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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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北京ダック  1
北京ダック (中国)北京
エリア:
  • アジア>中国>北京(ペキン)
テーマ:街中・建物・景色 グルメ 
投稿日:2001/07/27 11:23
 昨夜、万里の長城・黄花城の上で夜を明かした我々。
 夏の北京の街中はかなり蒸し暑いのだが、さすがに、郊外の黄花城の上で迎える明け方は、冷え込み、朝は寒さに目を覚まさせられる。

 すがすがしい朝の空気を肺いっぱいに深呼吸すると、長城・黄花城を下りる。

 畑地に囲まれてた黄花城、細い道路によって2つに分断されている。
 「この道は、日本がここの長城を壊して作ったんだよ。」
と、道沿いただ一軒あるお店のおばさん。もちろんの事の真偽は定かではない。

 全く未整備で草ぼうぼうの黄花城、観光客向けの施設など全くないのかと思っていたら、池の向こうに小さい真新しいホテルが一軒ばかり。ここもいつまで、こうして無料で自由に立入る事ができるだろうか。

 今日は、我々2人の最後の北京。明日は天津へ立つ。

 黄花城上で一泊して万里の長城も満足した。そして最後の最後は、「最後の晩餐」だ。 北京で、最後の晩餐にふさわしくは、そう、「北京ダック」!!

 黄花城へ一緒に行った面々と、更に2人の日本人旅行者を加え、総勢7人で夜、わざわざ北京中心街、前門の繁華街へくり出す。

 レストランの個室の真中のには、もちろん円くクルクル廻るテーブル。
 そして、表面がこんがりと焼かれた北京ダックが登場。エビアンカケのオコゲも「ジュワッ」といい音を鳴らしている。湯葉料理も美味しそうだ。

北京ダック  1

 テーブルをぐるぐる廻して、さんざん舌筒を鳴らし、お腹いっぱい食べて、お会計をきくと、一人当り16元。250円もしない。
 北京ダックまで頼んだフルコースで250円なんて、マクドナルドより安い!!皆その価格に感動している。

 北京ダックを北京で食べて、ここに北京での日々のクライマックスを迎えたのだ。


【食事】

朝兼昼:キクラゲ他中華炒め料理
夜:(レストランディナー)北京ダック、湯葉包料理、おこげ、スープ他

【トラベルメモ】

1$=8元(中国元)

【宿】(北京)京 飯店 25元/ドミ一人

NoPhoto
北京・下町歩き (中国)北京
エリア:
  • アジア>中国>北京(ペキン)
テーマ:街中・建物・景色 グルメ 
投稿日:2001/07/25 11:10
 今日で北京5日目。
 昨日迄の4日間で、中心部の繁華街にも足を伸ばした、天安門広場も、故宮も、万里の長城も行った。

 そこで今日は、アフリカから旅して来た我々の真骨頂、宿のある北京中心地の外れにある一帯を、気のままにふらふらと散策に出る。

 まず、ゆっくりと宿の近くに架かる橋を渡る。橋下を流れる川は、見るからに汚れまくっている都会のドブ川だ。
 日本の都会でも、今でこそ川の水はキレイになってきたが、一昔前は悪臭が立ち込める程のドブ川だった。発展めざましい大都会北京、まだまだ環境に配慮するまでにはいたっていない様だ。

 橋を渡った所にあるマクドナルド前の広場には、屋台が立っている。そこでせいろで蒸されて湯気のあがる包子(パオツ)と、ワンタンスープを、朝食にする。
 異国の街角でゆっくりと朝食を取る。たったそれだけの事が、実にぜいたくな時間を過ごしている気にさせてくれる。これも旅の楽しさだ。

 更に中国の旅のいい所は、我々日本人は、街角でもバスの中でも、同じ顔立ち由に、地元の人にうもれてしまえる事。時々、中国語で話し掛けられてしまう程だ。

 朝食を済ますと、朝から車や自転車が元気に行き交う大通りに沿って、しばらく歩く。

 「ここにもマクドナルドがある。」
 「あそこには原色の派手なデコレーションのケーキが並ぶケーキ屋さん。」
 「スーパーもあちこちあるね。」

 やがてお店もまばらになり、通りが殺伐として来た頃、何だかにぎやかそうな路地を発見。
 「きっと庶民的な市場じゃない?」

 近寄って見ると、その通り。路地沿に露天がズラッと並ぶ市場だ。

 体育館の様な建物に入って見ると、中には巨大なクツ市場。カワグツ、サンダル、スニーカーどれも激安だ。
 クツ市場を出る頃には、Junkoの手には、おしゃれなサンダルが入った手さげ袋。一足わずか20元(300円位)。
 「日本で売られているのもほとんど中国製だもんね。さすがに卸元のこっちは安いよ!!」
と、Junkoはホクホク顔だ。

 外の露店では、果物から日用品から様々な物が売られている。
 その奥の更に一段と活気があるエリアに、魚市場を発見。食用から金魚まで威勢良く売られている。

 そんな市場の一角の中華弁当屋、様々な種類の作り立ての惣菜が、屋台の上に並ぶ。
 「あれとこれとそれ。あ!あっちもおいしそう、あっちも入れて。」
発泡スチロールの容器が閉まらない程、いっぱい、てんこ盛りに入れてもらって、更にもう一つ容器にはご飯が山盛り。これでわずか2.5元(=30円)。

 相変わらずすごい量なので、一人前を2人で分けても胃が苦しい。
 デザートにアイスやヨーグルトも頂いて、蒸し暑い北京の昼時の体をクールダウン。

 「胃が疲れてるはずなんだけど、朝、昼と、結構食べちゃったね。」
なんて言い合いながら宿に戻ると、同じドミトリー(合部屋)に居る日本人の人から、
 「あのー…」と話し掛けられる。

 「みんなで夜、どうですか?」
晩ご飯のお誘いだ。

 中華料理は、目移りしそうな位、色んなおいしい物があって、どれも安いんだけど、何しろ量が多くて。大勢で行って色々頼む方が、楽しめるのだ。

 夜、我々2人を含めて総勢5人で、レストランのオープンエアのテーブルに座る。
 「胃は疲れているハズだったんだけど…。」

 熱々のアンカケがおこげの上に垂らされ、「ジューッ!!」といい音を立てている。


【食事】

朝:包子、ワンタン
昼:野菜炒め盛り合せ弁当、中華菓子、アイス、ヨーグルト
夜:(レストランでディナー)おこげ、スープ、各種肉や野菜料理、5人で食べきれない程食べて、一人わずか10元=120円。

【トラベルメモ】

1$=8元(中国元)

NoPhoto
北京到着 (中国)北京
エリア:
  • アジア>中国>北京(ペキン)
テーマ:街中・建物・景色 ホテル・宿泊 
投稿日:2001/07/21 10:19
 昨日、蘭州を出発した列車は、夕方、中国の首都、北京の西駅に到着。

 改札を出て、案内表示に従って階段を登ると、小ギレイなバスターミナルにワゴンタイプの市バスが待機している。

 小雨が降りしきる中、大きなマクドナルドのMマークのネオンが輝く。
 北京にマクドナルド一号店が開店したニュースもまだまだ記憶に新しいと思っていたら、発展めまぐるしい中国においては、そんな話とはとっくに、「今は昔」。今や街中そこら中に、マクドナルドが幅をきかせ、大きなデパートやスーパーマーケットが軒を連ねているのだ。

 そんなマクドナルドの隣に立つ大きなホテル、その名も京華飯店。情報によると、ここのドミトリーが北京で一番の安宿との事だ。

 フロントで訪ねると、一部屋20人の大部屋のドミトリーで、一人25元(350円位)だと言う。

 「20人の大部屋なんて聞いただけで嫌がる人もいるけど、何しろ安いし中々いいのよね。」
と、隣のベッドのスペイン人のお姉さん。普段はロンドンでウエイトレスの仕事をしていて、お金を貯めては旅に出ているそうだ。

 確かに、部屋はクリーンで、じゅうたんが敷かれ、一つ一つのベッドもキレイだ。
 20人部屋と言う事で部屋が広い分、小さな部屋より開放感があり、中々リラックスできる。
 何より、こうして各国から集まった旅人達と話したり、情報交換したりと、合宿的な雰囲気も、ドミトリーの楽しさの一つ。

 2008年、北京オリンピックを迎えても、こんなに安宿が残ってくれている事を切に望む。

 「シャワーに行って来るね」とJunko。
 こうして、我々の北京での滞在が、1人2元の市バスと、25元の宿で、始まった。


【食事】

朝:レーズン
昼:カップメン
夜:マーボードーフ(ホテルのレストランにて。安くておいしい店がいっぱいある北京にあってこのホテルのレストランは高くてマズイ、最悪。泊まるだけにしましょう。)

【トラベルメモ】

1$=8元(中国元)

【宿】(北京)京華飯店 25元/ドミ一人

ウルムチの夜市  1
ウルムチの夜市 (中国)トルファン→ウルムチ
エリア:
テーマ:街中・建物・景色 グルメ 
投稿日:2001/07/16 11:05
 さすが、新彊ウイグル自治区の州都だけに、ウルムチの都会ぶりには目を丸くするにばかり。

 中心街には、おしゃれなビルやショップが立並ぶ。ここだけ見ていたら、新宿や渋谷とそんなに変わらない。

 歩いている人々も皆オシャレで、アフリカから来た日焼けした顔の我々の方が、よほどいなか者の様だ。

 そんなウルムチが、らしさを見せてくれたのは夜。
 繁華街から程外れた一本の道に、毎日、夜市が立つのだ。

 通り中に張り巡らされた電飾が夜の市を輝かす。
 所狭しとズラッと並んだ屋台の飲食店。

 それが1km以上も続いている。

 調理するのも、売るのも、喰うのもすごい熱気だ。

 これぞ食の大国、中国の西域最大の街、ウルムチの真随だろう。

ウルムチの夜市  1

 そして、ひしめき合う屋台じゅうから沸き上がる、湯気と炎の火の粉。
 隣を見るとブタの顔、少し歩くと目の前には積まれたタニシ、おっとあそこに足を動かしているカニもいる。

 食われる方もすごい熱気だ。

 「ちょっとあんたー、食べてかない、おいしいよー!」
と、屋台のおばさん。

 「ごめん、おばさん。おいしそうなんだけど食べて来ちゃったんだよ。明日また来るかもしれないから。」
 今夜はそのパワーに圧倒され放しで、退散をよぎなくされた我々2人だった。


【食事】

朝:マントゥ
昼:ローストチキン
夜:拌面、カボチャと羊肉のギョウザ

【トラベルメモ】

1$=8元(中国元)
・ トルファン→ウルムチ バス 2時間48元

【宿】新彊飯店 17元/ドミ一人

トルファン・シルクロード史跡めぐり  4
トルファン・シルクロード史跡めぐり (中国)トルファン
エリア:
  • アジア>中国>トルファン(吐魯番)〔新彊ウイグル自治区〕
テーマ:観光地 街中・建物・景色 
投稿日:2001/07/15 10:50
 今日は、トルファン郊外に広く点在するシルクロード遺跡をツアーバスでまわる。

 まず最初に訪れたのは、ベゼクリク千仏洞。

 手前にあるチープなテーマパーク、西州天聖園・シルクロード芸術館なるものばかりが目立つ。
 テーマパークの前では、ある意味立派、ある意味チープな、大きな孫悟空像が視界をさえぎる。

 一帯は、カラカラに焼けたハゲ野の谷だが、谷底に流れる川沿いだけは緑に恵まれており、谷にへばり付くようにつつましく暮らす地元の人々の畑も見える。
 時折、そこではしゃぎ家畜を追う子供の姿や、ロバの引く荷車に乗るおばさんの姿もあり、そちらを眺めている方が楽しかった。

 千仏洞内には、特に見るべき物もないとの事だったので、立ち入らず。

 次に訪れたのは高昌故城。
 今日巡った中ではここが一番よかった。それなりにシルクロード情緒を感じる事ができた。

 入口ゲート前に並ぶお土産屋には、ウイグル族の民族衣装や伝統工芸品が雑然と並び、もちろん売るのもウイグル族の人々。
 かわいらしい民族衣装をつけ、観光客の気を引こうとする土産売りの女の子達もいる。

トルファン・シルクロード史跡めぐり  1

 高昌故城の遺跡の方も中々。
 だだっ広い遺跡はほぼ廃虚ではあるが、この地にこれだけの大きい都市が築かれていたかつての姿をしのぶ事ができる。三蔵法師(玄宗)もガンダーラへ向かう途中、滞在した所だ。

 次は、火焔山。

 確かに炎が並んだ様な山肌だが、同じ様な山はパキスタン国境からここまでの間、バスや列車の中から幾つも見た。

トルファン・シルクロード史跡めぐり  2

 西遊記に登場する山だそうで、ここにも見晴らしポイントには孫悟空の巨像。

 ここで午前の部は終了、観光用のぶどう園で昼食。

 料理は高いが食堂では、摘み立てのぶどうやスイカ、ハミ瓜が食べ放題。これは嬉しい。

 観光用と言っても、レーズンやワインの土産物屋がひしめく通りのまわりは、全て本物のぶどう畑。

 ともかく今回、カシュガルで強く印象に残ったのは、「シルクロード」より、名産のこのぶどう。
 ここでも、棚からは、幾つものたわわに実ったぶどうがぶらさがっている。

トルファン・シルクロード史跡めぐり  3

 Junkoが土産物屋でテイストしたワインは、一びんわずか5元だったそうだ。
 (もちろんテイストのみで買いはしなかったが。)

 午後訪れたカレーズ。
 シルクロードの時代からある、地中に井戸から横穴を掘って畑に水をひく地下水路の事で、ペルシャがその起源だそうだ。

 観光用に開放されたカレーズは、立派すぎる巨大でエグい門構えとチープな博物館の奥に、見学し易い様に天井を削られ、地下ではなく青天井にさらされている。
 水路はコンクリートでかためられ、狭い水路脇の見学通路には観光客が溢れている。

 カレーズの仕組みはわかったが、シルクロードの情緒はなし。相変わらずレーズン等のお土産屋がひしめきあっている。

 今日、最後に訪れた交河故城。

 ここは、地面を掘り下げて作ったシルクロード都市国家跡でほぼは廃虚ではあるが、地面に掘り下げられた道を歩き、人の背丈の何倍もある掘り抜きの壁を見上げ、
 「あそこら辺がお寺だったんだ」
などと、シルクロードに物が人が文化が行き交っていたのだと想う。

 今日は一日、この様にトルファン郊外の名所をまわって思った事を最後にもう一つ。

 どこへ行っても人、ヒト、ひと…。もちろんイタリア程ではないが、どこも観光客で溢れ返っている。
 日本人観光客の姿も多いが、中国人観光客も随分いる。経済発展で余裕のできた中国人達が国内旅行を楽しんでいるのだ。
 ここでも「発展めざましい中国」を、見せつけられる。

 それでも繁華街を出て、小さい街を通り過ぎたり、道中拡がるぶどう畑で人々がカゴにぶどうを摘む姿を見たりと、街中にいるよりはずっとトルファンを楽しむ事ができた。

 今や、一大観光地化したシルクロードは、うたかたの夢の跡。
 時代は21世紀、ここに暮らす人々の今の夢は何だろう?


【食事】

朝:おかゆ、包子(パオツ)、拌面 (バンメン、別名ラグメン)、スイカ、ぶどう
夜:拌面、マントウ

【トラベルメモ】

1$=8元(中国元)
** 本日まわったトルファン郊外の見所(詳細は本文参)**
・ ベゼクリク千仏洞 中には入らず(入るには入場料がいる)。
・ 高昌故城 入場料20元
・ アスターナ古墳 外から見る限り、少しだけ盛り上がった単なる荒地。その下の古墳内に入るとミイラが見られるらしいが、たいした事ないとの事でスキップ。内部を見学する場合は入場料がいる。
・ 火焔山 単なる山なので見学無料。
・ ぶどう溝 観光用ぶどう畑。溝内に入るには入場料20元がいるが、我々は立ち入らなかった。
・ 蘇公塔 18世紀に造られたモスク。外からでも良く見えるので外からだけで充分。我々も外から見たのみ。(入るには要入場料20元)。
・ カレーズ 20元
・ 交河故城 30元

※上記全てまわる一日バスツアーを利用 50元
→ 後からわかったのだが、時間をかければ、全てローカルバスを乗り継いで簡単にまわれる。
 バスターミナルにある路線図を見ると良い。

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