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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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アジスの晩餐1
アジスの晩餐 (エチオピア)アジスアベバ
エリア:
  • アフリカ>エチオピア>アジスアベバ
テーマ:旅行準備 グルメ 
投稿日:2000/12/18 17:26
 朝、スーダン大使館にて無事に、思っていたよりあっけなくスーダンビザを受け取ると、アジスアベバでの仕事は全て完了。すっかり親しんでしまったアジスでの滞在も今日が最後。

 さあ今日は豪遊だ!!
 まずはブレックファースト。アジスの真ん中、ピアッツァにあるその名もCentral Pastryのオープンカフェでカフェラテ(ワタツ=ホットミルクとブンナ=コーヒーのハーフハーフ、甘いがカップに並々と注がれ、泡立っていてとてもおいしい)にデニッシュとクッキー。二人前でこれで100円もしない。

 ランチはPizzeriaのテーブルで、ラージサイズのツナピザ。イタリアの薄い生地ともパン生地とも違うナンをもっとカリッと焼き上げたような生地の上にトロ〜リチーズ、トマトペースト、オニオン、ガーリック、ツナ。サクサクッとした食感としつこくないチーズのトロみが旨い。
 もう一枚と「インディアン・ピザ」を頼む。すっかりターメリック風味のピザが出てくるものと期待していたのだが、焼き上がって出てきたのはネギがのっかったトマトペーストのピザ。
 「ネギ=アジア風だからインディアン?」
 「それとも野菜のみの具=ベジタリアン≒インディアンてこと?」
これには失笑させられるが味はまずまずで、ご愛嬌。一枚100円程度、二枚で200円。
 お腹いっぱいだが、デザートにアボガドの生ジュースも。大きなグラスに1杯40円程度。

 そしてディナーはお待ちかね、ノブさん、イヌエさんファミリーとドロ・ワットパーティーだ。

 ノブさん、イヌエさんファミリーには、アジス滞在中すっかりお世話になりっぱなしだったので、今日はほんの気持ちと、スーパーでチキンを丸一匹買って差し入れしたのだ。
 ドロ・ワットとはチキン作る具をインジェラにのせる料理で、牛や羊、ヤギで作るものより高価で格式が高いとされ、こちらでは特別な祝い事のような時でしか出されないそうだ。レストランのメニューにのっている事も少なく、料理にも手間が掛かるのだそうだ。

 そういう訳で、夕方からは、イヌエさん、イヌエさんの妹のタイチさん、そして見習いにJunkoも交えてドロ・ワット作りが始まる。

 申し訳なかったのは、ドロ・ワットの料理には手間だけでなく、材料も調味料もトリ肉以外にいろいろ必要で、それらはイヌエさん達が用意してくれてしまった事。トリも一匹じゃ足りないと、もう一匹追加してくれたのだ。返ってお金を使わせてしまいました。かたじけない。

 そして、またまた来ましたイガクリ頭の見慣れた顔。
 「ようっ!!ホント、アンタラとは縁があるっていうか、これで何度目かな?」
とジローさんと一緒にイヌエさんちに入ってきたのは奥平さん。
 「ハラレでしょ、マラウィ湖、ダルエス、ウガンダのカバレ、ナイロビ。」
と指折り数えると
 「これで6度目ですね。」
 何の申し合わせも約束もしていないのに、しかも我々2人は明日、ここアジスを発つという日の夕刻に、バッタリ顔を合わせるとは。
 しかも今夜はドロ・ワッパーパーティーの日。エチオピアに入ってわずかしか過ごしてないのにいきなりエチオピアで一番おいしく格式の高いディナーを家庭料理で味わえるなんて、奥平さんも運がいい。

 やはり料理にはかなり手間が掛かるらしく、出来上がったのは、夜の10時過ぎ。みんなお腹ペコペコで食らいつく。

 大きなお皿にインジェラが敷かれ、その真ん中には煮込まれたトマト色のいい香りのドロ・ワット。それを皆で囲み、インジェラを手でちぎってドロ・ワットを巻いて、つけて、口に運ぶ。
 旨い。何とも言えないコクと味わい。鳥の皮の食感もインジェラと合う。ドロワットソースで煮込まれた、味がしみたゆで玉子に、鳥肉も格別だ。

アジスの晩餐1

 「これは旨い!」
自分もJunkoもジローさんもノブさんも奥平さんも口をそろえる。
 「ワシがエチオピアで食べた中で、もちろんこれが一番だ。」
とラッキーな奥平さん。

 文句なし、この旅で美味しかったモノNO.1。このドロワット調理中、見習いのJunkoはレシピを取ったので日本に帰ったら挑戦して、インジェラは無理でも、パスタやご飯に掛けてもいけるだろう。

 今まで長い移動などでお腹が空いた時、ひもじい時、思い出すのは決まって大好物のお寿司だったが、この日以来このドロ・ワットが仲間入りした。


【食事】

朝:ワタツ、デニッシュ、クッキー、ケーキ
昼:ツナピザ、インディアン・ピザ、アボガドジュース
夜:インジェラ、ドロ・ワット

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
・アジスでいくつかインターネットをあたりましたが、どこもダウンしてるとの事でインターネットは出来ませんでした。出来る場合は1分1Bだそうです。

・スーダンVISA 60US$ 1ヶ月内入国有効、入国後1ヶ月滞在可 3営業日後受取 要日本大使館のレター(添え状)

【宿】 (アジスアベバのビアッサ)Park Hotel 20B/W1室

NoPhoto
高地アジスアベバ (エチオピア)アジスアベバ
エリア:
  • アフリカ>エチオピア>アジスアベバ
テーマ:街中・建物・景色 グルメ ホテル・宿泊 
投稿日:2000/12/17 17:18
 エチオピアの首都、アジスアベバの標高は2400m。ボリビアのラパス、メキシコシティに次ぐ世界で三番目に高い所にあるキャピタル・シティ(首都)だ。

 特に暑かったハラルから戻った我々には、アジスのそよ風は肌に涼しい。それは、時に心地よく過ごし易く、時に肌寒い程。

 今泊まっている安宿は、ホットシャワーはなく水シャワーのみ。夜、日が暮れてから浴びるととても寒く、風邪をひきそうになってしまう。

 そこで、今日もイヌエさんちで遅い昼食を頂くと、「そろそろ」と日なたぼっこ兼散歩に出る。日なたを選び、坂の多いアジスの街をふらふらし、程良く汗をかいた頃宿に戻って、体が温かいうちに夜をまたずにシャワーを浴びるのだ。

 こうしてさっぱりしてから、夕方再びアジスの街に夕食に繰り出す。

 すっかり思い出深い所となったここアジスでの滞在もあとわずか。
 今日はディナーでも楽しもうか?イタリア領有時代の名残で、アジスには目移りする程おいしいものがたくさんあるのだ。

 スパゲティ? PIZZARIAでピザ? それともPASTRYで甘くないアボガドのフルーツジュースにデニッシュで軽く済まそうか?
 どれを選んでも二人で100円もしないのだから。


【食事】

朝:コーヒー入ワタリ(カフェラテ)とデニッシュ、ケーキ
昼:インジェラ
夜:ピザ(本文では二人で100円もしないと書いたが大きなベジタブルピザ一枚約100円を二人で分けて食べた所、あまりにおいしくておなかをふくらましながらももう一枚ツナピザを食べてしまい、結局二人で200円も、かなりぜいたくなディナーを頂いてしまいました)

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)

【宿】
・アジスアベバPark Hotel 20B/W1室

フレッシュ・フルーツジュース1
フレッシュ・フルーツジュース (エチオピア)アジスアベバ
エリア:
  • アフリカ>エチオピア>アジスアベバ
テーマ:街中・建物・景色 グルメ 
投稿日:2000/12/16 17:14
 朝、またまたアジスアベバに舞い戻る。来週の月曜日に予定通り無事スーダンのビザが貰えれば、火曜日にはエチオピアの北部に発ち、そのままスーダンへ抜ける予定だ。

 すっかり居心地が良くなってしまったここアジスでの滞在もあとわずか。その間、まだ試していないことで、是非試しておきたいものがる。その一つを試そうと、昼前、宿を取ると、ピアッサのPastory(喫茶店)へ。

 オーダーは「スプリッス!!」。

 スプリッスとは、いわゆるフルーツミックスジュース。アボガド、パパイア、オレンジ、バナナ、グアバの生の果実をそれぞれ絞り、大きいジョッキに順番に注いでくれるのだ。
 ジョッキの中ではそれぞれの果実の色合が層になり、カラフルで見た目にも楽しめる。

フレッシュ・フルーツジュース1

 付け合わせのレモンを絞り掛け、濃厚な果実ジュースを、飲むと言うより、小さい細いスプーンですくって頂く感じだ。
 おいしい、さっぱり、すっきり。これもエチオピアの名物なのだ。

 午後はノブさん、イヌエさん家族、そしてジローさんと一緒に、アムストロキ地区のアジスアベバ大学へ。お目当てはここの博物館。

 アジスアベバ大学の博物館は、かつてのエチオピア皇帝、ハイレセラシェのパレスだった建物で、豪華けんらんを極めた寝室やバスルームがそのまま残されている。
 また、エチオピア各地の文化、風習、民族、伝統楽器などの展示もなかなかで、これで入場料ひとり20Bはお値打ちだ。

 すっかり仲良くなったイヌエさんの妹のタイチさんとjunkoは、この博物館の行き帰り、手をつないで歩いている。

 いつの日か、タイチさん達を日本に招いてあげたいものだが、日本人のダンナさんと結婚して日本に住んでいる姉を持っていても、日本のビザを取るのは、観光ビザでさえ至難の業だと言う。その為ノブさん達の結婚式にと、イヌエさんの家族を日本に呼ぶこともできないそうだ。
 こんなにやさしく日本を愛してくれている人達なのに、いったいなぜだろう。


【食事】

朝:マンタジ、サンブサ(豆入りサモサ)
昼:フルーツジュース、ケーキ
夜:インジェラ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
・アジスアベバ大学の博物館 入場料20B

【宿】・アジスアベバPark Hotel 20B/W1室

NoPhoto
ボーイ詐欺 (エチオピア)ハラル→アジスアベバ
エリア:
  • アフリカ>エチオピア>エチオピアその他の都市
  • アフリカ>エチオピア>アジスアベバ
テーマ:ホテル・宿泊 
投稿日:2000/12/15 17:06
 昨日日が暮れてやっと感じわかり始めたハラルの趣。だが昨日の日中、時間もおしてるし、もう充分だろうと、今日のアジス行のバスの切符を買ってしまったのだ。

 ここハラル、他のメジャーな観光地のような「これだ!!」って言う目玉はない。
 暇つぶしに「どれ、こっちの路地に入ってみるか」なんてふらふらしてると「あれ、ここから見るとまた雰囲気が違うな。」と言うように、スルメをかむように、じわじわとその良さが伝わってくる。ハラルとは、そんなところなのではないか。

 できれば朝だけでも今一度、ハラルの旧市街を歩き、路地を振り返ってみたかったのだが、バスは早朝5時発。なぜかエチオピアの長距離バスは皆早朝発と決まっているのだ。
 うしろ髪を引かれる思いで、早朝ハラルの街を後にする。

 夜、アジス行きのバスは例によって途中ナザレという街で一泊。
 我々も宿を取って部屋代を支払い、食事をして帰ってくると、宿の人が金を払えと言う。
 「さっき払ったじゃないか。」
どうやら夕食前に我々が部屋代を支払った相手は、宿の人ではなく、いわゆるサギ、ドロポー。宿の従業員になりすまし、我々から宿代を引ったくって行ったのだ。

 「でもあの男に我々が支払いをした時、他の従業員も周りにいて見ていたじゃないか。」
バスの他の乗客も加勢してくれ、何とか、宿のおかみを説得。我々は二重に宿代を支払わなくて良いことに決着。
 おかみには申し訳なかったが、宿が被害を被ることになってしまった。今後は、気を締め直して気を付けなければ。


【食事】

朝:パン
昼:スパゲティ
夜:アサ・ラブラブ(白身魚を炒めたもの)

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
ハラルからアジスアベバ(バス)49B/1人
朝5時集合6時発途中ナザレで一泊

【宿】上記バスが停まったマザレの宿 8B/W1室

NoPhoto
エチオピア・イスラムの聖地 (エチオピア)ハラル
エリア:
  • アフリカ>エチオピア>エチオピアその他の都市
テーマ:街中・建物・景色 世界遺産 
投稿日:2000/12/14 16:54
 城壁に囲まれ、路地が入り組むイスラムの聖地「ハラル」。
 「イスラムは今ラマダン中、ハラルも異様な雰囲気に包まれているかも。」
期待と不安を胸に、朝、ハラルの街に降り立つ。

 「壁って言うのはどこだ?」
よく見ると、ガレキや草ぼうぼうの陰に、何とも言えない貧相な小さい、壁と言うより塀がかろうじてある。
 石の門をくぐると、壁に囲まれたオールドタウンの中央を、アスファルトの道路が突っ切り、道沿いには小ギレイな商店が並ぶ。

 ラマダン(断食中)との事だが、幾つか閉まっている店もあるものの、ほとんどの商店、レストランは開業し、道にはたくさんの車や人々が行き交っている。
 「何だ、全然普通じゃん。」
これじゃアジスの街とそう変わらない。
 変わっているのは、朝から汗がしたたる程の暑さと、人々の中に淡いカラーの薄手の布をまとった女性が目に付く事くらい。

 オールドタウンの中央広場にある安宿にチェックインして少々休んだ後、「見どころ」と言われる所を一通り巡り歩く。 大モスク、フランスの詩人ランボーが住んでいた家、布屋街、マーケット。
 オールドタウンの外周は思っていたよりずっと小さく、ちょっと歩いて気づくともう反対側の壁から外にでてしまっていて、その向こうには、やせた緑の丘陵が拡がる。

 とにかく日差しは強烈、暑くてぜいぜいする。2時間も歩くとヘトヘトで、宿に戻る。
 「期待して、時間もないのにバスで2日もかけて来たのに、この程度?暑いしもう充分だ。」

 唯一目を魅いたのは、マーケットに、鼻やアゴに斑点模様のイレズミをほどこしたうら若き少女達の姿。そのエキゾチックな美しさに写真をとってもいいかと尋ねると、皆あからさまに嫌悪の表情。いくばくかのお金を払えば喜んで、というわけでもなさそうで、本当に嫌がっている様子なので「そこまでしても」と写真を断念。

 昼下がりは、宿のバルコニーからぼーっとハラルを眺めて過ごす。

 夕方ようやく涼しくなり始めたので、宿にばかりいてもと今一度散歩に出る。
 すると、「おやっっ」どうも日中見た様子と違っている。

 薄暮の暮れゆく日差しに、路地の白い壁が染まり、そこからオレンジや赤の布をなびかせ女性達が出てくる。 見上げると、路地の上に古ぼけた小さいモスクがある。

 城壁都市と聞いて、シリアのアレッポやモロッコのフェズの様な所を想像していたのだが、むしろギリシャのエーゲ海のさびれた小島の街並みと似ている。
 教会の代わりに小さいモスクが、そして淡いカラーの布をまとう女性達が、ここハラルの独特の雰囲気をかもしだしている。

 すっかり日も暮れて、宿に戻ると、宿の前の中央広場の周辺になにやらズラッと屋台が出ている。近寄って見ると、パンやクッキー、パイ等のお菓子がズラッと並んでいる。

 赤い糖蜜がかかったでっかい揚げ春巻きのようなパイを一つ食べてみると、中には、くだいたピーナッツがぎっしり、シナモンの風味がして美味しい。これはアジスでは見なかった。かつてシリアで食べたパイに似ている。これもハラルならではの味わいだろう。

 それにしても、日が暮れてから味がしみでるここハラルの街並、なかなかの雰囲気だがこんな薄暗くちゃ写真を撮るのも難しい。

 ここでもまた思い知らされる。大したことないかと思えばいい雰囲気になり、写真も難しい。移動には時間が掛かる。エチオピアというところはなかなか手強い、穴取れない。


【食事】

朝:パン
昼:スパゲティ
夜:ピーナツパイ(50セント=0.5B →10円しない)、スパゲティ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)

【宿】
Academy Hotel 10B/W1室
(中央広場教会の向かい 看板もないので人に聞いて教えてもらうしかない)
・バルコニーがあり落ち着ける。
・部屋、トイレとも値段の割にキレイ。
・水はあるが、シャワーはなし。
※ホテル前の通りを大モスクに向かうとすぐシャワー屋がある。1B/1人

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