠を歩いて越えたりとアフリカではさんざん苦しめられた砂漠。ここ鳴沙山でもヘトヘトにさせられたが、そんな砂漠の砂丘も、この旅ではこれが見納め。

 何度も振り返りながら、その絶景とさよならをする。  

シルクロードの砂丘・鳴沙山  2

【食事】

朝:なし
昼:パン
夜:野菜炒めの卵クレープ巻、うす味スープの冷面

【トラベルメモ】

1$=8元(中国元)
・ 鳴沙山 入場料50元 敦煌の街中よりワゴンの乗合タクシーで往復一人10元

【宿】(敦煌)五環賓館 15元/ドミ一人

天池  1
天池 (中国)ウルチム→敦煌へ
エリア:
テーマ:観光地 
投稿日:2001/07/17 11:09
 次の目的地、敦煌への列車は夜行で、今夜の出発。
 それまで今日は、ウルチムから日帰りで、天池へ小旅行に出る。

 ウルチムから車で1時間半程の所に位置する天池は、緑に囲まれた湖と、標高5000mを越えるボゴダ峰の景観が美しい、人気の景勝地だ。

 バスが天池入口の駐車場に着くと、予想通り、整備された森の遊歩道を観光客がそぞろ歩いている。かなりの人数だ。
 我々もその中に混じって、湖畔まで徒歩10分。

 そこは観光客が大勢たまってはいるものの、顔を上げれば広がる、湖の奥の緑と水は思ったよりずっと純朴で、更に青空にはえるボゴダ峰の白い頂が清涼憾を与えてくれる。
 なかなかすがすがしくいい所だ。

天池  1天池  2

 ただし、天池に来ればウイグル族のゲル(遊牧テント)が見れるとの事だったが、目にできるものはほぼ全てレストラン等の観光用の言わばパビリオン。ウイグル族の生活ぶりがうかがえると期待してると、間違いなく失望させられる。
 この森の深い所のどこかに、または広大な中国西域のどこそこかには、昔ながらに暮らすウイグル族の人々が残っているのだろうが。

 ウルムチ戻ると、夜市で軽く腹ごしらえ。  通り中に張り巡らされた電装が夜の市を輝かす
 こんがり焼きたてのキョーザを屋台でパクリ、デザートに甘いハミウリで喉を潤す。

 パキスタンから中国に入って、急に毎日、沢山食べたせいで、何だかこのごろ胃が重いんだよね。
 「今夜の所はこの辺にしといてやろう。」
 夜市を後にし、敦煌への夜行列車に乗る。

 遊んで、食べて、寝てれば着いちゃう。
 現代のシルクロードの旅は、そろそろ後半に突入する。。
 

【食事】

朝:トーフあんかけ、ゴマあん揚ダンゴ
昼:パン、ピーナッツ、レーズン
夜:焼ギョーザ、ハミ瓜

【トラベルメモ】

1$=8元(中国元)
・ ウルムチ→天池 往復するだけのツアーバス 往復35元
・ 天池 入場料60元 硬臥(2等寝台)113元
・ ウルムチ→敦煌 夜行列車 23:00発 翌12:00着

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