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- 北京ダック (中国)北京
-
エリア:
- アジア>中国>北京(ペキン)
- テーマ:街中・建物・景色 グルメ
- 投稿日:2001/07/27 11:23
昨夜、万里の長城・黄花城の上で夜を明かした我々。
夏の北京の街中はかなり蒸し暑いのだが、さすがに、郊外の黄花城の上で迎える明け方は、冷え込み、朝は寒さに目を覚まさせられる。
すがすがしい朝の空気を肺いっぱいに深呼吸すると、長城・黄花城を下りる。
畑地に囲まれてた黄花城、細い道路によって2つに分断されている。
「この道は、日本がここの長城を壊して作ったんだよ。」
と、道沿いただ一軒あるお店のおばさん。もちろんの事の真偽は定かではない。
全く未整備で草ぼうぼうの黄花城、観光客向けの施設など全くないのかと思っていたら、池の向こうに小さい真新しいホテルが一軒ばかり。ここもいつまで、こうして無料で自由に立入る事ができるだろうか。
今日は、我々2人の最後の北京。明日は天津へ立つ。
黄花城上で一泊して万里の長城も満足した。そして最後の最後は、「最後の晩餐」だ。 北京で、最後の晩餐にふさわしくは、そう、「北京ダック」!!
黄花城へ一緒に行った面々と、更に2人の日本人旅行者を加え、総勢7人で夜、わざわざ北京中心街、前門の繁華街へくり出す。
レストランの個室の真中のには、もちろん円くクルクル廻るテーブル。
そして、表面がこんがりと焼かれた北京ダックが登場。エビアンカケのオコゲも「ジュワッ」といい音を鳴らしている。湯葉料理も美味しそうだ。
テーブルをぐるぐる廻して、さんざん舌筒を鳴らし、お腹いっぱい食べて、お会計をきくと、一人当り16元。250円もしない。
北京ダックまで頼んだフルコースで250円なんて、マクドナルドより安い!!皆その価格に感動している。
北京ダックを北京で食べて、ここに北京での日々のクライマックスを迎えたのだ。
【食事】
朝兼昼:キクラゲ他中華炒め料理
夜:(レストランディナー)北京ダック、湯葉包料理、おこげ、スープ他
【トラベルメモ】
1$=8元(中国元)
【宿】(北京)京 飯店 25元/ドミ一人
夏の北京の街中はかなり蒸し暑いのだが、さすがに、郊外の黄花城の上で迎える明け方は、冷え込み、朝は寒さに目を覚まさせられる。
すがすがしい朝の空気を肺いっぱいに深呼吸すると、長城・黄花城を下りる。
畑地に囲まれてた黄花城、細い道路によって2つに分断されている。
「この道は、日本がここの長城を壊して作ったんだよ。」
と、道沿いただ一軒あるお店のおばさん。もちろんの事の真偽は定かではない。
全く未整備で草ぼうぼうの黄花城、観光客向けの施設など全くないのかと思っていたら、池の向こうに小さい真新しいホテルが一軒ばかり。ここもいつまで、こうして無料で自由に立入る事ができるだろうか。
今日は、我々2人の最後の北京。明日は天津へ立つ。
黄花城上で一泊して万里の長城も満足した。そして最後の最後は、「最後の晩餐」だ。 北京で、最後の晩餐にふさわしくは、そう、「北京ダック」!!
黄花城へ一緒に行った面々と、更に2人の日本人旅行者を加え、総勢7人で夜、わざわざ北京中心街、前門の繁華街へくり出す。
レストランの個室の真中のには、もちろん円くクルクル廻るテーブル。
そして、表面がこんがりと焼かれた北京ダックが登場。エビアンカケのオコゲも「ジュワッ」といい音を鳴らしている。湯葉料理も美味しそうだ。
テーブルをぐるぐる廻して、さんざん舌筒を鳴らし、お腹いっぱい食べて、お会計をきくと、一人当り16元。250円もしない。
北京ダックまで頼んだフルコースで250円なんて、マクドナルドより安い!!皆その価格に感動している。
北京ダックを北京で食べて、ここに北京での日々のクライマックスを迎えたのだ。
【食事】
朝兼昼:キクラゲ他中華炒め料理
夜:(レストランディナー)北京ダック、湯葉包料理、おこげ、スープ他
【トラベルメモ】
1$=8元(中国元)
【宿】(北京)京 飯店 25元/ドミ一人
- 北京・下町歩き (中国)北京
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エリア:
- アジア>中国>北京(ペキン)
- テーマ:街中・建物・景色 グルメ
- 投稿日:2001/07/25 11:10
今日で北京5日目。
昨日迄の4日間で、中心部の繁華街にも足を伸ばした、天安門広場も、故宮も、万里の長城も行った。
そこで今日は、アフリカから旅して来た我々の真骨頂、宿のある北京中心地の外れにある一帯を、気のままにふらふらと散策に出る。
まず、ゆっくりと宿の近くに架かる橋を渡る。橋下を流れる川は、見るからに汚れまくっている都会のドブ川だ。
日本の都会でも、今でこそ川の水はキレイになってきたが、一昔前は悪臭が立ち込める程のドブ川だった。発展めざましい大都会北京、まだまだ環境に配慮するまでにはいたっていない様だ。
橋を渡った所にあるマクドナルド前の広場には、屋台が立っている。そこでせいろで蒸されて湯気のあがる包子(パオツ)と、ワンタンスープを、朝食にする。
異国の街角でゆっくりと朝食を取る。たったそれだけの事が、実にぜいたくな時間を過ごしている気にさせてくれる。これも旅の楽しさだ。
更に中国の旅のいい所は、我々日本人は、街角でもバスの中でも、同じ顔立ち由に、地元の人にうもれてしまえる事。時々、中国語で話し掛けられてしまう程だ。
朝食を済ますと、朝から車や自転車が元気に行き交う大通りに沿って、しばらく歩く。
「ここにもマクドナルドがある。」
「あそこには原色の派手なデコレーションのケーキが並ぶケーキ屋さん。」
「スーパーもあちこちあるね。」
やがてお店もまばらになり、通りが殺伐として来た頃、何だかにぎやかそうな路地を発見。
「きっと庶民的な市場じゃない?」
近寄って見ると、その通り。路地沿に露天がズラッと並ぶ市場だ。
体育館の様な建物に入って見ると、中には巨大なクツ市場。カワグツ、サンダル、スニーカーどれも激安だ。
クツ市場を出る頃には、Junkoの手には、おしゃれなサンダルが入った手さげ袋。一足わずか20元(300円位)。
「日本で売られているのもほとんど中国製だもんね。さすがに卸元のこっちは安いよ!!」
と、Junkoはホクホク顔だ。
外の露店では、果物から日用品から様々な物が売られている。
その奥の更に一段と活気があるエリアに、魚市場を発見。食用から金魚まで威勢良く売られている。
そんな市場の一角の中華弁当屋、様々な種類の作り立ての惣菜が、屋台の上に並ぶ。
「あれとこれとそれ。あ!あっちもおいしそう、あっちも入れて。」
発泡スチロールの容器が閉まらない程、いっぱい、てんこ盛りに入れてもらって、更にもう一つ容器にはご飯が山盛り。これでわずか2.5元(=30円)。
相変わらずすごい量なので、一人前を2人で分けても胃が苦しい。
デザートにアイスやヨーグルトも頂いて、蒸し暑い北京の昼時の体をクールダウン。
「胃が疲れてるはずなんだけど、朝、昼と、結構食べちゃったね。」
なんて言い合いながら宿に戻ると、同じドミトリー(合部屋)に居る日本人の人から、
「あのー…」と話し掛けられる。
「みんなで夜、どうですか?」
晩ご飯のお誘いだ。
中華料理は、目移りしそうな位、色んなおいしい物があって、どれも安いんだけど、何しろ量が多くて。大勢で行って色々頼む方が、楽しめるのだ。
夜、我々2人を含めて総勢5人で、レストランのオープンエアのテーブルに座る。
「胃は疲れているハズだったんだけど…。」
熱々のアンカケがおこげの上に垂らされ、「ジューッ!!」といい音を立てている。
【食事】
朝:包子、ワンタン
昼:野菜炒め盛り合せ弁当、中華菓子、アイス、ヨーグルト
夜:(レストランでディナー)おこげ、スープ、各種肉や野菜料理、5人で食べきれない程食べて、一人わずか10元=120円。
【トラベルメモ】
1$=8元(中国元)
昨日迄の4日間で、中心部の繁華街にも足を伸ばした、天安門広場も、故宮も、万里の長城も行った。
そこで今日は、アフリカから旅して来た我々の真骨頂、宿のある北京中心地の外れにある一帯を、気のままにふらふらと散策に出る。
まず、ゆっくりと宿の近くに架かる橋を渡る。橋下を流れる川は、見るからに汚れまくっている都会のドブ川だ。
日本の都会でも、今でこそ川の水はキレイになってきたが、一昔前は悪臭が立ち込める程のドブ川だった。発展めざましい大都会北京、まだまだ環境に配慮するまでにはいたっていない様だ。
橋を渡った所にあるマクドナルド前の広場には、屋台が立っている。そこでせいろで蒸されて湯気のあがる包子(パオツ)と、ワンタンスープを、朝食にする。
異国の街角でゆっくりと朝食を取る。たったそれだけの事が、実にぜいたくな時間を過ごしている気にさせてくれる。これも旅の楽しさだ。
更に中国の旅のいい所は、我々日本人は、街角でもバスの中でも、同じ顔立ち由に、地元の人にうもれてしまえる事。時々、中国語で話し掛けられてしまう程だ。
朝食を済ますと、朝から車や自転車が元気に行き交う大通りに沿って、しばらく歩く。
「ここにもマクドナルドがある。」
「あそこには原色の派手なデコレーションのケーキが並ぶケーキ屋さん。」
「スーパーもあちこちあるね。」
やがてお店もまばらになり、通りが殺伐として来た頃、何だかにぎやかそうな路地を発見。
「きっと庶民的な市場じゃない?」
近寄って見ると、その通り。路地沿に露天がズラッと並ぶ市場だ。
体育館の様な建物に入って見ると、中には巨大なクツ市場。カワグツ、サンダル、スニーカーどれも激安だ。
クツ市場を出る頃には、Junkoの手には、おしゃれなサンダルが入った手さげ袋。一足わずか20元(300円位)。
「日本で売られているのもほとんど中国製だもんね。さすがに卸元のこっちは安いよ!!」
と、Junkoはホクホク顔だ。
外の露店では、果物から日用品から様々な物が売られている。
その奥の更に一段と活気があるエリアに、魚市場を発見。食用から金魚まで威勢良く売られている。
そんな市場の一角の中華弁当屋、様々な種類の作り立ての惣菜が、屋台の上に並ぶ。
「あれとこれとそれ。あ!あっちもおいしそう、あっちも入れて。」
発泡スチロールの容器が閉まらない程、いっぱい、てんこ盛りに入れてもらって、更にもう一つ容器にはご飯が山盛り。これでわずか2.5元(=30円)。
相変わらずすごい量なので、一人前を2人で分けても胃が苦しい。
デザートにアイスやヨーグルトも頂いて、蒸し暑い北京の昼時の体をクールダウン。
「胃が疲れてるはずなんだけど、朝、昼と、結構食べちゃったね。」
なんて言い合いながら宿に戻ると、同じドミトリー(合部屋)に居る日本人の人から、
「あのー…」と話し掛けられる。
「みんなで夜、どうですか?」
晩ご飯のお誘いだ。
中華料理は、目移りしそうな位、色んなおいしい物があって、どれも安いんだけど、何しろ量が多くて。大勢で行って色々頼む方が、楽しめるのだ。
夜、我々2人を含めて総勢5人で、レストランのオープンエアのテーブルに座る。
「胃は疲れているハズだったんだけど…。」
熱々のアンカケがおこげの上に垂らされ、「ジューッ!!」といい音を立てている。
【食事】
朝:包子、ワンタン
昼:野菜炒め盛り合せ弁当、中華菓子、アイス、ヨーグルト
夜:(レストランでディナー)おこげ、スープ、各種肉や野菜料理、5人で食べきれない程食べて、一人わずか10元=120円。
【トラベルメモ】
1$=8元(中国元)
- 中華サーカス・雑技 (中国)北京
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エリア:
- アジア>中国>北京(ペキン)
- テーマ:鑑賞・観戦 グルメ
- 投稿日:2001/07/23 10:41
北京駅近くの高級ホテル内に入っている、中国国際旅行社のオフィスで、中国・天津から韓国・仁川までの船の切符を購入。
料金は一人「888元」。これ本当?料金にしては中途半端な額だし、ワザと末広がりの8を3つ並べた縁起のいい数字に仕立ててるんじゃ?さすがは中国です・・・。
その高級ホテルから少し歩くと、日本のものと比べても全くそん色ない真新しいショッピングモールを発見。
その名も東方新天地。
入口では、2008年に北京での開催が決まった、オリンピックのマークの巨大なモニュメントがあり、人々がその前で記念撮影している。北京中心街の路上では、小さなオリンピックの旗が売られ、皆こぞって購入し、手にしている。
ショッピングモールの中は、ブランドショップにスポーツ店にCD店、テーマパークさながらの派手な内装のジャングルカフェから、牛丼の吉野家まである。
近代的な巨大ショッピングモールにオリンピック、現代(いま)の中国の急速な発展ぶりを象徴している。
だが、我々外国人旅行者が求めるのは、中国のそんな姿ではない。
ショッピングモールを出て、ちょっとハイソな王府井の商店街から路地にそれると、ありました。相変わらずの活気、人が溢れる屋台街だ。
ビルとアスファルトの街歩きに疲れた、彼らの行きつく先は、やはりこれなのだ。
さすがに、北京きってのハイソな繁華街にあるだけあって、古くさい屋台と言うよりは、キレイで近代的な建物の軒先に半露天の店が並ぶ、屋台村と言ったところ。
店先に並ぶサンプル。色々な種類のヤキソバや焼飯などが沢山あって、どれを頼むか悩んでしまう。
「あれも、これも食べたくなっちゃうけど、2人でそんなに食べられる訳ないよね。どうしよう・・・。」
そこで、お客さんが食べている物を見ながら熟考し、ヤキソバと竹筒に入った焼飯を注文。中国人の方々は皆もりもり食べてるし、サンプルを見ているときはそれ程には見えなかったのだが、いざ目の前に差出されたそれを目の当たりにすると、
「でかい・・・」
ヤキソバも、竹筒チャーハンも、物凄い量だ。一品がラーメンドンブリ一ぱい分はある。
周囲を見てみると、お子様からお年寄り、スマートなお姉さんまで、皆、この凄い量の一人前をペロリとたいらげた上に、更にもう一品、二品と、ハシをつついている。一体、彼らの胃袋はどうなっているのか。
残す訳には行かない。残したらもったいない。我々は日本でそう教わって育って来た。
喰い散らかす周囲を横目に、ムリしてキレイにたいらげる。
「あー、お腹いっぱいだー。」
ふくれた胃に手をあてながら、今度は王府井よりもゴチャゴチャした、その名も自由市場へ。
自由市場には白人観光客の姿が目立つ。見ると彼らは、偽ブランドバッグなどを買い物している。
アジアと言えば、良くできた安い偽ブランド品が未だ有名だ。彼らの中国観光の楽しみも未だそれなのだ。
それにしても、日本には偽ブランドを取り締まれだのうるさいくせに、その偽ブランドをこぞって買って行くのは、見るからに白人観光客が目立つ。売る方も売る方、買う方も買う方、そんな自由な観光市場だ。
そんな自由市場は軽く流して、本日の北京歩きの締めは、昨日の京劇に続く観劇、中華サーカス「雑技」を拝見。
女の子がバレエをしながらこまを廻したり、自転車曲乗りでは20人余りもが一台の自転車に乗ったり。何もそこまでしなくともと思いながらも、思わず微笑んでしまう、ミスマッチングな演技がが何とも愉快だ。
もちろん、中華サーカスならではの、アクロバティックな獅子舞や曲芸もあり、Junkoもすっかり気に入ってしまった様だ。
とっても楽しい雑技だが、京劇と違って、地元の人達の人気は低迷し、すっかり外国人観光客用になってしまっているそうだ。
「晩御飯どうする?」
「カンベンしてよーもう。お昼食べ過ぎでもう晩御飯なんて入らないよー!!」
連日、安くておいしくて、必ず大盛りの中華庶民料理を楽しんできた我々2人だが、本日の北京歩きを振返って、最後に一言。
「そろそろ胃がお疲れの様だ。」
今日のお昼も、ムリをしてまで山盛り食べた。
今日午前中に買った、韓国行の船の切符に記された出発日は、2001年7月29日。
あと一週間、中国パワーについて行けるだろうか・・・。
【食事】
朝:ワンタン、アンカケ豆腐→安くておいしいが胃に重たい中華料理だが朝の屋台の朝食はあっさりしていて胃にやさしい、もちろん安くて旨い☆
昼:竹筒焼飯、ヤキソバ
夜:胃疲れにつきなし××
【トラベルメモ】
1$=8元(中国元)
・ 中国・天津→韓国・仁川 (船)切符 エコノミー席 888元
・ 朝陽劇場での雑技 19:15〜21:30 100元
料金は一人「888元」。これ本当?料金にしては中途半端な額だし、ワザと末広がりの8を3つ並べた縁起のいい数字に仕立ててるんじゃ?さすがは中国です・・・。
その高級ホテルから少し歩くと、日本のものと比べても全くそん色ない真新しいショッピングモールを発見。
その名も東方新天地。
入口では、2008年に北京での開催が決まった、オリンピックのマークの巨大なモニュメントがあり、人々がその前で記念撮影している。北京中心街の路上では、小さなオリンピックの旗が売られ、皆こぞって購入し、手にしている。
ショッピングモールの中は、ブランドショップにスポーツ店にCD店、テーマパークさながらの派手な内装のジャングルカフェから、牛丼の吉野家まである。
近代的な巨大ショッピングモールにオリンピック、現代(いま)の中国の急速な発展ぶりを象徴している。
だが、我々外国人旅行者が求めるのは、中国のそんな姿ではない。
ショッピングモールを出て、ちょっとハイソな王府井の商店街から路地にそれると、ありました。相変わらずの活気、人が溢れる屋台街だ。
ビルとアスファルトの街歩きに疲れた、彼らの行きつく先は、やはりこれなのだ。
さすがに、北京きってのハイソな繁華街にあるだけあって、古くさい屋台と言うよりは、キレイで近代的な建物の軒先に半露天の店が並ぶ、屋台村と言ったところ。
店先に並ぶサンプル。色々な種類のヤキソバや焼飯などが沢山あって、どれを頼むか悩んでしまう。
「あれも、これも食べたくなっちゃうけど、2人でそんなに食べられる訳ないよね。どうしよう・・・。」
そこで、お客さんが食べている物を見ながら熟考し、ヤキソバと竹筒に入った焼飯を注文。中国人の方々は皆もりもり食べてるし、サンプルを見ているときはそれ程には見えなかったのだが、いざ目の前に差出されたそれを目の当たりにすると、
「でかい・・・」
ヤキソバも、竹筒チャーハンも、物凄い量だ。一品がラーメンドンブリ一ぱい分はある。
周囲を見てみると、お子様からお年寄り、スマートなお姉さんまで、皆、この凄い量の一人前をペロリとたいらげた上に、更にもう一品、二品と、ハシをつついている。一体、彼らの胃袋はどうなっているのか。
残す訳には行かない。残したらもったいない。我々は日本でそう教わって育って来た。
喰い散らかす周囲を横目に、ムリしてキレイにたいらげる。
「あー、お腹いっぱいだー。」
ふくれた胃に手をあてながら、今度は王府井よりもゴチャゴチャした、その名も自由市場へ。
自由市場には白人観光客の姿が目立つ。見ると彼らは、偽ブランドバッグなどを買い物している。
アジアと言えば、良くできた安い偽ブランド品が未だ有名だ。彼らの中国観光の楽しみも未だそれなのだ。
それにしても、日本には偽ブランドを取り締まれだのうるさいくせに、その偽ブランドをこぞって買って行くのは、見るからに白人観光客が目立つ。売る方も売る方、買う方も買う方、そんな自由な観光市場だ。
そんな自由市場は軽く流して、本日の北京歩きの締めは、昨日の京劇に続く観劇、中華サーカス「雑技」を拝見。
女の子がバレエをしながらこまを廻したり、自転車曲乗りでは20人余りもが一台の自転車に乗ったり。何もそこまでしなくともと思いながらも、思わず微笑んでしまう、ミスマッチングな演技がが何とも愉快だ。
もちろん、中華サーカスならではの、アクロバティックな獅子舞や曲芸もあり、Junkoもすっかり気に入ってしまった様だ。
とっても楽しい雑技だが、京劇と違って、地元の人達の人気は低迷し、すっかり外国人観光客用になってしまっているそうだ。
「晩御飯どうする?」
「カンベンしてよーもう。お昼食べ過ぎでもう晩御飯なんて入らないよー!!」
連日、安くておいしくて、必ず大盛りの中華庶民料理を楽しんできた我々2人だが、本日の北京歩きを振返って、最後に一言。
「そろそろ胃がお疲れの様だ。」
今日のお昼も、ムリをしてまで山盛り食べた。
今日午前中に買った、韓国行の船の切符に記された出発日は、2001年7月29日。
あと一週間、中国パワーについて行けるだろうか・・・。
【食事】
朝:ワンタン、アンカケ豆腐→安くておいしいが胃に重たい中華料理だが朝の屋台の朝食はあっさりしていて胃にやさしい、もちろん安くて旨い☆
昼:竹筒焼飯、ヤキソバ
夜:胃疲れにつきなし××
【トラベルメモ】
1$=8元(中国元)
・ 中国・天津→韓国・仁川 (船)切符 エコノミー席 888元
・ 朝陽劇場での雑技 19:15〜21:30 100元
- 故宮(紫禁城)と京劇 (中国)北京
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エリア:
- アジア>中国>北京(ペキン)
- テーマ:鑑賞・観戦 世界遺産 グルメ
- 投稿日:2001/07/22 10:25
昨夕北京に到着した我々、今日が北京歩きの第一歩。
まずは、北京の中心、天安門広場から天安門をくぐって、紫禁城こと故宮へ。
坂本龍一の甘いメロディーのテーマ曲の、アカデミー賞受賞映画「ラスト・エンペラー」の舞台としてのイメージが頭に強く残っている。
紫禁城の門をくぐって歩ってまわってみると、案外あっさりとしたのもではあるが、王朝時代、中国宮廷文化がここで栄え、袖の長い独特な中国宮廷衣装をまとった人々が動きまわっていたのかと、想像力をいかんなく発揮すれば、それなりに楽しめる。
「そうかー、この御殿のあの玉座に、ラストエンペラー幼き溥儀が座り、その前には家臣らが勢揃いしていたのだな。」
御殿への昇段に彫り描かれた龍が、皇帝の座る位置を一段と高貴に高めている。
ただ、ここでも圧倒されるのは、こちらの商魂のたくましさ。
城内あちこちに立ち並ぶお土産屋に飲食店。蒸し暑い夏日に歩き疲れた人々は、競ってアイスなどを買っている。我々もつい、1人2本もアイスを買って食べてしまった。
極め付けは珍宝館。
宮内にある、宝物を展示した御殿なのだが、特別入場料の他に、クツの上からはく使い捨てのスリッパ(シューズカバーと言った方が正しいかもしれない)を、強制購入させられるのだ。
クツを抜いでハダシで入るからと訴えてもダメ。
ところが、ツアーガイドやスタッフは、自分達は別とばかり、平気でクツのまま土足で入り込んでいる。
おまけに、スリッパ(シューズカバー)をはかされた我々一般観覧客も、スリッパをはかされる門前から、珍宝館のある御殿まで、他と何ら変わりない外の道を歩かされるので、その間にスリッパは土足化してしまっており、その効果は極めてギモンだ。
「お腹すいてきたね。」
紫禁城を後にし、食事処を物色しながら前門の繁華街を歩く。
そして、立並ぶ食堂前に掲げられた慣れない漢字のメニューが読み切れず、つい見送っている内に、いつの間にか繁華街を抜け、殺伐とした大通りに出てしまう。
辺り一帯は工事中、ビルでも建てているのだろう。こんな所に食事処なんてありそうにない。
「もう、だからさっさと店を決めて食べておけば・・・」
と、Junkoのキゲンが悪くなり始めている。
「やばい・・・!!」
間もなく、工事現場を細々と抜け入る路地の向こうに、人々の雑踏と、立ち込める湯気を発見。
向ってみると、ありました、ありました!!下町の雰囲気たっぷりの、庶民的な小さな素朴な商店街。湯気はその一角で鍋をゆするお弁当屋さんから湧き上がっている。いい感じだ。
だが、掲げられている漢字のメニューは相変わらず解読不可能。さあどうしようかと思っていたら、隣のおばさんがなにやら注文している。すると、お弁当屋さんは目の前で大きな中華鍋に、瓜だかナスだかの切身と各種野菜を放り込み、鮮やかな鍋さばきで炎と湯気を昇らせながら調理をし始める。そして出来上がった炒め物を、発泡スチロールの器に溢れんばかりに詰め込んで、手渡している。
「これは旨そうだ。」
と、おばさんの手に渡った弁当を指さして、
「アレを一つ!!」
と、ひと差し指を一本立てて注文する。
「ミーファン(米飯)も一つね☆」
お弁当屋さんのお玉で、中華鍋から発泡スチロールの器に移された我々の炒め物、溢れんばかりどころか、トロッとしたタレがダラダラと溢れてしまっている。ご飯もこんもり山盛りだ!!
これで一人わずか4元(60円くらい)。
大通りに戻り、路肩に座って2人で分けて食べる。何しろ作り立て、熱々が旨い。
一人分を2人で分けているのだが、物凄い量なのでお腹一杯だ。
Junkoの機嫌もコロッと好転。
「やっぱりこれだよねー。」
と、実は胸をなでおろす自分。
腹ごしらえが終わったら、お次は中国文化の顔的存在、ユニークなくまどり化粧で有名な京劇を観劇。
「シャンシャンシャン・・・」
中国ならではのドラの音に合わせて繰り広げられる、躍動感溢れるアクロバティックな動き。可愛らしい女性の立ち振る舞い。
「言葉も訳わかんないし、もしかしたら退屈して寝ちゃうかも。」
なんて心配していたけど、とっても楽しい舞台だ。
京劇が終わると外はすっかり夜。紫禁城からずっと歩いてまわっていたのだが、
「この辺から宿までのバスはあるのかな?」
バス停を見つけ、案内板の路線図に、宿近くの停留所名を探す。
「あったあった、『洋橋』。このNo.のバスに乗ればいいんだ。」
すかさず、ボールペンで、手のひらに宿近くの停留所名、「洋橋」と書き込み、来たバスに乗込んだらすぐ、車掌さんに見せつける。
「洋橋についたら教えてね!」
ウンウンとうなずく車掌のおばさん。
朝から晩までよく歩き、よく食べ、よく遊んだ。大満足の北京歩きの初日だった。
夜のバスに揺られながら、2人で笑顔を交わす。
【食事】
朝兼昼:包子
夜:瓜かナスの炒め物弁当
【トラベルメモ】
1$=8元(中国元)
・ 故宮(紫禁城)入場料60元+珍宝館スリッパ代2元
・ ホテル前門飯店内梨園劇場での京劇。
19:30〜20:45 30元/2F席 会場はさほど大きくなく2Fからでも充分良く見えるので、他の高い席の切符を買う必要なし。安いし、楽しい北京に来たなら必見です。
まずは、北京の中心、天安門広場から天安門をくぐって、紫禁城こと故宮へ。
坂本龍一の甘いメロディーのテーマ曲の、アカデミー賞受賞映画「ラスト・エンペラー」の舞台としてのイメージが頭に強く残っている。
紫禁城の門をくぐって歩ってまわってみると、案外あっさりとしたのもではあるが、王朝時代、中国宮廷文化がここで栄え、袖の長い独特な中国宮廷衣装をまとった人々が動きまわっていたのかと、想像力をいかんなく発揮すれば、それなりに楽しめる。
「そうかー、この御殿のあの玉座に、ラストエンペラー幼き溥儀が座り、その前には家臣らが勢揃いしていたのだな。」
御殿への昇段に彫り描かれた龍が、皇帝の座る位置を一段と高貴に高めている。
ただ、ここでも圧倒されるのは、こちらの商魂のたくましさ。
城内あちこちに立ち並ぶお土産屋に飲食店。蒸し暑い夏日に歩き疲れた人々は、競ってアイスなどを買っている。我々もつい、1人2本もアイスを買って食べてしまった。
極め付けは珍宝館。
宮内にある、宝物を展示した御殿なのだが、特別入場料の他に、クツの上からはく使い捨てのスリッパ(シューズカバーと言った方が正しいかもしれない)を、強制購入させられるのだ。
クツを抜いでハダシで入るからと訴えてもダメ。
ところが、ツアーガイドやスタッフは、自分達は別とばかり、平気でクツのまま土足で入り込んでいる。
おまけに、スリッパ(シューズカバー)をはかされた我々一般観覧客も、スリッパをはかされる門前から、珍宝館のある御殿まで、他と何ら変わりない外の道を歩かされるので、その間にスリッパは土足化してしまっており、その効果は極めてギモンだ。
「お腹すいてきたね。」
紫禁城を後にし、食事処を物色しながら前門の繁華街を歩く。
そして、立並ぶ食堂前に掲げられた慣れない漢字のメニューが読み切れず、つい見送っている内に、いつの間にか繁華街を抜け、殺伐とした大通りに出てしまう。
辺り一帯は工事中、ビルでも建てているのだろう。こんな所に食事処なんてありそうにない。
「もう、だからさっさと店を決めて食べておけば・・・」
と、Junkoのキゲンが悪くなり始めている。
「やばい・・・!!」
間もなく、工事現場を細々と抜け入る路地の向こうに、人々の雑踏と、立ち込める湯気を発見。
向ってみると、ありました、ありました!!下町の雰囲気たっぷりの、庶民的な小さな素朴な商店街。湯気はその一角で鍋をゆするお弁当屋さんから湧き上がっている。いい感じだ。
だが、掲げられている漢字のメニューは相変わらず解読不可能。さあどうしようかと思っていたら、隣のおばさんがなにやら注文している。すると、お弁当屋さんは目の前で大きな中華鍋に、瓜だかナスだかの切身と各種野菜を放り込み、鮮やかな鍋さばきで炎と湯気を昇らせながら調理をし始める。そして出来上がった炒め物を、発泡スチロールの器に溢れんばかりに詰め込んで、手渡している。
「これは旨そうだ。」
と、おばさんの手に渡った弁当を指さして、
「アレを一つ!!」
と、ひと差し指を一本立てて注文する。
「ミーファン(米飯)も一つね☆」
お弁当屋さんのお玉で、中華鍋から発泡スチロールの器に移された我々の炒め物、溢れんばかりどころか、トロッとしたタレがダラダラと溢れてしまっている。ご飯もこんもり山盛りだ!!
これで一人わずか4元(60円くらい)。
大通りに戻り、路肩に座って2人で分けて食べる。何しろ作り立て、熱々が旨い。
一人分を2人で分けているのだが、物凄い量なのでお腹一杯だ。
Junkoの機嫌もコロッと好転。
「やっぱりこれだよねー。」
と、実は胸をなでおろす自分。
腹ごしらえが終わったら、お次は中国文化の顔的存在、ユニークなくまどり化粧で有名な京劇を観劇。
「シャンシャンシャン・・・」
中国ならではのドラの音に合わせて繰り広げられる、躍動感溢れるアクロバティックな動き。可愛らしい女性の立ち振る舞い。
「言葉も訳わかんないし、もしかしたら退屈して寝ちゃうかも。」
なんて心配していたけど、とっても楽しい舞台だ。
京劇が終わると外はすっかり夜。紫禁城からずっと歩いてまわっていたのだが、
「この辺から宿までのバスはあるのかな?」
バス停を見つけ、案内板の路線図に、宿近くの停留所名を探す。
「あったあった、『洋橋』。このNo.のバスに乗ればいいんだ。」
すかさず、ボールペンで、手のひらに宿近くの停留所名、「洋橋」と書き込み、来たバスに乗込んだらすぐ、車掌さんに見せつける。
「洋橋についたら教えてね!」
ウンウンとうなずく車掌のおばさん。
朝から晩までよく歩き、よく食べ、よく遊んだ。大満足の北京歩きの初日だった。
夜のバスに揺られながら、2人で笑顔を交わす。
【食事】
朝兼昼:包子
夜:瓜かナスの炒め物弁当
【トラベルメモ】
1$=8元(中国元)
・ 故宮(紫禁城)入場料60元+珍宝館スリッパ代2元
・ ホテル前門飯店内梨園劇場での京劇。
19:30〜20:45 30元/2F席 会場はさほど大きくなく2Fからでも充分良く見えるので、他の高い席の切符を買う必要なし。安いし、楽しい北京に来たなら必見です。
- ウルムチの夜市 (中国)トルファン→ウルムチ
-
エリア:
- テーマ:街中・建物・景色 グルメ
- 投稿日:2001/07/16 11:05
さすが、新彊ウイグル自治区の州都だけに、ウルムチの都会ぶりには目を丸くするにばかり。
中心街には、おしゃれなビルやショップが立並ぶ。ここだけ見ていたら、新宿や渋谷とそんなに変わらない。
歩いている人々も皆オシャレで、アフリカから来た日焼けした顔の我々の方が、よほどいなか者の様だ。
そんなウルムチが、らしさを見せてくれたのは夜。
繁華街から程外れた一本の道に、毎日、夜市が立つのだ。
通り中に張り巡らされた電飾が夜の市を輝かす。
所狭しとズラッと並んだ屋台の飲食店。
それが1km以上も続いている。
調理するのも、売るのも、喰うのもすごい熱気だ。
これぞ食の大国、中国の西域最大の街、ウルムチの真随だろう。
そして、ひしめき合う屋台じゅうから沸き上がる、湯気と炎の火の粉。
隣を見るとブタの顔、少し歩くと目の前には積まれたタニシ、おっとあそこに足を動かしているカニもいる。
食われる方もすごい熱気だ。
「ちょっとあんたー、食べてかない、おいしいよー!」
と、屋台のおばさん。
「ごめん、おばさん。おいしそうなんだけど食べて来ちゃったんだよ。明日また来るかもしれないから。」
今夜はそのパワーに圧倒され放しで、退散をよぎなくされた我々2人だった。
【食事】
朝:マントゥ
昼:ローストチキン
夜:拌面、カボチャと羊肉のギョウザ
【トラベルメモ】
1$=8元(中国元)
・ トルファン→ウルムチ バス 2時間48元
【宿】新彊飯店 17元/ドミ一人
中心街には、おしゃれなビルやショップが立並ぶ。ここだけ見ていたら、新宿や渋谷とそんなに変わらない。
歩いている人々も皆オシャレで、アフリカから来た日焼けした顔の我々の方が、よほどいなか者の様だ。
そんなウルムチが、らしさを見せてくれたのは夜。
繁華街から程外れた一本の道に、毎日、夜市が立つのだ。
通り中に張り巡らされた電飾が夜の市を輝かす。
所狭しとズラッと並んだ屋台の飲食店。
それが1km以上も続いている。
調理するのも、売るのも、喰うのもすごい熱気だ。
これぞ食の大国、中国の西域最大の街、ウルムチの真随だろう。
そして、ひしめき合う屋台じゅうから沸き上がる、湯気と炎の火の粉。
隣を見るとブタの顔、少し歩くと目の前には積まれたタニシ、おっとあそこに足を動かしているカニもいる。
食われる方もすごい熱気だ。
「ちょっとあんたー、食べてかない、おいしいよー!」
と、屋台のおばさん。
「ごめん、おばさん。おいしそうなんだけど食べて来ちゃったんだよ。明日また来るかもしれないから。」
今夜はそのパワーに圧倒され放しで、退散をよぎなくされた我々2人だった。
【食事】
朝:マントゥ
昼:ローストチキン
夜:拌面、カボチャと羊肉のギョウザ
【トラベルメモ】
1$=8元(中国元)
・ トルファン→ウルムチ バス 2時間48元
【宿】新彊飯店 17元/ドミ一人
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