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- これぞ大西洋の味☆カツオのくんせい (ガーナ)アクラ
-
エリア:
- アフリカ>ガーナ>アクラ
- テーマ:旅行準備 グルメ
- 投稿日:2001/02/20 17:27
再びアクラへ舞い戻って来た理由は、マリのビザ申請の為だ。
朝一番、マリ大使館へ足を運ぶと、その後、近くのマーケットを散策。
日用品から食料品まで様々な物が売られているが、特に目を引いたのは、大きくプリプリしたカツオやサバなどの魚の数々。カニも売られている。
多分大西洋からあがったものだろう。
塩づけされた活魚も売られているが、くんせいにされたものもタライに何尾も積まれ並べられている。
「これは旨そうだ。」
大きなカツオ一匹を2人ではとても食べ切れないので、大きな丸い胴体の輪切りの切身を一つ2000セディ≒40円程で買うと、道端に座り込んで早速ご賞味。
「旨い☆」
正にカツオのバーベキュー。カツオ節のような香ばしい香りがする。これで40円は安い!!安過ぎる!!
と、ふと前を見ると、地元のおばさん達がじっとカツオのくんせいをむさぼる我々を見ている。
「それはスープに使う物で、そのまま食べる物じゃないのよ。」
「我々日本人にはこれがGOODなんだよ。」
と返すと
「そのまま食べるなんて、臭くてとても食べれたもんじゃないよ。」
とおばさん達はあきれ顔。
「こんなにおいしいのに、栄養もあるんだよ。日本人は生の魚だって食べるんだ。あなた達だって毛や皮の付いたウシや羊やヤギの肉やモツ肉を食べてるけど、我々にしてみたらそれこそ臭くて食べられなかったよ。」
と心の中で返答する。
まあ、魚に肉、どっちもどっち、食文化の違いってやつだろう。
午後、宿近くの写真屋で顔写真を撮影する。
旅を始めて半年余り、数々の国のビザを申請する度2枚、3枚、時に4枚と日本から準備して行った顔写真を提出し、そろそろ底を尽き始めて来たのだ。
日本だとPhoto meなどのオートマチックの3分間写真だと4枚で600円位は掛かるので、自分のカメラで白い壁をバックにスナップ写真を撮り、焼増しして程良い大きさにカットして顔写真を作成し、節約している。
これだと焼増料金は一枚30円位しか掛からないので、かなりの節約になる。
旅先では、時間にゆとりがあり物価の安い所で顔写真を撮る事にしている。
今回の旅でもこれ迄、スーダンのハルツーム、ベナンのコトヌーでも撮っているので、ここガーナのアクラで3度目だ。
価格は4枚で2〜300円程、現地の物価からすると決して安くはないが、それでも先進国や先進国並に物価の高い所で撮るより割安だ。
スーダンのハルツームで撮った写真は、中々の出来映えだった。
先日、ベナンのコトヌーで撮った時は、日本にもあるオートマチックの3分間写真の機械をオペレーターの人が操作してくれるのだが、何度撮っても真っ白な写真や真っ黒な写真が出て来てしまい、その度オペレーターの人は機械を調整。
「5分で出来る。」と言われたのだが結局まともな写真が撮れるまで(といっても少々うすぼけて汚れている)、1時間近くも掛かってしまった。
物価は安けれどここは大都会のガーナのアクラ、写真やのおじさんが、4つレンズのついたポラロイドカメラでバシッと撮ると、ものの1分で鮮明な4枚綴りの顔写真が出来上がり。
出来た写真を見ながら、
「ウーン、何だか2人ともちょっとほおがこけてやせちゃったんじゃないの?」
「きっと暑さのせいだよ。夏バテじゃないの?」
いったいアフリカの夏はいつまで続く事やら・・・。
【食事】
朝:パン、カツオ切身
昼:中華(チャーハン、春巻き、鳥肉+野菜炒め)
※マラリヤになって病院へ行った後、元気を付けなきゃと中華を食べて、その味が忘れられず今日もまた食べてしまう。このセットでかなりのボリュームの一人前が200円程。(アクラにはチャイニーズレストランが沢山ある。中国人の姿もよく見かける)
夜:パン、バナナ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 6600C(ガーナ・セディ)
【宿】
・(アクラ)Crown Prince Hotel 33750C/W-1室
朝一番、マリ大使館へ足を運ぶと、その後、近くのマーケットを散策。
日用品から食料品まで様々な物が売られているが、特に目を引いたのは、大きくプリプリしたカツオやサバなどの魚の数々。カニも売られている。
多分大西洋からあがったものだろう。
塩づけされた活魚も売られているが、くんせいにされたものもタライに何尾も積まれ並べられている。
「これは旨そうだ。」
大きなカツオ一匹を2人ではとても食べ切れないので、大きな丸い胴体の輪切りの切身を一つ2000セディ≒40円程で買うと、道端に座り込んで早速ご賞味。
「旨い☆」
正にカツオのバーベキュー。カツオ節のような香ばしい香りがする。これで40円は安い!!安過ぎる!!
と、ふと前を見ると、地元のおばさん達がじっとカツオのくんせいをむさぼる我々を見ている。
「それはスープに使う物で、そのまま食べる物じゃないのよ。」
「我々日本人にはこれがGOODなんだよ。」
と返すと
「そのまま食べるなんて、臭くてとても食べれたもんじゃないよ。」
とおばさん達はあきれ顔。
「こんなにおいしいのに、栄養もあるんだよ。日本人は生の魚だって食べるんだ。あなた達だって毛や皮の付いたウシや羊やヤギの肉やモツ肉を食べてるけど、我々にしてみたらそれこそ臭くて食べられなかったよ。」
と心の中で返答する。
まあ、魚に肉、どっちもどっち、食文化の違いってやつだろう。
午後、宿近くの写真屋で顔写真を撮影する。
旅を始めて半年余り、数々の国のビザを申請する度2枚、3枚、時に4枚と日本から準備して行った顔写真を提出し、そろそろ底を尽き始めて来たのだ。
日本だとPhoto meなどのオートマチックの3分間写真だと4枚で600円位は掛かるので、自分のカメラで白い壁をバックにスナップ写真を撮り、焼増しして程良い大きさにカットして顔写真を作成し、節約している。
これだと焼増料金は一枚30円位しか掛からないので、かなりの節約になる。
旅先では、時間にゆとりがあり物価の安い所で顔写真を撮る事にしている。
今回の旅でもこれ迄、スーダンのハルツーム、ベナンのコトヌーでも撮っているので、ここガーナのアクラで3度目だ。
価格は4枚で2〜300円程、現地の物価からすると決して安くはないが、それでも先進国や先進国並に物価の高い所で撮るより割安だ。
スーダンのハルツームで撮った写真は、中々の出来映えだった。
先日、ベナンのコトヌーで撮った時は、日本にもあるオートマチックの3分間写真の機械をオペレーターの人が操作してくれるのだが、何度撮っても真っ白な写真や真っ黒な写真が出て来てしまい、その度オペレーターの人は機械を調整。
「5分で出来る。」と言われたのだが結局まともな写真が撮れるまで(といっても少々うすぼけて汚れている)、1時間近くも掛かってしまった。
物価は安けれどここは大都会のガーナのアクラ、写真やのおじさんが、4つレンズのついたポラロイドカメラでバシッと撮ると、ものの1分で鮮明な4枚綴りの顔写真が出来上がり。
出来た写真を見ながら、
「ウーン、何だか2人ともちょっとほおがこけてやせちゃったんじゃないの?」
「きっと暑さのせいだよ。夏バテじゃないの?」
いったいアフリカの夏はいつまで続く事やら・・・。
【食事】
朝:パン、カツオ切身
昼:中華(チャーハン、春巻き、鳥肉+野菜炒め)
※マラリヤになって病院へ行った後、元気を付けなきゃと中華を食べて、その味が忘れられず今日もまた食べてしまう。このセットでかなりのボリュームの一人前が200円程。(アクラにはチャイニーズレストランが沢山ある。中国人の姿もよく見かける)
夜:パン、バナナ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 6600C(ガーナ・セディ)
【宿】
・(アクラ)Crown Prince Hotel 33750C/W-1室
- 世界遺産の街クマシ ? (ガーナ)クマシ→アクラ
-
エリア:
- アフリカ>ガーナ>クマシ
- アフリカ>ガーナ>アクラ
- テーマ:世界遺産
- 投稿日:2001/02/19 17:20
朝モヤにかすむクマシの街並を、宿のバルコニーから眺める。
昨日バスで着いた時にはアクラと変わらない大都会に見えたクマシだが、こうやって眺めて見ると、街並みにはアクラには無かったイギリス植民地時代の古ぼかしさが漂っているようにも見える。
朝食後、早速クマシの見所の一つ、カルチャーセンターへ行ってみる。
広い敷地内にクラフトセンターやアートセンター、いわゆるガーナ伝統工芸品がの土産物屋が幾つも点在している。
ここクマシのカルチャーセンター、先日訪れたアクラのアートセンターの様なうるさくしつこい売り子攻めは全く無く、静かにのんびりと陳列されている工芸品を見ることができる。
そこに並べられているのは売られている土産物に過ぎないのだろうが、初めてゆっくり見るガーナの伝統工芸品の数々は、まるで美術館にでも行ったような気にさせてくれ、中々楽しめる。
カルチャーセンターの隣はちょっとしたマーケットになっており、かなりの活気だ。
熱帯アフリカのガーナらしく、スイカやパイナップル、バナナなどのフルーツが山と積まれて売られている。
我々も、甘〜いスイカの切身やパインの切身で水分補給。
「ペッタンペッタン・・・」
マーケットの隅から聞き覚えのある様な、日本のお正月の餅つきの様な音が聞こえてくる。
見るとそれは正に餅つき。
日本のウスと全く同じ形のウスに丸い餅のような物をのせ、それを日本だと大きい木ヅチのキネで突くが、こちらでは細長い大きな棒状のキネで男達が突いているではないか。
一見餅に見えるそれは餅米ではなく、多分「イモ」を突いて餅の様にねばり気を出した物。
こちらではその「餅」に、辛くスパイシーなスープやココナッツミルク仕立てのパームナッツスープなどを掛けて食べるのだ。
宿への帰り路、まるでタイのお坊さんの様に、ケサの様な渋めのカラーの布を体にまとった、ガーナの民族衣装姿のおじさん達の姿も、幾度となく目に付く。
昨日、タマレからクマシに来る途中の村々でも、同じ様な民族衣装のおじさん達の姿を見ることはあったが、ガーナ第2の都市クマシの街角で、目の前でお目に掛かれるとは、これもアクラでは目にしなかった光景だ。
一見アクラと変わらぬ大都会だと思っていたここクマシ、こうやって街に繰り出して見ると中々、それらしい味わいが残っている。
ただそれでも、クマシのどこが世界遺産なのか最後まで理解はできなかった。
もしかしたら、カルチャーセンターに併設されている博物館に所蔵されている物が、それ程に歴史的価値があるものなのかも知れない。また、数々の伝統工芸品を生み出す文化(カルチャー)その物が無形文化財的な価値があると言うことなのか。
そして午後遅く、渋滞の車で溢れかえる大都会アクラへ舞い戻る。
エアコンが効いた大型バスの社車内では、あちこちからひっきり無しに携帯電話が鳴る音が聞こえてくる。
【食事】
朝:パン、バナナ、ピーナッツ
昼:パン、バナナ、フローズンヨーグルト
夜:パン、ゆで玉子、バナナ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 6600C(ガーナ・セディ)
・クマシ→アクラ(STC社バス)4.5時間 21000C/1人+2000C/荷1コ
◎バスはひんぱんにある。
【宿】
・(アクラ)Crown Prince Hotel 33750C/W-1室
※前回泊まった時より、広くて明るい部屋でGood。安宿にはありがちな事だが、同料金でもどうやら部屋によって程度に差があるようだ。
昨日バスで着いた時にはアクラと変わらない大都会に見えたクマシだが、こうやって眺めて見ると、街並みにはアクラには無かったイギリス植民地時代の古ぼかしさが漂っているようにも見える。
朝食後、早速クマシの見所の一つ、カルチャーセンターへ行ってみる。
広い敷地内にクラフトセンターやアートセンター、いわゆるガーナ伝統工芸品がの土産物屋が幾つも点在している。
ここクマシのカルチャーセンター、先日訪れたアクラのアートセンターの様なうるさくしつこい売り子攻めは全く無く、静かにのんびりと陳列されている工芸品を見ることができる。
そこに並べられているのは売られている土産物に過ぎないのだろうが、初めてゆっくり見るガーナの伝統工芸品の数々は、まるで美術館にでも行ったような気にさせてくれ、中々楽しめる。
カルチャーセンターの隣はちょっとしたマーケットになっており、かなりの活気だ。
熱帯アフリカのガーナらしく、スイカやパイナップル、バナナなどのフルーツが山と積まれて売られている。
我々も、甘〜いスイカの切身やパインの切身で水分補給。
「ペッタンペッタン・・・」
マーケットの隅から聞き覚えのある様な、日本のお正月の餅つきの様な音が聞こえてくる。
見るとそれは正に餅つき。
日本のウスと全く同じ形のウスに丸い餅のような物をのせ、それを日本だと大きい木ヅチのキネで突くが、こちらでは細長い大きな棒状のキネで男達が突いているではないか。
一見餅に見えるそれは餅米ではなく、多分「イモ」を突いて餅の様にねばり気を出した物。
こちらではその「餅」に、辛くスパイシーなスープやココナッツミルク仕立てのパームナッツスープなどを掛けて食べるのだ。
宿への帰り路、まるでタイのお坊さんの様に、ケサの様な渋めのカラーの布を体にまとった、ガーナの民族衣装姿のおじさん達の姿も、幾度となく目に付く。
昨日、タマレからクマシに来る途中の村々でも、同じ様な民族衣装のおじさん達の姿を見ることはあったが、ガーナ第2の都市クマシの街角で、目の前でお目に掛かれるとは、これもアクラでは目にしなかった光景だ。
一見アクラと変わらぬ大都会だと思っていたここクマシ、こうやって街に繰り出して見ると中々、それらしい味わいが残っている。
ただそれでも、クマシのどこが世界遺産なのか最後まで理解はできなかった。
もしかしたら、カルチャーセンターに併設されている博物館に所蔵されている物が、それ程に歴史的価値があるものなのかも知れない。また、数々の伝統工芸品を生み出す文化(カルチャー)その物が無形文化財的な価値があると言うことなのか。
そして午後遅く、渋滞の車で溢れかえる大都会アクラへ舞い戻る。
エアコンが効いた大型バスの社車内では、あちこちからひっきり無しに携帯電話が鳴る音が聞こえてくる。
【食事】
朝:パン、バナナ、ピーナッツ
昼:パン、バナナ、フローズンヨーグルト
夜:パン、ゆで玉子、バナナ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 6600C(ガーナ・セディ)
・クマシ→アクラ(STC社バス)4.5時間 21000C/1人+2000C/荷1コ
◎バスはひんぱんにある。
【宿】
・(アクラ)Crown Prince Hotel 33750C/W-1室
※前回泊まった時より、広くて明るい部屋でGood。安宿にはありがちな事だが、同料金でもどうやら部屋によって程度に差があるようだ。
- 世界遺産の街クマシ ? (ガーナ)ボルガタンガ→タマレ→クマシ
-
エリア:
- アフリカ>ガーナ>ガーナその他の都市
- アフリカ>ガーナ>クマシ
- テーマ:街中・建物・景色 世界遺産
- 投稿日:2001/02/18 17:14
ボルガタンガを後にし、タマレでミニバスを乗り継いで、再びガーナの南部へ。アクラに次ぐガーナ第2の都市クマシがへ向かう。
ガーナ南部の大西洋沿岸は熱帯雨林が広がる熱帯気候だが、北部は比較的湿度も低く過ごし易いサバンナ性の気候。
車窓の外にはギザギザのヒダで固められた独特の形のアリ塚が点在している。サバンナ性と言っても、程良く湿度もあるので、木々の緑は生き生きしている。
やがて辺りに熱帯雨林や、バナナやヤシの木のプランテーションが目立ち始めると、南部のクマシの街に到着。
ここクマシ、一見アクラとそう変わらない大都会だが、何故かユネスコの世界遺産に指定されているのだ。
普通、世界遺産と言うと、遺跡や自然公園などが堂々としているものなのだが、ここクマシにいたっては、一体どこの何が世界遺産なのだか、事前に調べても一向にわからない。実際、今、来て見ても単なるアフリカ近代都市の一つにしか見えない。
明日クマシの見所とされているマーケットやカルチャーセンターを訪れてみる予定だが、今日はもう夕刻。宿を取って寝ようと、タクシーを拾うも、このタクシーの運チャン、新米でクマシの地理を全く把握しておらず、道端の人に道を尋ねながら、あっちをオロオロ、こっちをウロウロ。
人がよさそうな運チャンだっただけに憎めず、ようやく宿に着くと、
「頑張って道を覚えてネ!!」
とエールを贈る。
アクラと変わらぬ都会だと思っていたここクマシだが、今日は日曜日のせいなのか、24時間不眠都市の賑わいを見せるアクラと比べると、夜はいたって静か。
晩御飯を食べる所を探したが、レストランや食堂はどこもやっていないので、露店の揚ヤムイモ(フライドヤム)を買って、Junkoと二人で宿のバルコニーでムシャムシャかじりつく。
ホッと一息つくこの瞬間が結構楽しかったりする、ガーナの夜の旅の一コマだ。
【食事】
朝:パン、バナナ
昼:ジョルフライス、フローズンヨーグルト
夜:パン、揚魚、フライドヤム
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 6600C(ガーナ・セディ)
・ボルガタンガ→タマレ(ミニバス)2.5時間 7000C/1人+2500C/荷1コ
・タマレ→クマシ ミニバス 7時間 16000C/1人+4000C/荷1コ
◎どちらもバスはひんぱんにある。
【宿】
・(クマシ)Plesbiteryan GH(ゲストハウス) 20000C/W-1室
※安い、広い、庭があり落ち着ける。多分ミッション系、居心地良し!!
ガーナ南部の大西洋沿岸は熱帯雨林が広がる熱帯気候だが、北部は比較的湿度も低く過ごし易いサバンナ性の気候。
車窓の外にはギザギザのヒダで固められた独特の形のアリ塚が点在している。サバンナ性と言っても、程良く湿度もあるので、木々の緑は生き生きしている。
やがて辺りに熱帯雨林や、バナナやヤシの木のプランテーションが目立ち始めると、南部のクマシの街に到着。
ここクマシ、一見アクラとそう変わらない大都会だが、何故かユネスコの世界遺産に指定されているのだ。
普通、世界遺産と言うと、遺跡や自然公園などが堂々としているものなのだが、ここクマシにいたっては、一体どこの何が世界遺産なのだか、事前に調べても一向にわからない。実際、今、来て見ても単なるアフリカ近代都市の一つにしか見えない。
明日クマシの見所とされているマーケットやカルチャーセンターを訪れてみる予定だが、今日はもう夕刻。宿を取って寝ようと、タクシーを拾うも、このタクシーの運チャン、新米でクマシの地理を全く把握しておらず、道端の人に道を尋ねながら、あっちをオロオロ、こっちをウロウロ。
人がよさそうな運チャンだっただけに憎めず、ようやく宿に着くと、
「頑張って道を覚えてネ!!」
とエールを贈る。
アクラと変わらぬ都会だと思っていたここクマシだが、今日は日曜日のせいなのか、24時間不眠都市の賑わいを見せるアクラと比べると、夜はいたって静か。
晩御飯を食べる所を探したが、レストランや食堂はどこもやっていないので、露店の揚ヤムイモ(フライドヤム)を買って、Junkoと二人で宿のバルコニーでムシャムシャかじりつく。
ホッと一息つくこの瞬間が結構楽しかったりする、ガーナの夜の旅の一コマだ。
【食事】
朝:パン、バナナ
昼:ジョルフライス、フローズンヨーグルト
夜:パン、揚魚、フライドヤム
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 6600C(ガーナ・セディ)
・ボルガタンガ→タマレ(ミニバス)2.5時間 7000C/1人+2500C/荷1コ
・タマレ→クマシ ミニバス 7時間 16000C/1人+4000C/荷1コ
◎どちらもバスはひんぱんにある。
【宿】
・(クマシ)Plesbiteryan GH(ゲストハウス) 20000C/W-1室
※安い、広い、庭があり落ち着ける。多分ミッション系、居心地良し!!
- シルグ村 幾何学模様の伝統集落 (ガーナ)ボルガタンガ
-
エリア:
- アフリカ>ガーナ>ガーナその他の都市
- テーマ:街中・建物・景色
- 投稿日:2001/02/17 17:01
朝、タクシーをハイヤーしてボルガタンガ近郊のシルグ村へ向かう。
シルグ村は幾何学模様の独特なペインティングを装った、伝統的な家並みが有名なガーナ北部の見所とされている所だ。
タクシーは30分程舗装路を走ると、幹線路からダートの支線路へ、それ曲がる。
しかしダートの道と言っても良く舗装されており、大してストレスも感じる事なく、スムーズにシルグ村に到着。
確かに見渡すと、そちこちに独特な幾何学模様が描かれた、ドロを固めたような伝統的な家々が点在している。
ただ、家々をよく見ると、トタン屋根や壁をセメントで補修した家も目立つ。
到着したばかりの我々を村の人が自慢気に紹介してくれた家もセメントの真新しい壁の上に幾何学模様が描かれていた。
大変申し訳ないのだが、そこは我々の求める物とは違うので、写真も撮らずパス。
目を凝らしながら、古ぼかしいワラブキ屋根に土壁にペインティングされている家を見つけ、写真を撮らせてもらう。
セメント壁の家のペインティングも、今は伝統的な顔料が使われていると言う事だが、それがペンキに変わってしまう日もそう遠くはないかも知れない。
我々がカメラの収めたイメージ通りの伝統的な家も、いずれ修復が必要な時が来れば、ワラブキ屋根はトタン屋根に、土壁はセメントになってしまうだろう。
アフリカの思わぬ発展ぶりを目の当たりにし、さびしいとか哀愁を感じるとか言うのは、先進国から来た旅人の勝手な感情だろう。
伝統的な家並みを文化財指定でもしてわざわざ保存でもしない限り、シルグ村の幾何学模様の伝統集落も、今がラストチャンスと言って良いだろう。
午後、ボルガタンガに戻ると、マーケットには、ここでも先進国からの救援物資の衣料品が山と積まれ、露天に広げられ売られている。
我々もその安さに惹かれ、つい、オシャレなTシャツを1枚10円程で購入。
西アフリカはガーナの北辺の街や村にさえ、先進国から押し寄せる物資と近代化の波。
特に平和で政権が安定し、民主的で英語を話し、キリスト教が普及し、アメリカとも良好な関係を維持している、欧米諸国からみてアフリカの中の良い子、ガーナは近年、先進諸国からの援助を受け、目まぐるしい発展をしているという。
多分、きっとそれはガーナの人々にとっても良い事なのだろう。
そう言えば、国連の事務総長、アナン氏はガーナ人だ。
先日自分がマラリヤでお世話になった病院でも、欧米製の医薬品や治療器具が完備されていた。
どこへ行っても街中には、白人の観光客が目に付き、観光収入もガーナの一大収入源となっているそうだ。
(ガーナ後日談)ガーナ人の国連の事務総長、アナン氏は、2001年10月、ノーベル平和賞を受賞されました。さぞガーナの人々も喜ばれたことでしょう。
【食事】
朝:パン、バナナ
昼:TZ、ココナツスープ
(TZはイモをついてネバリ気を出したフーフー「東アフリカでいうウガリ」味はまあまあ、食べれなくはない)
夜:ゆで玉子、パン、バナナ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 6600C(ガーナ・セディ)
・ボルガタンガ→シルグ村(タクシーを1台ハイヤー) 3時間程で50000C(往復、待機)、移動自体は片道1時間程
※トロトロと呼ばれる格安のミニバスで行っても十分見てまわれる。シルグ村ではガイド料5000C 半強制的に支払わせられた。
【宿】
・(ボルガタンガ)Black Star Hotel 27000C/シングル1室
※シングルを2人で利用させてもらった。
シルグ村は幾何学模様の独特なペインティングを装った、伝統的な家並みが有名なガーナ北部の見所とされている所だ。
タクシーは30分程舗装路を走ると、幹線路からダートの支線路へ、それ曲がる。
しかしダートの道と言っても良く舗装されており、大してストレスも感じる事なく、スムーズにシルグ村に到着。
確かに見渡すと、そちこちに独特な幾何学模様が描かれた、ドロを固めたような伝統的な家々が点在している。
ただ、家々をよく見ると、トタン屋根や壁をセメントで補修した家も目立つ。
到着したばかりの我々を村の人が自慢気に紹介してくれた家もセメントの真新しい壁の上に幾何学模様が描かれていた。
大変申し訳ないのだが、そこは我々の求める物とは違うので、写真も撮らずパス。
目を凝らしながら、古ぼかしいワラブキ屋根に土壁にペインティングされている家を見つけ、写真を撮らせてもらう。
セメント壁の家のペインティングも、今は伝統的な顔料が使われていると言う事だが、それがペンキに変わってしまう日もそう遠くはないかも知れない。
我々がカメラの収めたイメージ通りの伝統的な家も、いずれ修復が必要な時が来れば、ワラブキ屋根はトタン屋根に、土壁はセメントになってしまうだろう。
アフリカの思わぬ発展ぶりを目の当たりにし、さびしいとか哀愁を感じるとか言うのは、先進国から来た旅人の勝手な感情だろう。
伝統的な家並みを文化財指定でもしてわざわざ保存でもしない限り、シルグ村の幾何学模様の伝統集落も、今がラストチャンスと言って良いだろう。
午後、ボルガタンガに戻ると、マーケットには、ここでも先進国からの救援物資の衣料品が山と積まれ、露天に広げられ売られている。
我々もその安さに惹かれ、つい、オシャレなTシャツを1枚10円程で購入。
西アフリカはガーナの北辺の街や村にさえ、先進国から押し寄せる物資と近代化の波。
特に平和で政権が安定し、民主的で英語を話し、キリスト教が普及し、アメリカとも良好な関係を維持している、欧米諸国からみてアフリカの中の良い子、ガーナは近年、先進諸国からの援助を受け、目まぐるしい発展をしているという。
多分、きっとそれはガーナの人々にとっても良い事なのだろう。
そう言えば、国連の事務総長、アナン氏はガーナ人だ。
先日自分がマラリヤでお世話になった病院でも、欧米製の医薬品や治療器具が完備されていた。
どこへ行っても街中には、白人の観光客が目に付き、観光収入もガーナの一大収入源となっているそうだ。
(ガーナ後日談)ガーナ人の国連の事務総長、アナン氏は、2001年10月、ノーベル平和賞を受賞されました。さぞガーナの人々も喜ばれたことでしょう。
【食事】
朝:パン、バナナ
昼:TZ、ココナツスープ
(TZはイモをついてネバリ気を出したフーフー「東アフリカでいうウガリ」味はまあまあ、食べれなくはない)
夜:ゆで玉子、パン、バナナ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 6600C(ガーナ・セディ)
・ボルガタンガ→シルグ村(タクシーを1台ハイヤー) 3時間程で50000C(往復、待機)、移動自体は片道1時間程
※トロトロと呼ばれる格安のミニバスで行っても十分見てまわれる。シルグ村ではガイド料5000C 半強制的に支払わせられた。
【宿】
・(ボルガタンガ)Black Star Hotel 27000C/シングル1室
※シングルを2人で利用させてもらった。
- ガーナ北端、辺境の街だと聞いていたけど (ガーナ)タマレ→ボルガタンガ
-
エリア:
- アフリカ>ガーナ>ガーナその他の都市
- テーマ:街中・建物・景色
- 投稿日:2001/02/16 16:49
確かに、タマレからボルガタンガに向かうバスの車窓からは、日干しレンガで造られたまるでドロを固めた様な西アフリカならではの伝統的な集落が点在するのを見る事ができた。
その姿はカメルーンやニジェールで見たものに似ている。
だが、タマレから完璧に舗装されたモータウェイの先に現れた、ガーナ北端、辺境の地と思われたボルガタンガの街は、小じんまりとしているとは言え、意外にも小ギレイで都会的な趣だ。
西アフリカに入って以来ずっと、その意外なまでの近代的な発展ぶりに驚かされ続けている。
日本ではアフリカの中ではポピュラーな旅行先のケニアやタンザニアと言った東アフリカより、西アフリカの方がずっと洗練されており、旅行もし易いと言うのが正直な感想だ。
素朴な町並みの残るニジェールでさえ、主要道路は舗装され、大型バスや乗合タクシーが主要都市間をビュンビュン行き交っている。
銀行ではクレジットカードでキャッシングもできるし、スーパーマーケットもある。商店には日用品から薬、電気製品に到るまであらゆる商品が並べられている。
そしてその発展ぶりの度合いは、ベナン、トーゴと、進むたびに増し、ついにガーナではアメリカの地方都市と見間違える程になってしまった。
我々はつい、アフリカと言うと土着的で原始的なものを求めてしまいがちだが、今やそれは、日本に侍や芸者の姿を求めるのと同じ事なのかもしれない。
今夜もガーナの北端、西アフリカのど真ん中、ボルガタンガのキレイな宿で、併設されたバーから24時間なりやまないアメリカン・ポップスと、週末を楽しむスーツ等でおシャレを決め込んだ地元のガーナ人の姿を横目に、床に着く。
確かに居心地はいい。旅行もし易い。
ただ、 「ここは本当にアフリカなんだろうか?」
【食事】
朝:パン、バナナ
昼:パン、バナナ、オレンジ
夜:ジョルフライス(豆入り炊き込み御飯、辛かった・・・)、揚魚、サラダ、ゆで玉子、パン、バナナ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 6600C(ガーナ・セディ)
・タマレ→ボルガタンガ(ミニバス)3時間 7000C/1人+2500C/荷1コ
◎バスはひんぱんにある。
【宿】
・(ボルガタンガ)Black Star Hotel 27000C/シングル1室
※シングルを2人で利用させてもらった。部屋は明るくてキレイ、夜は併設のバーが少々ウルサイ。
その姿はカメルーンやニジェールで見たものに似ている。
だが、タマレから完璧に舗装されたモータウェイの先に現れた、ガーナ北端、辺境の地と思われたボルガタンガの街は、小じんまりとしているとは言え、意外にも小ギレイで都会的な趣だ。
西アフリカに入って以来ずっと、その意外なまでの近代的な発展ぶりに驚かされ続けている。
日本ではアフリカの中ではポピュラーな旅行先のケニアやタンザニアと言った東アフリカより、西アフリカの方がずっと洗練されており、旅行もし易いと言うのが正直な感想だ。
素朴な町並みの残るニジェールでさえ、主要道路は舗装され、大型バスや乗合タクシーが主要都市間をビュンビュン行き交っている。
銀行ではクレジットカードでキャッシングもできるし、スーパーマーケットもある。商店には日用品から薬、電気製品に到るまであらゆる商品が並べられている。
そしてその発展ぶりの度合いは、ベナン、トーゴと、進むたびに増し、ついにガーナではアメリカの地方都市と見間違える程になってしまった。
我々はつい、アフリカと言うと土着的で原始的なものを求めてしまいがちだが、今やそれは、日本に侍や芸者の姿を求めるのと同じ事なのかもしれない。
今夜もガーナの北端、西アフリカのど真ん中、ボルガタンガのキレイな宿で、併設されたバーから24時間なりやまないアメリカン・ポップスと、週末を楽しむスーツ等でおシャレを決め込んだ地元のガーナ人の姿を横目に、床に着く。
確かに居心地はいい。旅行もし易い。
ただ、 「ここは本当にアフリカなんだろうか?」
【食事】
朝:パン、バナナ
昼:パン、バナナ、オレンジ
夜:ジョルフライス(豆入り炊き込み御飯、辛かった・・・)、揚魚、サラダ、ゆで玉子、パン、バナナ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 6600C(ガーナ・セディ)
・タマレ→ボルガタンガ(ミニバス)3時間 7000C/1人+2500C/荷1コ
◎バスはひんぱんにある。
【宿】
・(ボルガタンガ)Black Star Hotel 27000C/シングル1室
※シングルを2人で利用させてもらった。部屋は明るくてキレイ、夜は併設のバーが少々ウルサイ。
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