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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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NoPhoto
アフリカ最大の人口、ナイジェリアの喧騒 (ナイジェリア)カノ
エリア:
  • アフリカ>ナイジェリア>カノ
テーマ:街中・建物・景色 
投稿日:2001/01/20 16:52
 アフリカで最も人口の多い国がナイジェリアだ。ナイジェリアは言わば、アフリカのインド、どこへ行っても凄い人と聞いていたのだが、首都レゴスに次ぐナイジェリア第2の都市ここカノも正に評判通り。
 ゆっくりと道を歩けるのは朝だけ、どこへ行っても人、人、人。車、車、車。

 カノの旧市街の中心にあるクルミマーケットはアフリカ最大級のマーケットと聞いていたのだが、はっきり言ってもうカノの街中が巨大マーケット。いたる所に商店が密集し、商品を店前にまで並べている。
 その商店の前に人ひとり通れる程のスペースだけ空けて露店や屋台がズラッとひしめく。食用の乾燥イナゴもゴザの上で売られている。

 そこに商品を卸ろす者、買う者、料理する者、食べている者、ただ通り掛かる者、物凄い人混みだ。

 更に手や頭に様々な商品を乗せて徘徊する移動商店も、数え切れない程ウロウロしている。
 その前には商品を運んできたリヤカーやバイクタクシー、ミニバスが、すき間なく停められた路上駐車の車の列の前に密集。
 道脇のほんのすき間では、人が用を足し、ゴミの山が溢れ、馬やヤギがたわむれている。

 物凄い数の人や車をかき分けて、道を渡るのも道をただ歩くのも一苦労。 何よりごみごみしすぎていて息苦しくなってくる。

 Junkoによると、新市街のマーケットで、当方のポケットに手を入れている男を目撃したとか。大した物が入っていなかったので何とか難を逃れたが、危ない所だった。気をつけなければ。

 当面の目的地だったナイジェリアのカノだが、これじゃとても落ち着けない。週末が明けたら、ニジェールのビザが取れ次第、脱出しよう。

 排気ガスの煙で、目も痛い。


【食事】

朝:アカラ(すり豆揚げ、サツマ揚げのような味)、揚げエバ(練ったキャッサバ・イモのフライ、モチモチして揚げ餅風で旨い)
昼:肉スープ掛けライス、焼き魚と魚フライ(多分ニシン、子持ちで旨い)ミロ+コーヒー+ホットチョコ+しょうが湯+練乳ドリンク
夜:エバ(モチ状の揚げキャッサバ)、オクロ(オクラをすりつぶしたネバネバスープ)、焼き魚

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 104N(ナイジェリア・ナイラ)

【宿】(カノ)KanoStateCamp 1000N/W一室 トイレ・シャワー・冷蔵庫付
 キャンプと名前にあるが、ちゃんとした部屋の宿泊施設がある。両替所、中華レストランが併設、庭もあり、部屋も広くてそれなりに清潔で落ち着ける。

カメルーンのマルシェ(市場)  1
カメルーンのマルシェ(市場) (カメルーン)マルア⇔モコロ
エリア:
  • アフリカ>カメルーン>カメルーンその他の都市
テーマ:街中・建物・景色 
投稿日:2001/01/17 16:38
 スーダンのハルツームから西アフリカを目指して10日間、一度も宿に泊まらず、シャワーも浴びれず、野宿野グソは当たり前。チャドでは常時警官の恐喝に怯えさせられた。

 そして昨夜ようやくたどり着いたここカメルーンのマルア、シャワーも浴びた、おいしい食事もたらふく食べた、大きなベッドでゆっくり横になって熟睡した。

 そして生き返った我々2人。
 今日、水曜日は丁度マルア近郊のモコロというところでマルシェ(市)が立つと聞き、日帰りで行ってみることにする。
 こんな風に市場(マーケット)を余裕を持って見物に行く事ができるなんて久しぶりの事だ。

 ところがマルアのマルシェ近くだと聞いたモコロ行のバス停が、なかなか見つからない。
 尋ね歩いていると、あるおじさんが「連れて行ってやるから後ろに乗れ」とバイクの後部シートに自分とJunkoの2人を乗せて、マルシェ脇の路地にあるモコロ行のバス停まで連れて行ってくれる。
 カメルーンの人はなかなか親切な人が多いようだ。

 マルアはかなり洗練された都会の趣がある街だが、土壁にワラブキ屋根の家も並ぶモコロは大きな村と言っていいようなような街。

 そのモコロの中心から外れに至るまで、露天にズラっと一面の屋台が並び、そこを色とりどりのオシャレなプリント布をまとったマダムやマドモワゼルがしゃなりしゃなりと行き交い、マルシェに華を添えている。

カメルーンのマルシェ(市場)  1

 厳しい東西アフリカ越えの果てに目にしたその光景は、まるで楽園のお花畑のように目にうつる。

 「サバ」「サ・ビャン」
 マルシェ脇に腰を下ろしボーッとのんびりする我々に、皆笑顔で声を掛けてくれる。

 自分もJunkoも自然に笑顔で返す。
 「サバ!」「ボンジュール!!」


【食事】

朝:煮豆掛けフラワーボール、ミルクティー
昼:パン、砂糖キビ、トマト、パパイア
夜:(昨夜と同じ)トマト仕立て肉シチュー掛けライス+パスタ+キャッサバ、アボガドとトマト、バナナ等のサラダ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 660CFA(中部アフリカセーファーフラン:チャド、カメルーン等で通用)
・マルア→モコロ(ミニバス)1000CFA/1人 1.5時間

【宿】
・(カメルーン)マルアAuberge des Voyageurs 4500CFA/W-1室

最悪チャドは恐喝ポリスだらけ  1
最悪チャドは恐喝ポリスだらけ (チャド)アベシェ→ンンジャメナ
エリア:
  • アフリカ>チャド>ンジャメナ
  • アフリカ>チャド>チャドその他の都市
テーマ:街中・建物・景色 鉄道・乗り物 その他 
投稿日:2001/01/15 16:21
 朝、スーダンのゲメイナから乗って来たトラックの荷台の上で目を覚ますと、そのままトラックでアベシェのバスジャンクションまで送ってもらう。

 次の目的地、チャドの首都ンジャメナ迄は、乗合4×4のランドクル-ザーで一泊二日。乗客が集まり次第出発するようだ。

 アベシェのマーケットなどをウロウロしながら車の出発を待つ。カラフルな布をまとい、素焼きのツボなどを頭にのせて歩く女性の姿が目を引く。

 午後1時、我々2人を含め、狭い車内に14人もの乗客をギュウギュウ詰めに乗せたランドクルーザーはアベシェの街を出発。

 さすがは日本が世界に誇るTOYOTAのランドクルーザー、悪路をビュンビュンかっ飛ばす。
 快速だ!が乗り心地は最悪☆!ギュウギュウ詰めの上、悪路ですごい振動、そして砂ぼこり。今夜はここで寝るのかと思うとゆううつになる。

最悪チャドは恐喝ポリスだらけ  1

 ともかくそんな乗り心地なので、途中休憩で停まった村で車外へ出て休んでいたら、早速ポリスに連行され、パスポートを取り上げられる。「またか。」

 「マネーマネーマネー」ポリスは目を血走らせながら連呼。
 昨日のアドレに引き続き、今日もまたもや2000CFA巻き上げられる。

 その後停まった村では極力車外には降りず、顔を隠す。ヤツラ(ポリス)は外国人旅行者のカモを探しているのだ。

 立ち寄る場所場所でこんなんじゃ、全く落ち着いて旅行なんてできたもんじゃない。一体このチャドって国はどうなっているのか。
 もうしばらくシャワーなんて浴びれなくてもいい。もうひとふん張りして、さっさとこの国を抜けてしまおう。

 ・・・と狭い車内で腰を曲げて眠る。
 もう9日間もシャワーを浴びてない。体も洗っていない。


【食事】

朝:フラワーボール、シャイ(茶)
昼:トマト、デイツ
夜:同乗者にもらったラム肉サンド(ワイルドに焼かれたラム肉は固く、毛や骨まで付いていて、油ぽくとても食べれたもんじゃない。半分食べてギブアップ。その後胃もたれ)

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 660CFA(中部アフリカセーファーフラン:チャド、カメルーン等で通用)
・アベシェ13:00発→ンジャメナ翌8:00着(乗合4×4)25000FA/1人
・快速だが乗り心地は最悪。
・途中の村々でポリスの恐喝付き(我々の場合この日は総額2000CFA)

【宿】上記乗合車内

15カ国目、チャド入国  1
15カ国目、チャド入国 (スーダン)ゲネイナ→(チャド)アドレ→アベシェ
エリア:
  • アフリカ>チャド>チャドその他の都市
  • アフリカ>スーダン>スーダンその他の都市
テーマ:街中・建物・景色 鉄道・乗り物 
投稿日:2001/01/14 16:10
 「朝9時にカスタマーオフィスは開くから待って」と言われ、朝9時過ぎには「two minuits(後2分待て)」と言われたが、昨晩泊まったカスタマーオフィス前の庭でひたすら待ち続け、結局出国の手続きが終わったのは午後の1時過ぎ。
 カスタマーオフィスとは別のイミグレーション・オフィスへ車で連れて行かれ、そこでパスポートに出国のスタンプを貰うだけだったのだが・・・。

 それからしばらく待って、イミグレーション・オフィス前でチャドのアベシェ行のトラックをヒッチ。荷台に積まれた乾燥オクラの袋積めの上に乗っかる。

 ゲネイナからチャド側の国境の街アドレ迄、1時間半程の道のり。

 トラックの荷台の乗り心地は決して良くはないが、360度の大パノラマ、あちこちまるで牛やヤギや羊のように沢山のラクダが放牧されており、中にはカワイイ子ラクダを連れた親子ラクダの姿には頬をほころばされる。

15カ国目、チャド入国  1

 「ザー」。我々が乗ったトラックが通り過ぎた木から、突然数え切れない程の黒い陰が空中に舞い上がる。よく見ると、ドデカいイナゴの大群だ。
 どうやら我々はイナゴの大群地帯に入り込んだらしい。

 トラックの音に反応するのか、トラックが通り過ぎるタイミングで林立する木々から次々とイナゴの大群がまるで黒い煙のように舞い上がる。何万匹いや、それ以上だろうか、何とも不気味な光景だ。

 「チャドでは警察による恐喝がしょっ中あるので、やっかいだ。」と聞いていたのだが、早速国境の街アドレのポリスにパスポートを取り上げられ2000CFA要求される。
 チャドの入国手続きはスムーズに済んだのでホットしていた矢先だったのに、「ヤレヤレ」。
 仕方なく支払う。

 チャドに入り、日が落ちても、我々を乗せたトラックは途中の村々で休息を取りながらもアベシェへ向けて走り続ける。

 荷台のオクラの上に横になって夜空を見上げる。無数に星が散りばめられた星空。天の川が視界に迫ってくる。見慣れたオリオン座の中に、あんなにも沢山の星があったなんて、今夜の星空は今迄見た中でも一番の美しさだ。

 「真ん中を開けて!!」
 途中停車したとある村で、トラックの乗務員がジェスチャーで我々に指示する。

 何事かと思ったら、村から毛布でくるまれた病人(またはケガ人)が担ぎ込まれてくる。トラックの荷台の中央に敷物を敷き、そこに病人の女性を寝かせ、そのまわりに我々とトラックの乗務員(従業員)そしてその病人の付き添いの人達が囲む様に座り、病人が荷台から落ちないように配慮する。

 腕時計が日付を越えた2:30を示す頃、アベシェに到着。
 スーダンとチャドには時差が2時間あるので、チャドの現地時間では12時半と言うことになる。

 小ギレイなアベシェの街の病院の前には、立派な救急車が停められているではないか。
 我々のトラックに病人が乗りこんできたような小さな村には、電気も電話もない。せめて無線でも備えて救急車を呼べるようにしておかないと、この病院も救急車もほとんど意味がないのではないか。

 何とかチャド入国を果たし、アベシェに到着した我々2人。今夜も病院前の駐車場に停められたトラックの荷台で一泊。

 もう野宿野グソは当たり前。ハルツームを出てからすでに一週間、一度も宿に泊まらずシャワーも浴びれず・・・。


【食事】

朝:デイツ(なつめヤシの実)、ミルクティー
昼:すりピーナツシチュー、パン
夜:ローストチキン

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 250SD(スーダンディナー)
1US$ ≒ 660CFA(中部アフリカセーファーフラン:チャド、カメルーン等で通用)
ゲネイナ→(チャド)アベシェ(トラックをヒッチ)2000SD/1人 
※ゲネイナ14:00発→アベシェ翌12:30着
※途中(チャド)アドレでポリスに2000CFA取られる。
※両替はゲネイナ、アドレ、アベシェとも可能だが、他の国境のように両替屋の方から寄ってきたりしないので自分から積極的に探す必要がある。
・チャドのビザが必要。 我々はエチオピア・アジスアベバで取得。

【宿】上記移動トラックの荷台

NoPhoto
砂漠の中を列車は走る (スーダン)ハルツーム→ニャラ<列車2日目>
エリア:
  • アフリカ>スーダン>ハルツ−ム
  • アフリカ>スーダン>スーダンその他の都市
テーマ:街中・建物・景色 鉄道・乗り物 グルメ 
投稿日:2001/01/08 15:31
 ハルツームからニャラ行の列車に乗って2日目。

 我々の乗っている車両は2等、1室8人のコンパートメントだ。寝台ではなく、4人掛けの長イスでの夜行列車、きゅうくつで、寝心地は決して良くないが、同乗のスーダンの人達は皆良い人ばかりだ。

 一人は熟年のお父さん。ハルツームで大学生の息子が見送りに来ていた。何でもチャド、そしてカメルーン迄行くそうなので、「良かったら一緒に行きましょう。」と、言葉は全く通じないのだが、ジェスチャーで伝える。
 他には学校の先生が2名、英語が喋れる。終点のニャラ迄は行かず途中で降りるのだそうだ。

 食事どきになると、この先生達は途中停車した駅で仕入れた、トマトやルッコラ、玉ネギなどの野菜を大きめのみじん切りにし、それに揚げたパン粉や豆ペーストで軽く味付けし、同じコンパートメント内のみんなでパンと一緒に食べるのだ。

 一体誰がスポンサーなのか、皆で割勘にしているのか、不明なのだが、我々も食事の度に、パンに各種野菜のみじん切りをはさんだサンドイッチをタダでごちそうになる。有難くも、おいしく、皆で楽しいひと時だ。
 今日途中から乗って来たおじさんには、ローストチキンならぬ、ローストピジョン、ハトの丸焼きまでごちそうになる。

 窓の外にはラクダの姿も増え始めた。
 そして今夜も列車は超低速で、ニャラを目指して、走り続ける。


【食事】

朝:ゆで玉子
昼:朝と同じ
夜:野菜サンド

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 250SD(スーダンディナー)
・ハルツームからニャラ(列車)
※ハルツームノース駅より毎週一便、日曜発。
※切符は木曜日より同駅で発売。以下の4種のクラスがある
特等 18000D/1人 寝台
1等 6000D 1コンパートメント6名の座席
2等 4500D 1コンパートメント8名の座席
3等 3500D コンパートメントでない車両
※我々は2等を利用。2等はほぼ満室。1室8名で車両は人でごった返し、いつもゴチャゴチャしているが、1等はすいていて、1室6名定員の所、3〜4名程、ゆっくり眠れ、旅のストレスは低そう。 予定通りなら3日で着くそうだ。途中駅でお茶や食料は買えるが、水は用意して行った方がいい。

【宿】夜行列車

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