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- 26カ国目、モーリタニア (セネガル)ダカール→ロッソ→(モーリタニア)ヌアクショット
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エリア:
- アフリカ>セネガル>ダカール
- アフリカ>セネガル>セネガルその他の都市
- アフリカ>モーリタニア>ヌアクショット
- テーマ:街中・建物・景色 その他
- 投稿日:2001/03/10 15:05
朝早く、ダカールのガール・ルティエール(バスステーション)から、乗合タクシーで、モーリタニアとの国境の街ロッソへ向かう。
ロッソの街の国境に流れる川。この川の向こうはモーリタニアだが、国境の川に架かる橋は見当たらない。
渡し舟での国境通過だ。
ロッソのイミグレでセネガル出国のスタンプをパスポートに貰って乗込もうとすると、小さな舟は既に人がいっぱいで、見るからに満員。
身を小さくして、肩とお尻をくっつけ合って座って待っている人達に、更に無理矢理お尻をつめてもらって、我々2人の荷物とお尻をその間に放り込む。
「ギューッ☆」
「いくら?」
と尋ねると、
「1人1000フラン」
と船頭のおじさん。すると脇の方から
「ノー、ノー!一人500フランでしょ。」
助けてくれたのは、ボランティアで来ていると言うアメリカ人の女性2人組。
「ヌアクショットまで、(乗合タクシーか何かの)車で行くんでしょ。一緒に行きましょう。」
モーリタニア側の岸で舟を降りて、入国手続きをしていると、2人組のアメリカ人女性がスーツ姿の中年男に話掛けられている。どうやら男は車を持っているようで、2人を車に誘っている様に見える。
乗合タクシーの客引かと思って近づいて行くと
「日本人ですか?」
と日本語で話しかけられる。
その中年のおじさん、日本で働いていた事もあると言う、モーリタニア人のビジネスマンで、日本語が喋れるのだ。
車は、ピカピカのシトロエン。もちろんパワーウインドウにエアコン付。その車でアメリカ人女性2人と我々日本人2人をヌアクショット迄乗せて連れて行ってくれると言う。
「ベリー、ラッキー!」
アメリカ人女性2人組は、大はしゃぎで大喜び。
こんな時つい「恐縮」して、「サンキュー」と口ずさむ日本人の我々2人。
車が走り始めると、国境の川一つ越えただけなのに、モーリタニア側の景色はセネガルとは一変する。
車窓の外に拡がるのは、どこまでも続く乾き切った大地。
正に今、我々はサハラ砂漠に立ち入ったのだ。
ガレキの荒野型の砂漠の向こうには、こんもりと幾つものなめらかな丸い頂きをたずさえた砂丘が照りつける日射しに敢然と輝く。

驚いた事に、そんな何もない砂漠の中に、テントの集落や村が点在している。
「こんな厳しい環境の中で、いったいどうやって暮らしていけるんだろうか。」
余りにも自分が暮らす場所とは異なるその有様に、心の中で素朴な疑問が湧き上がる。
「もうひと山ありそうな気がする。」とはJunkoの弁。
そう、我々のアフリカ縦横断の旅最後の難関と見込まれる、「サハラ越え」の幕が、今、上げられたのだ。
【食事】
朝:揚パン
昼:リ・ポワソン
夜:ミカン
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファ・フラン)
1US$ ≒ 250UG(モーリタニア・ウギア)
・ダカール→ロッソ(乗合タクシー) 5時間 5000CFA/1人+7500CFA/荷1コ
・ロッソ国境の川の渡し舟 500CFA/1人 1分
・モーリタニア入国税 200CFA
・ロッソ→ヌアクショット(親切な人の車に乗せてもらう/無料) 3時間
・モーリタニアのビザ 必要。 我々はマリのバマコで取得。
【宿】
(ヌアクショット)Auberge le Relais 3500UG/W-1室
※ヌアクショットは首都の割に小さい街だが、フォレックス・ビューローが沢山あり、CFAフラン、USD、FF等両替できる。VISAカードでキャッシングできるビューローもある。又、インターネットカフェも沢山ある。
ロッソの街の国境に流れる川。この川の向こうはモーリタニアだが、国境の川に架かる橋は見当たらない。
渡し舟での国境通過だ。
ロッソのイミグレでセネガル出国のスタンプをパスポートに貰って乗込もうとすると、小さな舟は既に人がいっぱいで、見るからに満員。
身を小さくして、肩とお尻をくっつけ合って座って待っている人達に、更に無理矢理お尻をつめてもらって、我々2人の荷物とお尻をその間に放り込む。
「ギューッ☆」
「いくら?」
と尋ねると、
「1人1000フラン」
と船頭のおじさん。すると脇の方から
「ノー、ノー!一人500フランでしょ。」
助けてくれたのは、ボランティアで来ていると言うアメリカ人の女性2人組。
「ヌアクショットまで、(乗合タクシーか何かの)車で行くんでしょ。一緒に行きましょう。」
モーリタニア側の岸で舟を降りて、入国手続きをしていると、2人組のアメリカ人女性がスーツ姿の中年男に話掛けられている。どうやら男は車を持っているようで、2人を車に誘っている様に見える。
乗合タクシーの客引かと思って近づいて行くと
「日本人ですか?」
と日本語で話しかけられる。
その中年のおじさん、日本で働いていた事もあると言う、モーリタニア人のビジネスマンで、日本語が喋れるのだ。
車は、ピカピカのシトロエン。もちろんパワーウインドウにエアコン付。その車でアメリカ人女性2人と我々日本人2人をヌアクショット迄乗せて連れて行ってくれると言う。
「ベリー、ラッキー!」
アメリカ人女性2人組は、大はしゃぎで大喜び。
こんな時つい「恐縮」して、「サンキュー」と口ずさむ日本人の我々2人。
車が走り始めると、国境の川一つ越えただけなのに、モーリタニア側の景色はセネガルとは一変する。
車窓の外に拡がるのは、どこまでも続く乾き切った大地。
正に今、我々はサハラ砂漠に立ち入ったのだ。
ガレキの荒野型の砂漠の向こうには、こんもりと幾つものなめらかな丸い頂きをたずさえた砂丘が照りつける日射しに敢然と輝く。

驚いた事に、そんな何もない砂漠の中に、テントの集落や村が点在している。
「こんな厳しい環境の中で、いったいどうやって暮らしていけるんだろうか。」
余りにも自分が暮らす場所とは異なるその有様に、心の中で素朴な疑問が湧き上がる。
「もうひと山ありそうな気がする。」とはJunkoの弁。
そう、我々のアフリカ縦横断の旅最後の難関と見込まれる、「サハラ越え」の幕が、今、上げられたのだ。
【食事】
朝:揚パン
昼:リ・ポワソン
夜:ミカン
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファ・フラン)
1US$ ≒ 250UG(モーリタニア・ウギア)
・ダカール→ロッソ(乗合タクシー) 5時間 5000CFA/1人+7500CFA/荷1コ
・ロッソ国境の川の渡し舟 500CFA/1人 1分
・モーリタニア入国税 200CFA
・ロッソ→ヌアクショット(親切な人の車に乗せてもらう/無料) 3時間
・モーリタニアのビザ 必要。 我々はマリのバマコで取得。
【宿】
(ヌアクショット)Auberge le Relais 3500UG/W-1室
※ヌアクショットは首都の割に小さい街だが、フォレックス・ビューローが沢山あり、CFAフラン、USD、FF等両替できる。VISAカードでキャッシングできるビューローもある。又、インターネットカフェも沢山ある。

- 世界遺産「ゴレ島」 (セネガル)ダカール
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エリア:
- アフリカ>セネガル>ダカール
- テーマ:世界遺産
- 投稿日:2001/03/09 15:00
午後、大西洋に面したアフリカ大陸のほぼ西端、ここダカールの街の港から、ゴレ島行の船に乗る。
ダカールの港から船で30分程の沖合にある小さな島、ゴレ島は、かつて奴隷の積出港として使われていた島で、今も当時のフランス植民地時代そのままの街並が残る世界遺産の島だ。
だが、現在のゴレ島には、そんな悲惨な歴史の面影もなく、青い空の海をバックに植民地時代の趣のある美しい街並の路地に、お土産物屋が並び、美しい布をまとった地元のマダム、マドモワゼル達に混じって、沢山の白人観光客がそこを闊歩している。
波音と大西洋からの風が目に肌に心地いい。静かで、ピースフル。ゆったりと時が流れている。

ダカールの街に戻り、日没後、繁華街の土産物屋で物色していると、一見の屋台で、カワイい布地の小さなバックを1000CFAだと言うので、1000CFA札を差し出すと、その土産物屋の男、やっぱり1500CFAだからあと500CFAよこせと言ってくる。
すかさずその男の腕をつかみ、ねじり、握っていた、こちらが支払った1000CFA札を奪い返す。
「せっかくゴレ島でゆったりのんびりしていい気分になってたのに・・・。」
すっかり暗くなったダカールの街を、2人で速足で宿に戻る。
ゴレ島こそ静かだったとは言え、ここは大都会、ダカール。治安も良くないときいている。
「やっぱり夜は大人しくしていようよ。」
【食事】
朝:パン、カフェオレ
昼:リ・ポワソン(炊込ご飯の上に煮魚とゆで野菜をのせたもの)
夜:パン、ゆで玉子、マンゴ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファ・フラン)
・ダカール→ゴレ島(船)3000CFA/1人往復
※今日、午前中、情報ノートが置いてあるというダカールの日本大使館に行ってきました。本も沢山あり、気軽に入って見る事ができます。貸りる事もできるそうです。とても親切な大使館で感心しました。
【宿】
(ダカール)Hotel Provincial 3800CFA/W-1室
ダカールの港から船で30分程の沖合にある小さな島、ゴレ島は、かつて奴隷の積出港として使われていた島で、今も当時のフランス植民地時代そのままの街並が残る世界遺産の島だ。
だが、現在のゴレ島には、そんな悲惨な歴史の面影もなく、青い空の海をバックに植民地時代の趣のある美しい街並の路地に、お土産物屋が並び、美しい布をまとった地元のマダム、マドモワゼル達に混じって、沢山の白人観光客がそこを闊歩している。
波音と大西洋からの風が目に肌に心地いい。静かで、ピースフル。ゆったりと時が流れている。

ダカールの街に戻り、日没後、繁華街の土産物屋で物色していると、一見の屋台で、カワイい布地の小さなバックを1000CFAだと言うので、1000CFA札を差し出すと、その土産物屋の男、やっぱり1500CFAだからあと500CFAよこせと言ってくる。
すかさずその男の腕をつかみ、ねじり、握っていた、こちらが支払った1000CFA札を奪い返す。
「せっかくゴレ島でゆったりのんびりしていい気分になってたのに・・・。」
すっかり暗くなったダカールの街を、2人で速足で宿に戻る。
ゴレ島こそ静かだったとは言え、ここは大都会、ダカール。治安も良くないときいている。
「やっぱり夜は大人しくしていようよ。」
【食事】
朝:パン、カフェオレ
昼:リ・ポワソン(炊込ご飯の上に煮魚とゆで野菜をのせたもの)
夜:パン、ゆで玉子、マンゴ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファ・フラン)
・ダカール→ゴレ島(船)3000CFA/1人往復
※今日、午前中、情報ノートが置いてあるというダカールの日本大使館に行ってきました。本も沢山あり、気軽に入って見る事ができます。貸りる事もできるそうです。とても親切な大使館で感心しました。
【宿】
(ダカール)Hotel Provincial 3800CFA/W-1室

- 25カ国目、セネガル (セネガル)ダカール
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エリア:
- アフリカ>セネガル>サンルイ
- テーマ:その他
- 投稿日:2001/03/08 14:53
「マンゴが美味しい!」
まるで熟れ頃の桃の様に、皮の表面が赤ピンクや黄色がかっている。
昨日我々が乗ったバマコ発ダカール行列車の同室のコンパートメントの2人が、大きな洗面器に山盛りのマンゴを購入したのだが、食べ切れず、多くを荷台に放棄したまま途中駅で降りて行ってしまったのだ。
Junkoと2人で、列車の窓から身を乗り出し、大きなバオバブの木が点在する熱い大地の風を受けながら、甘〜いそのマンゴに次々にしゃぶりつく。
列車は今日も一日走り続け、セネガルのダカールには深夜到着。
ダカールはあまり治安が良くないと聞いていたので、宿までのタクシーを探すも、どのタクシーも深夜に到着した外人の旅行者の足もとを見て、法外な料金を要求してくるので、人に道を尋ねながら歩いて行く事にする。
深夜、人影まばらなダカールの街を恐る恐るゆっくりと歩く。
「そのホテルはあっちの方にあるが、今夜は満室だよ。オレはそこのホテルで働いてるから知ってるんだ。」
暗がりでホテル迄の道を尋ねた一人の男、よく見るとどうも怪しい風ぼうだ。
「一応行って、(直接自分で)聞いてみるよ。」
お目当ての安宿は駅から程近く、すぐに到着。
レセプションで尋ねると部屋はあいているとの事。
すると、その怪しい男、我々の後を付け、ホテルのレセプション迄入って来るではないか。
「この男は何者ですか?このホテルの従業員だと言っていたが本当か?」
とレセプションに尋ねると、レセプションの人も、奥にいるホテルの従業員も、白人のおじいさんオーナーも、皆一斉に首を振る。
「オレがホテルを案内してやったんだから金をくれ。」
と、完全に居直ったこの男を皆で外に追い出す。
くわばらくわばら。明日からも気を付けないと。
【食事】
朝:マンゴ
昼:マンゴ
夜:ローストチキン、ミカン
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファ・フラン)
・セネガルのビザは、日本人旅行者は不要。
【宿】
(ダカール)Hotel Provincial 3800CFA/W-1室
まるで熟れ頃の桃の様に、皮の表面が赤ピンクや黄色がかっている。
昨日我々が乗ったバマコ発ダカール行列車の同室のコンパートメントの2人が、大きな洗面器に山盛りのマンゴを購入したのだが、食べ切れず、多くを荷台に放棄したまま途中駅で降りて行ってしまったのだ。
Junkoと2人で、列車の窓から身を乗り出し、大きなバオバブの木が点在する熱い大地の風を受けながら、甘〜いそのマンゴに次々にしゃぶりつく。
列車は今日も一日走り続け、セネガルのダカールには深夜到着。
ダカールはあまり治安が良くないと聞いていたので、宿までのタクシーを探すも、どのタクシーも深夜に到着した外人の旅行者の足もとを見て、法外な料金を要求してくるので、人に道を尋ねながら歩いて行く事にする。
深夜、人影まばらなダカールの街を恐る恐るゆっくりと歩く。
「そのホテルはあっちの方にあるが、今夜は満室だよ。オレはそこのホテルで働いてるから知ってるんだ。」
暗がりでホテル迄の道を尋ねた一人の男、よく見るとどうも怪しい風ぼうだ。
「一応行って、(直接自分で)聞いてみるよ。」
お目当ての安宿は駅から程近く、すぐに到着。
レセプションで尋ねると部屋はあいているとの事。
すると、その怪しい男、我々の後を付け、ホテルのレセプション迄入って来るではないか。
「この男は何者ですか?このホテルの従業員だと言っていたが本当か?」
とレセプションに尋ねると、レセプションの人も、奥にいるホテルの従業員も、白人のおじいさんオーナーも、皆一斉に首を振る。
「オレがホテルを案内してやったんだから金をくれ。」
と、完全に居直ったこの男を皆で外に追い出す。
くわばらくわばら。明日からも気を付けないと。
【食事】
朝:マンゴ
昼:マンゴ
夜:ローストチキン、ミカン
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファ・フラン)
・セネガルのビザは、日本人旅行者は不要。
【宿】
(ダカール)Hotel Provincial 3800CFA/W-1室

- ダカール行き国際列車 (マリ)バマコ→(セネガル)ダカール
-
エリア:
- アフリカ>マリ>バマコ
- アフリカ>セネガル>ダカール
- テーマ:街中・建物・景色 鉄道・乗り物 グルメ
- 投稿日:2001/03/07 14:48
我々を乗せたセネガルのダカール行のオンボロ列車は、朝9:15、マリのバマコ駅をほぼ定刻通り出発。
「ジェンネにドゴンにトンブクゥ・・・。見所満載で西アフリカの旅のハイライトと言われてるマリをもう出ちゃうの?」とお思いの方、済みません。実は約5年前、マリは2人で一度旅してまわってるんです。その様子は、自分のホームページで写真と併せて少し載せてあるので、興味のある方は見てみて下さい。
犠牲祭の翌日だからなのだろうか。車内はガラガラ、8人乗りのコンパートメントはどこも2人から4人位までしか乗っていない。
通常列車出発日の前日の朝から売出される切符も、昨日は犠牲祭の祝日なので、夕方からのわずかな時間だけの売出しだった。
話はそれるが、昨日面白かったのが、バマコの駅の切符を買いに行った時。
エアコンがガンガンに効いた、切符売りのおじさんが座る窓口内は、何故か明かりがなく、薄暗い室内にはロウソクが立てられ、おじさんはこちらが支払ったお金をロウソクの火にかざして金額を確認している。
「エアコンを動かす電気があるんなら、電灯位付ければいいのに・・・。」
そう言えばバマコの駅には幾つも時計が設置されているのだが、そのどれもが止まっているか、全くもって狂ったまま。まともな時間を指し示す時計は一つもなかった。
列車はバマコの街を抜けると、やがて一面マンゴの木々が茂るマンゴのプランテーションの中を走り抜ける。
列車がマンゴの木々を抜けた所にある小さな駅に停車すると、乗客はこぞってマンゴを買い求めている。
赤ピンクや黄色いよく熟れたマンゴからは、甘くいい匂いがする。
窓から身を乗りだして、我々もマンゴを購入。
皮をむいてかじり付くと、
「ウン、甘くて美味しい」
しかもとってもジューシーだ。
手はマンゴの蜜でベトベト、顔と体は、風と一緒に窓から入り込むディーゼル機関車の出すススだらけ。
楽しいのか、ツライのか・・・。
列車は快調に、ダカールに向かって走り続ける。
【食事】
朝:パン、ゆで玉子
昼:パン、バナナ、みかん、マンゴ
夜:パン、バナナ、みかん、マンゴ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファ・フラン)
・バマコ→ダカール(夜行列車)1等 34625CFA/1人 9:15発 翌23:30着
「ジェンネにドゴンにトンブクゥ・・・。見所満載で西アフリカの旅のハイライトと言われてるマリをもう出ちゃうの?」とお思いの方、済みません。実は約5年前、マリは2人で一度旅してまわってるんです。その様子は、自分のホームページで写真と併せて少し載せてあるので、興味のある方は見てみて下さい。
犠牲祭の翌日だからなのだろうか。車内はガラガラ、8人乗りのコンパートメントはどこも2人から4人位までしか乗っていない。
通常列車出発日の前日の朝から売出される切符も、昨日は犠牲祭の祝日なので、夕方からのわずかな時間だけの売出しだった。
話はそれるが、昨日面白かったのが、バマコの駅の切符を買いに行った時。
エアコンがガンガンに効いた、切符売りのおじさんが座る窓口内は、何故か明かりがなく、薄暗い室内にはロウソクが立てられ、おじさんはこちらが支払ったお金をロウソクの火にかざして金額を確認している。
「エアコンを動かす電気があるんなら、電灯位付ければいいのに・・・。」
そう言えばバマコの駅には幾つも時計が設置されているのだが、そのどれもが止まっているか、全くもって狂ったまま。まともな時間を指し示す時計は一つもなかった。
列車はバマコの街を抜けると、やがて一面マンゴの木々が茂るマンゴのプランテーションの中を走り抜ける。
列車がマンゴの木々を抜けた所にある小さな駅に停車すると、乗客はこぞってマンゴを買い求めている。
赤ピンクや黄色いよく熟れたマンゴからは、甘くいい匂いがする。
窓から身を乗りだして、我々もマンゴを購入。
皮をむいてかじり付くと、
「ウン、甘くて美味しい」
しかもとってもジューシーだ。
手はマンゴの蜜でベトベト、顔と体は、風と一緒に窓から入り込むディーゼル機関車の出すススだらけ。
楽しいのか、ツライのか・・・。
列車は快調に、ダカールに向かって走り続ける。
【食事】
朝:パン、ゆで玉子
昼:パン、バナナ、みかん、マンゴ
夜:パン、バナナ、みかん、マンゴ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファ・フラン)
・バマコ→ダカール(夜行列車)1等 34625CFA/1人 9:15発 翌23:30着
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