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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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世界遺産の街クマシ ?  1
世界遺産の街クマシ ? (ガーナ)ボルガタンガ→タマレ→クマシ
エリア:
  • アフリカ>ガーナ>ガーナその他の都市
  • アフリカ>ガーナ>クマシ
テーマ:街中・建物・景色 世界遺産 
投稿日:2001/02/18 17:14
 ボルガタンガを後にし、タマレでミニバスを乗り継いで、再びガーナの南部へ。アクラに次ぐガーナ第2の都市クマシがへ向かう。

 ガーナ南部の大西洋沿岸は熱帯雨林が広がる熱帯気候だが、北部は比較的湿度も低く過ごし易いサバンナ性の気候。
 車窓の外にはギザギザのヒダで固められた独特の形のアリ塚が点在している。サバンナ性と言っても、程良く湿度もあるので、木々の緑は生き生きしている。

 やがて辺りに熱帯雨林や、バナナやヤシの木のプランテーションが目立ち始めると、南部のクマシの街に到着。

 ここクマシ、一見アクラとそう変わらない大都会だが、何故かユネスコの世界遺産に指定されているのだ。

 普通、世界遺産と言うと、遺跡や自然公園などが堂々としているものなのだが、ここクマシにいたっては、一体どこの何が世界遺産なのだか、事前に調べても一向にわからない。実際、今、来て見ても単なるアフリカ近代都市の一つにしか見えない。

世界遺産の街クマシ ?  1

 明日クマシの見所とされているマーケットやカルチャーセンターを訪れてみる予定だが、今日はもう夕刻。宿を取って寝ようと、タクシーを拾うも、このタクシーの運チャン、新米でクマシの地理を全く把握しておらず、道端の人に道を尋ねながら、あっちをオロオロ、こっちをウロウロ。
 人がよさそうな運チャンだっただけに憎めず、ようやく宿に着くと、
 「頑張って道を覚えてネ!!」
とエールを贈る。

 アクラと変わらぬ都会だと思っていたここクマシだが、今日は日曜日のせいなのか、24時間不眠都市の賑わいを見せるアクラと比べると、夜はいたって静か。

 晩御飯を食べる所を探したが、レストランや食堂はどこもやっていないので、露店の揚ヤムイモ(フライドヤム)を買って、Junkoと二人で宿のバルコニーでムシャムシャかじりつく。

 ホッと一息つくこの瞬間が結構楽しかったりする、ガーナの夜の旅の一コマだ。


【食事】

朝:パン、バナナ
昼:ジョルフライス、フローズンヨーグルト
夜:パン、揚魚、フライドヤム

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 6600C(ガーナ・セディ)
・ボルガタンガ→タマレ(ミニバス)2.5時間 7000C/1人+2500C/荷1コ
・タマレ→クマシ ミニバス 7時間 16000C/1人+4000C/荷1コ
◎どちらもバスはひんぱんにある。

【宿】
・(クマシ)Plesbiteryan GH(ゲストハウス) 20000C/W-1室
※安い、広い、庭があり落ち着ける。多分ミッション系、居心地良し!!

シルグ村 幾何学模様の伝統集落  1
シルグ村 幾何学模様の伝統集落 (ガーナ)ボルガタンガ
エリア:
  • アフリカ>ガーナ>ガーナその他の都市
テーマ:街中・建物・景色 
投稿日:2001/02/17 17:01
 朝、タクシーをハイヤーしてボルガタンガ近郊のシルグ村へ向かう。
 シルグ村は幾何学模様の独特なペインティングを装った、伝統的な家並みが有名なガーナ北部の見所とされている所だ。

 タクシーは30分程舗装路を走ると、幹線路からダートの支線路へ、それ曲がる。
 しかしダートの道と言っても良く舗装されており、大してストレスも感じる事なく、スムーズにシルグ村に到着。

 確かに見渡すと、そちこちに独特な幾何学模様が描かれた、ドロを固めたような伝統的な家々が点在している。
 ただ、家々をよく見ると、トタン屋根や壁をセメントで補修した家も目立つ。

 到着したばかりの我々を村の人が自慢気に紹介してくれた家もセメントの真新しい壁の上に幾何学模様が描かれていた。
 大変申し訳ないのだが、そこは我々の求める物とは違うので、写真も撮らずパス。

 目を凝らしながら、古ぼかしいワラブキ屋根に土壁にペインティングされている家を見つけ、写真を撮らせてもらう。

シルグ村 幾何学模様の伝統集落  1

 セメント壁の家のペインティングも、今は伝統的な顔料が使われていると言う事だが、それがペンキに変わってしまう日もそう遠くはないかも知れない。
 我々がカメラの収めたイメージ通りの伝統的な家も、いずれ修復が必要な時が来れば、ワラブキ屋根はトタン屋根に、土壁はセメントになってしまうだろう。

 アフリカの思わぬ発展ぶりを目の当たりにし、さびしいとか哀愁を感じるとか言うのは、先進国から来た旅人の勝手な感情だろう。
 伝統的な家並みを文化財指定でもしてわざわざ保存でもしない限り、シルグ村の幾何学模様の伝統集落も、今がラストチャンスと言って良いだろう。

シルグ村 幾何学模様の伝統集落  2

 午後、ボルガタンガに戻ると、マーケットには、ここでも先進国からの救援物資の衣料品が山と積まれ、露天に広げられ売られている。
 我々もその安さに惹かれ、つい、オシャレなTシャツを1枚10円程で購入。

 西アフリカはガーナの北辺の街や村にさえ、先進国から押し寄せる物資と近代化の波。
 特に平和で政権が安定し、民主的で英語を話し、キリスト教が普及し、アメリカとも良好な関係を維持している、欧米諸国からみてアフリカの中の良い子、ガーナは近年、先進諸国からの援助を受け、目まぐるしい発展をしているという。
多分、きっとそれはガーナの人々にとっても良い事なのだろう。

 そう言えば、国連の事務総長、アナン氏はガーナ人だ。

 先日自分がマラリヤでお世話になった病院でも、欧米製の医薬品や治療器具が完備されていた。
 どこへ行っても街中には、白人の観光客が目に付き、観光収入もガーナの一大収入源となっているそうだ。


 (ガーナ後日談)ガーナ人の国連の事務総長、アナン氏は、2001年10月、ノーベル平和賞を受賞されました。さぞガーナの人々も喜ばれたことでしょう。 


【食事】

朝:パン、バナナ
昼:TZ、ココナツスープ
(TZはイモをついてネバリ気を出したフーフー「東アフリカでいうウガリ」味はまあまあ、食べれなくはない)
夜:ゆで玉子、パン、バナナ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 6600C(ガーナ・セディ)
・ボルガタンガ→シルグ村(タクシーを1台ハイヤー) 3時間程で50000C(往復、待機)、移動自体は片道1時間程
※トロトロと呼ばれる格安のミニバスで行っても十分見てまわれる。シルグ村ではガイド料5000C 半強制的に支払わせられた。

【宿】
・(ボルガタンガ)Black Star Hotel 27000C/シングル1室
※シングルを2人で利用させてもらった。

NoPhoto
ガーナ北端、辺境の街だと聞いていたけど (ガーナ)タマレ→ボルガタンガ
エリア:
  • アフリカ>ガーナ>ガーナその他の都市
テーマ:街中・建物・景色 
投稿日:2001/02/16 16:49
 確かに、タマレからボルガタンガに向かうバスの車窓からは、日干しレンガで造られたまるでドロを固めた様な西アフリカならではの伝統的な集落が点在するのを見る事ができた。
 その姿はカメルーンやニジェールで見たものに似ている。

 だが、タマレから完璧に舗装されたモータウェイの先に現れた、ガーナ北端、辺境の地と思われたボルガタンガの街は、小じんまりとしているとは言え、意外にも小ギレイで都会的な趣だ。

 西アフリカに入って以来ずっと、その意外なまでの近代的な発展ぶりに驚かされ続けている。

 日本ではアフリカの中ではポピュラーな旅行先のケニアやタンザニアと言った東アフリカより、西アフリカの方がずっと洗練されており、旅行もし易いと言うのが正直な感想だ。

 素朴な町並みの残るニジェールでさえ、主要道路は舗装され、大型バスや乗合タクシーが主要都市間をビュンビュン行き交っている。
 銀行ではクレジットカードでキャッシングもできるし、スーパーマーケットもある。商店には日用品から薬、電気製品に到るまであらゆる商品が並べられている。

 そしてその発展ぶりの度合いは、ベナン、トーゴと、進むたびに増し、ついにガーナではアメリカの地方都市と見間違える程になってしまった。

 我々はつい、アフリカと言うと土着的で原始的なものを求めてしまいがちだが、今やそれは、日本に侍や芸者の姿を求めるのと同じ事なのかもしれない。

 今夜もガーナの北端、西アフリカのど真ん中、ボルガタンガのキレイな宿で、併設されたバーから24時間なりやまないアメリカン・ポップスと、週末を楽しむスーツ等でおシャレを決め込んだ地元のガーナ人の姿を横目に、床に着く。

 確かに居心地はいい。旅行もし易い。
 ただ、 「ここは本当にアフリカなんだろうか?」


【食事】

朝:パン、バナナ
昼:パン、バナナ、オレンジ
夜:ジョルフライス(豆入り炊き込み御飯、辛かった・・・)、揚魚、サラダ、ゆで玉子、パン、バナナ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 6600C(ガーナ・セディ)
・タマレ→ボルガタンガ(ミニバス)3時間 7000C/1人+2500C/荷1コ
◎バスはひんぱんにある。

【宿】
・(ボルガタンガ)Black Star Hotel 27000C/シングル1室
※シングルを2人で利用させてもらった。部屋は明るくてキレイ、夜は併設のバーが少々ウルサイ。

NoPhoto
意外に発展している西アフリカ (ガーナ)アクラ→タマレ
エリア:
  • アフリカ>ガーナ>アクラ
  • アフリカ>ガーナ>ガーナその他の都市
テーマ:街中・建物・景色 
投稿日:2001/02/15 16:42
 病院を出て25日間、薬も飲むのをやめて3日目、依然体調は良い。

 確信は持てないが、多分マラリヤは直ったと思われる。

 そろそろ旅の続きを再開しようという訳で、今日はガーナ北部の街タマレへバスで向かう。

 まだ、ガーナでは首都で大都会のアクラしか見ていない。
 遥か北の田舎街はどんな所なのかと思ったら、着いてビックリ。

 アクラの活況ぶりとは比較にならないものの、道は完璧に舗装され、銀行にはATMも完備、ガソリンスタンドは24時間営業、思ったよりもずっと都会だ。

 明日は更に北、伝統的な集落も残されていると言うブルキナファソ国境近くのボルガタンガを目指す。

 日本で地図を広げて見る限りでは西アフリカの秘境的な場所に位置しているが、実際目にするそこは一体どんな所なのだろうか。

 明日その正体が明らかになる・・・。


【食事】

朝:パン、バナナ
昼:バナナ
夜:パン、バナナ、揚プランテーン(料理用巨大バナナ)

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 6600C(ガーナ・セディ)
・アクラ→タマレ(STC社バス)7:00発 19:00着 35000C/1人+3000C/荷1コ

【宿】
・(タマレ)AlHassan Hotel 19250C/W-1室
※広くて小ギレイ、何より安い!!なかなか良い宿。

NoPhoto
救援物資マーケット (ガーナ)アクラ
エリア:
  • アフリカ>ガーナ>アクラ
テーマ:買物・土産 街中・建物・景色 
投稿日:2001/02/14 19:02
 そう今日2/14はバレンタインデー。バレンタインと言えばチョコレート。
 そして何たるグッドタイミング、そのバレンタインの日に我々はチョコレートで有名なガーナに居るではないか!!

 と言う訳で、マーケットに出て見るも売られているのは外国産、主にヨーロッパ製のチョコレートばかり。かろうじてガーナ産と思われるココアの粉末は目にしたが、結局今日はガーナ産のチョコレートを見つける事はできなかった。

 替わりに目を引いたのは、マーケットで売られている衣料品。

 まるでフリーマーケットの様に路端に広げられた服やクツは、見るからにどれも古着だが、どれも状態は良く、ともかく安い。

 こんな状態のいい衣料品をアフリカの人達が手離す訳がない。
 これは恐らく、欧米や日本から贈られた救援物資が横流しされてか、売られている物なのだ。

 南アフリカは喜望峰から旅を始めてもう半年余り。クツの中はボロボロ、クツ下もシャツも穴だらけ。

 地元の人に混じって広げられた古着、古グツの山からシャツやクツ下、クツを新調。
 状態も良く、新品と見間違える程のスニーカーがわずか40000セディ≒600円。シャツは3000セディ≒50円。

 救援物資にと学校や会社で毛布や古着を寄付した事のある日本の皆さん、済みません!
 あなたが寄付した服を、今、日本から来た我々が破格の安さで買い戻してしまったかも知れません。
 許してください…。


【食事】

朝:パン、ホットチョコドリンク
昼:(中華)春巻き、チャーハン、焼ソバ、エビ野菜炒め
夜:パン、ゆで玉子、バナナ、オレンジ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 6600C(ガーナ・セディ)
・コートジボワールビザ 3000C/1人 1ヶ月 シングル

【宿】・(アクラ)Crown Prince Hotel 33750C/W-1室

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